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2026.09.18

「答えがない問題」に、高校生が2ヶ月間本気で向き合ってみた話

この記事の著者
林 誠一郎
林 誠一郎
HR高等学院 探究コーチ
「進路に悩む子どもへの正しい接し方 丸わかりBOOK」をLINEで無料ダウンロード
目次
  1. 今回はこれまでと違う"挑戦"だった
  2. 「世の中の『不』が見つからない……」壁にぶつかった学生たち
  3. 「生の声」を聞きに街へ飛び出した!壁を壊した学生たちの行動力
  4. ”自分たちだから”形にできた新規事業
  5. 「正解のない問い」に、自分の力で向き合う経験を

こんにちは!
HR高等学院で探究コーチをしている、林 誠一郎(通称:わっさん)です。

「探究コーチって何だろう?」と感じた方もいると思います。一言でいうと、学生一人ひとりに寄り添いながら、一緒に歩んでいく"伴走者"のような存在です。

今回初めてHR高等学院(以下、HR高)を知っていただいた方もいるかもしれません。
HR高の授業は、かなり“ユニーク”です。社会で活きる課題解決力を身につけるため、実際に手を動かしながら学んでいく──それが私たちのスタイルです。

少し伝わりにくいかもしれませんが、たとえるなら「これ、どうしよう?」となった瞬間に、誰かの指示を待つのではなく、自分で次の一手を見つけて動ける力──そんなイメージです。

そんな「現場対応力」を磨くための目玉プログラムが「企業連携PBL(Project-Based Learning)」です。

これまでにも、NTTドコモ様、MIXI様、ロッテ様、オカムラ様など数々の企業様と連携してきたPBL。 今回は、日本政策金融公庫様とタッグを組んだ、熱すぎる2ヶ月間の挑戦についてご紹介します!

今回はこれまでと違う"挑戦"だった

通常のPBLでは「企業の課題に対する解決策」を考えることが多いのですが、
今回は一味違いました。

なんと、日本政策金融公庫様が主催する「高校生ビジネスプラン・グランプリ」(昨年度エントリー数5,640件!)に出場するためのビジネスプランを、ゼロから創り出すというもの。出場者は、「高校生ならでは」の自由な発想や創造力を生かしたプランを考えます。

高校生ならでは? ゼロから考えて?
初めてテーマを聞いた学生たちの一瞬固まった様子を今でも覚えています。

そりゃーそうですよね。
いきなり「ゼロから新規事業を考えて」と言われる世界です。 正直に明かすと、最初にテーマを聞いた時、コーチである私自身も「どうしよう……」と一瞬固まってしまいました(笑)。

学生たちにとっても、間違いなく過去最高レベルにハードな挑戦。

こんな動揺と期待の中から、彼ら彼女らのPBLの向き合いは始まりました。

「世の中の『不』が見つからない……」壁にぶつかった学生たち

授業は全8回。最終回のプレゼン大会に向けて、まずは事業のタネとなる「世の中の『不(不平・不安・不合理・不利益)』」を探すところからスタートしました。

誰かの困りごと(=不)を解決するからこそ、事業としての価値が生まれる。 理論は分かっていても、この「不」を見つけるのが一番の難所でした。

「そもそも『不』なんて思いつかない……」
「思いついても、自分だけが困ってる気がする」
「『不』が大きすぎて、解決策が全然浮かばない」
「良さそうなアイデア!と思ったら、もう世の中にあった……」

アイデアが出尽くし、手が止まり、不安そうな顔をする学生たち。

そんな時、伴走者である私にできることは「一緒に壁打ちをすること」だけでした。「こんなこと考えても意味ないかな……」と溢れる本音にどこまでも寄り添い、共に悩み抜きました。

「生の声」を聞きに街へ飛び出した!壁を壊した学生たちの行動力

けれど、そこで諦めないのがHR高の学生たちのすごさです。
実際にこのように、学生たちは現状を打破し始めました。

  • 「生の声」を聞きに街や身近な人へ飛び出す
    「自分だけの不かも?」という不安を解消するため、家族や友人、実際に役所にヒアリングをするチームもありました。
  • 対話を重ねて「本当の困りごと」を削り出す
    「不が大きすぎる」と頭を抱えていたチームは、メンバー同士で「なぜ?」「具体的には?」と問いを深め、自分たちが解決すべき本当の課題を1つに絞り込んでいきました。
  • あえて既存の解決策を徹底的に調べ上げる
    「すでに解決されている」と落ち込むのではなく、「じゃあ何でまだ困っている人がいるんだろう?」と既存サービスの隙間(不満点)を粘り強く探し出していました。

当然、PBLとして新規事業を作り上げることも大事なことではあります。
ですがそれ以上に、「目の前の壁にどう向き合い、乗り越えるか」に挑み続ける姿こそが、一番大きな成長につながる瞬間なのだと、伴走しながら強く実感しました。

”自分たちだから”形にできた新規事業

そうした試行錯誤を重ねてきた学生たちが、最終的に発表する姿は本当に感動的でした。
当日、学生たちが発表したテーマを少しだけご紹介します。

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⚪︎お小遣いを活用した実践型金融教育

⚪︎スクリーンショットで圧迫されがちなフォルダのスマート整理術

⚪︎進路選択×英語学習サービス

⚪︎不登校の学生に対するリアル支援プラットフォーム

⚪︎土の再利用循環モデル
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これらはすべて、“今の高校生だからこそ”見つけられたリアルな視点です。

発表を聞いてくださった日本政策金融公庫の担当者様からも、学生一人ひとりの視点の鋭さや、2ヶ月間で磨き上げてきたプランの完成度に対して、温かい講評をいただきました。

「正解のない問い」に、自分の力で向き合う経験を

「不」を見つけることに悩み、時に手が止まりながらも、外に出て、
仲間と問いを深め、既存のサービスと向き合い続けた2ヶ月間。

今回の日本政策金融公庫様とのPBLで生徒たちが得たものは、
「答えのない問い」に対して、自分たちで手を動かしながら向き合い続けた、という経験だったのかなと思います。

そしてこれは、HR高等学院にある数ある学びのうち、ほんの一つに過ぎません。
企業連携PBLのほかにも、HR高には、社会とつながりながら"自分ならでは"の力を伸ばしていける授業が数多くあります。

「テストのための勉強」ではなく、「社会で本当に使える力」を育てる学びに興味を持っていただけたなら、ぜひ一度、HR高等学院の学びのページを覗いてみてください。

▼ HR高等学院の「学び・授業」について詳しく見る
https://hr-highschool.com/about/learning

「進路に悩む子どもへの正しい接し方 丸わかりBOOK」をLINEで無料ダウンロード
この記事の著者
林 誠一郎
林 誠一郎
HR高等学院 探究コーチ
中央大学法学部卒。2018年将来的に海外での教育支援に携わることを目標に、当時海外展開をしていた三幸学園へ新卒で入社。東京未来大学・小田原短期大学にて、主に保育・教育職志望の学生に対するクラス運営、広報、キャリア支援を担当。その傍ら、うねり株式会社(旧:シリョサク)にてコミュニティ運営担当、その他キャリアコーチとして転職者の自己理解を踏まえた転職サポートを並行して行う。2024年学生を送り出す側だけでなく、迎え入れる側も経験したいという思いから、採用人事として共立メンテナンスへ転職。人事&コンプラ(内部通報関係)で従事。2026年3月「自分の人生を面白いと思える人を増やしたい」想い、また理念・サービス内容に共感しRePlayceにジョインし、現在に至る。
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