こんにちは!
HR高等学院で探究コーチをしている、林 誠一郎(通称:わっさん)です。
「探究コーチって何だろう?」と感じた方もいると思います。一言でいうと、学生一人ひとりに寄り添いながら、一緒に歩んでいく"伴走者"のような存在です。
今回初めてHR高等学院(以下、HR高)を知っていただいた方もいるかもしれません。
HR高の授業は、かなり“ユニーク”です。社会で活きる課題解決力を身につけるため、実際に手を動かしながら学んでいく──それが私たちのスタイルです。
少し伝わりにくいかもしれませんが、たとえるなら「これ、どうしよう?」となった瞬間に、誰かの指示を待つのではなく、自分で次の一手を見つけて動ける力──そんなイメージです。
そんな「現場対応力」を磨くための目玉プログラムが「企業連携PBL(Project-Based Learning)」です。
これまでにも、NTTドコモ様、MIXI様、ロッテ様、オカムラ様など数々の企業様と連携してきたPBL。 今回は、日本政策金融公庫様とタッグを組んだ、熱すぎる2ヶ月間の挑戦についてご紹介します!
今回はこれまでと違う"挑戦"だった

通常のPBLでは「企業の課題に対する解決策」を考えることが多いのですが、
今回は一味違いました。
なんと、日本政策金融公庫様が主催する「高校生ビジネスプラン・グランプリ」(昨年度エントリー数5,640件!)に出場するためのビジネスプランを、ゼロから創り出すというもの。出場者は、「高校生ならでは」の自由な発想や創造力を生かしたプランを考えます。
高校生ならでは? ゼロから考えて?
初めてテーマを聞いた学生たちの一瞬固まった様子を今でも覚えています。
そりゃーそうですよね。
いきなり「ゼロから新規事業を考えて」と言われる世界です。 正直に明かすと、最初にテーマを聞いた時、コーチである私自身も「どうしよう……」と一瞬固まってしまいました(笑)。
学生たちにとっても、間違いなく過去最高レベルにハードな挑戦。
こんな動揺と期待の中から、彼ら彼女らのPBLの向き合いは始まりました。
「世の中の『不』が見つからない……」壁にぶつかった学生たち

授業は全8回。最終回のプレゼン大会に向けて、まずは事業のタネとなる「世の中の『不(不平・不安・不合理・不利益)』」を探すところからスタートしました。
誰かの困りごと(=不)を解決するからこそ、事業としての価値が生まれる。 理論は分かっていても、この「不」を見つけるのが一番の難所でした。
「そもそも『不』なんて思いつかない……」
「思いついても、自分だけが困ってる気がする」
「『不』が大きすぎて、解決策が全然浮かばない」
「良さそうなアイデア!と思ったら、もう世の中にあった……」
アイデアが出尽くし、手が止まり、不安そうな顔をする学生たち。
そんな時、伴走者である私にできることは「一緒に壁打ちをすること」だけでした。「こんなこと考えても意味ないかな……」と溢れる本音にどこまでも寄り添い、共に悩み抜きました。
「生の声」を聞きに街へ飛び出した!壁を壊した学生たちの行動力
けれど、そこで諦めないのがHR高の学生たちのすごさです。
実際にこのように、学生たちは現状を打破し始めました。
- 「生の声」を聞きに街や身近な人へ飛び出す
「自分だけの不かも?」という不安を解消するため、家族や友人、実際に役所にヒアリングをするチームもありました。 - 対話を重ねて「本当の困りごと」を削り出す
「不が大きすぎる」と頭を抱えていたチームは、メンバー同士で「なぜ?」「具体的には?」と問いを深め、自分たちが解決すべき本当の課題を1つに絞り込んでいきました。 - あえて既存の解決策を徹底的に調べ上げる
「すでに解決されている」と落ち込むのではなく、「じゃあ何でまだ困っている人がいるんだろう?」と既存サービスの隙間(不満点)を粘り強く探し出していました。
当然、PBLとして新規事業を作り上げることも大事なことではあります。
ですがそれ以上に、「目の前の壁にどう向き合い、乗り越えるか」に挑み続ける姿こそが、一番大きな成長につながる瞬間なのだと、伴走しながら強く実感しました。
”自分たちだから”形にできた新規事業
そうした試行錯誤を重ねてきた学生たちが、最終的に発表する姿は本当に感動的でした。
当日、学生たちが発表したテーマを少しだけご紹介します。



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⚪︎お小遣いを活用した実践型金融教育
⚪︎スクリーンショットで圧迫されがちなフォルダのスマート整理術
⚪︎進路選択×英語学習サービス
⚪︎不登校の学生に対するリアル支援プラットフォーム
⚪︎土の再利用循環モデル
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これらはすべて、“今の高校生だからこそ”見つけられたリアルな視点です。
発表を聞いてくださった日本政策金融公庫の担当者様からも、学生一人ひとりの視点の鋭さや、2ヶ月間で磨き上げてきたプランの完成度に対して、温かい講評をいただきました。
「正解のない問い」に、自分の力で向き合う経験を

「不」を見つけることに悩み、時に手が止まりながらも、外に出て、
仲間と問いを深め、既存のサービスと向き合い続けた2ヶ月間。
今回の日本政策金融公庫様とのPBLで生徒たちが得たものは、
「答えのない問い」に対して、自分たちで手を動かしながら向き合い続けた、という経験だったのかなと思います。
そしてこれは、HR高等学院にある数ある学びのうち、ほんの一つに過ぎません。
企業連携PBLのほかにも、HR高には、社会とつながりながら"自分ならでは"の力を伸ばしていける授業が数多くあります。
「テストのための勉強」ではなく、「社会で本当に使える力」を育てる学びに興味を持っていただけたなら、ぜひ一度、HR高等学院の学びのページを覗いてみてください。
▼ HR高等学院の「学び・授業」について詳しく見る
https://hr-highschool.com/about/learning

