6月23日から26日にかけて、鹿島山北高等学校でのスクーリングに参加しました。
HR高等学院 教務の根岸です。
今回は私も引率として参加してきました。
普段とは違う場所で、仲間と一緒に過ごす数日間。
授業や単位認定試験はもちろん、自然の中でのアクティビティや宿泊生活、友人との何気ない会話まで、スクーリングにはオンラインや普段のHRだけでは得られない経験がたくさん詰まっていました。
「来てみたら、意外と楽しい」
スクーリングというと、「授業を受ける」「単位認定試験を受ける」というイメージが強いかもしれません。
もちろん、それも大切な目的のひとつです。
でも、実際に数日間を一緒に過ごしてみると、それ以上に印象的だったのは、学生同士の距離が少しずつ縮まっていく姿でした。
最初は緊張していた学生も、日を追うごとに表情が柔らかくなっていきます。
「友達ができた」
「意外と楽しいかも」
そんな言葉も聞こえてきました。
いつもの環境から少し離れて、同世代の仲間と同じ時間を過ごす。
それだけでも、学生たちにとっては大きな一歩なのかもしれません。

自然の中だからこそ話せることもある
今回のスクーリングでは、カヌー体験も行いました。
自然に囲まれた環境で身体を動かす学生たちは、とてもいい表情。
授業や単位認定試験の緊張から少し離れ、仲間と笑いながら過ごす時間は、よいリフレッシュになったようです。
また、空き時間には進路について話す機会もありました。
とはいえ、話しているうちに進路相談から人生相談へ発展することもしばしば。
「これからどうしたい?」
「今、どんなことを考えている?」
自然の中でゆっくり話していると、普段より少し素直に自分のことを話してくれる学生もいました。
進路について考えることは、単に「次の学校や仕事を決める」ことだけではありません。
自分自身について考え、誰かに言葉で伝えてみる。
そんな時間も、スクーリングの大切な学びのひとつだと感じました。

夜には、学生たちだけの「振り返り会」
特に印象に残った出来事があります。
ある日の朝、学生たちがこんな話をしてくれました。
「昨日の夜、みんなでそれぞれの“ここは直したほうがいいんじゃない?”ってところを話したんです」
誰かに言われたからではありません。
学生たちが自分たちで始めた振り返りでした。
人と一緒に過ごしていれば、「ここは合わないな」「ちょっと嫌だな」と思うこともあります。
でも、そこで終わるのではなく、
「自分はなぜそう感じたんだろう?」
「相手にはどう伝えたらいいんだろう?」
「自分自身にも変えられるところはあるだろうか?」
と考えて、言葉にしてみる。
これは大人にとっても簡単なことではありません。
数日間、一緒に生活したからこそ生まれた時間だったのだと思います。
「できるまでやる」を経験した試験
もちろん、楽しいことだけではありません。
スクーリングでは試験にも取り組みました。
すんなりクリアできた学生もいれば、何度も挑戦することになった学生もいます。
それでも、鹿島山北の先生方のサポートを受けながら、一つずつ、一つずつ。
諦めずに再挑戦を続けました。
そして最終日。
最後まで粘り強く取り組んだ学生も、無事にすべての科目をクリア。
「来ること」
「その場にいること」
「途中で投げ出さないこと」
「できるまで挑戦すること」
結果だけを見れば「スクーリング試験に合格した」という一言かもしれません。
でも、その一言の裏側には、その学生にしか分からない頑張りがあります。
私たちが大切にしたいのも、まさにそこです。

数日間で見えた、それぞれの成長
スクーリング最終日には、体育館でバドミントンやバレーボールを楽しむ姿もありました。
初日とはまた違った、リラックスした表情。
一緒に授業を受けて、単位認定試験に挑戦して、ご飯を食べて、身体を動かして、たくさん話す。
ほんの数日間でも、濃密な時間を一緒に過ごすことで、学生同士の関係や一人ひとりの表情は少しずつ変わっていきます。
学校での学びは、机に向かっている時間だけにあるわけではありません。
誰かと過ごして初めて気づく自分の一面。
苦手なことにも「もう少しやってみよう」と踏ん張る経験。
友達ができること。
誰かに応援してもらうこと。
そして、自分自身で「やり切った」と思えること。
そうした経験の一つひとつも、大切な学びです。
帰りのバスに乗った学生たちを見ながら、今回のスクーリングが、それぞれにとって少しでも「参加してよかった」と思える時間になっていたら嬉しいなと思いました。
みんな、本当にお疲れさまでした。
そして最後まで、よくやり切りました!



