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2026.04.25

ことばが溢れ、失敗が輝いた——HR高2026年度入学式レポート

この記事の著者
三輪 千恵
三輪 千恵
HR高等学院 探究コーチ
「進路に悩む子どもへの正しい接し方 丸わかりBOOK」をLINEで無料ダウンロード
目次
  1. 2026年度入学式を実施しました。
  2. 「ことば」が溢れた第一部
  3. HR高の入学式はタダでは終わらない…特別ミッションの第二部
  4. 1期生がいるから生まれた2期生の変化
  5. さいごに

おつきち!HR高等学院シニアコーチの「ゆきち」こと、三輪千恵です。
「おつかれさま」の代わりに学生からもらった「おつきち!」という言葉、気に入ってしまって、今後ブログでも使っていこうと思っています。

普段は4拠点あるHR高のキャンパスをぐるぐるとまわり、学生の皆さんと対話したり、泣いたり笑ったりしながら過ごしています。
そんな私から、4月10日に行われた「2026年度 入学式」の様子をお届けします。

2026年度入学式を実施しました。

HR高等学院では、4月10日に2026年度の入学式を執り行いました。
期待と不安で胸がいっぱいの2期生の様子や、学校説明のころから彼らをずっと見守ってきた1期生の頑張りをお届けします。あたたかな言葉たちが数多く行き交う、そんな一日になりました。

当日のスケジュールはこんな感じです。
【第一部】
・代表挨拶
・運営責任者挨拶
・1期生のことば
・コーチ紹介

【第二部】
・コーチの生活大改善!プレゼン対決
・紙一枚の可能性!紙飛行機飛ばし対決
・HRチャレンジの心得 By 1期生こう
第二部のミッションには、実はある目的がありました。HR高には「HRチャレンジ」という、学生が頑張りたいことに予算がつく本気の挑戦制度があります。今年度の獲得予算を、入学初日のワークショップで2期生自身に決めてもらおうというわけです。

実は今年の入学式、準備段階から1期生のみんなに大きく関わってもらいました。
「入学前ってどんな気持ちだったか」「どんな機会があれば仲良くなれると思う?」そんな問いを自分たちで設定して、工夫をして、2期生を迎えるために、本当に一緒に奮闘してくれました。

「ことば」が溢れた第一部

設立代表からのことば

入学式の幕開けは、設立代表の挨拶から。HR高を立ち上げたときに込めた思い、そして1期生の成長を間近で見てきたからこそ2期生のみんなに期待したいことが語られました。設立者の口から直接語られる言葉には、この学校が何のために存在しているのかが凝縮されていました。共同設立者の成田さん、学校のカリキュラム設計に深く関わってくださっている学芸大学の金子先生のことばも、ななめ上の関係だからこそ伝わる2期生への温かいメッセージとして、響いていました。

運営責任者からのことば——「健全な不安を」

続いて、運営責任者からのメッセージ。印象的だったのは「健全な不安を」という言葉です。今みんなが感じている不安は、大きなことに挑戦したり新しい世界へ踏み出したりするときに必ず生まれるもの。だからこそ、その不安を過度に心配する必要はない。

これから踏み出す挑戦の前に感じる、ごく自然なものとして受け止めてHRでの生活をスタートさせてほしい——そんなメッセージでした。

緊張した表情でじっと話を聞いていた2期生の肩が、少しだけやわらかくなったように見えました。

1期生のことば——胸に刺さる、等身大のことばたち

代表者4名が登壇し、入学当時に感じていたこと、そして1年間を過ごして今どう変わったかを話してくれました。

たくさんの葛藤や失敗を経て、自分の輪郭が見えて、頑張りたいことを再設定できたこと。自分で勝手に着込んでいた鎧に気づいて、少しずつ脱ぎ捨てられるようになったこと。飾らない、等身大の言葉で「どうHRでの時間を楽しんでいけばいいか」を語る姿に、挨拶を前にした私は泣きそうになるのをこらえるのに必死でした。

1期生のみんな、ありがとう。あなたたちが伝えてくれた言葉は、きっと2期生の心に届いていたと思います。

コーチより——「自分のペースで」それぞれのことば

コーチ紹介では、担任となる4人のコーチと私から、一人一人の個性がにじみ出るような挨拶をしました。話す内容も雰囲気もコーチの色が出ていて、それぞれ全然違いましたが、共通して伝えたかったのはひとつです。

「みんなが自分のペースで、この場所を楽しんでくれたら嬉しい」

これまでいろんな道のりを歩いてきた2期生が、1期生と一緒にHRを作っていく存在であること。2期生だからこそ出せる色を、存分に発揮してほしいこと。そのために私たちは伴走しているのだということを、それぞれの言葉で届けました。

HR高の入学式はタダでは終わらない…特別ミッションの第二部

紙一枚の可能性!紙飛行機飛ばし対決

入学式のワークショップ、盛り上がりました。

HR高には「HRチャレンジ」という取り組みがあります。学生が頑張りたいことに予算がつく、本気の挑戦制度です。今年度の獲得予算を決めるためのミッションを2つ、2期生のみんなに与えました。

まず一つ目は「紙飛行機飛ばし対決」。

シンプルに聞こえますが、これが想像以上の熱戦でした。紙を丸めたり、細くしたり、小さく折ったり。子どもたちがそれぞれ工夫を凝らして多様な形を試していて、中には10メートル以上飛ばす子も。会場は大きな歓声に包まれていました。

二つ目は、新しく担任になるコーチ4人の生活リズムをヒアリングして、「どうすれば改善できるか」を考えるワーク。初めて会う仲間同士でしたが、1期生のサポートもあって「もっとこうしたらいいんじゃないか」というアイデアが次々と出てきました。意見を真剣にまとめる姿が、あちこちで見られました。

オンラインで参加していた生徒たちも負けていません。コーチに積極的に質問を投げかけながら意見をまとめ、オンラインという制約の中でも素晴らしいアウトプットを出していました。

そして最後は、代表の山本、ゲストの成田修造さん、金子先生といった審査員の方々へ即興でプレゼンを行いました。緊張で声が震えながらも、しっかりと役割分担をして、自分たちの意見をまとめて話しきっていました。

HRチャレンジ獲得予算、発表!

彼らの頑張りの結果、81万円を獲得することができた、、、と思いきや、ゲームマスターからボーナスポイントが発表されました。

紙飛行機をどれだけ投げて実験し、調整を繰り返したか——つまり「挑戦した回数」を評価するものです。

ここにはHR高の思想が強く反映されています。「どんな結果を出すか」は社会で求められるだいじなポイントですが、それ以上に、「どれだけ失敗して、挑戦と改善を繰り返したか」というプロセスをHR高では大切にしています。入学初日に、そのことを体で感じ取ってもらいたいと思い、このボーナスポイントを設定しました。

圧倒的な挑戦数によって、最終的に、彼らは100万円を獲得することができました。入学初日にこれだけ失敗して、笑って、諦めなかった2期生のみんなを見て、これから2期生が作っていく伝説が楽しみになりました。

1期生がいるから生まれた2期生の変化

グループワークが始まると、1期生が自然と2期生のそばに寄っていきました。意見を引き出して、まとめて、2期生が輝けるようにコミュニケーションをとる姿は、本当に立派でした。

ワークショップが終わるころには、会場全体の空気がやわらかくなっていました。お互いの名前を呼び合って、笑い声が増えて。あの緊張していた表情が、少しずつほぐれていくのが見えました。

最後には、1期生のこうが「HRチャレンジの心得」を2期生に伝えてくれる場面もありました。自分の失敗を等身大で話し、どうHR高という環境を使い倒すか、伝えてくれました。発表の内容にほとんど大人の手は入っていません。隣で聞きながら、「もう本当にすごいな。HR高を一緒に伝えてくれる立派な仲間だな。」と思って、またちょっと泣きそうになりました。先輩から後輩へ、学校の文化がちゃんとつながっていく瞬間を目の当たりにしました。

さいごに

HR高等学院は、答えを教える場所ではありません。一緒に考えて、失敗して、また立ち上がる場所です。

入学初日にそれを体感してくれた2期生のみんなが、これからどんな挑戦をしていくのか。一緒に楽しみにしていてください。

そして1期生のみんな、本当にありがとう。あなたたちといっしょに作った入学式でした。

おつきち!また次回のレポートでお会いしましょう。

「進路に悩む子どもへの正しい接し方 丸わかりBOOK」をLINEで無料ダウンロード
この記事の著者
三輪 千恵
三輪 千恵
HR高等学院 探究コーチ
東京大学教育学部卒。2023年社員3人目として人材ベンチャーに入社。 キャリアアドバイザーとして年間1,000名以上の大学生を支援し、30名規模の学生組織マネジメントや外部提携を牽引。AIスタートアップ等で採用・労務・PM(プロジェクト管理)を歴任し、組織の根幹を支える「制度設計」の専門性を磨く。 現在はコーチの経験を活かし、学校のルール・制度のゼロベースでの構築を牽引。コーチ研修の設計・運用から、答えのない問いに対して仮説・実装・改善を繰り返す現場改善までを主導する。生徒一人ひとりの個性に寄り添う日常的な関わりと、保護者との丁寧な対話を最優先に置き、「子どもの成長を最大化させるための最適かつ安心な環境設計」に全力を注いでいる。
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