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通信制高校の学校生活
2026.06.30

通信制高校にはどんな人が行く?生徒の特徴や通っている背景は?現場目線で解説

この記事の著者
恒弘 大輔
恒弘 大輔
HR高等学院 運営責任者
「進路に悩む子どもへの正しい接し方 丸わかりBOOK」をLINEで無料ダウンロード
目次
  1. 通信制高校へ通う生徒は増えている
  2. 通信制高校にはどんな人が通っている?
  3. 通信制高校が選ばれる理由
  4. 通信制高校が向いてない人の特徴
  5. 通信制高校へ通うのはずるい?
  6. 通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介
  7. 最後に

「通信制高校って、実際どんな人が通っているんだろう?」

そう疑問に思って、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

不登校だった人、全日制が合わなかった人、夢に向かって時間を使いたい人。通信制高校に通う生徒の背景は、一言では語れないほど多様です。

かつては「ネガティブな理由で選ぶ場所」というイメージを持つ方が多かったかもしれませんが、実際の現場を見ていると、その印象は実態とずいぶん違っています。

私は通信制高校サポート校であるHR高等学院の立ち上げに携わった恒弘大輔と申します。日々たくさんの生徒と関わるなかで、入学を考える方やその保護者の方から「どんな人が通っているのか」「自分(うちの子)に合うのか」という声を本当によくいただきます。

この記事では、通信制高校に通う生徒の特徴やその背景を、データや一般的な傾向をふまえながら整理していきます。

あわせて、HR高等学院の実際の様子もお伝えしながら、「通信制高校やサポート校はどんな人のための場所なのか」をできるだけリアルにお届けできればと思います。進路に迷っている方、お子さんの選択を一緒に考えている方の参考になればうれしいです。

なお弊学院は通信制サポート校であり、通信制高校ではありません。サポート校とは、在籍学生が同時に入学することになる提携する通信制高校の単位学習のサポートや独自の教育を行う、文部科学省の高等学校通信教育規定に定められる「学習等支援施設」です。

通信制高校へ通う生徒は増えている

まず前提として知っておいてほしいのが、通信制高校に通う生徒は年々増えているという事実です。

文部科学省の調査によると、通信制高校の生徒数は近年、増加傾向にあり、全国でおよそ30万人規模にのぼっています。これは高校生の実に10人に1人が通信制高校に通っていることになります。

少子化で高校生全体の数が減っているなかでこの数字が伸びているというのは、それだけ通信制という選択肢が広がっている証拠だといえるでしょう。

なぜ増えているのか。その背景のひとつには不登校の増加があります。

文部科学省の調査では、小・中学校における不登校の児童生徒数は10年以上連続で増加し、約35万人規模に達しています。既存の学校のかたちに馴染みにくい子どもの総数が、毎年約1万〜2万人といったペースで増え続けているのです。

そして不登校を経験した生徒にとって、通信制高校は有力な選択肢となります。通信制の生徒数と不登校児童生徒数がどちらも30万人台で近い水準にあるのは、両者に強い相関があるからだと考えられます。

ただ、ここで強調しておきたいことがあります。通信制高校が増えている理由は、不登校の増加だけではないということです。

近年は、「自ら通信制を選ぶ」生徒が確実に増えています。全日制の高校にちゃんと通えるし、そのまま進学することもできる。それでも「この道は本当に自分にとっていいのだろうか」と立ち止まり、自分の意思で通信制という選択肢を選び取る人たちです。

かつての通信制高校は、「学校に通えない人の受け皿」という役割が中心でした。しかし今は、学ぶ環境のニーズそのものが多様化し、全日制が当たり前という前提が崩れつつあります。

その結果、HR高等学院でも入学者数・問い合わせ数はともに伸びており、首都圏以外からの問い合わせも増えています。

そして特徴的なのが、不登校を経験して入学する生徒だけでなく、全日制に通っていたけれど「あえてHR高校学院を選ぶ」生徒が3〜4割ほどいるということです。

これは、ほかの通信制サポート校と比べても高い割合だと感じています。

数ある高校の選択肢のなかから「ここで学びたい」と能動的に選んでくれる。そういう生徒が一定数いることは、通信制高校や通信制サポート校が単なる代替手段ではなく、ひとつの積極的な進路として認知されはじめている表れなのだと思います。

参考:学校通信教育調査票|令和7年度 学校基本調査

通信制高校にはどんな人が通っている?

一口に通信制高校の生徒といっても、その背景は実にさまざまです。「こういう人が通う場所」と一言で言い切れないところに、通信制高校の特徴があるといってもいいでしょう。

ここでは、その中でも通信制高校に通う生徒に多く見られるタイプを紹介していきます。

読んでいくと「これは自分のことだ」と感じる項目もあれば、「こんな人もいるのか」と意外に思う項目もあるかもしれません。自分やお子さんに当てはまるかどうか、照らし合わせながら読んでみてください。

不登校経験がある人

通信制高校に通う生徒のなかで、最も多いといわれているのが不登校を経験した人です。

先ほど触れたとおり、小・中学校の不登校児童生徒数は35万人規模に達しており、その多くが進学先として通信制を選んでいます。

毎日決まった時間に登校することが負担になってしまった人、人間関係のなかで疲れてしまった人、なんとなく学校に足が向かなくなってしまった人など、理由はさまざまです。

理由はさまざまですが、「全日制では続けるのが難しい」と感じた経験を持つ生徒が多くいます。

ここで大切なのは、不登校は決して特別なことでも、後ろめたいことでもないということです。学校というかたちが合わなかっただけで、本人の能力や意欲が劣っているわけではありません。

実際、HR高等学院にも不登校を経験した生徒はいますが、入学後に少しずつ自分のペースを取り戻し、いきいきと活動するようになる姿を何度も見てきました。環境が変わるだけで、その人の表情がまるで変わることは珍しくないのです。

全日制高校が合わなかった人

不登校とまではいかなくても、「全日制の高校が自分には合わなかった」という理由で通信制を選ぶ人も多くいます。

毎日決まった時間割で進む授業、画一的なルール、周囲と足並みをそろえることを求められる空気。それらに窮屈さを感じ、「ここは自分の居場所ではないかもしれない」と感じる生徒は少なくありません。

授業の進度が速すぎてついていけなかった人もいれば、逆に物足りなさを感じていた人もいます。

こうした生徒のなかには、全日制に通い続けることもできたけれど、自分の意思で通信制を選んだという人が増えています。

「通えないから」ではなく「自分に合う環境を求めて」という、前向きな転換です。HR高等学院でも、全日制から転入してくる生徒や、最初からあえてHR高等学院を選ぶ生徒が一定数おり、こうした層が学院全体に新しい活気を生んでいます。

自分のペースで勉強がしたい人

通信制高校の大きな魅力のひとつが、自分のペースで学習を進められることです。これを求めて入学する生徒もたくさんいます。

全日制では、クラス全員が同じスピードで授業を受けるのが基本です。しかし、そのペースが自分に合うとは限りません。

もっとじっくり理解を深めたい人にとっては速すぎる、どんどん先に進みたい人にとっては遅すぎる、といったミスマッチが起きがちです。

通信制であれば、単位の学習を自分のリズムで進められます。得意な分野は効率よく、苦手な分野は時間をかけて、自分の興味関心がある領域を深掘りすることも可能です。

「決められた枠に合わせる」のではなく「自分に学びを合わせる」ことができる点に魅力を感じて選ぶ生徒は、年々増えている印象があります。

スポーツや芸術・芸能に専念したい人

打ち込みたいことが明確にあり、その時間を確保するために通信制を選ぶ生徒もいます。

スポーツで本格的に競技に取り組んでいる人、音楽やイラスト、動画制作といった創作活動に力を入れている人、芸能活動をしている人など、その分野はさまざまです。

全日制のように毎日朝から夕方まで拘束されていると、こうした活動に十分な時間を割くのは難しくなります。通信制であれば登校日や学習時間を柔軟に調整できるため、自分の「本気でやりたいこと」と学業を両立しやすいのです。

HR高等学院にも、何かに打ち込んできたエネルギーを持つ生徒が多く在籍しています。スポーツや創作に限らず、「これに夢中になってきた」という情熱を持っている人は、学院生活のなかでもさまざまな挑戦をしていく傾向があります。

体調不良で学校に通えていなかった人

体調を崩しがちで、毎日の登校や単位の取得が難しいといった事情から通信制を選ぶ生徒もいます。

「朝起きるのがつらい」「体力的に毎日通うのが負担になる」「持病や体質的な理由」などで全日制のスケジュールが厳しいといったケースです。

本人にやる気や学力があっても、全日制の「毎日登校する」という前提が、どうしても高いハードルになってしまうことがあります。

こうした生徒にとって、登校できない日はオンラインで参加できる、自分の体調に合わせて学習を進められるという通信制の仕組みは、大きな助けになります。

実際、学力は十分にありながら、体調面の理由で転学を考える生徒は珍しくありません。「学びたい気持ちはあるのに、かたちが合わない」という人にとって、通信制は現実的な選択肢になります。

夢や目標が決まっている人

やりたいことや将来の目標がはっきりしていて、それに向かって学びたいという理由で通信制を選ぶ人もいます。

「将来こういう仕事がしたい」「自分で何か大きなことを成し遂げたい」という思いがあるものの、今の学校ではそれにつながる学びが得られない。そう感じて、より自由度の高い環境を求めて通信制にやってくるタイプです。

決められたカリキュラムをこなすだけでは満たされず、「社会につながる学び」「将来につながる学び」を求めている人だといえます。

HR高等学院には、まさにこうした生徒が多く集まっています。

「何のために勉強しているのかわからない」「今の時間にワクワクできない」という思いを抱えて入学し、自分の興味関心を起点に探究やプロジェクトに取り組むなかで、目標をより具体的にしていく。

やりたいことが明確な生徒ほど、通信制の自由度を存分に活かしている印象があります。

働きながら高卒資格の取得を目指している人

働きながら高校卒業資格を取得したいという人も、通信制高校の生徒層のひとつです。

通信制高校はもともと、さまざまな事情で全日制に通えない人に高校教育の機会を提供する役割を担ってきました。

仕事と学業を両立させたい人、家庭の事情で働く必要がある人にとって、自分のペースで学習を進めて高卒資格を取得できる通信制は、長年にわたって重要な選択肢であり続けています。

高卒資格は、その後の進学や就職の幅を広げるうえで大きな意味を持ちます。一度進路から離れた人が学び直す場としても、通信制は開かれた存在です。

年齢や状況にかかわらず、「もう一度学びたい」という人を受け入れられる柔軟さも、通信制高校の大切な特徴のひとつだといえるでしょう。

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通信制高校が選ばれる理由

ここまで、通信制高校にはさまざまな背景を持つ生徒が通っていることを見てきました。では、そうした生徒たちは、なぜ全日制ではなく通信制を選ぶのでしょうか。

ここからは、通信制高校が選ばれる具体的な理由を整理していきます。先ほど紹介した「どんな人が通っているか」とも重なる部分はありますが、ここでは生徒の側から見た「通信制を選ぶメリット」という視点でまとめていきます。

進路を検討している方は、自分が何を大切にしたいのかを考えながら読んでみてください。

自分のペースでやりたいことができる

通信制高校が選ばれる最大の理由といってもいいのが、自分のペースで学び、やりたいことに取り組める点です。

全日制では、毎日朝から夕方まで時間割に沿って過ごすのが基本です。一方、通信制は学習を進めるタイミングや登校の頻度を、自分の状況に合わせて柔軟に調整できます。

そのため、空いた時間をスポーツや創作活動、興味のある分野の学習などに充てることができます。

「学校に時間を合わせる」のではなく「自分の生活に学校を組み込む」。この自由度の高さは、打ち込みたいことがある人にとっても、自分のリズムを大切にしたい人にとっても、大きな魅力になります。

やりたいことを我慢せずに高校生活を送れるというのは、通信制ならではの強みだといえるでしょう。

全日制と比較して費用が安い

経済的な面から通信制を選ぶケースもあります。一般的に、通信制高校は全日制と比べて学費を抑えやすい傾向があります。

特に公立の通信制高校であれば、授業料はかなり低く設定されています。私立の通信制高校やサポート校の場合は学校によって費用に幅がありますが、それでも全日制の私立高校と比べると負担が軽くなるケースは少なくありません。

さらに、国の就学支援金制度を利用できる場合もあり、条件によっては授業料の負担を大きく減らせます。

ただし、注意したいのは「安さ」だけで判断しないことです。学校によって、受けられるサポートや学びの内容には大きな差があります。

費用は大切な検討材料ですが、「何を得られる学校なのか」という中身とあわせて見比べることをおすすめします。

参考:高等学校等就学支援金制度に関するQ&A|文部科学省

人間関係のストレスを減らせる

人間関係の負担を減らせることも、通信制が選ばれる大きな理由のひとつです。

全日制では、毎日同じ教室で多くの人と顔を合わせ、クラスや部活動のなかで密な関係を築くことが求められます。

それが心地よい人もいますが、人付き合いに疲れてしまう人や、人前で話すことが苦手な人にとっては、大きなストレスになることもあります。

通信制であれば、こうした対面の人間関係の負担を自分でコントロールしやすくなります。オンライン中心で学べる学校も多く、声を出して話すのが苦手な人はチャットでコミュニケーションを取るといった選択もできます。

「無理に人に合わせなくていい」という安心感は、人間関係に悩んできた生徒にとって、とても大きな意味を持ちます。

一方で、人とのつながりがまったくなくなるわけではない点も知っておいてほしいところです。HR高等学院では、オンライン中心でありながら、お互いの個性や背景を尊重し合う関係が自然に育っています。

きつい言葉が飛び交うこともなく、互いに配慮し合う環境で、どちらかといえば大人のコミュニティに近い温かさがあります。こうした環境のあたたかさに惹かれて入学を決める生徒も少なくありません。

人間関係を「減らせる」だけでなく、「自分に合ったかたちで築き直せる」のも通信制の魅力だと感じています。

無理なく高卒資格の取得を進められる

最後に、自分の状況に合わせて無理なく高卒資格の取得を目指せる点も、通信制が選ばれる理由として欠かせません。

体調を崩しがちな人、毎日の登校が難しい人、働きながら学びたい人など、全日制の「毎日通う」という前提がハードルになる人は少なくありません。

通信制であれば、学習のペースや登校頻度を自分の事情に合わせられるため、こうした人でも高校卒業という目標に着実に近づけます。

登校できない日はオンラインで参加できる仕組みを整えている学校も増えており、選択肢はますます広がっています。

高卒資格は、その後の進学や就職の幅を大きく左右します。「全日制では続けるのが難しいけれど、高校は卒業したい」という人にとって、無理のないかたちでその目標を叶えられることは、通信制が果たしている大切な役割だといえるでしょう。

通信制高校が向いてない人の特徴

ここまで通信制高校の魅力を中心にお伝えしてきましたが、もちろん通信制がすべての人にとって万能というわけではありません。自由度が高いぶん、人によっては難しさを感じる場面もあります。

ここでは、一般的に「通信制高校に向いていない」とされる特徴を挙げていきます。

ただし、先にお伝えしておきたいことがあります。これらは「この人はダメ」という選別のための基準ではありません。

むしろ、多くの人が多かれ少なかれ当てはまる要素であり、入学後にサポートを受けながら乗り越えていけるものでもあります。その前提で読んでいただけたらと思います。

自己管理ができない

通信制高校でよく指摘されるのが、自己管理の難しさです。

全日制のように毎日決まった時間に登校し、時間割に沿って一日が進んでいくわけではないため、学習のペースや生活リズムを自分で管理する必要があります。

「いつでもできる」と思っているうちに課題が溜まってしまい、単位の取得が遅れてしまう。これは通信制で起こりがちなつまずきのひとつです。

自分で計画を立てて実行することが極端に苦手な場合、こうした環境を負担に感じるかもしれません。

ただ、ここで強調したいのは、自己管理は「もともとできる人」と「できない人」に分かれるものではない、ということです。

入学時点で完璧に自己管理ができる生徒はほとんどいません。多くの人が、サポートを受けながら少しずつ身につけていくものです。

HR高等学院でも、コーチが一人ひとりと対話しながら「次にどんな一歩を踏み出せばいいか」を一緒に考えていきます。最初からできることを求めるのではなく、できるようになる過程に寄り添うという考え方です。

主体性がない

自己管理と並んでよく挙げられるのが、主体性の問題です。

通信制では、与えられたことをこなすだけでなく、「自分で学びたいことを見つける」「自分から動く」という姿勢が、学びの充実度を大きく左右します。

誰かに言われないと動けない、用意されたレールがないと不安になる、といった傾向が強いと、通信制の自由さがかえって戸惑いにつながることがあります。

とはいえ、主体性もまた、最初から備わっているものではありません。実は主体性というのは、いくつもの要素やフェーズに細かく分かれているものです。

たとえば「自分が努力すれば報われる」という感覚を持てているか、何かにつまずいたときに「自分はダメだ」と落ち込むのか、それとも「何がいけなかったのか」と原因に目を向けられるのか。

こうした要素の積み重ねによって、挑戦する力は変わってきます。

だからこそ、HR高等学院では「主体性がある人だけが来る場所」とは考えていません。誰もがさまざまな要素を持ち合わせた状態からスタートし、一人ひとりに合わせて「次のステップ」を一緒に設計していきます。

主体性は、環境とサポートのなかで育っていくものなのです。

通信制高校に対して偏見がある人

意外に思われるかもしれませんが、本人や周囲が通信制高校に対して強い偏見を持っている場合も、通信制での学びがうまくいきにくいことがあります。

「通信制は全日制より劣っている」「通信制に行くと将来が不利になる」このような思い込みを抱えたまま入学すると、せっかくの環境を前向きに活かせなくなってしまいます。

特に、保護者が通信制に対して不安や偏見を持っているケースでは、本人が学校生活に集中しづらくなることもあります。

大切なのは、通信制という選択を「妥協」や「逃げ」ではなく、「自分に合った環境を選ぶ前向きな決断」として捉えられるかどうかです。

今は、全員が同じかたちの学校に無理して通う時代ではありません。子どもが毎日すり減ってしまうことよりも、自分らしく学び続けられる環境を見つけることのほうが大切だ、と考える保護者の方も増えています。

偏見を手放し、通信制の可能性をフラットに見てみることが、充実した学校生活への第一歩になります。

勉強や何かに取り組む意志がない人

最後に、勉強でも趣味でも、何かに取り組もうという意志がまったくない場合は、通信制の自由さを活かしきれないことがあります。

通信制は、自由度が高いぶん「何もしない」という選択もできてしまいます。

「とにかく楽に卒業だけできればいい」「特にやりたいこともない」という状態だと、与えられた自由な時間をどう使えばいいかわからず、ただ時間だけが過ぎていってしまうこともあります。

ただ、これも「意志がある人/ない人」ときれいに分けられるものではありません。今はやりたいことが見つかっていないだけ、という人は本当に多いものです。

実際、HR高等学院に来る生徒のなかにも、「何のために勉強しているのかわからない」「今の時間にワクワクできない」という思いを抱えて入学する人が多くいます。

そうした生徒も、さまざまな大人や仲間と出会い、いろいろな経験を重ねるなかで、少しずつ「やってみたいこと」を見つけていきます。

意志は、はじめから持っていなければならないものではなく、環境のなかで芽生えていくものだと考えています。

通信制高校へ通うのはずるい?

通信制高校について調べていると、「通信制はずるい」「楽をしている」といった言葉を目にすることがあるかもしれません。

結論からお伝えすると、通信制に通うことは決して「ずるい」ことでも「楽をしている」ことでもありません。

全日制と通信制の違いは、与えられた3年間という時間をどう使うかであり、通信制を選ぶことは「自分にとって意味のある時間の使い方を主体的に選ぶこと」だと言えます。

通信制高校には、大きく分けて以下の2つのタイプが存在します。

  • 効率重視型: 負担を少なくし、効率的に単位を取得して卒業を目指す学校。
  • 探究・実践型: 自由になった時間を活かし、全日制以上に濃密で豊かな学びを得る学校。

「ずるい」「楽」というイメージは、おそらく前者のタイプを念頭に置いたものでしょう。しかし通信制には、後者のように、むしろ全日制以上に密度の濃い学びに取り組める学校も存在します。

自分がどちらを求めているのかを考えてみると、通信制という選択肢の見え方が変わってくるはずです。

正直なところ、私自身はHR高等学院で「通信制はずるい」と言われた、という相談をほとんど受けたことがありません。 それは、HR高等学院は探求・実戦型のサポート校であるからだと考えています。

毎週カリキュラムが組まれ、企業と連携した本気のプロジェクトや社会人との交流など、ある意味全日制よりもハードとも言える環境で生徒たちが主体的に学んでいます。

もし今、誰かの言葉に不安を感じている人がいるなら、こう考えてみてほしいと思います。大切なのは、周囲の目を気にして全日制に合わせることではなく、自分に合った環境で、自分の3年間を濃密に使うこと。

通信制を選ぶことは、逃げでも妥協でもなく、自分の学びを自分で設計するという、れっきとした前向きな選択なのです。

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通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介

ここまで、通信制高校に通う生徒の特徴やその背景、選ばれる理由についてお伝えしてきました。最後に、私が日々生徒と向き合っているHR高等学院について、あらためてご紹介させてください。

先ほどお伝えしたとおり、通信制には「効率よく楽に卒業すること」を目指せる学校と、「豊かな学びを得ること」を目指せる学校の2つのタイプがあります。HR高等学院は、まさに後者を体現する学び舎です。

HR高等学院では、ビジネス・アート・テクノロジーなど社会で活きるスキルを学びながら、企業のプロジェクト参加や起業体験、商品開発といった実践的な活動に挑戦できます。

また、「失敗は挑戦の証」という考え方を大切にし、安心してトライ&エラーできる環境が整っています。中学時代に不登校だった方や、自信を取り戻したい方にも適しています。

記事の中でもお伝えしたように、主体性や自信は、はじめから備わっているものではなく、環境とサポートのなかで育っていくものです。コーチが一人ひとりに寄り添い、その人なりの「次の一歩」を一緒に考えていきます。

最初は小さな一歩でも、それを繰り返すうちに10歩、100歩へと広がっていく。本気で応援してくれる仲間とコーチに囲まれながら、自己肯定感や自分への自信を少しずつ取り戻していく。

そうした変化を、私はこれまで何度も見てきました。中学時代に不登校を経験した方や、もう一度自信を取り戻したいと考えている方にも、HRはきっと合う場所だと思います。

まずは説明会個別相談会で、学院や授業の詳細、通信制高校全体の仕組み、お子さんの将来に関する不安など、どんなことでもご相談ください。一人ひとりに寄り添いながら、その人にとって最適な学びのかたちを一緒に考え、ご提案します。

最後に

この記事では、通信制高校にはどんな人が通っているのか、その特徴や背景についてお伝えしてきました。

あらためて振り返ると、通信制高校に通う生徒の理由は本当にさまざまです。その中でも、最近は「通えないから通信制」ではなく「自分に合うから通信制を選ぶ」という、前向きな選択をする生徒が確実に増えています。

通信制は、もはや一部の人のための特別な場所ではなく、誰もが自分の学び方を選び取れる、ひらかれた選択肢になりつつあるのです。

進路を考えるとき、何が正解かはひとりひとり違います。だからこそ、いろいろな選択肢をフラットに知ったうえで、自分(あるいはお子さん)にとって本当に合う環境を選んでほしいと思っています。この記事が、その判断材料のひとつになれたなら、これほどうれしいことはありません。

もし通信制高校やサポート校、そして我々HR高等学院についてもっと知りたいと感じたら、ぜひ気軽に説明会や個別相談会をのぞいてみてください。あなたの一歩を、心からお待ちしています。

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この記事の著者
恒弘 大輔
恒弘 大輔
HR高等学院 運営責任者
早稲田大学教育学部卒。2018年に株式会社トライグループに入社。家庭教師事業・個別教室事業を中心に新規事業開発責任者、事業戦略、マーケティング、拠点拡大、採用育成など幅広く従事。累計1,000名を超える家庭の教育コンサルティングと課題解決を行う。もっと世界の様々な教育を学びたいという思いから、2023年同社を退職し教育をテーマに世界一周を行い、5大陸53カ国を旅する。各地の教育機関や学校を訪れたり、開戦直前のイスラエル/パレスチナ、アフリカの貧困など様々な国のリアルを目の当たりにする中で、「これからの世代の子どもたちに本当に必要な学びは何か」を先進国・途上国の子どもたちから学ぶ。非認知能力やキャリアへの探究心を育てる未来の教育の姿に共感し、2024年株式会社RePlayceに参画。2025年に開校したHR高等学院の立ち上げを担当。
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