高校生活に悩みがあり、中退を考えている方は少なくありません。子どもが高校中退を希望しており、将来を不安に思う保護者の方もいるでしょう。
近年、中退者の数は4万人台で推移しており、高校中退は決して珍しい選択ではありません。
中退後も通信制高校への転入や高卒認定の取得など、進路を立て直す道は数多く残されています。一方で最終学歴が中卒となり、進学や就職で不利になる側面は無視できません。
本記事では、高校中退の主な理由や辞める前に検討したいポイントを紹介します。
デメリットとメリット、中退後に選べる進路などもわかりやすく解説するので、最後までご覧ください。
高校中退に関するデータ
はじめに、高校中退をめぐる全国のデータを確認してみましょう。
文部科学省の令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査によると、2024年度の高校中退者数は44,571人でした。前年度より約1,700人減り、高校中退の割合(中退率)も1.5%から1.4%へ低下しています。ただし、長期で見ると推移は一様ではありません。
平成25年度以降は減少していたものの、令和2年度を境に増加へ転じ、近年は4万人台で推移しています。
高校在籍者100人あたり1〜2人が中退している計算になり、決して珍しい選択ではないとわかります。
中退理由でもっとも多いのは進路変更で、全体の41.5%を占めました。
なお、高校をやめる選択が、必ずしも学びの終わりを意味するわけではありません。実際に、通信制高校へ転入・編入して学び直す学生は増えています。
出典:令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について
出典:一般社団法人全国PTA連絡協議会|教育の課題
高校中退の理由
高校中退の主な理由は以下のとおりです。
- 別の高校へ入学したい
- 学業不振・成績不振
- 高校をやめて就職したい
高校中退の理由は人によってさまざまですが、大きく進路の変更や学業面のつまずき、就職への希望などに分けられます。
高校中退を検討している方は、まず自分の思いを整理して、本当に中退すべきかどうかを冷静に見極めましょう。
同じ「辞めたい」でも、理由が違えば取るべき対応も変わってきます。まずは代表的な3つの中退理由を、順番に詳しく解説していきます。
別の高校へ入学したい
高校中退の理由でもっとも多いのが進路変更であり、今の高校から別の高校へ移りたいと考える学生がいます。
入学したものの校風や授業のペースが合わず、全日制から通信制や定時制への転入を望むケースが多いです。
毎日決まった時間に通う負担が大きく、自分の生活リズムに合った学び方を求める声も増えています。
別の高校へ入学したいと考えている場合は、退学ではなく転入・編入も選択肢に加えるのがよいでしょう。
高校中退の前に転入・編入手続きを取れば、すでに修得した単位をそのまま引き継げます。
1年生からやり直す必要がなく、卒業までの期間を短く抑えられるケースも少なくありません。
なお、転入・編入の受け入れ時期は学校ごとに決まっており、欠員状況によっては待機期間が生じる可能性もあります。
学業不振・成績不振
授業の内容についていけず欠席が増え、単位不足から高校中退に至るパターンも珍しくありません。
高校の学習内容は一度つまずくと遅れを取り戻しにくく、教室から足が遠のいてしまいがちです。
成績不振の背景には、不登校や学習環境のミスマッチが隠れている場合も多くあります。学校の進度が速すぎたり、人間関係の悩みで集中できなかったりと、原因は一人ひとり異なります。
本人のやる気だけの問題ではなく、表面的な点数だけでは本当の課題は見えてきません。大切なのは、つまずいた原因を一度ていねいに整理することです。
もし、環境が合わなかったことが原因であれば、転入・編入や学び直しで挽回できる余地が十分に残されています。
例えば、通信制高校の少人数指導やオンライン中心のコースなら、自分のペースで学習を立て直せます。
基礎までさかのぼって学べる学校も多いため、高校中退や不登校の経験があっても、無理なく学習を続けられるでしょう。
高校をやめて就職したい
早く働きたい気持ちから、高校を中退して就職する道を選ぶ方もいます。学校生活よりも社会で経験を積みたいとの思いは、決して否定されるものではないでしょう。
ただし、中退後の就職は思うほど簡単ではないのが現実です。
厚生労働省がまとめた就職データ(2017年)によると、中退後に正社員へ就職した方の割合はわずか6.5%でした。
高校卒業後に正社員になった割合は46.1%であるため、学歴による差は決して小さくありません。
思い描いていた仕事と、実際に応募できる仕事との差に戸惑う方は多いものです。社会人経験がないまま面接に臨み、自分の強みを伝えきれず苦労するケースもあります。
就職を目的に高校中退を考えているなら、まず高卒資格の取得を選択肢に加えるのがおすすめです。応募できる求人の幅が広がり、正社員として採用される可能性も高まります。
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中退の決断をする前に検討すべき2つのこと
高校中退を決断する前に検討すべきことは、以下の2つです。
- 通信制高校への転入
- 担任・スクールカウンセラー・公的支援への相談
高校を辞めたい気持ちが強いときほど、いったん立ち止まってほかの道も検討すべきです。退学だけが解決策とは限らず、転入や相談を通じて状況が好転する例は多くあります。
一度退学すると元の高校へ戻るのは難しいため、慎重な見極めが欠かせません。後悔のない判断をするために、2つの検討材料を順番に解説します。
通信制高校への転入
高校中退を選ぶ前に検討したいのが、通信制高校への転入です。退学せずに転入すれば、今まで積み上げた単位を引き継いで卒業を目指せます。
通信制高校は、自分のペースで学習を進められる仕組みが大きな魅力です。毎日の通学が義務ではないため、不登校や人間関係に悩んできた学生でも無理なく通えます。
レポート提出とスクーリング(登校して受ける対面授業)を組み合わせ、生活に合わせて学べる点も心強いでしょう。近年では、登校日数を選べる学校も増えています。
また、学費を全日制より抑えられる学校も多く、家計の負担を軽くしながら通える点もメリットです。
通信制高校を卒業して得られる資格は、全日制高校と同じ高卒資格です。大学や専門学校への進学はもちろん、就職活動でも高卒として応募できるため、将来の選択肢が広がります。
担任・スクールカウンセラー・公的支援への相談
高校生活に悩みがあるのなら、一人で抱え込まずに相談する勇気を持ちましょう。
まず頼りになるのは、学校の担任やスクールカウンセラーです。日々の様子を知る立場だからこそ、現実的な助言をもらえるでしょう。
学校のほかにも頼れる、公的な相談窓口があります。例えば、東京都には高校の進級・進路・転校や、不登校・学業不振の悩みに対応している東京都教育相談センターがあります。
匿名で利用でき、希望すれば来所相談につなげてもらうことも可能です。なお、東京都に限らず各自治体にも、同様の教育相談窓口が設けられています。
第三者に気持ちを話すと、自分では気づけなかった選択肢に気づけることがあります。また、保護者には言いにくい悩みでも、外部の窓口なら気持ちを打ち明けやすいものです。
悩みを言葉にするだけでも、心が驚くほど軽くなるはずです。信頼できる大人や窓口を、遠慮なく頼ってみてください。
高校中退のデメリットと進路への影響
高校中退の主なデメリットと進路への影響は、以下のとおりです。
- 進学への影響
- 就職への影響
- 人間関係への影響
- 社会性への影響
高校中退には、見落としがちなデメリットが複数存在します。進学や就職、人とのつながりや社会との接点まで、影響は幅広い範囲に及びます。
勢いで高校を中退すると、対応が後手に回りかねません。一方、あらかじめデメリットを把握しておけば、対策を立てたうえで行動を起こせます。
ここでは、上記4つの観点から、高校中退のデメリットを具体的に確認していきましょう。
進学への影響
高校中退のデメリットとして見過ごせないのが、進学への影響です。中退すると最終学歴は中卒となり、大学や専門学校を受験する資格を失います。
大学・専門学校へ進むには、高卒資格か高卒認定のどちらかが欠かせません。学びたい気持ちがあっても、資格の壁が立ちはだかります。
また、推薦入試や総合型選抜でも、高校卒業の見込みが前提になる場合がほとんどです。
もし、大学や専門学校への進学を望むなら、通信制高校へ転入して高卒資格を取り直す方法があります。高卒認定試験に合格して受験資格を得る道もあります。
早い段階で必要な資格と手続きを調べておくと、迷わずに準備を進められるでしょう。
就職への影響
高校を中退すると最終学歴が中卒となるため、就職にも大きな影響を及ぼします。
厚生労働省の調査によると、高校を中退した方の正社員就職率は6.5%にとどまり、約7割の方がアルバイトやパートで働いていることがわかっています。求人の多くが高卒以上を条件にしているため、応募できる企業数そのものが少なくなるのです。
もちろん、中卒や高校中退から活躍する人は決して少なくありませんが、就職率や賃金の傾向を知ったうえで、進路を検討するのが大切です。
出典:厚生労働省|若年者雇用対策の現状等について
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構|生涯賃金
人間関係への影響
高校中退は、人間関係にも影響を与えます。学校という接点がなくなると、同級生と顔を合わせる機会が一気に減ってしまいます。
年齢の近い仲間と過ごす場が失われると、孤立感を抱く方も少なくありません。進学した友人と話題が合わなくなり、距離を感じてしまう場面も出てくるでしょう。
社会性への影響
高校を中退すると、社会性にも影響を与えてしまう可能性があります。決まった時間に登校し集団で過ごす機会が減ると、生活リズムが乱れやすくなります。
文化祭や体育祭、部活動などを通じて、役割を分担し合意形成を学ぶ機会も得られません。
ただし、社会との接点は、本人の意識しだいで十分に保っていけます。例えば、地域のボランティアに参加すれば、多様な背景を持つ方たちと協力する経験を積めるでしょう。
高校中退のメリット
高校を中退することで考えられるメリットは、以下のとおりです。
- 人間関係のストレスから解放される
- 自分に合う環境で学びなおせる
- 社会経験を早めに積める
- やりたいことに時間を使える
高校中退にはデメリットだけでなく、前向きにとらえられる側面もあります。つらい状況から離れ、自分らしい時間を取り戻せる点はいいことです。
メリットを正しく理解すれば、中退を後ろ向きな決断ではなく次への一歩に変えられます。立ち止まる時間が、人生を見つめ直す機会になる方もいます。
人間関係のストレスから解放される
高校を中退するメリットは、つらい人間関係から解放される点です。いじめや合わない友人関係に苦しんでいたなら、距離を置くだけでも精神的な負担を大きく減らせます。
毎朝の通学そのものがプレッシャーになっている方も少なくないでしょう。学校へ行かなければならない緊張から離れると、張りつめていた心身をゆっくり休められます。
高校中退をきっかけに睡眠や食事が安定し、体調を立て直せることもあります。気力が戻れば、ふさぎ込んでいた気持ちも少しずつ前を向くはずです。
つらい場所から離れる判断は、決して逃げではなく自分を守るための大切な選択です。一度立ち止まって心を回復させる時間が、長い目で見て大切になる場合もあります。
自分に合う環境で学びなおせる
高校中退をきっかけに、自分に合う環境で学び直せる点もメリットです。高校を中退した後で、もう一度何かを学びたいとなることもあるでしょう。
その際、例えば、通信制高校やサポート校なら、自分のペースに合わせた学びの場を選べます。
全日制の一律なカリキュラムが負担だった方ほど、学び直しの効果を実感できるでしょう。
興味のある分野にじっくり集中できるため、いったん失った学習意欲を取り戻せるはずです。「わかる」が増えると、勉強そのものが楽しくなってきます。
理解度に合わせて基礎から学び直せる通信制高校・サポート校も少なくありません。
得意分野を伸ばす授業や資格取得に力を入れる学校であれば、目標に合わせてカリキュラムを選べます。
また、オンライン中心のコースを選べば、生活スタイルに合わせて無理なく卒業を目指せます。働きながら、あるいは夢を追いながら学ぶ柔軟な進め方も可能です。
合わない場所で耐え続けるより、合う場所で学ぶほうが力を発揮できる方は決して少なくありません。
社会経験を早めに積める
高校中退後に働き始めれば、同世代より早く社会経験を積めます。就職やアルバイトを通じて、教室では得られない学びに触れることが可能です。
実際の仕事の現場では、実務スキルや責任感が自然と身についていきます。お客様への対応や納期の管理など、社会で求められる力を体で覚えていけるでしょう。
給料を得る経験は、お金の大切さを実感する機会にもなります。働いて稼ぐ厳しさと達成感を、若いうちに知れる点も貴重です。
接客や販売の現場では、敬語やマナーなど社会人の基本も自然に学べます。バイトで多様な大人と関わるうちに、視野が広がる人も少なくありません。
また、労働の実体験から、自分が本当にやりたいことや将来の方向性を考え直すきっかけが生まれる可能性もあります。
やりたいことに時間を使える
やりたいことに時間をたっぷり使える点も、高校を中退するメリットです。授業や課題に縛られない分、目標に向かって全力を注げます。
例えば、スポーツや芸能の世界では、若いうちの練習量や経験が将来を大きく左右します。
1日の多くを練習やレッスンに充てられる身軽さは、本気で頂点をめざす方にとって追い風となるでしょう。
また、高校を中退して生まれた時間を、夢の実現にあてる方も少なくありません。時間に余裕があれば起業や海外留学など、挑戦したい分野へ早く飛び込めます。
ただし、自由な時間には計画性が欠かせません。夢への準備が不十分なまま走り出すと、途中で行き詰まってしまう恐れがあります。
自分の目標から逆算して、やるべきことを具体的に決めてから中退を決断すべきです。「社会で生きていける力」を。
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高校中退した後の選択肢
高校中退した後の主な選択肢は、以下のとおりです。
- 就職
- 起業
- 高卒認定資格を取得後進学
- 海外留学
- 通信制高校・定時制高校への編入
高校中退後の進路は、決して一本道ではありません。すぐ働く道もあれば、学び直してから進学する道も用意されています。
自分の希望や状況に合う進路を知れば、中退後の不安はぐっと小さくなるでしょう。また、先に道筋を描いておくと、次の行動に迷わずに済みます。
状況は人によって違うため、複数の道を比べて選択することが大切です。ここでは、代表的な5つの選択肢を順番に解説します。
就職
高校中退後の進路として、すぐ就職する道があります。早く社会へ出て働きたい方にとって、現実的な選択肢のひとつです。
前述のとおり、中退者の最終学歴は中卒扱いになるため、応募できる求人は限られやすくなります。
応募できるのは学歴不問の仕事が中心となり、希望どおりの職種に就けないケースもあるでしょう。また、正社員よりも非正規で働き始める方が多く、収入が不安定になる傾向も見られます。
しかし、人手不足の業界では、学歴より意欲を重視する求人も少なくありません。未経験から始められる職種を選べば、働きながらスキルを伸ばしていけます。
また、ハローワークやサポステのサービスを活用すれば、自分に合う仕事をプロと一緒に探しつつ、応募書類の添削や面接対策も受けられます。
高校中退から就職を目指すなら、一人で動くよりプロの支援を頼るのがおすすめです。
起業
高校中退後に、自分で事業を始める方もいます。起業は会社員と違い、年齢や学歴に関係なく挑戦できる点が大きな魅力です。
温めていたアイデアや夢を、自分の手で形にできます。
ただし、起業には相応のリスクがともないます。軌道に乗せるには試行錯誤を重ねる時期もあり、粘り強く取り組めるかどうかが成否の分かれ目となるでしょう。
安定した収入を得るまでに時間がかかり、社会的な信用を築くのも簡単ではありません。資金繰りや税金の知識も、自分で身につける必要があります。
高校を中退して起業する場合は、スモールスタートでリスクを抑えながら事業を拡大していく意識が必要です。
また、経営や会計を学べるセミナーや支援制度を積極的に活用すると、つまずきを減らせるでしょう。
高卒認定資格を取得後進学
高校中退後に進学を希望するなら、高卒認定試験の合格をめざす道があります。
正式には「高等学校卒業程度認定試験」と呼ばれ、合格すると大学・短大・専門学校の受験資格を得られます。
試験は年2回実施され、受験年度の終わりまでに満16歳以上になる方なら誰でも挑戦可能です。
一度合格した科目は次回以降に持ち越せるため、数回に分けて少しずつ合格をめざせる仕組みです。
出題はマークシート形式が中心で、教科書レベルの基礎が身につけば対応できます。独学が不安な方は予備校や通信講座を利用すれば、無理なく対策を進められるでしょう。
ただし、高卒認定に合格しても最終学歴が「中卒」にとどまる点には注意が必要です。大学や専門学校などを卒業して初めて、学歴が更新されます。
高卒認定はあくまで受験資格を得るための試験だと認識しておきましょう。海外留学
高校中退をきっかけに、思い切って海外留学へ踏み出す選択肢もあります。
語学や専門分野を現地で学べば、日本では得にくい経験を積めるでしょう。異文化に触れる日々は、視野を大きく広げてくれます。
また、現地の高校を卒業したり語学を習得したりした実績は、帰国後の進学や就職の際に大きな強みとなります。
語学力や行動力をアピールできれば、国内だけで学んできた方との差別化にもつながるはずです。高校中退後に留学すれば、海外の大学へそのまま進む道が開ける場合もあります。渡航前に短期留学で現地を体験し、自分に合うかを確かめるのもよいでしょう。
一方で、海外留学には入念な準備が欠かせません。まとまった費用がかかるうえ、出発前の語学準備や保護者の同意も必要です。
渡航先の治安や暮らしぶりも、事前にしっかり調べておきましょう。奨学金や交換留学の制度を調べれば、費用の負担を軽くできる場合もあります。
通信制高校・定時制高校への編入
高校中退後の進路として手堅いのが、通信制高校・定時制高校への編入です。編入して卒業すれば高卒資格を取得でき、進学や就職の土台を確保できます。
編入のメリットは、修得済みの単位を引き継げる点です。一から学び直す必要がなく、卒業までの負担を軽くできます。
通信制高校や定時制高校は、働きながら学べる柔軟さも魅力です。昼間はアルバイトや仕事に取り組み、夜間もしくは自宅で学習を進める両立スタイルも実現できます。
ただし、受け入れ時期や条件は学校ごとに異なるため、早めに確認しておくと安心です。
また、学校説明会で雰囲気を確かめ、自分に合うかを見極めてから入学先を決めるのがおすすめです。
なお、退学後に入り直すのが「編入」、在籍したまま他校へ移るのが「転入」です。手続きが異なる点を念頭に置いておきましょう。
【体験談】高校中退は一つの選択肢
高校を中退した方の体験談を2例紹介します。
- 苦しかった人間関係から離れ学校が楽しくなった
- 高卒認定を取得して大学へ進学できた
高校中退の不安は、すでに同じ道を歩んだ方の声を知ると和らぐものです。インターネット上でも、中退後に前に進めた方の体験談が多数公開されています。
苦しかった人間関係から離れ学校が楽しくなった
"高校中退して、通信制高校に通っています。
対人関係などで悩んでいた私ですが、今の高校に入学してからは、全く対人関係に悩まなくなりました。
私の通っている学校は人数は少ないし、不良のような人が沢山いますが、皆心が温かい良い人ばっかりです
あとどこの学校もこうとは言えませんが、私の通っている高校の先生もいつも笑顔で優しくて…
前の学校では、友達同士の悪口、イジメ、はぶり当たり前で、先生は笑わないし自分が偉いと思っているし、校則も厳しくて生徒の中身を見ようとしないし、「学校に来るな」とまで言われました。
そんな学校に通っていた私にとっては、今の学校の皆さん優しすぎて涙が出そうになるくらいです…(笑)
月2~3回日曜日のみの登校なので、次の学校が待ち遠しいです。
学校が楽しいと初めて思いました。
今の調子なら卒業できそうです。
こんな気持ちがずっと続けばいいなと思います。"
引用:Yahoo!知恵袋
前の高校で悪口やいじめ、仲間外れに苦しみ、高校を中退した方の体験談です。
校則が厳しく、教員にも気持ちを理解してもらえず、登校をやめるよう言われたつらい経験を振り返っています。
通信制高校へ移ってからは対人関係の悩みがなくなり、少人数ながら温かい人や笑顔で接してくれる先生に恵まれたそうです。また、初めて学校に通うのが楽しく、待ち遠しいと感じていると語っています。
高卒認定を取得して大学へ進学できた
"「続けたほうが正しい」というのは、その通りだと思います。
でも、続けられない状態の人にとっては、その正論だけではどうにもならないことがあります。
だから私は、中退を前向きな決断だったとは言いません。
成功への近道だったとも思っていません。
むしろ、当時の自分にとっては損失を最小限にするための撤退でした。
中退を美談にするつもりはありませんが、必要だったとは思っています。
大事なのは、中退したかどうかではなく、その後にどう立て直すかです。
辞めた瞬間に人生が好転するわけではない以上、その後の進路や生活をどう組み立て直すかが重要になります。"
出典:note
不登校から高校を中退し、高卒認定を経て国立大学へ進んだ方の体験談です。大学で学びたい思いがあり、高卒認定試験に一度で合格できたと振り返っています。
高卒認定が高卒の学歴にはならない点を理解したうえで、受験資格を得て進学を実現したそうです。高校を中退しても学びたい分野へ進めると、自身の歩みを通じて伝えています。
通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介
高校生活にお悩みを抱えている方は、HR高等学院への入学も選択肢に加えてみてください。
本学院は高校卒業資格を取得しながら、自分らしい学び方を実現できる通信制高校サポート校です。
HR高等学院は、完全オンラインから週5登校まで自由に選べるコース設計が特徴です。コースは期ごとに変更できるため、生活リズムや体調に合わせて無理なく通えます。
中学校の学習内容に不安がある学生にも、一人ひとりに寄り添う個別のサポート体制が用意されています。
授業では、NTTドコモやMIXIなど連携企業のトップランナーが登壇します。
ビジネスやテクノロジー、デザインなど5つの領域を横断しながら、やりたいことをキャリアへつなげる力を養えるのは本学院ならではの魅力です。
まずは説明会や個別相談会で、学校や授業の詳細、通信制高校全体の仕組み、子どもの将来に関する不安などをご相談ください。
一人ひとりに寄り添い、最適な学びの形をご提案します。
最後に
高校中退は決して珍しい選択ではありませんが、退学すれば最終学歴が中卒となる点には注意が必要です。
進学や就職の場面で、不利に働く可能性は否めません。勢いだけで判断せず、いったん冷静にデメリットや中退後の進路を整理しておくべきです。
進学や就職をめざすなら、高卒資格や高卒認定の取得が有利に働きます。退学ではなく通信制高校への転入を選べば、単位を引き継ぎながら卒業を目指せます。
高校生活に悩んでいるときに取り得る選択肢は、思っているよりずっと豊富です。焦って結論を出さず、まずは情報収集から始めてみましょう。
今いる高校を中退する選択は、新しい一歩につながることもあります。一人で抱え込まず、信頼できる方や機関を頼りながら、納得のいく一歩を踏み出してください。
あなたの可能性は、今いる高校の中だけにとどまるものではありません。


