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通信制高校への転入・編入
2025.07.14

通信制高校へ転入・編入したい!入学条件や手続きの流れと方法

目次
  1. 転入・編入の違いは?
  2. 通信制高校への転入・編入の条件
  3. 通信制高校への転入・編入の手続き
  4. 通信制高校への転入・編入の流れ
  5. 通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介
  6. 最後に

通信制高校への転入や編入を検討する際、保護者の方は「転入と編入の違いは?」「単位はどうなるのか」「同級生と同じ時期に卒業できるか」「学費はどのくらいかかるのか」といったさまざまな疑問や不安を抱くことが多いでしょう。

このような心配の多くは、通信制高校について知らないことが大きな理由です。そこでこの記事では、通信制高校について多くの方が持つ疑問や心配事について分かりやすく解説します。

これらの不安を解消し、前向きに通信制高校への転入や編入を考えていきましょう。

転入・編入の違いは?

通信制高校への進学を考えている方の中には、転入と編入の違いが分からないというケースも少なくありません。

まずは違いを知っておきましょう。

説明単位入学時期
転入現在高校に在学中の人が、別の高校に移ること引き継げるいつでも可能な場合が多い
編入すでに高校を中退した人が、別の高校に新たに入学すること引き継げる入学時期が決まっていることがある

「転入」とは、現在他の高校に在籍している人が、空白期間を空けずに別の高校へ移ることを指します。 転校するイメージです。

ほとんどの場合、いつでも入学が可能です。

一方、「編入」とは高校を中途退学してから、新たに高校に入り直すことを指します。

編入の場合は、入学時期が年に数回と限られているケースが多く、入りたい時期に入れない可能性があることに注意しましょう。

通信制高校への転入・編入の条件

通信制高校に転入や編入をする際に必要な条件はどのようなものがあるのでしょうか。

次の3つのポイントを解説します。

  • 年齢制限
  • 高校に在籍しているか
  • 入学区域・居住地域

年齢制限

通信制高校では、転入でも編入でも入学時の年齢に上限はありません。中学校を卒業している、またはそれと同等以上の学力があると認められた人であれば、年齢を問わず入学できます。

現状は、高校生と同じ15歳〜17歳くらいの学生の割合が多くなっています。

出典:文部科学省(高等学校教育の現状について)

高校に在籍しているか

通信制高校に「転入」できるのは、現在、他の高校に在籍している人です。現在、高校に在籍していない場合は、「編入」の扱いになります。

すでに高校を卒業している人は、通信制高校に再度入学することはできませんので注意しましょう。

入学区域・居住地域

通信制高校には「広域通信制高校」と「狭域通信制高校」があり、学校により、生徒の募集区域に制限があります。

そのため、自分の居住地(住所)が希望する学校の募集区域に含まれているかを確認しましょう。

区分募集区域主な運営形態特長・注意点
広域通信制高校3都道府県以上(全国を対象としている学校もあり)私立が多い幅広い地域から入学可能
狭域通信制高校学校のある都道府県と、隣接する1都道府県のみ公立が多い募集範囲が限定されており、隣接県でも対象外になるケースがある

広域通信制高校は、3都道府県以上を対象に生徒を募集しており、全国からの入学が可能な学校も多く見られます。一方、狭域通信制高校は、学校のある都道府県と隣接する1都道府県のみを対象とするなど、受け入れ範囲が限られています。

狭域通信制高校の場合、オンラインのみで授業を受ける場合でも、自宅の住所が学校が定めた受け入れ範囲内にないと入学できない点に注意しましょう。

このように、募集区域は学校ごとに異なるため、入学を検討する際には、まず自分が通える学校であるかを調べましょう。

通信制高校への転入・編入の手続き

ここからは、通信制高校に転入・編入をする場合の手続きや、心配される方が多い以下の項目について解説します。

  • 入学願書
  • 単位の引き継ぎ
  • 卒業時期
  • 学費

順に見ていきましょう。

入学願書

入学願書は必ず必要な書類で、本人または保護者が記入します。氏名・住所・学歴・志望動機などを記入するのが一般的で、署名や押印が求められることもあります。

願書は資料請求や説明会などで入手できます。難しい書類ではありませんが、記入漏れや間違いの無いように、丁寧に書くように心がけましょう。

単位の引き継ぎ

通信制高校への転入や編入を検討する場合、単位の引継ぎについてはとても重要になるので、しっかりと理解しておきましょう。

文部科学省が定めている基準で、高校卒業に必要な単位数は 「原則74単位以上」 と決まっています。これは全日制高校でも、通信制高校でも共通です。

通信制高校へ転入・編入する際、すでに取得している単位は原則として引き継がれます。
したがって、転入や編入先の高校で、卒業までに必要な単位数は以下のようになります。

卒業までに必要な単位数=74単位−すでに取得済みの単位数

ただし注意が必要なのは、多くの全日制高校で採用されている「学年制」という仕組みです。学年制では、1年間の授業を受けることで単位が認定されるため、単位の取得は年度末になります。それゆえ、年度の途中で転入や退学をすると、その年度の単位は未取得となり引き継ぎできません。

例えば、高校2年の2学期途中で退学した場合は、高校1年の単位は引き継げますが、高校2年は未修了のため0単位となり、引き継ぎできません。

それを認識した上で、退学する時期は慎重に判断することが重要です。

卒業時期

転入や編入を検討する中で、いつ卒業できるのか、同級生と同じ時期に卒業できるのかと心配する方も多いでしょう。

通信制高校で卒業に必要な条件は以下です。

  • 74単位以上の取得
  • 在籍年数3年以上(前籍の学校の在籍期間も含められる)
  • 特別活動30時間以上

この3つのすべての条件を満たさないと卒業はできません。

なお、ここで言われる特別活動というのは、体育祭や文化祭などのイベント・体験学習・修学旅行などを指します。

卒業時期については、通信制高校の多くが年度末(3月)に卒業の判定を行うため、原則として3月卒業となります。(一部例外もあり)

転入の場合は、単位についてしっかりと把握し、計画的に学習を進めることで、同級生と同じ時期の卒業も十分に目指すことが可能です。

一方、一度高校を退学し、空白期間を経て通信制高校に編入する場合は、その空白期間中は単位を取得できないため、同級生と同じ時期に卒業することが難しくなります。

そのため、同級生と同時に卒業したい場合は、編入ではなく転入する方向で検討するとよいでしょう。

学費

通信制高校では、公立か私立か、通学するかオンラインのみかなど、条件によって学費の金額が変動します。保護者としては、費用がどのくらいかかるのか予想できず、不安に感じることもあるでしょう。

一般的に公立より私立の方が費用が高くなりますが、その点、施設の充実度やサポート体制が整っている場合が多いです。

学費の内訳は、入学金、授業料、施設費などがあります。通学する場合は登校日数が多いほど高くなる傾向です。また、修学旅行等のイベントや部活動に参加する場合は、別途費用がかかります。学費の多くを占めるのが授業料で、1単位につき7,000〜12,000円が相場です。

卒業するには3年間で74単位を取得する必要があります。年間で25単位を取得する場合の年間の授業料は、175,000円〜300,000円(7,000〜12,000円×25単位)となります。

取得しなければならない単位数が多くなるほど、授業料の総額も高くなります。そのため、前に通っていた学校からどれだけの単位を引き継げるかが重要なポイントとなります。

転入や編入をする際は、あらかじめ自分の状況を詳しく伝え、引き継げる単位と学費を確認しておきましょう。

また、公式サイトに掲載されている費用以外にも必要な費用が発生することがあります。鵜呑みにせず、詳細は資料請求や問い合わせをし、不安を解消することが大切です。

なお、通信制高校でも全日制高校と同じように就学支援金の対象となるため、制度を利用することで費用が抑えられます。

通信制高校への転入・編入の流れ

転入・編入する際に、何から始めたらいいの?学校の選び方や必要な書類は?試験はあるの?など分からない事が多いでしょう。基本的な流れは以下のようになります。

  1. 転入・編入する学校を選ぶ
  2. 必要な書類を揃える
  3. 転入試験を受ける
  4. 入学

詳しく説明します。

転入・編入する学校を選ぶ

まずは、インターネットなどを利用して、自分の居住地域から通える通信制高校の情報を収集しましょう。興味を持った学校には資料請求や問い合わせを行い、比較しながら志望校を数校に絞っていきます。

学校案内やパンフレットには、募集要項や入学手続き、学費などの詳細が掲載されています。しっかり確認し、不明点があれば事前に問い合わせをしてすっきり解決しておくことが重要です。

可能なら、説明会や学校見学に保護者と通学する本人で参加しましょう。実際に学校に行ってみることで、交通の利便性・環境や雰囲気・職員や講師の対応・学生の雰囲気など、資料では分からないことを体感することができます。

自分に合う学校を見つけるためにも、学校選びには時間をかけてじっくり取り組みましょう。

必要な書類を揃える

入学したい学校が決定したら、必要な書類を揃えます。

必要書類には、受験生本人が用意する書類と、現在、または以前在籍していた学校に発行してもらう書類があります。書類の発行には1週間〜2週間かかりますので、余裕をもって準備を進めましょう。

提出書類は、転入か編入かによって、または学校により異なりますが、一般的には以下の書類が必要になります。

自分で用意する書類高校に発行を依頼する書類
書類・入学願書
・作文(学校によっては不要
・証明写真
・受験料振込証明書
・健康診断書(学校によっては不要)
・成績証明書
・単位修得証明書
・在籍証明書
・転学照会書(編入の場合のみ)

※提出書類は、転入か編入かによって、または学校により異なるため、学校の募集要項に従ってください。

本人が準備する主な書類は「入学願書」に加えて、学校によっては作文の提出を求められる場合もあります。

なお、これらの書類については、学校によって様式や名称、必要な書類が異なることがあります。特に在籍校に作成してもらう書類について、入学希望先の通信制高校が指定の書式を設けていることがあるため、事前によく確認しておきましょう。

転入試験を受ける

通信制高校への転入・編入では、「試験があるのか」「合格できるのか」と不安に感じる方も多いでしょう。通信制高校の選考は書類審査のみ、または書類と作文・面接が主で、学力試験はほとんどありません。

試験は本人の意欲や勉強に対する熱意、また、必要なサポートを把握するためのものです。心配しすぎず、安心して出願してみてください。

入学

合格をしたら入学のための手続きや必要なものの準備をします。具体的には必要な書類の提出や学費の振り込み、授業に必要な備品の購入などです。いつまでに何をしなければならないのかを事前に確認しておくと、スムーズに準備ができるでしょう。

通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介

HR高等学院は、2025年4月に開校した「通信制高校サポート校」です。卒業の条件を満たせば、連携高校の高校卒業資格が得られます。

特長は以下です。

  • 全日制高校には無い幅広い分野の進化したカリキュラム
  • 協賛企業との連携による実践的な授業
  • 学生の主体性を尊重し、次世代を生き抜ける人材を育てる
  • オンラインコースとオンライン+通学コースの選択ができる
  • 海外71大学への推薦枠

HR高等学院の授業は、先生が学生に一方的に教えるという授業ではありません。学生の主体性を大切にし、自分の興味領域を見つけ主体的に動き、課題を解決し、これからの時代を生き抜いていける人材を育てます。

カリキュラムは、docomo、LOTTE、CHINTAI、mixiなど名だたる企業と連携した課題解決型学習(PBL)や専門ゼミ、次世代教養、探究活動など革新的な手法を取り入れています。プロフェッショナルの専門講師による実践的な授業で、実社会で必要とされるスキルを高校で身に着けることができることが特長です。

進路に関しては、経験豊富な専任コーチが、一人一人の適性や興味に合わせて進路選択を徹底サポートしてくれる体制が整っています。そのため、安心して将来を見据えた選択ができるでしょう。

就職や起業はもちろん、難関大学への進学などさまざまな進路を目指すことができます。特に、海外71大学の推薦枠を有しているため、シドニー大学・ブリストル大学・マンチェスター大学などの有名校への進学も実現できるでしょう。

HR高等学院は、従来の教育の形にとらわれない、自由度の高い学校です。全日制高校や他の通信制高校とは異なり、型にはまった授業ではなく、学生一人ひとりの興味やライフスタイルに合わせた学びを重視しています。

そのため、さまざまなバックグラウンドを持つ学生それぞれの個性や可能性を最大限に引き出し学ぶことができます。

少しでも興味を持ったら、まずは資料請求をしてみましょう。

最後に

この記事では、通信制高校への転入・編入を考えている方に向けて、入学条件や手続きの流れについて解説しました。また、多くの方が不安を抱きがちな単位の引き継ぎや卒業時期についても説明しました。

通信制高校には、全日制高校には無い良い点が多くあります。通信制高校はここ数年で大きく変わっています。現在は従来に比べてカリキュラムやサポート体制が格段に充実しており、卒業後の進路も多くの選択肢から選べます。

もし現在の高校が合わない、あるいは学校に通えていないなどの悩みを抱えている場合は、通信制高校への進学を前向きに検討してみてください。

そして大切なのは、「自分に合った通信制高校を見つけること」です。学校ごとに特色やサポート内容は大きく異なるため、まずは複数の学校を比較して、自分にぴったりな学校を見つけましょう。

この記事の著者
恒弘 大輔
恒弘 大輔
HR高等学院 運営責任者
早稲田大学教育学部卒。2018年に株式会社トライグループに入社。家庭教師事業・個別教室事業を中心に新規事業開発責任者、事業戦略、マーケティング、拠点拡大、採用育成など幅広く従事。累計1,000名を超える家庭の教育コンサルティングと課題解決を行う。もっと世界の様々な教育を学びたいという思いから、2023年同社を退職し教育をテーマに世界一周を行い、5大陸53カ国を旅する。各地の教育機関や学校を訪れたり、開戦直前のイスラエル/パレスチナ、アフリカの貧困など様々な国のリアルを目の当たりにする中で、「これからの世代の子どもたちに本当に必要な学びは何か」を先進国・途上国の子どもたちから学ぶ。非認知能力やキャリアへの探究心を育てる未来の教育の姿に共感し、2024年株式会社RePlayceに参画。2025年に開校したHR高等学校の立ち上げを担当。
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