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通信制高校への不安
2026.08.30

不登校の進路に、通信制高校という選択肢を

この記事の著者
三輪 千恵
三輪 千恵
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目次
  1. 不登校でも通信制高校へ進学・卒業はできる
  2. 不登校の学生に通信制高校が選ばれる理由
  3. 通信制高校でも不登校になることはある?通えないときの対処法
  4. 不登校から通信制高校へ進学したその後は?卒業後の進路
  5. 不登校の学生にはサポート校という選択肢もある
  6. 不登校と通信制高校に関するよくある質問
  7. HR高等学院なら、不登校を経験した学生が高卒資格と進路を目指せる

不登校が続くと、「高校へ進学できるか」「通い続けられるか」と不安になるかもしれません。

通信制高校は欠席日数や内申書を重視しない学校が多く、登校スタイルも選べるため自分のペースで学びやすい環境です。進学に不安があるなら、選択肢の一つとして検討してみるとよいでしょう。

私は、通信制高校サポート校であるHR高等学院で、不登校を経験した学生と保護者の方に日々伴走しています。入学前のご相談では「不登校でも入れますか」という質問を何度も受けてきました。この記事では、その現場で見てきたことをもとに、不登校から通信制高校へ進学する際の選択肢や、実際の高校生活、卒業後の進路についてお話しします。

不登校でも通信制高校へ進学・卒業はできる

不登校を経験していても、通信制高校への進学は可能です。通信制高校では、全日制高校とは異なる入試方法や学習の仕組みがあり、不登校の時期があっても、進学先は選べます。

入試は書類選考と面接が中心

通信制高校の入試は、学力テストを行わない学校も多く、書類選考や面接、作文などが中心です。
また、中学校での欠席日数や内申書が合否に直結しにくいため、不登校の時期があっても挑戦できます。ただし、誰でも入れるわけではなく、選考基準は学校ごとに異なります。

中学からの新入学だけでなく、高校からの転入や編入を受け入れている学校も多くあります。私も説明会では、入試についての不安の声を伺いますが、これまでの欠席日数よりも「これから学びたい意欲」を評価してくれる学校が多くあります。

HR高等学院でも、書類選考で書くことは「自分の好きなこと」と「なぜHR高等学院に入りたいか」の主に2つだけです。面接ではやりたいことが明確に言語化できていなくても問題ありません。単なる試験ではなく、学生の目的意識ややってみたいことを「一緒に言葉にしていく温かい対話」を大切にしています。

高校卒業資格は全日制と同じ

「通信制だと高卒資格が全日制と違うのでは?」と心配される方もいますが、通信制高校も学校教育法上の高等学校です。74単位以上の修得や特別活動の成果など、全日制と共通の卒業要件を満たして卒業すれば、全日制と同じ「高校卒業」の資格を得られます。

実際に、私がHR高等学院で寄り添ってきた学生たちも、在学する通信制高校を卒業し、大学進学などそれぞれ目指す進路へ進んでいます。全日制とは学び方が異なりますが、卒業後の進路には大学進学や就職など、さまざまな選択肢があります。

出典:文部科学省「高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 総則編(令和6年12月一部改訂)」

不登校の学生に通信制高校が選ばれる理由

不登校を経験した学生や保護者から、「通信制高校なら安心して通えるか」という相談をよくいただきます。全日制とは異なる通信制ならではの仕組みやサポート体制が、無理なく学びを続ける支えになっています。

ここでは、不登校経験がある学生に通信制高校が選ばれている主な4つの理由を解説します。

不登校の学生を受け入れる前提の体制がある

文部科学省「令和7年度通信制高等学校実態調査に関する調査結果(速報版)」によると、令和7年度の通信制高校の入学者77,998人のうち、中学3年生のときに不登校だった生徒は44,461人で、全体の57%を占めています。

通信制高校には不登校経験のある生徒が多く在学しており、不登校経験者に配慮した学習面や生活面のサポート体制が整っています。

HR高等学院でも、在学する学生の7割ほどが不登校を経験しています。一人ひとりの状況に合わせて学習や日々の過ごし方をサポートしているため、不登校を経験した学生も自分のペースで高校生活を始めやすい環境です。

出典:文部科学省「令和7年度通信制高等学校実態調査に関する調査結果(速報版)」

登校頻度や学び方を自分で選べる

通信制高校の大きな特徴は、自分の体調やペースに合わせて登校頻度を週1〜5日や、オンライン中心など、柔軟に選べる点です。スクーリング(面接指導)への参加は制度上必要ですが、その日数はコースや学校によって異なります。

全日制のような「出席日数」ではなく「単位の修得」で卒業を目指すため、学習が思うように進まない場合も、ペースを調整しやすいのがメリットです。

同じ経験を持つ仲間がいる

通信制高校には、学校へ通えなかった経験を持つ学生が多く集まります。同じような葛藤や痛みを理解し合える仲間がいるため、ありのままの自分でいられる安心感があります。

入学直後は人間関係への不安を抱える学生が少なくありません。だからこそHR高等学院でも、担任が学生のこれまでの背景や不安を事前に丁寧に確認した上で、まずは「最初の1人、仲良くなれる共通点のある友達」を繋げる取り組みを序盤に意識して行っています。

仲間と出会い、「自分だけではない」と感じられる環境は大きな強みです。

「学校復帰」だけではなく社会とのつながりを築ける

通信制高校やサポート校では、毎日学校へ通うことだけを目標にせず、自分のペースで社会とのつながりを少しずつ広げる学びも大切にしています。学校復帰を目指すことも含め、一人ひとりに合った形で人や社会と関われることも魅力の一つです。

たとえばHR高等学院では、外部のゲストと対話するセッションや体験型の授業を通して社会に触れる機会が多くあります。こうした経験から自分の好きなことを見つけ、次の一歩を踏み出す学生もいます。

また、友人の姿に刺激を受けてアルバイトを始め、社会に自分の役割を見出すことで、大きな自信を獲得していく学生もいます。

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通信制高校でも不登校になることはある?通えないときの対処法

「通信制高校に進んでも、また通えなくなったらどうしよう」と不安に思う方もいるでしょう。環境が変わってもペースを崩してしまう時期があることは決して珍しくありません。

しかし、すぐに退学を考える必要はなく、在学したままコースや学習方法を見直したり、サポートを受けて立て直していける場合があります。

HR高等学院では、一時的に来られなくなった場合でも、コーチとの個別オンライン面談を毎月継続したことで後期から少しずつ復帰できたり、行事やイベントをきっかけに登校を再開できたりしたケースがあります。
コースを変更する場合は、スクーリング日数や学習内容など、変更後の条件を事前に確認しておきましょう。
保護者の方も、焦って本人を責めず、「待つ」「見守る」姿勢を大切にしながら、在学する高校と一緒に、今の状況に合った立て直し方を考えてみてください。

不登校から通信制高校へ進学したその後は?卒業後の進路

「通信制高校は学習量が少なく、卒業後の大学進学や就職が大変なのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし、実際の進路状況は決して狭いものではありません。

文部科学省「学校基本調査」(令和7年度調査・令和6年度間の卒業者)によると、通信制高校の卒業者91,809人のうち、大学等への進学率が28.6%、専修学校(専門課程)への進学率が22.9%、卒業者に占める就職者の割合が14.1%でした。大学等進学率のうち、大学・短期大学の通信教育部への進学者を除くと24.3%です。

通信制高校から大学や専門学校へ進んでいる人は、決して少数ではありません。

進学面では、通信制高校は自分のペースで学習を進められるぶん、評定平均(内申点)が高く出やすい傾向があります。これを活かして、総合型選抜や学校推薦型選抜で大学に合格する例も少なくありません。ただし、評価の方法は学校によって異なります。

また、面接対策や小論文指導といった進路サポートの手厚さは学校によって差が大きいのも事実です。将来の選択肢を広げるためには、進路支援が充実した学校を選んだり、サポート校を上手く活用して補ったりすることが大切になります。

出典:学校基本調査 / 令和7年度 初等中等教育機関・専修学校・各種学校 卒業後の状況調査 卒業後の状況調査票(高等学校 通信制)

不登校の学生にはサポート校という選択肢もある

サポート校とは、通信制高校に通う学生がスムーズに卒業できるよう、学習面や生活面、メンタル面などを支える民間教育機関です。

通信制高校は自分のペースで学べる反面、レポート作成や単位修得のスケジュール管理を一人でこなす必要があり、途中で挫折してしまうケースもあります。

サポート校では、学習計画の作成やレポートのサポート、個別面談、仲間と繋がれる居場所づくりなど、通信制高校だけでは補いにくい部分を支えます。

HR高等学院でも、一人ひとりの学習スケジュールを管理し、分からないことはこまめにオンラインでコーチに相談できる体制を整えています。また、毎月個別相談を行い、日々の過ごし方や進路を丁寧にサポートしています。

なお、サポート校は単独で高校卒業資格を授与する教育機関ではなく、提携する通信制高校に在学した上で、高卒資格取得に向けた学習や進路を支援する役割を担っています。自分一人で学習を進めることに不安がある場合は、サポート校の併用も選択肢の一つです。

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不登校と通信制高校に関するよくある質問

通信制高校を休んだら不登校になりますか?

通信制高校は毎日登校する仕組みではないため、「休んだから不登校になる」という考え方は当てはまりにくいでしょう。スクーリングに参加しづらくなったり、レポートが滞ったりしても、まずは在学する高校に相談し、学習方法や予定を調整しながら立て直すことができます。

通信制高校の学費は無償化されますか?

2026年度(令和8年度)からは所得制限がなくなり、通信制高校を含む高等学校等の授業料が一定額まで支援されます。私立の通信制課程の支給上限額は年額33万7,200円で、これを超える部分は自己負担です。また、入学金や教材費、施設費などは就学支援金の対象外です。なお、サポート校の学費も就学支援金の対象外です。

就学支援金の仕組みや都道府県ごとの補助金制度については、通信制高校の学費無償化制度を解説の記事で詳しく紹介しています。

出典:文部科学省「令和8年度高等学校等就学支援金制度等」

HR高等学院なら、不登校を経験した学生が高卒資格と進路を目指せる

不登校の経験があっても、通信制高校へ進学し、高卒資格を取得して希望の進路へ進むことは十分に可能です。そして、その道のりを一人ひとりに寄り添い無理なく支えられるのが、通信制サポート校の強みです。

HR高等学院からも、卒業生がそれぞれの進路へ進んでいます。一般受験で国際基督教大学へ進んだこうせいさんと、学院での活動を実績にして総合型選抜でデジタルハリウッド大学へ進んだうたさんは、それぞれインタビューで進路を決めるまでを語っています。

入学前に「中学時代の不登校から人間関係がうまくいくか不安だった」という学生も少なくありません。しかし、ある学生はインタビューで、次のように語っています。

本当に中学の時不登校だったの?って思う人がすごくいっぱいいて。みんな本当に明るいし、自分の好きなこと突き詰めてやってる子もいるし。学校が終わったあとにみんなでカラオケ行ったりご飯食べに行ったりたくさんしますし。通信制高校を選ぶ時にいわゆる青春みたいなのは半分あきらめてたので、友達と遊んだりとかできるんだなって。想像してなかったので嬉しいです。

引用:HR高等学院 在校生インタビュー(樫村こと子さん)

Googleの口コミでも、みんなが楽しそう、コーチと学生の距離が近いという声が多く見られます。

入学のきっかけは説明会で生徒の皆さんがキラキラしていたからです。HRフェスには初めて来たのですが、みんなとても個性的で自分のことをしっかり表現できていて、素晴らしい演目を見ることができてよかったです。コーチの皆さんの印象は優しくて、生徒一人ひとりに寄り添ってくれている感じです
引用:Google Map(HR高等学院代々木キャンパス)

保護者の方からも、よい変化があったという声を多くいただいています。

生徒の個性を尊重してくれる学校です。生徒のやりたいという気持ちを大切にしてくれて、その夢を叶えるために大人が全力でサポートしてくれます。HR高等学院に出会えて良かったと感じています。学校生活が楽しいという息子を見ていると幸せになります。ありがとうございます。
引用:Google Map(HR高等学院代々木キャンパス)

登校頻度は完全オンラインから週5日通学まで柔軟に選べるため、自分の体調や生活リズムに合わせて学習を続けられます。進路についても、大学進学から就職・起業、海外進学まで、学院を挙げて一人ひとりの進路実現を支援します。

まずは、「ちょっと話を聞いてみようかな」というお気持ちで気軽に説明会個別相談会に参加してみてください。
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この記事の著者
三輪 千恵
三輪 千恵
東京大学教育学部卒。2023年社員3人目として人材ベンチャーに入社。 キャリアアドバイザーとして年間1,000名以上の大学生を支援し、30名規模の学生組織マネジメントや外部提携を牽引。AIスタートアップ等で採用・労務・PM(プロジェクト管理)を歴任し、組織の根幹を支える「制度設計」の専門性を磨く。 現在はコーチの経験を活かし、学校のルール・制度のゼロベースでの構築を牽引。コーチ研修の設計・運用から、答えのない問いに対して仮説・実装・改善を繰り返す現場改善までを主導する。生徒一人ひとりの個性に寄り添う日常的な関わりと、保護者との丁寧な対話を最優先に置き、「子どもの成長を最大化させるための最適かつ安心な環境設計」に全力を注いでいる。
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