「スクーリングなしでも卒業できる通信制高校もあるのではないか?」と考える方は少なくありません。
登校への不安や抵抗感から通信制高校を検討しているからこそ、スクーリングの有無は真っ先に気になるポイントでしょう。
しかし、結論からいえば、スクーリングが一切不要な通信制高校は存在しません。
なぜなら、学校教育法においてスクーリングが卒業資格に必須であると定義されているからです。
ただし、スクーリングの回数や形式は学校によって大きく異なります。年に1回・数日間の宿泊型で全科目を一括完了できる学校もあれば、自分のペースで少しずつ科目ごとにこなせる通学型の学校もあります。
「スクーリングへの不安がある」「登校の回数をできるだけ減らしたい」という方にも、自分に合った学校を見つけることは十分に可能です。
この記事では、スクーリングの仕組みや種類の基本から、スクーリングが少ない通信制高校8校の比較、メリット・デメリット、そして現場の職員によるアドバイスまでを網羅的に解説します。
学校選びの参考として、ぜひ最後までお読みください。
通信制高校・サポート校ではスクーリングは必須?
まずは、スクーリングがなぜ卒業要件に含まれているのか、そしてスクーリングが果たす役割について正しく理解しておきましょう。
スクーリングなしの通信制高校はない
通信制高校を探す中で「スクーリングなし」という条件で学校を探している方もいるかと思いますが、スクーリングを完全にゼロにできる通信制高校は現在存在しません。
これは各学校の方針によるものではなく、法律によって定められていることです。
学校教育法において、通信制高校はスクーリング(面接指導)を実施することが義務付けられています。
つまり、どれだけオンライン授業が充実している学校であっても、どれだけ自由度の高いカリキュラムを採用している学校であっても、スクーリングを完全になくすことはできないのです。
その中でも「スクーリングなし」をうたっているように見える学校や情報を見かけることがあるかもしれません。
しかしそれは、「スクーリングの回数が非常に少ない」あるいは「オンラインで完結できる部分が多い」という意味であって、スクーリングそのものが存在しないわけではありません。
学校選びの際は、この点を正確に理解した上で比較検討するようにしましょう。
スクーリングに行かないと卒業はできない
では、スクーリングに参加しないとどうなるのでしょうか。端的にいえば、スクーリングに参加しなければ単位が取得できず、卒業要件を満たすことができません。
通信制高校の卒業要件は、どの学校に通っても共通して以下の3つが定められています。
- 高校に36ヶ月以上在籍すること(全日制に在籍していた期間も通算可)
- 74単位を取得すること
- 特別活動に30時間以上参加すること
この中でも特に重要なのが「74単位の取得」です。通信制高校で単位を取得するためには、以下の3つをすべて満たす必要があります。
この3つがそろって初めて「単位認定試験」を受けることができ、合格すると単位が認定されます。
つまり、スクーリングは、単位取得のプロセスにおいて省略できない必須ステップなのです。
スクーリングに参加しない限り、レポートや視聴票をどれだけ完璧に提出していても、単位認定試験を受けること自体ができません。
なお、極めて例外的なケースとして、長期入院などの病気療養中で学校へ来ることが物理的に不可能な場合に限り、別途課題を課すことでスクーリングの代替措置が認められることがあります。
ただしこれは厳格な審査を経た上での特別な配慮であり、通常の状況では適用されません。
スクーリングへの不安や抵抗感を持つことは自然なことですが、まずは「スクーリングなしで卒業することはできない」という前提をしっかりと理解した上で、「どうすれば自分にとって無理のない形でスクーリングをこなせるか」という視点で学校選びをすることが大切です。
スクーリングの回数や形式は学校によって大きく異なるため、自分の状況や希望に合った学校を見つけることは十分に可能です。
通信制高校のスクーリングの仕組み
スクーリングが必須であることは理解した上で、「実際にどのような形で行われるのか」「どのくらいの頻度で通う必要があるのか」と気になる方も多いでしょう。
スクーリングの形式は学校によってさまざまで、自分の生活スタイルや状況に合ったものを選ぶことができます。ここでは、スクーリングの種類や仕組みについて詳しく解説します。
スクーリングの種類
通信制高校のスクーリングは、大きく分けて 「宿泊型」と「通学型」の2種類 があります。それぞれの特徴を理解した上で、自分に合った形式の学校を選ぶことが重要です。
宿泊型スクーリング
宿泊型は、2泊3日や3泊4日といった形で学校の本校や指定の宿泊施設に滞在し、その期間中に全科目のスクーリングをまとめて完了させる形式です。
年間で数回の開催日程が設けられており、その中から自分の都合に合った回を選んで申し込みます。
最大の特徴は、1回の申し込みで全科目のスクーリングが完結するという手続きの簡潔さです。科目ごとに個別で予約・管理する必要がなく、「第○回のスクーリングに参加する」と申し込むだけで準備が整います。
自己管理が苦手な学生や、スクーリングにかける時間をできるだけまとめてしまいたいという学生に向いているといえます。
宿泊先は学校の本校所在地になることが多く、学校によってはその立地や内容に特色があります。
例えば、鹿島山北高等学校では、神奈川県山北町の温泉宿が会場となっており、特別活動としてカヌー体験やトレッキングなどが組み込まれています。
通学型スクーリング
通学型は、全国各地に設けられたスクーリング拠点(学習センターやキャンパスなど)に直接出向き、科目ごとに授業を受ける形式です。
1回あたりの受講時間は1時間程度から半日程度までさまざまで、自分で受講したい科目・日時を予約して参加します。
宿泊型と異なり、自分のペースで少しずつスクーリングをこなしていける柔軟さが特徴です。宿泊型に抵抗がある生徒や、体調や都合に合わせてスケジュールを組みたい生徒に向いています。
ただし、科目ごとに予約・管理をする必要があるため、自己管理の負担は宿泊型に比べて大きくなります。
また、取得している科目数によって年間の通学日数が変動し、多くの単位を取得している場合は年間10〜14日程度が必要になることもあります。
スクーリングと通常コースの違い
通信制高校のスクーリングについて調べていると、「通常コース」や「通学コース」といった言葉を見かけることがあります。スクーリングとこれらのコースはどのように違うのでしょうか。
まず整理しておくと、スクーリングとは単位取得のために法律上必須とされている「面接指導」のことを指します。
一方、通常コース(通学コース)とは、学校が独自に設けている登校プログラムやサポートのことを指す場合がほとんどです。
週に数日登校して授業を受けたり、担任の先生と面談をしたり、友人と一緒に自習したりといった活動が含まれます。
これらは卒業要件であるスクーリングとは別に、学習の質を高めたり生活リズムを整えたりすることを目的として設けられています。
つまり、スクーリングはどの生徒も避けられない卒業要件であるのに対して、通学コースへの参加は学校や生徒によって選択できる任意のプログラム(あるいは追加費用が発生するオプション)という位置付けになっている場合が多いです。
同様に、サポート校のサービスも卒業要件には該当しません。この点は誤解が生じやすい点なので、しっかり理解しておきましょう。
学歴や正式な卒業資格として残るのはどっち?
「通信制高校に通うと、全日制高校と比べて学歴に差がつくのでは?」と心配している方もいるかもしれません。
結論からいえば、 通信制高校を卒業した場合の学歴・卒業資格は、全日制高校を卒業した場合とまったく同じです。
高校卒業資格は、学校教育法に定められた所定の要件(36ヶ月以上の在籍・74単位の取得・特別活動30時間以上)を満たすことで得られるものであり、通信制・全日制・定時制といった履修形態による差異はありません。
卒業証書に「通信制」と明記されることもなく、履歴書に記載する際も「○○高等学校 卒業」と書けばよく、卒業後の進学・就職においても全日制と同等に扱われます。
では、サポート校に通っていた場合はどうでしょうか。サポート校自体は高校の卒業資格を発行する機関ではないため、サポート校への在籍・卒業は学歴にはなりません。
正式な高校卒業資格として残るのは、あくまでも提携する通信制高校を卒業したという事実のみです。
サポート校に通っていた事実は、面接等でアピールできる経験値にはなりますが、公式な学歴証明書には通信制高校の卒業のみが記載されます。
この点を理解せずに「サポート校に通っていたから高校を卒業できる」と思い込んでいると、就職活動や進学の際に齟齬が生じる可能性があります。
通信制高校とサポート校それぞれの役割を正確に把握した上で、卒業に向けた計画を立てるようにしましょう。
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スクーリングが少ない通信制高校8選
スクーリングへの不安や負担を軽減したいと考えるなら、スクーリング回数が少ない・または柔軟に選べる学校を選ぶことが重要です。
ここでは、スクーリングの少なさや形式の選びやすさを軸に、おすすめの通信制高校8校を紹介します。
鹿島山北高等学校
- 最低年1回の宿泊型スクーリングで一括完了
- 温泉宿に泊まりながらカヌー・トレッキングなどの体験活動つき
- 就学支援金適用を活用することで、学費の負担も軽減
評判・口コミ
- 最初は不安だったが、自然の中で過ごす4日間で仲間と協力することの大切さを実感できた。
- トレッキングで見た滝の景色は忘れられない。環境について深く考えるきっかけになった。
- 初めて話す人とも仲良くなれ、自分に自信が持てるようになった
特徴
鹿島山北高等学校は、神奈川県山北町の丹沢湖畔に本校を置く通信制高校です。
鹿島山北高等学校の特徴は、スクーリングが年1回・3泊4日の宿泊型に集約されていることです。
科目ごとに個別で予約・管理する手間がなく、「この回に参加する」と申し込むだけで全科目のスクーリングをまとめて終えられます。
スクーリングの内容も充実しており、カヌーやトレッキング、BBQなどの自然体験が組み込まれた「特別活動」が人気です。
温泉宿に宿泊しながら全国から集まった仲間と過ごす3泊4日は、修学旅行感覚で楽しめると好評です。
また、全国に学習センターがあるため、日常の学習サポートを自宅近辺で見つけやすいでしょう。さらに、学費は就学支援金の適用で家庭の負担をさらに抑えられます。
鹿島学園高等学校
- 自宅学習から週5日通学まで、ライフスタイルに合わせてスタイルを選択可能
- 通学型スクーリングで、科目数に応じた柔軟な登校スケジュールが組める
- 全国どこからでも入学でき、近くのキャンパスで学習サポートを受けられる
評判・口コミ
- 自由に相談して組むことができ、スクーリングに関して困ったことは1度もなかった。
- スケジュールを組みやすく、授業も取りたいコースも自分で選ぶことができる。
- スクーリングだけでなく行事も充実していたので、通学が楽しかった
出典:みんなの通信制高校情報「鹿島学園高等学校の口コミ・評判」
特徴
鹿島学園高等学校は茨城県を本校に置く通信制高校で、全国47都道府県に提携の学習等支援施設を持ちます。
鹿島学園高等学校のスクーリングは、全国各地のキャンパスや指定会場で科目ごとに受講します。
年間の登校日数は取得する科目数によって異なり、多くの単位を履修していても年間10〜14日程度に抑えられるケースもあります。
科目ごとに自分でスケジュールを管理する必要がありますが、学習センターのスタッフがサポートしてくれる体制が整っています。
N・S・R高等学校
- 年間スクーリングは7〜10日程度。日程は自分で選択可能
- ネットコースなら自宅中心で学習でき、登校の負担を最小限に
- プログラミング・映像制作・eスポーツなど、豊富な課外活動が充実
評判・口コミ
- 自分の体調や気分に合わせて、スケジュールは自由に組める。
- 年に数回から週5日まで幅広く選べる。毎日登校に抵抗がある場合は、週1~3がおすすめ
- 拠点にもよるが、人数が多い分、決められた日に都合を合わせないと年度内に完了しない可能性がある
出典:みんなの通信制高校情報 「N高等学校・S高等学校・R高等学校の口コミ・評判」
特徴
N高等学校・S高等学校・R高等学校は、KADOKAWA・ドワンゴが運営する通信制高校グループです。3校合計の在籍生徒数は35,000人を超え(2025年12月末時点)、通信制高校として日本最大規模を誇ります。
スクーリングは年間7〜10日程度です。1・3年次は全国各地の拠点での通学スクーリングですが、2年次には加えて本校スクーリング(宿泊型)に参加します(N高は沖縄県伊計島、S高は茨城県つくば市、R高は群馬県桐生市)。
日程は複数の選択肢から都合に合わせて選ぶことができ、体調面・経済面で事情がある場合は個別対応も可能です。
また、「ネットコース」を選べばほぼすべての学習をオンラインで完結でき、通学の負担を最小限に抑えられます。大学合格実績も高く、東京大学をはじめとする旧帝大学、早慶や医学部への合格者も輩出しています。
参考:大学合格実績|N高等学校
ヒューマンキャンパス高等学校
- 「専門コース」や「キャリア教育」が充実。IT検定や将来の仕事につながる学び
- スクーリングは年10日程度。3年間のうち、1度だけ本校へのスクーリングが必要
- 通信制高校の中でも日本一多くの専攻ラインナップ。100以上の目指せる職種
評判・口コミ
- 専門分野の時間割は週に数回決まっていましたが、全体的に自分のペースで学習を進めることができた。
- 沖縄でのスクーリングは、過ごしやすいホテルでとても楽しかった。
- 通う曜日・時間など色々な選択肢から自分に合った通い方が選べる。
出典:みんなの通信制高校情報 「ヒューマンキャンパス高等学校の口コミ・評判」
特徴
ヒューマンキャンパス高等学校は、全国に学習センターを持つ通信制高校です。スクーリングは年間10日程度と少なく、全国の各拠点で受講することが可能です。加えて、在学中に1度だけ本校スクーリングに行く必要があります。
ヒューマンキャンパス高等学校に所属している場合は名護本校(沖縄)へ、姉妹校のヒューマンキャンパスのぞみ高校の場合は茂原本校(千葉)へ、それぞれスクーリングに参加します。
スクーリング以外の日常的な学習は、自宅と学習センターを組み合わせて無理なく進めることができます。
ルネサンス高等学校グループ
- メディア学習(動画授業)の活用で、スクーリングを最短年4~5日に
- 年に1回の「集中型」、2回もしくは複数回に分けて参加する「分割型」など、希望に合わせて日程を選べる
- 学生一人での参加に不安がある場合は、親子スクーリングも可能
評判・口コミ
- スクーリングに行く前は不安でしたが、面白い授業が多く、いい意味でイメージが裏切られました。
- 一日教室で授業を受けられるのか不安でしたが、近くの人と話し合ったり手を動かしたりすることがあったので、あっという間に感じた。
- アルバイトと両立しながら、自分に合ったやり方で進められた
出典:みんなの通信制高校情報 「ルネサンス高等学校の口コミ・評判」
特徴
ルネサンス高等学校グループ(ルネサンス高等学校・ルネサンス豊田高等学校・ルネサンス大阪高等学校)は、茨城県を本校に置く通信制高校です。
通信制高校の中でもとりわけスクーリングの少なさで注目されており、メディア学習(動画授業)の積極的な活用によって年間最短4~5日程度での卒業を目指せます。
スクーリングの拠点は、茨城県(久慈郡大子町)・愛知県(豊田市)・大阪府(大阪市)のいずれかから選択できます。拠点に近い場合は分割型、遠方の場合は宿泊型など、使い分けることも可能です。
さらに、スクーリングのスタイルも多彩で、保護者と一緒に参加できる「親子スクーリング」、20歳以上の社会人向けの「成人スクーリング」なども用意されています。
精華学園高等学校
- 年間60時間のスクーリングを自由なスケジュールで組める
- 校則がなく、自由度が高い高校生活を送ることができる
- 声優・イラスト・建設技能・美大進学など、ユニークなコースが充実
評判・口コミ
- 大学生のように、自由に予定を立てられる。
- 月曜日から土曜日まで学校が開いているので、好きな日に勉強できる。
- 体調に気遣いをしてもらい、臨機応変に対応してくれた。
出典:みんなの通信制高校情報 「精華学園高等学校の口コミ・評判」
特徴
精華学園高等学校は山口県を本校に置く広域通信制高校です。
基本的な学習システムはレポート・スクーリング・単位認定試験の3つで構成されており、年間60時間のスクーリングをどのスケジュールで消化するかは生徒自身が決定します。
これにより、体調や都合に合わせた柔軟なスクーリング計画が立てやすく、最短では年間12日程度の登校で卒業を目指すことが可能です。
なお、通信コースの場合、山口市にある精華学園高等学校本校舎でスクーリングを実施しますが、通学コースの場合、日常的に通学する学習センターでスクーリングが完結します。
声優コース・イラストコース・建設技能コース・美大芸大コース・英語コース・情報コースなど、ユニークなコースが充実しているのも特徴です。
飛鳥未来高等学校
- キャンパス全てでスクーリングを開催しているため、地方在住でも通いやすい
- 年間約10日〜20日程度のスクーリングで卒業可能
- 三幸学園グループの専門学校・東京未来大学への優先入学制度(学費一部免除など)あり
評判・口コミ
- 月1回のホームルームに必ず出るクラスですが、もし仮に出れなくても予備ホームルームが用意されていて安心だった。
- 体調に合わせて通学することができて良かった。
- 予想以上に自由にスケジュールを組むことができて良かった。
出典:みんなの通信制高校情報 「飛鳥未来高等学校の口コミ・評判」
特徴
飛鳥未来高等学校は、三幸学園グループが運営する広域通信制高校です。
全てのキャンパスがスクーリング会場となっているため、地方在住の生徒でも遠方に移動せずに通いやすい環境が整っています。
年間約10〜20日程度のスクーリングで卒業が可能で、自分で登校日を決めるスタイルのため、アルバイトや課外活動との両立がしやすいと好評です。
グループ内の医療・福祉・スポーツ・美容・製菓などの専門学校や、東京未来大学への優先入学制度があり、高校卒業後の進路選択肢が広いのも大きな魅力です。
美容師免許の取得を目指すダブルスクールプログラムなど、高校在学中から専門資格に向けた学びを進める独自のカリキュラムも充実しています。
第一学院高等学校
- スクーリングは年1回・本校(高萩または養父)での宿泊型で完了
- 全国各地にキャンパスがあり、日常的なサポートを受けながら学べる
- 多様なコースから選べ、大学進学から就職・スポーツまで幅広く対応
評判・口コミ
- スクーリングで、同世代の色々な人と交流ができて楽しかった。
- 時間割は柔軟で、体調面の希望も親身に受け止めてくれた。
- 先生が手厚くサポートしてくれて、進めやすかった。
出典:みんなの通信制高校情報 「第一学院高等学校の口コミ・評判」
特徴
第一学院高等学校は、茨城県高萩市と兵庫県養父市に本校を置く通信制高校で、全国に多数のキャンパスを展開しています。
スクーリングについては、コースによって日数や時間数が異なりますが、基本的には所属する高萩本校もしくは養父本校でのスクーリング(宿泊型)が必須となっています。
その中でも、本校通学コースに所属する場合は、通学型で完結します。
豊富なコースから、自分にあった学習スタイルを選ぶことができ、不登校経験者や体調に不安がある生徒にも無理なく学べる環境が用意されています。
スクーリングが少ない通信制高校を選ぶメリット
スクーリングの回数が少ない通信制高校には、登校への不安や抵抗感を持つ学生にとって特に大きなメリットがあります。
ここでは、代表的な4つのメリットについて詳しく解説します。
精神的負担が軽減される
スクーリングが少ない通信制高校を選ぶ最大のメリットの一つが、登校に伴う精神的な負担を大きく軽減できる点です。
全日制高校では毎日登校することが前提となっており、「明日も学校がある」というプレッシャーが積み重なりやすい環境です。
一方、スクーリングが年間数日〜数十日程度に抑えられている通信制高校であれば、「この日だけ消化すればいい」という見通しが立てやすく、日常的な不安感が軽減されます。
特に、過去に不登校を経験していたり、人間関係や集団生活に強いストレスを感じやすい学生にとっては、この「毎日登校しなくていい」という環境自体が、学習を継続する上での大きな支えになります。
登校日数が少ない分、スクーリングに向けて気持ちを整える時間も取りやすく、「この日は頑張って行く」という切り替えがしやすいという声も聞かれます。
学校に通うこと自体がストレスになってしまうと、学習そのものへの意欲にも影響が出てきます。
まず安心して学べる環境を確保するという意味でも、スクーリングが少ない通信制高校を選ぶことは精神的な健康を守る上で有効な選択肢といえます。
時間を有効活用できる
スクーリングが少ないということは、それだけ自由に使える時間が多いということでもあります。この時間をどう活用するかによって、通信制高校での学びの充実度は大きく変わります。
例えば、大学進学を目指す学生であれば、日中の時間を予備校や自習に充てられます。通信制高校の授業に縛られる時間が少ない分、受験勉強に集中できる環境を自分で作りやすいのは大きなアドバンテージです。
スポーツや芸能活動に取り組んでいる学生にとっても、通信制高校のスクーリングが少ないことは大きなメリットになります。
海外遠征や合宿、不定期に入る仕事など、スケジュールのコントロールが難しい活動と高校生活を両立させやすい環境が整っています。
実際に、プロを目指すアスリートや芸能活動をしながら高校卒業資格を取得する学生の中には、通信制高校を選んでいる人もいます。
また、自分の興味・関心のある分野を深く学ぶための時間として活用することもできます。プログラミング・デザイン・動画・音楽など、学校の授業では学べないスキルを身につけるために、空いた時間を使うことが可能です。
学費やその他の費用を削減できる
スクーリングの回数が少ないことは、金銭的なコストの削減にもつながります。
まず、スクーリングへの交通費が抑えられます。通学型のスクーリングを年間数十日こなす場合と、宿泊型で年間1回のスクーリングで完結する場合とでは、交通費の総額に大きな差が生じる方もいるでしょう。
特に、スクーリング拠点が自宅から遠い場合や、地方在住で都市部の会場まで移動する必要がある場合は、この差がさらに大きくなります。
また、スクーリング日数が少ないことで、制服や通学用品にかかる費用も最小限に抑えられます。毎日通学する全日制高校と比べると、学校に関連する日用品や消耗品のコストも自然と少なくなります。
さらに、自宅で学習を進める時間が多い分、学習環境の整備に投資するという選択もできます。
通学にかかるコストをオンライン学習ツールや参考書、資格取得のための教材などに回すことで、より効果的な学習環境を整えることが可能です。
ただし、サポート校を併用する場合は別途費用が発生します。サポート校の学費は学校によってさまざまですが、通信制高校の学費と合わせると総額がどのくらいになるかを事前にしっかりと確認しておくことが重要です。
先生へ直接質問ができる
「スクーリングが少ない=先生と話す機会が少ない」というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実はスクーリングは先生に直接質問できる貴重な機会でもあります。
普段のレポート学習や視聴票の提出はオンラインや郵送で行うことが多く、疑問点が生じてもリアルタイムで解消しにくい場面があります。
そのような疑問や不明点を、スクーリングの場でまとめて先生に直接聞けるのは大きなメリットです。
少ないスクーリングの機会だからこそ、事前に質問をまとめておいて集中的に解消するという使い方が生まれやすく、効率的な質問の仕方が身につくという側面もあります。
また、先生との対面のやり取りを通じて、文字だけでは伝わりにくいニュアンスや理解度を確認してもらえるという点も、スクーリングならではの価値といえます。
サポート校に所属している場合は、担当コーチやスタッフへの相談窓口が日常的に確保されているため、学習面だけでなく生活面での悩みも含めて、こまめにサポートを受けることができます。
スクーリングが少ない通信制高校を選ぶデメリット
メリットが多い一方で、スクーリングが少ない通信制高校にはいくつかのデメリットも存在します。入学後に「思っていたのと違った」とならないよう、事前にしっかりと把握しておきましょう。
友人作りの機会が減る
スクーリングが少ないことの最も大きなデメリットの一つが、同世代との交流機会が少なくなるという点です。
全日制高校では毎日同じクラスメートと顔を合わせる中で、自然と友人関係が築かれていきます。
しかし通信制高校では、スクーリング以外に同年代の学生と接する機会が提供されているわけではないため、友人を作るきっかけが生まれにくい環境といえます。
孤独感を感じやすいという点も、通信制高校生活のリアルな課題の一つです。同じ学校に通う生徒がいても顔を知らない、連絡先を知らないという状態が続くことも珍しくありません。
先生へ質問できる時間が少ない
メリットの項目で「先生に直接質問できる機会になる」とお伝えしましたが、その機会自体の絶対数が少ないという点はデメリットでもあります。
全日制高校であれば、授業の前後や放課後に先生へ気軽に質問できる環境が日常的に整っています。
しかし通信制高校では、スクーリングの機会が年間数日〜数十日程度に限られるため、対面で先生に質問できるタイミングが少なく、学習上の疑問点がその都度解消されにくいという状況が生じることがあります。
メールやオンラインでの質問対応を設けている学校も多いですが、リアルタイムでのやり取りではないため、回答を得るまでに時間がかかったり、文字だけでは理解しきれなかったりするケースもあります。
自己管理能力が必要
スクーリングが少ない通信制高校を選ぶ上で、最も見落とされがちかつ重要なデメリットが、高い自己管理能力が求められるという点です。
スクーリングの回数が少ないということは、それだけ学校から直接管理・指導される場面が少ないということでもあります。
レポートの提出期限、視聴票の管理、スクーリングの予約、単位認定試験の準備など、卒業資格取得に向けたスケジュールを自分自身で管理しながら進めていく必要があります。
特に入学直後は、通信制高校特有の学習スタイルに慣れるまでに時間がかかることも多く、気づかないうちに課題が積み重なってしまうケースも見られます。
また、自宅での学習時間が長くなるため、生活リズムを自分で維持する力も必要です。日中に適切なペースで学習を進められず、提出物が滞ってしまうという状況は、実際に多くの生徒が経験する壁の一つです。
「社会で生きていける力」を。
- 入学前不登校経験者8割。
入学後登校率89% - ぷよぷよ、モンスト開発者、
日本一になった起業家
から直接学べる - docomo、Lotte、Mixiなど
大企業と連携したプロジェクト型学習

**スクーリングについて通信制高校・サポート校の職員がアドバイ
スクーリングが少ない通信制高校には多くのメリットがある一方で、実際に通い始めてから「思っていたのと違った」と感じるケースも少なくありません。
スクーリングへの不安や抵抗感を持つ学生・保護者は決して少数ではなく、現場の職員のもとには日々さまざまな相談が寄せられています。
ここでは、通信制高校・サポート校の現場に携わる職員の方に、スクーリングにまつわる注意点・よくある誤解・不安を乗り越えるためのアドバイスを伺いました。
【根岸律葵(りっきー)さんプロフィール】
HR高等学院の運営メンバーとして、進路指導、英語×探究×PBLプログラムの設計、留学・体験プログラム開発、AI活用・システム連携の事例などを手掛ける。 新卒で製薬会社の営業を経験後、14年間の専業主婦期間を過ごす。主婦業の傍ら、非常勤講師として長年進路指導に携わり、「文系からの理転」を経て大学院へ進学。文部科学省での勤務も経験する。 コロナ禍を機に「社会との繋がり」を再定義し、コンサルティング会社での営業支援を経て、教育への情熱から角川ドワンゴ学園(N高・S高・R高)へ。プレイヤーからマネジメントまでを担いつつ、その傍ら研究を続け、医学博士号を取得。その後、グロービスでの経験を経て、「自分が本当に関わりたいのは高校生たちだ」という原点に立ち返り、現在はHR高等学院にて、生徒一人ひとりのキャリアに真摯に向き合っている。
自己管理能力が必要
― そもそも、スクーリングへの不安や相談は、生徒・保護者の方から多く寄せられるものなのでしょうか?
多いですね。というか、1年生や転入・編入してきた学生はほぼ100%といっていいくらい、何かしらスクーリングに関する質問をしてきます。
通信制の仕組みに慣れていないので、勝手がまったくわからないんですよ。
― どんな内容の質問が多いですか?
宿泊型と通学型でそれぞれ異なる質問をいただきます。
宿泊型の場合は、スケジュールがどうなっているかとか、途中しんどくなったら帰れるのかとか、緊急連絡先はどこかとか。朝から晩までびっしり授業があるので、「どんな感じでやるんですか?」という質問が多いですね。
通学型だと、まず予約の仕方はどうするんですかという質問から始まって、「忘れちゃっていけませんでした、どうしたらいいですか?」とか、「電車が遅延して1時間目に間に合いそうもありません。どうしたらいいですか?」とか。
どうやって行って、どうやって受講すればいいか、手続き方法はどうするか、という質問が多いですね。
― スクーリングが少ない通信制高校を選ぶ上で、生徒や保護者が見落としがちなデメリットや注意点はありますか?
確かに時間にゆとりはできるしメリットも多いと思うんですが、通信制高校にしか所属しなかったら、その管理は全部自分でやらなきゃいけないんですよ。
そのため、聞かれた場合は「それ、めちゃくちゃ大変だよ」って正直に伝えていますね。
大変だからこそ、これだけ山のようにサポート校というのができているんだよ、という感じですね。
― 具体的にどのような管理が必要になるのでしょうか?
単位を取得するためには、スクーリングに参加するだけじゃなくて、「レポート」と「視聴票」の提出も必要なんです。
視聴票というのは指定された動画を見て感想などを書いて提出するものなんですけど、この3つが全部揃って初めて単位認定試験を受けられる。
で、その試験を通過してやっと単位が取れる、という仕組みです。これを締め切りに合わせてコツコツ自分で管理していくのは、想像以上に大変な作業なんですよ。
― 全日制と比べると、そのあたりの負担感はやはり大きくなりますよね。
そうですね。全日制高校であれば授業の中で半ば自動的に進んでいくものが、通信制高校では自分で動かなければ何も進まないんです。
スクーリング日数が少ないということは、それ以外の時間はすべて自分の裁量で動かなければならないということでもあって。
生活リズムが崩れてしまったり、提出物の期限を管理しきれずに単位を落としてしまうケースも、実際に起きていますね。
― 通学型のスクーリングでは、管理の手間という面で特に難しさがあると聞きました。
そうなんです。
通学型は科目ごとに自分で予約を入れて、それぞれ管理して、会場に行かなきゃいけないので。『国語はここで予約して』『数学はこれを予約して』と、科目ごとにいちいち管理しなきゃいけない。
宿泊型はその点、『第15回のスクーリングに行きます』と申し込みさえすれば、その回で全科目まとめてスクーリングが終わるので、手続きがめちゃくちゃ楽なんですよ。
自己管理が苦手な学生にとっては、宿泊型の方が向いているケースも多いと思います。
サポート校を上手に活用することが通信制生活の鍵
― 自己管理が難しいと感じる生徒には、どのような選択肢がありますか?
ほっておいたら1日中家にいてダラダラしちゃう、ということになってしまいがちなので。そこを、サポート校の存在で補えるんですよね。
サポート校は毎日通学するスタイルだったり、オンラインでやるスタイルだったりあるので、「通信制高校には行かないけれど、特徴のあるサポート校に所属していろんな学びを受けますよ」という選択をしている学生が多かったりします。
― サポート校に通うことで、生活リズムも整いやすくなるということですね。
そうですね。毎日通学するスタイルのサポート校であれば、朝起きて学校に行くという生活の軸ができるので、それだけで全然違うと思います。
オンラインのサポート校でも、決まった時間に授業がある形であればリズムが作りやすくなりますよね。
通信制高校はあくまで卒業資格を与える機関で、サポート校はその学習や生活を支える機関、という役割の違いを理解した上で、両方をうまく組み合わせてほしいですね。
― サポート校以外の時間の使い方として、どのようなパターンがありますか?
「一般受験で難関大に行きます」という学生は、本当に通信制だけに所属してサポート校とか行かずに、むしろ日中ずっと予備校にいるという使い方をする学生もいます。浪人生3年間、みたいな。それもできちゃいますよね。
あとはスポーツ選手や芸能活動をしている学生も通信制に所属していることが多くて。
海外遠征や合宿、あと不定期でいろんな仕事が降ってくるのでスケジュールがコントロールできない、という学生にとっては、スクーリングが少ないことをメリットにして自分たちの活動に時間を充てる、という使い方をしている学生もいます。
― 時間の使い方は本当に人それぞれなんですね。
そうなんですよ。受験という明確な目標に向かって頑張っている学生、何かと両立しなきゃいけないアスリート型の学生、うまく自分で日中を使えないからサポート校に所属する学生。
でも何かしら自分のプラスになるような時間の使い方をみんなしていると思います。学校の勉強だけじゃない学びが通信制は作れるな、と思ってます。
― 「自由度が高い」というより「自分で設計できる」というイメージでしょうか。
まさにそうだと思います。だからこそ、通信制高校を選ぶ際はスクーリングの少なさだけに注目するんじゃなくて、「空いた時間をどう過ごすか」まで見据えて検討することが大切だと思っています。
サポート校を使うのか、予備校に通うのか、自分の活動に充てるのか。そこまで含めて考えてから入学してほしいですね。
通信制高校とサポート校の「役割の違い」を正しく理解する
― 制度の理解という面で、現場でよく起きる認識のズレや誤解はありますか?
通信制高校とサポート校という概念をちゃんと理解しないで入ってくると、話が通信制高校のことなのかサポート校のことなのかよくわかっていない学生とか保護者さんに遭遇するんですよ。
例えば「うちの子、サポート校の授業をずっと休んでいるんですが、出席日数は大丈夫ですかね?」と聞いてくる保護者の方がいたりして。
通信制高校の出席日数って、スクーリングに参加しているかどうかだけなんですよ。サポート校にどれだけ通っていても、高校卒業のための出席日数には全く関係ないんですね。
― それは知らないと大きな誤解につながりますね。
そうなんです。「毎日サポート校に通っているから卒業できますよね」みたいな認識のズレが生まれる可能性があって。
気づかないうちに単位取得の要件を満たせていない、卒業が遅れる、ということになりかねないので。制度が複雑な分、ちゃんと理解していないと難しい部分は出てきますよね。
― 保護者側も含めてしっかり理解しておく必要があるということですね。
そうですね。学生本人だけが理解していても、保護者がズレた認識を持っていると、家庭の中で混乱が起きたりすることもあるので。
入学前の段階で、保護者の方も一緒に説明を受けてもらう機会を設けてくれる学校を選ぶというのは、すごく重要だと思います。
― こうした認識のズレを防ぐために、学校選びで重視すべきポイントはありますか?
そこをちゃんと説明してくれる通信制高校だったり、サポート校だったりを選ぶのが良いと思います。
ちゃんと説明できる人がそこにいますか?というのは、通信制高校やサポート校を選ぶ上で重要なポイントだと思うんですけど、なんとなくそこをスルーしてきている学生さんや保護者さんも多いので。
そこはちゃんと説明できる施設に行ったほうがいい。その後もいろいろ説明トラブルが起きると思うよ、という感じです。
― 説明の丁寧さが、学校選びの大きな基準になるということですね。
そう思います。学校のパンフレットやWebサイトだけで判断するんじゃなくて、説明会や個別相談を積極的に活用して、疑問点を一つひとつ解消してから入学してほしいですね。
そのへんをしっかり対応してくれる施設かどうかというのは、入学後の生活を左右する大事なポイントだと思っています。
スクーリングを「経験値を積む場」として捉えてみよう
― ここまで注意点を中心にお伺いしてきましたが、改めてスクーリング自体の価値や魅力についても聞かせてください。
スクーリングって、なんかこう「挑戦体験」じゃないですけど、最初の一歩というか、ハードルがそれなりに高めだなと思うので。
「初めての経験をしてみる」という、この経験値アップという点で、とてもメリットが高いなと思ってます。
例えば、プレゼンテーションをみんなの前でするとか、そういうことをなかなか手も足も出ないという学生も結構いるんですけど。
スクーリングで宿泊して帰ってくると、ちょっとできるようになっていたりするんですよ。
― 普段の通信制生活ではなかなか得られない経験ということですね。
そうなんです。知らない会場で他の学生たちと一緒にスクーリングを受けることによって、場慣れじゃないですけど、知らない人と一緒にいる空間でも落ち着いていられるようになったりする。
通常生きていたら自分が出会わない層の人たちと出会えるんですよね。生きていくと、常に自分の居心地のいい場所にいられるわけではないので。
スモールステップとして、高校生のうちからスクーリングを体験しておくのは、すごくいいなと思ってます。
― 宿泊型に抵抗があった生徒が、参加後に前向きに変化するケースもありますか?
います。「宿泊は嫌だったけど、結果宿泊にして良かった」という声は結構聞きますね。
通信制に通っている学生の中には、あまり外に出ないタイプも少なくないので、このスクーリングが修学旅行みたいになるんですよ。
全国の学生たちが一同に会して、3泊4日、寝食・学習を共にするという経験って、もうめちゃくちゃレアな状態なので。本当に修学旅行感覚で楽しんでいるという印象です。
― 宿泊先や体験内容にこだわりのある学校も多いと聞きますが、実際どのような内容なんでしょうか。
例えば、鹿島山北高等学校だと、神奈川県の山北町という温泉街にあって、泊まるのも温泉宿なんですよ。
スクーリングの中に「特別活動」という授業がセットになっていて、夏はカヌー体験、冬はトレッキングがあったりして。学生たちは「めちゃくちゃ楽しかった」と言っています。
― 友人ができるという話も聞きますよね。
特に宿泊型はそうですね。みんなで泊まって、ご飯食べて、授業受けて、という3泊4日を共にするわけなので。
そのへんで仲良くなった子と、スクーリングが終わった後もSNSで繋がってやり取りしているというケースも結構あります。
通信制高校って孤独になりやすい部分もあるので、そういう繋がりって本当に大事だなと思いますね。
― 最後に、スクーリングに不安を抱える生徒・保護者の方へメッセージをいただけますか?
不安を感じること自体は当然のことだと思うんですよ。でも、その不安の多くって経験したことがないから生まれているものでもあると思うので。
スクーリングを「乗り越えなければならない壁」としてではなく、「自分の世界を少し広げるきっかけ」として捉えてもらえると、少し気持ちが楽になるんじゃないかなと思います。
宿泊型でも通学型でも、終わってみれば「行って良かった」という声がほとんどなので。不安なことがあれば一人で抱え込まずに、ぜひ学校やサポート校のスタッフに気軽に相談してほしいですね。
通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介
通信制高校での学びや生活を充実させるうえで、サポート校の存在は効果的です。
自分にあったサポート校を選択することで、卒業資格取得だけではなく、学校生活そのものを主体的に楽しむ可能性が開けるでしょう。
通信制高校の学びをより充実させたい方には、サポート校のHR高等学院を活用するのがおすすめです。
HR高等学院では、ビジネス・アート・テクノロジーなど社会で活きるスキルを学びながら、企業のプロジェクト参加や起業体験、商品開発といった実践的な活動に挑戦できます。
また、「失敗は挑戦の証」という考え方を大切にし、安心してトライ&エラーできる環境が整っています。中学時代に不登校だった方や、自信を取り戻したい方にも適しています。
まずは説明会や個別相談会で、学校や授業の詳細、通信制高校全体の仕組み、子どもの将来に関する不安などをご相談ください。一人ひとりに寄り添い、最適な学びの形をご提案します。
最後に
スクーリングなしで卒業できる通信制高校は存在しませんが、年間わずか数日間で完了できる学校から、日程・形式を自由に選べる学校まで、スクーリングへの向き合い方は学校によってさまざまです。
大切なのは「スクーリングがあるかないか」ではなく、「自分にとって無理のない形でスクーリングと付き合える学校を選べているか」という視点です。
宿泊型・通学型それぞれに特徴があり、自分の体調・生活スタイル・目標に合った学校を選ぶことが、通信制高校生活を充実させる第一歩になります。
また、通信制高校の選び方と同じくらい重要なのが、サポート校の活用です。スクーリングが少ない分、自由な時間をどう使うかが高校生活の質を左右します。
自分に合ったサポート校を見つけることで、充実した3年間につながる可能性が広がるでしょう。
まずは気になる学校の説明会や個別相談会に足を運び、制度や学校の雰囲気をしっかり確認してみてください。
スクーリングへの不安も含めて、一人で抱え込まずに相談できる学校・サポート校と出会うことが、安心した高校生活の第一歩です。


HR高等学院の運営メンバーとして、進路指導、英語×探究×PBLプログラムの設計、留学・体験プログラム開発、AI活用・システム連携の事例などを手掛ける。
新卒で製薬会社の営業を経験後、14年間の専業主婦期間を過ごす。主婦業の傍ら、非常勤講師として長年進路指導に携わり、「文系からの理転」を経て大学院へ進学。文部科学省での勤務も経験する。 コロナ禍を機に「社会との繋がり」を再定義し、コンサルティング会社での営業支援を経て、教育への情熱から角川ドワンゴ学園(N高・S高・R高)へ。プレイヤーからマネジメントまでを担いつつ、その傍ら研究を続け、医学博士号を取得。その後、グロービスでの経験を経て、「自分が本当に関わりたいのは高校生たちだ」という原点に立ち返り、現在はHR高等学院にて、生徒一人ひとりのキャリアに真摯に向き合っている。