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通信制高校選びのポイント
2026.04.26

通信制高校からでも難関・国立大学へ進学できる!難しい・不利なイメージを払拭【職員インタビュー】

この記事の著者
恒弘 大輔
恒弘 大輔
HR高等学院 運営責任者
「進路に悩む子どもへの正しい接し方 丸わかりBOOK」をLINEで無料ダウンロード
目次
  1. 通信制高校からでも難関大学へ進学できる
  2. 通信制高校生が利用できる難関大学への進学方法
  3. 通信制高校から難関大学へ進学するためのポイント
  4. 通信制高校から難関大学を目指すならサポート校がおすすめ
  5. 通信制高校・サポート校から難関大学を目指す生徒に伝えたい職員の声
  6. 通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介
  7. 最後に

「通信制高校からでは、難関大学への進学は難しいだろう」というイメージを持つ方は、まだいるかもしれません。しかし、最近は通信制高校への進学者が増加し、難関大学進学を目標に通信制を選ぶ生徒も珍しくありません。

実際、大手通信制高校グループからは東京大学をはじめとする旧帝大や医学部、早慶といった難関大学への合格者が毎年輩出されており、通信制高校から難関大学を目指すことは、すでに現実的な選択肢となっています。

この記事では、通信制高校からの難関大学進学の実態から、利用できる入試方式や合格のためのポイント、サポート校を活用するメリットまでを詳しく解説します。

さらに、進路支援の現場に立つHR高等学院の職員へのインタビューをもとに、難関大学合格を目指す生徒へのリアルなメッセージもお届けします。

通信制高校からでも難関大学へ進学できる

「通信制高校からでは、難関大学への進学は難しいのではないか」と感じている生徒や保護者の方は少なくありません。しかし、進学率の数字だけを見てそう判断するのは早計です。

通信制高校の進学実態を正しく理解することが、進路選択の第一歩となります。

通信制高校からの難関大学への進学率

通信制高校卒業生の大学進学率は約28.7%(令和7年度*)となっており、全日制高校の約61.9%(令和7年度*)と比較すると、一見低い水準にみえます。

しかし、この数字は「大学進学の難しさ」を表す数字ではありません。通信制高校には就職など、大学進学以外の道(芸能、専門分野への特化など)を志す多様な生徒が在籍しており、進学率にはそれらの層も含まれているからです。

また、最近では通信制高校への入学が選択肢の一つとして広がってきています。少子化の影響で学生数が減る中で、通信制課程に在籍する学生は約30万人(令和7年度*)と過去最多となっています。

なお、この数値を5年前と比較すると、約10万人増加(令和2年度は約20万人*)しており、このことからも教育の選択肢として急速に一般化していることが分かります。

こうした背景から、自分のペースで効率的に学習するために通信制を選ぶ生徒が増え、各校の進路指導体制も充実してきています。入学選抜における学力試験の比重が低い通信制の特徴を考慮すれば、大学進学を志す生徒にとっての合格実績は、全日制と比べても遜色のない水準に近づいてきていると言えるでしょう。

※通信制課程の在籍者数および進学率は、いずれも文部科学省|学校基本調査を元に引用・算出しています。

通信制高校生が利用できる難関大学への進学方法

通信制高校の生徒が大学進学を目指す場合、全日制高校の生徒と同様に複数の入試方式が利用できます。

それぞれの特徴と、通信制高校・サポート校ならではの活用ポイントを理解したうえで、自分の強みや状況に合わせて最適な入試方式を選ぶことが、難関大学合格への第一歩となります。

入試方式評価のポイント通信制・サポート校ならではの強み
一般選抜当日の試験点数
  • 圧倒的な学習時間の確保
  • 自由な時間をすべて受験勉強に充てられる
総合型選抜活動実績・面接
  • 実績作りが容易
  • 探究学習がそのまま出願書類の武器になる
学校推薦型志望理由書・推薦書
  • 推薦枠の活用
  • 指定校推薦枠を持つ通信制高校も多い

一般選抜

一般選抜は、学力試験の結果をもとに合否を判定する入試方式です。

特に、国公立大学では、共通テストと各大学の個別試験の点数を合わせて合否を判定する一般選抜の割合が高い傾向にあります。私立大学の場合は、共通テストを利用する制度や複数日程の個別試験から選択する制度など、より多様な一般選抜の種類が用意されている大学が多いです。

一般選抜は、試験の点数の比重が高く、純粋に学力で勝負できる点が特徴です。通信制高校の生徒にとっては、時間の自由度を味方につけて、学習習慣の維持や勉強量を確保することがポイントになります。その際、サポート校や塾で同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる環境に身を置くことで、自己管理にも役立つでしょう。

総合型選抜

総合型選抜は、学力試験だけでなく志望理由書や小論文、面接、課外活動の実績などを総合的に評価する入試方式です。近年、多くの大学が総合型選抜の枠を拡充しており、難関大学においても積極的に導入されています。

通信制高校やサポート校に通う生徒にとって、総合型選抜はかなり相性の良い入試方式と言えます。サポート校では、探究活動やプロジェクト学習、社会課題解決型の授業といった、総合型選抜の書類に直結する実績を積める機会が豊富に用意されています。 

全日制高校では「受験を決めてから慌てて書くネタを探す」という状況は珍しくありませんが、サポート校では日々の授業に取り組んでいるだけで自然と実績が蓄積されていくため、出願書類の準備がしやすい環境にあります。

ただし、探究活動の実績さえあれば合格できるというタイプの総合型選抜は、少なくとも難関大学の場合には「ない」と言っても過言ではないでしょう。探究活動などの書類に加えて、筆記試験を課される場合も多いため、活動実績と学力の両方をバランスよく準備することが必要です。

学校推薦型選抜

学校推薦型選抜は、高校からの推薦をもとに出願する入試方式で、大きく「指定校推薦」と「公募推薦」の2種類に分かれます。

指定校推薦は、大学が特定の高校に対して推薦枠を付与する制度です。重要なのは、指定校推薦の枠は「高卒資格を授与する高等学校」に対して付与されるものであり、サポート校自体には原則として付与されないという点です。

通信制高校に在籍する生徒がこの制度を利用するには、所属している通信制高校に指定校推薦の枠があることが前提となります。

HR高等学院(サポート校)の所属校を含めて、指定校推薦を持つ通信制高校は多く存在しますが、志望する大学の枠があるかどうかについては入学前に確認しておくことが大切です。

一方、公募推薦は自己推薦やスポーツ推薦など、学校の枠に縛られず自分で該当する推薦区分を選んで出願できる制度です。総合型選抜と準備内容が近く、志望理由書の作成や面接対策など、サポート校での総合型選抜対策がそのまま活かせる場面が多くあります。 

総合型選抜の準備が充実しているサポート校であれば、公募推薦に向けたサポートも同様に受けられると考えて問題ないでしょう。

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通信制高校から難関大学へ進学するためのポイント

通信制高校から難関大学への進学を実現するためには、自由度の高い環境を最大限に活かしながら、戦略的に準備を進めることが求められます。

ここでは、難関大合格に向けて特に意識したい5つのポイントを解説します。

基礎学力を向上させる

どの入試方式を選ぶ場合でも、基礎学力の向上は難関大学合格のための絶対条件です。総合型選抜や学校推薦型選抜においても、一定水準以上の学力が求められることには変わりありません。

通信制高校では、全日制のように授業の進度に合わせて強制的に学習が進む環境ではないため、基礎学力の定着には自分自身で意識的に取り組む必要があります。まずは、各教科の基礎をしっかりと固めることを優先し、苦手分野を放置しないよう早い段階から対策を講じることが重要です。

また、国公立と私立では、受験科目の差異や範囲の違いもあります。志望校を早めに定めるとより戦略的に学習を進めやすいため、オープンキャンパスなどには積極的に参加するとよいでしょう。

塾や予備校などを活用する

通信制高校の学習環境は自由度が高い反面、受験に特化した学力強化という観点では、学校の授業だけでカバーするには一定の限度があります。難関大学を目指すのであれば、塾や予備校を活用することも検討してみましょう。

塾や予備校を利用するメリットは、受験対策のノウハウやレベルの高いカリキュラムを活用できることだけではありません。同じ目標を持つ仲間と同じ空間で勉強することで、周囲からの刺激を受け、モチベーションの維持にもつながります。

塾や予備校を学習環境の補完として活用することは、効果的な手段と言えるでしょう。

入試対策を早めに始める

難関大学への合格を目指すうえで、入試対策を早期にスタートさせることは非常に重要です。特に通信制高校の生徒は、全日制のように学校のカリキュラムが自動的に受験対策と連動している環境にないため、自分自身で計画的にスケジュールを組み立てる必要があります。

総合型選抜を視野に入れている場合は特に注意が必要です。出願書類に書ける活動実績は、一朝一夕で積み上げられるものではありません。高校入学直後から探究活動や課題解決型学習に取り組み、長期間にわたって実績を蓄積していくことが、書類の質を高めることに直結します。

一般選抜においても、難関大学が求める学力水準は高く、早い段階から基礎固めと応用力の養成を並行して進める必要があります。「高3になってから本格的に始める」では間に合わないケースも多いため、高1・高2のうちから入試を意識した学習習慣を身につけておくことが理想です。

モチベーションを維持する工夫をする

通信制高校から難関大学を目指すうえで、多くの生徒が直面する課題の一つがモチベーションの維持です。自由度が高い分、自分を律して勉強し続けることは、意識的な工夫なしには難しいのが現実です。

モチベーション維持において特に効果的なのが、同じ目標を持つ仲間やライバルから刺激を受けることができる環境づくりです。そのほか、定期的に進路について話せる大人(コーチや担当職員など)との1on1の機会を設けることも、長期間にわたる受験勉強を乗り越えるための支えになります。

学習の進捗だけでなく、将来への不安や迷いを打ち明けられる存在が身近にいるだけで、気持ちの立て直しがしやすくなります。

また、実際に自分が目指す大学の出身者や、その大学に通う学生から話を聞く機会を持つことも非常に有効です。憧れの大学をより具体的にイメージできるようになることで、日々の勉強に対する意欲が高まりやすくなります。

大学進学サポートが充実している通信制高校を選ぶ

どれだけ本人の意欲があっても、通っている学校の進学サポートなしでは、難関大学合格の道は険しくなります。通信制高校・サポート校を選ぶ際には、大学進学に向けたサポート体制が充実しているかどうかを必ず確認しましょう。

具体的には、「総合型選抜・推薦入試に向けた探究活動や課題解決型学習の機会が用意されているか」「所属校は指定校推薦の枠を持っているか」「進路に関する個別相談や1on1の仕組みが整っているか」といった点が重要な確認ポイントになります。

また、「難関大学出身者や各分野の第一線で活躍する社会人との接点を定期的に持てる環境があるか」も、モチベーション維持や進路の幅を広げるという観点から見逃せないポイントです。

サポート校の場合は、提携する通信制高校との関係性も事前に確認しておくことが大切です。指定校推薦の枠が通信制高校側に付与されていること、そしてその枠を自分が通うサポート校の生徒が実際に利用できるかどうかを、入学前にしっかりと確認しておきましょう。

学校選びの段階から情報を集め、自分の進路目標に合った環境を選ぶことが、難関大学合格への大きな一歩となります。 

通信制高校から難関大学を目指すならサポート校がおすすめ

通信制高校から難関大学への進学を目指す場合、サポート校を活用することが合格への近道となります。 

サポート校とは、通信制高校の単位取得をサポートしながら、独自の教育プログラムや進路支援を提供する教育機関です。先ほど解説したポイントの多くを、サポート校はひとつの環境の中でカバーできます。

ここでは、難関大学進学という観点からサポート校をおすすめする理由を具体的に解説します。

生徒同士でコミュニケーションが取れる

通信制高校単体での学習は、自主学習が中心になりがちです。オンラインで完結する学習スタイルは自由度が高いというメリットの反面、同じ目標を持つ仲間と日常的に関わる機会が生まれにくいというデメリットがあります。

サポート校に通うことで、同じ志を持つ仲間と日常的に顔を合わせ、互いに高め合える環境が生まれます。自分と同じ環境にも頑張っている友人がいると気づける場所は、長期間にわたる受験勉強において非常に強いモチベーションの源泉になります。

進学校から難関大への合格者が多く出る背景にも、こうした日常的な仲間との切磋琢磨の要因が高いと言われています。通信制高校の学生も、サポート校から刺激を受けることで、自主勉強+αの成果を発揮できる可能性が高まるでしょう。

自分自身が興味ある内容を集中的に学べる

全日制高校では、決められた時間割のなかで全科目を受講しながら、部活動や学校行事もこなさなければなりません。一方、サポート校では通信制高校の単位取得に必要な学習と、自分が深めたい分野の学習を組み合わせながら、より柔軟に時間を配分することができます。

難関大学の一般選抜を目指すのであれば、苦手科目の克服や得意科目のさらなる強化に時間を集中させることができます。総合型選抜を視野に入れている場合は、自分が興味を持つ探究テーマに深く取り組む時間を確保しやすく、出願書類に書ける実績を積み上げやすい環境にあります。

「やらなければならないこと」に追われるのではなく、「自分がやりたいこと・やるべきこと」に主体的に向き合える点が、サポート校ならではの強みと言えるでしょう。

メンタルサポートが充実している

難関大学を目指す受験生にとって、学力面の準備と同じくらい重要なのがメンタル面のケアです。長期間にわたる受験勉強の中で、不安やプレッシャーを感じること自体は避けられません。特に、自主学習の割合が高まると、精神的な負担が大きくなりやすい傾向があります。

サポート校では、担当コーチや職員による定期的な個別面談(1on1)の機会が設けられているところが多く、学習の進捗だけでなく進路の悩みや不安を継続的に打ち明けられる環境が整っています。いつでも悩みを相談できる安心感は、長丁場の受験を乗り越えるための大きな支えになります。

学力とメンタルの両面からサポートを受けられる環境は、難関大学を目指す生徒にとって非常に心強いものです。

生活リズムを保てる

サポート校に定期的に通う習慣を持つことで、乱れがちな生活リズムを維持しやすくなります。

通信制高校の学習はオンラインで完結するものが多く、登校の義務が少ない分、決まった時間に起きて学校に向かうという習慣が生まれにくい環境にあります。その結果、学習時間が不規則になりやすく、学習習慣の定着が難しくなるケースも少なくありません。

その点、サポート校へ毎日または週に数日通うルーティンが生まれることで、学習のオン・オフの切り替えがしやすくなり、受験勉強の効率も上がります。

また、体調や特性に合わせて登校時間や学習スケジュールを柔軟に調整できるサポート校であれば、無理なく継続的に学習を続けることも可能です。生活リズムの安定は、長期的な学力向上の土台となる重要な要素と言えるでしょう。

より社会に近い学習ができる

サポート校のカリキュラムには、企業と連携したプロジェクト学習や社会課題解決型の授業など、実社会と結びついた学習機会が豊富に用意されているケースが多くあります。こうした学習は、単に知識を身につけるだけでなく、現実の課題に対して自分なりの問いを立て、解決策を考えてアウトプットする力を養います。

この経験は、総合型選抜の出願書類や面接において「自分の軸」を語るための土台となります。「なぜこの問題に興味を持ったのか」「何を学び、どう行動したか」を具体的なエピソードとともに語れる生徒は、面接官に強い印象を残すことができます。

また、各分野の第一線で活躍する社会人と定期的に接する機会があるサポート校では、多様なキャリアや生き方に触れることで視野が広がり、自分の進路を主体的に考えるきっかけにもなります。学校の中にいながら社会とつながる学習体験は、難関大学が求める「主体的に学ぶ力」を育てるうえで非常に有効です。

通信制高校・サポート校から難関大学を目指す生徒に伝えたい職員の声

ここまで、通信制高校から難関大学に進学するためのポイントを解説してきました。とはいえ、「実際のところどうなのか」「現場の温度感が知りたい」と感じている生徒・保護者の方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、HR高等学院で進路支援を担当する職員の根岸 律葵さんに、通信制高校・サポート校の現場から見えるリアルな実態と、難関大合格に向けたマインドセットについて詳しくお話を伺いました。※こちらは2025年度に伺った内容です

【根岸律葵(りっきー)さんプロフィール】

根岸律葵さんの顔写真 HR高等学院の運営メンバーとして、進路指導、英語×探究×PBLプログラムの設計、留学・体験プログラム開発、AI活用・システム連携の事例などを手掛ける。 新卒で製薬会社の営業を経験後、14年間の専業主婦期間を過ごす。主婦業の傍ら、非常勤講師として長年進路指導に携わり、「文系からの理転」を経て大学院へ進学。文部科学省での勤務も経験する。 コロナ禍を機に「社会との繋がり」を再定義し、コンサルティング会社での営業支援を経て、教育への情熱から角川ドワンゴ学園(N高・S高・R高)へ。プレイヤーからマネジメントまでを担いつつ、その傍ら研究を続け、医学博士号を取得。その後、グロービスでの経験を経て、「自分が本当に関わりたいのは高校生たちだ」という原点に立ち返り、現在はHR高等学院にて、生徒一人ひとりのキャリアに真摯に向き合っている。

「通信制だから不利」は本当か?現場職員が語る進学の実態

まず、「通信制=大学進学に不利」というイメージが根強いですが、実際のところ、通信制から難関・国立大学への進学は可能なのでしょうか?

通信制高校からの国公立進学や難関大進学に関して、正確なデータが公表されているかというと、正直なところ出ていないんです。なので数字としてお伝えするのは難しいんですが、現在通信制高校の中で最も生徒数が多いのが、角川ドワンゴ学園のN高・S高・R高のグループだと思います。

その角川ドワンゴ学園グループでは、大学や専門学校へ進学した学生は7割近くもいるんです。特に、去年(2024年度)は東大合格者が7名出たほか、京都大学など他の国公立大学も、医学部も、早慶もコンスタントに数十名単位で合格者が出ています。

そのため、進学を目指す学生には、「全日制と比べて特別に劣ることはありません」と伝えていますね。

ただ、実際のところ「どこと比較するか」が問題なんです。いわゆる進学校と比較すると進学率が低く見えてしまうんですが、通信制高校って特段の入学試験をしていないので、入学者の学力がそもそも平均化されていないんですよね。

一般的な学力をバランスよく底上げしているような高校からの進学実績と比較すれば、通信制高校の進学状況は決して悪くない。「通信制だから不利」ということは、ほとんどないと思っています。

出典:N高等学校S高等学校R高等学校|進路実績(進学・就職)

最近は通信制高校の生徒数自体も増えていますよね。

そうなんです。通信制高校が「高校の選択肢の一つ」としてより一般的になってきたことで、大学進学を目指す生徒も相対的に増えています。

一番大きな理由は、単純に母数が増えたこと。通信制に進学する生徒が増えれば、その中から難関大を目指す学生も当然増えていく。角川ドワンゴ学園グループだけで、1学年に1万2000人から1万3000人の生徒がいますから、規模感として全然侮れないですよね。

それに、通信制高校自体も進路支援の体制を整え始めている学校が増えています。生徒の進路実現に向けてそれぞれが独自の取り組みをしていて、業界全体として切磋琢磨している印象があります。

難関大合格者に共通する「ピア・プレッシャー」という習慣

難関大学に合格していく生徒には、何か共通点があるのでしょうか?

共通点を一言で言うと「学習習慣」なんですが、もう少し掘り下げると 「ピア・プレッシャー」(peer pressure) というキーワードが出てきます。ピアというのは同窓や仲間という意味で、ピア・プレッシャーとは仲間からの刺激や影響のことです。

進学校から難関大に合格者がたくさん出るのって、周りもみんなそこを目指しているから、その環境にいることで必然的に勉強するようになって、結果としてたくさん合格していくという流れだと思うんですね。通信制高校は、その環境を自然に得るのがとても難しい。

確かに、通信制は一人で勉強するイメージが強いですね。

そうなんです。「浪人生のように一人で修行みたいに勉強する」というイメージを持っている方も多いと思うんですけど、それは必ずしも正解ではないんですよ。私がこれまでに見てきた中で、ピア・プレッシャーが全くない状態、本当に完全に一人にこもって難関大に合格しているという例は、ほぼ見ないんです。

逆に、上手く仲間を見つけられた学生たちが合格していくイメージは、かなりはっきりしています。同じ目標を持っている学生同士がコミュニティを作って、「同じような環境でもやれている友人がいる」というプレッシャーが、モチベーション維持にプラスに働くんです。

あとは、あえて塾に通って「塾でみんな頑張っているじゃないか」という状況を毎日見るようにしている子もいます。環境を意識的に選んで、自分をそこに置く。それができている子は、圧倒的に合格に繋がっています。

サポート校は「本当にやるべきことに集中する」ための装置

通信制高校でサポート校を活用することの意義は、どのようなところにあるのでしょうか?

めちゃくちゃ大きいと思っています。

全日制に通っている場合、入学してしまえば時間割が決まっていて、朝から授業を受けて定期試験で赤点さえ取らなければ勝手に卒業できますよね。でも通信制は違うんです。オンライン上に学習コンテンツが置かれていて、それを自分のペースで進めなければいけない。

しかも「今日は何の科目を何単元進めるか」を自分で決めて、それを期限内に終わらせる。単位管理も、スクーリングの予約も、単位認定試験の受験申し込みも、全部自分でやらなきゃいけないんです。

それは思っていた以上にハードですね。

そうなんです。それができたら「大学進学してもすごく楽だろうな」と思うくらい、自立性が求められる。でも、入学時の15歳で全部それをこなすのは、正直かなりハードルが高い。そこをサポート校に丸投げできるというのが、サポート校の最大のメリットだと思っています。

高校卒業に必要な単位学習のサポートをまるっとお任せできることで、自分が本当にやらなければいけないこと、つまり受験勉強に時間とエネルギーを集中できる。その「コツ」や「感覚」を一緒に考えてもらいながら、自主性を育むことに繋がるというのも大きいです。

加えて、先ほどのピア・プレッシャーも得やすくなりますよね。

そうなんです。サポート校に通えば自然と仲間ができますから、その中でピア・プレッシャーが生まれやすい。一人でこもって勉強するより、同じ目標を持つ仲間がいる環境に身を置く方が、結果として合格に近づく。その両方を担ってくれるのがサポート校だと思っています。

HR高等学院が持つ独自の強み

HR高等学院として、難関大進学に向けた独自の取り組みや強みがあれば教えてください。

一つは、海外大学の指定校枠を大量に持っているということです。シドニー大学といった難関大学を含めて、70枠以上がすでにHR高等学院に付与されているので活用できます。

国内の難関大については、正直に言うとサポート校だけのカリキュラムで合格するのは基本的には難しいです。ただ、総合型選抜で難関大を目指したいという学生に対しては、HR高等学院の授業を受けているだけで企業PBL(プロジェクト学習)や課題解決型学習にかなり本格的に取り組めます。

全日制の高校に通いながら総合型選抜を受ける場合、「受験を決めてから慌てて書くネタを探す」という状況になりがちなんですが、HR高等学院ではちゃんと来て授業を受けてアウトプットしていれば、自然と書類に書ける実績が蓄積されていく。その状態が担保されているというのは、大きな強みだと思っています。

また、「トップランナー」との授業も特徴的ですよね。

これも大きな強みです。HR高等学院では毎週1回、各分野で活躍している「トップランナー」の方々がセッションをしてくれます。東大や京大、早慶といった難関大の出身者が来られることも多くて、実際にそういった大学を卒業した方々から直接話を聞けるんです。

そのうえ、一方的に聞くだけじゃなくて、自由に質疑もできる。「自分の進路で迷っています」という相談を、実際に自分が行きたい大学に通っていた人に直接できるというのは、なかなかない機会だと思います。

しかもこれが「授業」として提供されているので、全員が必須で受けられる。スクーリングのタイミングで特別講演をするサポート校や通信制高校はほかにもあると思いますが、毎週というのはかなり珍しいですし、それがモチベーション維持に非常に大きく貢献していると感じています。

オンラインとオフライン(代々木キャンパス)のハイブリッドで実施しているので、どこに住んでいても参加できるというのも安心です。

1on1のサポートもあると伺いました。

はい。基本的には月に1回、コーチと生徒で1on1を実施する設計になっています。定期的に自分の成長について話し合える場があること、自分だけの進路や学習の悩みを継続的にサポートしてもらえること。これがモチベーション維持に大きく貢献していると感じています。

進路を「怖い」と感じていい。それを一緒に考える大人がいる

最後に、通信制高校からの大学進学を考えている学生や保護者へのメッセージをお願いします。

まず「通信制からでも大丈夫だろうか?」という不安については、全く問題ありません。 通信制高校の生徒もみんな、行きたい進路を実現できています。学校側もそれぞれ進路支援の体制を整えていますし、そこは何も心配しなくて大丈夫です。

「自由にさせていてちゃんとやるのかな」という保護者の方の不安も、もちろんわかります。でも、それでも実際に大学進学を果たしている生徒の実績はたくさんある。むしろ通信制だからこそのプラスというものが確実にあります。

例えば、起立性調節障害を抱えていて朝起きられないのに、無理して全日制に通い続けて、眠い中で授業を受けているんだかいないんだかわからない状態で過ごすよりも、朝しんどい日は午前中に体を整えて、午後から単位学習に取り組む。

そういう「自分の体調と合わせて進路を考えられる」のは、通信制高校ならではの大きなメリットです。自分の体と心を無理させて全日制に通う必要は全くない。

通信制でも大丈夫、ということは自信を持って言えます。

HR高等学院として、これからどんな場所を目指していきたいですか?

私がHR高等学院に参加したのは昨年10月なので、まだ日は浅いんですが、ずっと「進路」という文脈で仕事をしてきた人間としては、ここにいる生徒たちのために全力で動きたいという気持ちがあります。

HR高等学院として大切にしていることは、「難関大学に行くことだけが正解ではない」ということです。学生たちが高校時代に色々な大人に会って、色々な経験をする中で「こういう進路に進みたい」と思った瞬間に、それを全部叶えるだけのサポートができるかどうか。職員全員がそこを重要なポイントだと思っています。

無理に進学を勧めることもしません。でも、進路を諦めるような声かけも絶対にしない。一人一人の希望する進路の実現に、全力で向き合う。それが私たちの姿勢です。

進路を考えることって、「怖い」と感じる学生もたくさんいると思うんですよ。でもその「怖い」を前提にして、「一緒に考えようという大人がいる場所」だと思ってほしい。そういう場所をHR高等学院で作っていきたいと思っています。

通信制高校からの進学に迷っているなら、ぜひ一度話を聞きに来てください。あなたの「こうなりたい」に、私たちは全力で応えます。

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通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介

通信制高校からの難関大学進学において、サポート校選びは合否を大きく左右します。

通信制高校の学びをより充実させたい方には、サポート校のHR高等学院を活用するのがおすすめです。HR高等学院では、ビジネス・アート・テクノロジーなど社会で活きるスキルを学びながら、企業のプロジェクト参加や起業体験、商品開発といった実践的な活動に挑戦できます。

また、「失敗は挑戦の証」という考え方を大切にし、安心してトライ&エラーできる環境が整っています。中学時代に不登校だった方や、自信を取り戻したい方にも適しています。

まずは説明会個別相談会で、学校や授業の詳細、通信制高校全体の仕組み、子どもの将来に関する不安などをご相談ください。一人ひとりに寄り添い、最適な学びの形をご提案します。

最後に

今回の記事では、通信制高校から難関大学へ進学ができる理由とその実態、サポート校の活用法などを解説しました。

自由度の高い通信制高校の環境は、使い方次第で大きな武器になります。時間を戦略的に活用できれば一般選抜でも十分に戦えますし、サポート校での探究活動や課題解決型学習の実績は、総合型選抜において他の受験生との大きな差別化要因になります。

重要なのは、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる環境を意識的に整え、早い段階から入試を見据えた準備を積み重ねていくことです。

また、通信制高校・サポート校の進路支援体制は年々充実しており、一人一人の生徒の進路実現に向けて全力で向き合ってくれる環境が整ってきています。「進路を考えるのが怖い」と感じることがあっても、それを一緒に考えてくれる大人がいる場所を選ぶことで、その不安は着実に前進する力へと変わっていくはずです。

通信制高校からの難関大学進学を目指すなら、まずは自分に合ったサポート校を探すことから始めてみましょう。

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この記事の著者
恒弘 大輔
恒弘 大輔
HR高等学院 運営責任者
早稲田大学教育学部卒。2018年に株式会社トライグループに入社。家庭教師事業・個別教室事業を中心に新規事業開発責任者、事業戦略、マーケティング、拠点拡大、採用育成など幅広く従事。累計1,000名を超える家庭の教育コンサルティングと課題解決を行う。もっと世界の様々な教育を学びたいという思いから、2023年同社を退職し教育をテーマに世界一周を行い、5大陸53カ国を旅する。各地の教育機関や学校を訪れたり、開戦直前のイスラエル/パレスチナ、アフリカの貧困など様々な国のリアルを目の当たりにする中で、「これからの世代の子どもたちに本当に必要な学びは何か」を先進国・途上国の子どもたちから学ぶ。非認知能力やキャリアへの探究心を育てる未来の教育の姿に共感し、2024年株式会社RePlayceに参画。2025年に開校したHR高等学院の立ち上げを担当。
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