• 青春のキャンパス
  • イベント案内
  • 出願・入学案内
お気軽にご相談
不登校の悩み
2026.04.28

高校生の不登校の原因は?子どもが学校に行けない時の親の対応とその後の進路は?

この記事の著者
吉田 忍
吉田 忍
ライター
「進路に悩む子どもへの正しい接し方 丸わかりBOOK」をLINEで無料ダウンロード
目次
  1. 高校生の不登校の現状とは?
  2. 高校生と中学生の不登校の違い
  3. 高校生の不登校の原因
  4. 不登校の高校生への初期対応と親がやるべき対処法
  5. 高校の不登校による単位への影響
  6. 不登校の高校生の進路
  7. 不登校の高校生へ通信制高校・サポート校の職員がアドバイス!
  8. 不登校の高校生には通信制高校がおすすめ
  9. 通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介
  10. 最後に

高校生の子どもが不登校になり、原因や対応法が分からず悩みを抱える保護者は少なくありません。

文部科学省の調査でも、不登校の高校生は年々増加しています。

一方で、「不登校は甘えではないのか」「大学受験はできるのか」など、葛藤や不安でいっぱいになり、本人も保護者も追い詰められてしまうケースが多いのが現状です。

この記事では、現代の高校生の不登校の実態や原因、親ができる具体的な対応方法、不登校でも目指せる進路などを分かりやすく解説します。

こちらを読むことで、今抱えている不安や悩みを少しでも和らげ、親子で前に進むきっかけになれば幸いです。

高校生の不登校の現状とは?

まずは不登校の定義や、実際にどれほどの高校生が不登校の状態にあるのかを見ていきましょう。

不登校の定義

文部科学省では不登校について、次のように定義しています。

“何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いた者”

引用元:文部科学省「不登校の現状に関する認識」

この定義からも、 不登校は「怠け」や「甘え」ではなく、さまざまな背景や理由があることが分かります。

不登校を「問題」と捉える前に、まずはその背景を理解することが大切です。

高校生の不登校の割合

文部科学省の令和6年度の調査によると、高等学校における不登校の生徒数は6万7,782人で、1,000人当たりの不登校生徒数は23.3人となっています。

つまり、40人クラスに1人程度の不登校の生徒がいる計算になります。

これは前年度から減少したものの、依然として高い水準です。

また、そのうち90日以上欠席した生徒の割合は、14.9% となっています。

中学生の不登校率よりは低いものの、高校生の場合は退学につながるケースもあるため、早めの対応がより重要とされています。

出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」

高校生と中学生の不登校の違い

高校生の不登校は、一見すると中学生の不登校と同じように思われがちですが、その背景や原因、必要な支援のあり方には大きな違いがあります。

ここでは高校生と中学生の不登校の違いについて解説していきます。

原因が見えにくい

文部科学省の令和6年度の調査によると、中学生の不登校者数は21万6,266人、高校生は6万7,782人です。

一見すると中学生に比べその数は少ないように見えます。

出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」

その一方で、中学生は「いじめ・友人関係」など、不登校の原因が比較的わかりやすいのに対し、高校生は「無気力・不安」「進路不安」「人間関係」「学業」など、いくつもの原因が複雑にからみあっています。

出典:文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」

和光大学現代人間学部教授で、不登校支援を専門的に研究してきた公認心理師の髙坂康雅氏は、著書の中でこのように述べています。

「この、不登校はたったひとつの決定的な出来事で生じるのではなく、これまでのストレスの積み重ねによって生じるという考え方は、不登校の支援を考えるうえでも重要になってきます。」

引用:髙坂康雅『不登校のあの子に起きていること』ちくまプリマー新書,2025年, p.28

加えて、高校生は子どもから大人へ移行する時期であり、たとえ悩みがあっても保護者や教師に素直に頼ることが難しい時期にあります。

出典:文部科学省「3.子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題」

そのため、不登校の背景が分かりにくく、必要な支援も届きにくいという、高校生ならではの難しさがあると考えられます。

義務教育ではないため不登校が深刻化しやすい

高校生と中学生の不登校における大きな違いのひとつが、中学校が義務教育であるのに対し、高校はそうではないという制度上の違いです。

中学校は義務教育であり、学校教育法施行規則では、出席日数に関する規定はありません。したがって、たとえ長期欠席が続いても卒業資格を失うことはありません。

出典:学校教育法施行規則 | e-Gov 法令検索

一方、高校は義務教育ではないため、卒業資格を得るためには決められた単位の修得などの条件を満たす必要があります。

学校教育法施行規則にも、「校長は、生徒の高等学校の全課程の修了を認めるに当たっては、七十四単位以上を修得した者について行わなければならない」と定められています。

出典:学校教育法施行規則 | e-Gov 法令検索

さらに、出席日数についても、多くの全日制高校では一定の基準が設けられています。

文部科学省のワーキンググループ事務局による調査では、多くの学校が慣例的に「3分の2以上の出席」を基準として採用しており、一部では「5分の4以上」という厳しい基準を設けているケースもあります。

なお、この基準は法令で明確に定められたものではなく、長年の慣行が全国に広まったものとされています。

出典:高等学校教育の在り方ワーキンググループ(第8回)議事録:文部科学省

千葉大学教育学部教授として長年にわたり不登校研究を牽引してきた保坂亨氏は、著書のなかで、こうした制度の結果、不登校になった高校生の多くが進級できず、結果的に中退に追い込まれていると述べています。

「そして、このようにして決められた単位が修得できない場合、学年ごとの課程終了とならず、いわゆる留年(原級留置)となります。この留年は生徒たちから避けられることが多く、結果として転学を含む中途退学(以下中退)へと至ります。」

引用:[保坂亨『学校と日本社会と「休むこと」――「不登校問題」から「働き方改革」まで』]東京大学出版会,2024年, p.224

文部科学省が管轄するワーキンググループでも、「高等学校及び中等教育学校の後期課程の全日制・定時制課程に在籍している不登校生徒の中には、学習意欲はありながら登校できないために、原級留置、転学、中途退学をせざるを得ない者もおり」 という発言があり、このような現状を問題視する声が教育関係者からも出されています。

出典:高等学校等における多様な学習ニーズに対応した柔軟で質の高い学びの実現について(通知)(5文科初第2030号)

中学校での学習のつまずきが高校で表面化する

高校生ならではの不登校要因のひとつに、中学までの学習内容が十分に定着していないまま進学することで生じる「学習ギャップ」 が挙げられます。

文部科学省の調査によると、高校の中途退学理由として「学校生活・学業不適応」が多くを占めています。

出典:高校生の不登校・中途退学の現状等

さらに、文部科学省の中央教育審議会においても、 「中学校における教育内容と高等学校入学後の教育内容にギャップがある。中学校における学習内容が十分身に付いていないことにより、高等学校のカリキュラムを理解できずに学習意欲が低下し、不登校になることが考えられる」 といった意見が出されています。

出典:参考資料2 高等学校教育部会において出された主な意見

進路についての不安

高校生の不登校の背景には、進路に対する不安も大きな要因の一つであるといえるでしょう。

文部科学省の資料によると、中学卒業後の高校進学率は98.7%です。つまり、高校や専門学校は義務教育ではないものの、ほぼ全員に近い中学生が進学しています。

出典:文部科学省「検討を進めるための参考資料」

一方、高校を卒業するころには、大学・専門学校への進学か就職かという、将来につながる大きな選択が待っています。

中学生の進路がほぼ全員が同じ道をたどるのに対し、高校卒業後の進路は人によってさまざまであり、進学や就職など、将来の目標に応じた選択が求められます。

なお、こども家庭庁が令和5年度に13歳から29歳の若者を対象に行った調査では、「自分の将来のこと」が心配と答えた人が76.4%に及びました。

さらに、平成30年に実施された前回調査に比べ、「進学のこと」が心配な割合が10.7ポイント増加するなど、日本の多くの若者たちが自分の将来について強い不安を抱えていることがうかがえます。

高校生を取り巻くこうした進路選択への不安が、不登校の一因となっている可能性が考えられます。

出典:こども家庭庁「我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査」(令和5年度)

SNSによる人間関係の疲れ

こども家庭庁の令和6年度の調査によると、いまや、日本の高校生の99.4%がインターネットを利用しています。なかでも、SNSを通じたコミュニケーションは、友人関係の中心的な役割を占めているといえるでしょう。

出典:令和6年度青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)

一方で、国立青少年教育振興機構の令和6年度の調査によると、SNS利用によって「ものごとに集中できない」と回答した高校生が約40%、「他人に嫉妬する」「落ち込む」「眠れない」がそれぞれ約30%にのぼっています。

さらに、「ネット依存になるのではないか」という不安は48.8%と4か国中最高で、使いすぎを自覚しながらもなかなかネットへの依存をやめられない高校生の姿が浮かび上がります。

出典:高校生の SNS の利用に関する調査報告書―日本・米国・中国・韓国の比較

こうしたSNSがもたらす精神的な疲弊や睡眠不足が積み重なることで、学校生活を送るためのエネルギーが失われ、不登校の一因となることが考えられます。

保健室登校が通用しなくなる高校の単位制度

中学在籍中は、保健室登校や遅刻・早退という形でかろうじて学校とつながっていた生徒も、高校に入ると状況が大きく変わります。

小中学校では保健室登校でも「出席」として扱われますが、高校では各科目の「履修」と「修得」が進級・卒業要件となるため、同じような登校スタイルでは単位が取れず、留年や退学のリスクが出てきます。

このような高校生を取り巻く状況について、千葉大学名誉教授の保坂亨氏は、著書のなかで以下のように述べています。

「小中学校では、授業に出られない児童生徒が、保健室(別室)登校をしている場合でも『出席』となります。ところが、高校では生徒が保健室(別室)登校していても、さらにどの授業が欠席、厳密には『欠時間数(=欠時)』となるかが問題となります。高校では、それぞれの科目(単位)の『履修』と『修得』が進級・卒業要件として重要なので、ここが小中学校の出席/欠席と大きく違うところです。」

引用:[保坂亨『学校と日本社会と「休むこと」――「不登校問題」から「働き方改革」まで』]東京大学出版会,2024年, p.223

保坂氏が指摘するように、中学では気づきにくかった問題が、高校の厳格な単位制度をきっかけに表面化するケースも増えていると考えられます。

発達特性への支援が届きにくい

高校生の不登校を考えるうえで見落とせないのが、発達特性を持つ生徒への支援体制の問題です。

文部科学省の令和4年度の調査によると、発達障害の可能性があり、支援が必要と判断された生徒の割合は、小中学校で28.7%であるのに対し、高校では20.3%にとどまっています。

一方で、通級指導を受けている割合は小中学校の10.6%に対して高校では5.6% と、高校での支援は小中学校を大きく下回っています。

出典:通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する 調査結果について

つまり、本当は支援を必要としている生徒が、高校では十分なサポートを受けられないまま取り残されてしまっている状況がある可能性が高いということです

文部科学省の令和4年改訂版「生徒指導提要」でも、不登校の背景には学習障害・注意欠陥多動性障害・自閉症などの発達障害をはじめとする個人的要因のほか、家庭的要因や友人関係など、さまざまな要因が絡み合っていると指摘されています。

出典:文部科学省「生徒指導提要」

こうした支援の手が届きにくい環境のなかで、発達特性のある高校生が困難をひとりで抱え込み、不登校へとつながってしまうケースも少なくないと考えられます。

転入・編入 受付中/説明会&個別相談 実施中
脱偏差値、新時代の教育で
「社会で生きていける力」を。
高校卒業資格+実社会直結の探究教育。
  • 入学前不登校経験者8割。
    入学後登校率89%
  • ぷよぷよ、モンスト開発者、
    日本一になった起業家
    から直接学べる
  • docomo、Lotte、Mixiなど
    大企業と連携したプロジェクト型学習
【悩める保護者必見】
どんな学び舎か見てみる
【簡単30秒】
無料資料請求してみる

高校生の不登校の原因

これまで見てきたように、高校生の不登校は、本人の性格や置かれた環境が複雑に絡み合っているため、まずはその具体的な背景を正しく理解することが解決への第一歩となります。

ここからは高校生の不登校の原因を解説していきます。

無気力や理由のない不安

高校生の不登校の主な理由として、「無気力・不安」が最も多く挙げられています。

文部科学省の令和6年度調査によると、不登校の高校生について把握した事実として、「学校生活に対してやる気が出ない等の相談があった」生徒が26.9%、「生活リズムの不調に関する相談があった」生徒が26.2%、「不安・抑うつの相談があった」生徒が16.0%にのぼります。

出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」

高校入学後の環境の変化や、受験や部活動を頑張りすぎて燃え尽き、やる気を失ってしまう場合があります。また、「理由はないけれど何となく行きたくない」というケースも多く見られます。

このように、無気力の背景には、自己肯定感の低下や将来への不安、心身の疲労など、さまざまな心理的・環境的要因が複雑に絡み合っていることが特徴です。

いじめやクラスメイトとの人間関係

人間関係の悩みは不登校の原因として非常に多く挙げられます。高校生になると交友関係がさらに複雑になり、グループ内でのトラブルや孤立感に悩むことが多くなります。

特にいじめが解決されないまま続くと、心に深い傷が残り、強い不安や絶望感から体調を崩したり、引きこもってしまったりすることもあるでしょう。

また、担任や教科担当との関係がうまくいかないことから、学校に対して不信感やストレスを感じてしまうこともあります。

こうした人間関係の悩みが重なることで、学校が楽しい場所ではなくなり、「行きたくない」と感じて不登校につながることも少なくありません。

生活リズムの乱れや遊び・非行

近年のスマートフォンやインターネットの普及により、夜更かしやゲーム、SNSに没頭する生活が習慣化し、生活リズムが乱れるケースが多く見られます。

また、交友関係が広がることで、悪影響を受けやすくなるケースもあります。たとえば、ゲームセンターやカラオケで深夜まで遊ぶような生活が続くと、昼夜が逆転し登校が難しくなるでしょう。

こうした悪循環が続くとさらに生活リズムが乱れ、不登校や非行といった問題につながるおそれがあります。

受験や勉強のストレス

高校生は、進路選択や将来について真剣に考え始める時期です。大学受験や勉強に対するプレッシャーで、いつも追い詰められていると感じるケースも少なくありません。

特に、進学校に入学したことで成績が思うように伸びない場合や、周囲と比較して劣等感を抱くと、自己否定的な感情が強まります。

このようなストレスが積み重なると、学校生活への意欲を失ってしまうこともあります。

起立性調節障害

起立性調節障害は、立ち上がるとめまいや立ちくらみ、強い倦怠感などが現れる自律神経の不調による病気です。思春期に発症することが多く、特に朝に症状が強く出るため登校が難しくなることがあります。

見た目には健康に見えるため周囲から理解されにくい傾向があり、誤解につながることも少なくありません。

そのため、症状がみられる場合は、早めに専門医を受診し、正しい診断と適切な治療を受けることが大切です。

出典:一般社団法人日本小児心身医学会「起立性調節障害」

体調不良や適応障害

高校生になると、進路や受験のプレッシャー、友人関係の悩み、自分自身への迷いなど、さまざまな心理的負担が多くなります。

これらのストレスが原因となり、適応障害や、はっきりとした病名がつかない体調不良(不眠・食欲不振・頭痛・腹痛など)として症状が現れることがあります。

病院で医学的な異常が見られない場合、つい無理に登校をさせてしまいがちですが、負担が重なり症状が悪化することもあるため注意が必要です。

適応障害の治療には、休養や環境の調整、カウンセリング、必要に応じた医療的サポートを組み合わせることが大切です。

学校を一時的に離れるだけでなく、通学時間や課題の負担を見直すなど、学校と連携しながら対応していくことが求められます。

出典:現代的な健康課題対応委員会(心の健康に関する教育) 報告書

出典:文部科学省「学校における子供の心のケア」

不登校の高校生への初期対応と親がやるべき対処法

高校生の子どもが不登校になった時の初期の段階での対応方法を紹介します。

不登校の高校生への初期対応

不登校が始まったばかりの時期は、子どもの心身は不安定です。

まずは子どもの気持ちに寄り添い、話を無理に聞き出そうとせず、安心して過ごせる家庭環境を整えることが大切です。

また、学校との連絡を保ちながら、子どもが通えなくなった背景や欠席日数、単位の状況などを確認し、今後の対応について学校と一緒に考えていくことも重要なポイントです。

学校を休むことを責めない

不登校の子どもは、「学校に行けない自分」に対して強い罪悪感を抱えていることが多いです。

「登校させなければ」と焦るあまり責めたり、理由を問いただしたりすると、かえって心の負担を大きくしてしまうこともあります。

休むことを否定せず、「今はしっかり休んでいい」「それほど深刻に考えなくても大丈夫」といった声かけをすることで、子どもは安心し少しずつ自分の気持ちを話せるようになるでしょう。

子どもの頑張りを褒める

不登校の子どもの日常の小さな頑張りを認めてあげることも大切です。

子どもが学校に行けていない間、どのように日々を過ごしているかに関心を向け、小さな行動を言葉で認めてあげましょう。

保護者がこうした関わりを積み重ねることで、子どもも少しずつ、自分のよさを発見できるようになっていくでしょう。

「部屋で漫画をたくさん読む」「ゲームに熱中する」「料理に挑戦する」、こうした過ごし方も、子どもなりの積み重ねです。

「今日、何していた?」と声をかけ、返ってきた答えに「そんなにたくさん読んだんだね」「面白そうだね」と応じるだけで、子どもの自己肯定感は少しずつ育まれていきます。

40年超の臨床経験を持つ心理職の実践家で、不登校支援に長年取り組んでいる海野和夫氏は、著書で以下のように述べています。

「不登校の子どもは『不安や恐怖の塊にさいなまれている。これらの克服はひとえに、(中略)自分を肯定することができているかどうかにかかっている』(森本あんり)のであり、『これには勇気が必要』(同前)で、愛こそがこの勇気を授ける。子どもは親に愛されて自分の価値を知り、生きる意欲を培う。わが子が生まれたときのあの感動がわが子への愛の原点である。」

引用:[海野和夫『不登校を克服する』]文春新書,2025年, p.74

このような保護者の関わりが子どもの自己肯定感を育み、やがて前に踏み出す力へとつながっていくでしょう。

スクールカウンセラーや先生に相談する

学校は子どもにとって最も身近な存在であり、日々の様子をよく理解しています。そのため、担任の先生やスクールカウンセラーとこまめに連絡を取り相談することも大切です。

担任は、家庭では見せない子どもの一面を知っていることも多く、進路についても具体的なアドバイスをもらえることがあります。

また、心のケアやストレス対処の専門家として配置されているスクールカウンセラーは、子どもだけでなく保護者の相談にも応じています。

状況によっては外部の支援機関を紹介してもらえることもあるので、気軽に相談してみることをおすすめします。

不登校支援をしている専門機関に相談する

専門機関には、さまざまな不登校のケースに対応してきた経験豊富な専門家がいます。

これらの機関では、子どもの心のケアや対応方法、学習支援、家庭外で安心できる居場所の提案など、幅広い支援を受けることができます。

以下は、相談できる公的機関や民間の支援団体の一例です。

公的機関

児童相談所、児童相談センター、ひきこもり地域支援センター、青少年センター、子供家庭支援センター、教育支援センター(適応指導教室)

民間の支援団体

子ども地域ネットワーク、心の子育て支援ハッピーマザー、フリースクールなど第三者の立場から状況を客観的に見てもらうことで、家庭内では気づきにくい課題や改善策が明らかになることもあります。

不登校は保護者一人で解決できる問題ではありません。一人で抱え込みすぎず、周囲の力を借りることも大切です。

高校の転校(転入)・編入を検討する

学校生活への復帰は、必ずしも元の学校に戻ることだけが選択肢ではありません。人間関係など学校環境に原因がある場合は、たとえ学校に戻っても根本的な問題が解決せず、再び不登校になってしまうこともあります。

転校や編入で環境を変えることで、不登校のきっかけとなった問題が解決することもあります。

ただし、全日制高校や定時制高校の場合は入学できる時期が決まっているため、転校や編入のタイミングには注意が必要です。

一方で、通信制高校では、年間を通じて転入や編入を受け入れている学校も多く、時期の融通が利きやすいのが特徴です。

登校頻度や学習スタイルを選べ、毎日の通学が必須でない学校も多くあります。

全日制高校だけにこだわらず、自分に合う環境を優先し最適な進路を検討することが大切です。

高校の不登校による単位への影響

高校で不登校が続いた場合、単位はどうなるのかが気になる方も多いでしょう。

高校での単位取得には、主に「出席日数」と「成績」の2つの条件を満たす必要があり、これらの要件をクリアできない場合、留年する可能性があります。

  • 多くの学校では授業の3分の2以上の出席が必要
  • 各科目で一定の評価の取得が必要

多くの全日制高校では、年間の授業日数のうち、実際に出席した日数が3分の2以上であることが求められます。たとえば、年間授業日数が190日の場合、少なくとも約127日以上の出席が必要です。

したがって、63日以上の欠席があると、単位を取得できず進級や卒業が難しくなる可能性が出てきます。

また、定期テストや課題の提出などによる成績評価も重要です。一般的には、各科目で5段階評価の「2」以上を取得することが求められます。

不登校が続くと、定期テストを受けなかったり、課題の提出ができなかったりすることで成績面でも単位取得が難しくなります。

その結果、留年や中退につながるケースも少なくありません。

不登校の状態が続く場合は、早めに学校や支援機関に相談し、今後の進路や学習方法を一緒に考えることが大切です。

転入・編入 受付中/説明会&個別相談 実施中
脱偏差値、新時代の教育で
「社会で生きていける力」を。
高校卒業資格+実社会直結の探究教育。
  • 入学前不登校経験者8割。
    入学後登校率89%
  • ぷよぷよ、モンスト開発者、
    日本一になった起業家
    から直接学べる
  • docomo、Lotte、Mixiなど
    大企業と連携したプロジェクト型学習

不登校の高校生の進路

高校で不登校になったとしても、進路の選択肢は複数あります。ここでは、不登校の高校生でも目指せる進学の方法について紹介します。

学校復帰をして卒業する

不登校から再び学校生活に戻り、卒業を目指すことができれば、それが理想的な形です。復帰を考える際は、まず心身の状態を整えることが大切です。

焦らず、自分のペースで登校を再開できるよう、学校や家族と相談しながら少しずつ前に進んでいきましょう。

教室での授業が難しい場合は、別室での学習や個別対応など、学校側に対応を相談することもできます。

しかし、やはり学校への復帰が難しいと感じた場合は無理をせず、転校や通信制高校への転入など、次の選択肢を前向きに検討してみてください。

大切なのは、自分に合った方法で無理なく卒業を目指すことです。

大学・短大・専門学校へ進学する

たとえ不登校が続いて単位が取れず、高校を中退してしまったとしても、進学の道が閉ざされるわけではありません。

「高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)」に合格すれば、大学や専門学校の受験にチャレンジすることができます。

高卒認定試験は、年度末までに16歳以上であれば、高校に通っていなくても受験できます。試験は年に2回(8月と11月)実施されているので、自分のペースで準備できるのも魅力です。

これに合格すれば、「高校卒業と同等以上の学力がある」と認められ、進学や、高卒以上が条件の資格試験を得られるなど、さまざまな道が開けます。

高等学校卒業程度認定試験については、下記の文部科学省公式ページに詳細が掲載されていますので、興味がある場合は調べてみましょう。

就職

就職を目指すという選択肢もあります。

たとえば、不登校の状態でも、学校や保護者の許可があればアルバイトやインターンシップを通じて社会経験を積むことができます。また、高校を中退した後に就職を目指すことも可能です。

ただし、中卒のままだと応募できる仕事が限られることがあります。

そこで、「高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)」に合格すれば、高卒と同等の資格として幅広い職種に応募できるようになり、就職先の選択肢が広がります。

就職活動を進める際は、ハローワークや若者サポートステーションなどの支援機関を活用しながら、自分に合った働き方や職場を見つけていくことが大切です。

不登校の高校生へ通信制高校・サポート校の職員がアドバイス!

通信制高校サポート校「HR高等学院」で、日々学生たちと向き合っている運営スタッフに、高校生の不登校についてインタビューしました。

恒弘 大輔(つねさん)HR高等学院事業部 事業本部長daisuketsunehiro

早稲田大学教育学部卒。2018年に株式会社トライグループに入社。家庭教師事業・個別教室事業を中心に新規事業開発責任者、事業戦略、マーケティング、拠点拡大、採用育成など幅広く従事。累計1,000名を超える家庭の教育コンサルティングと課題解決を行う。

もっと世界のさまざまな教育を学びたいという思いから、2023年同社を退職し教育をテーマに世界一周を行い、5大陸53カ国を旅する。各地の教育機関や学校を訪れたり、開戦直前のイスラエル/パレスチナ、アフリカの貧困などさまざまな国のリアルを目の当たりにする中で、「これからの世代の子どもたちに本当に必要な学びは何か」を先進国・途上国の子どもたちから学ぶ。

非認知能力やキャリアへの探究心を育てる未来の教育の姿に共感し、2024年株式会社RePlayceに参画。HR高等学院の立ち上げを担当。

高校で不登校になっても落ち込むことはない?

ズバリ言うと、私はたとえ高校で不登校になっても、落ち込む必要は一切ないと思っています。

なぜなら、不登校とは、自分自身と今置かれている環境とが、単にミスマッチを起こしているだけだからです。

ミスマッチなんだから、自分とマッチできる環境を探したらいいよね!
それだけのことです。

2026年1月にベネッセコーポレーションが小中学生の保護者2,240名を対象に行った「不登校・フリースクールに関する意識調査」では、 全体の約4割が「不登校の経験、またはその兆候がある」と回答しています。

出典:不登校・フリースクールに対する保護者の意識調査 小中学生の保護者の約4割が子どもに不登校経験・兆候ありと回答

この調査からも分かるように、今や不登校は誰にでも起こり得ること。だからこそ、別に不登校だからといって、落ち込む必要なんてないんだよってことです。

高校生で不登校になっても進路や将来は大丈夫なのか?

とはいえ、「高校は中学と違って義務教育じゃないから、不登校が続くと退学になるかもしれない…」「今、高校を辞めてしまったら、将来の進路はどうなるの?」といった不安を抱いている学生や保護者もいるかもしれませんね。

そういった不安を持つ方にお伝えしたいのは、まず、高校卒業の資格は全日制高校だけでなく、通信制高校でも同じように取得できるということです。

しかも、通信制高校では、単位を取得して卒業するためのハードルが、全日制高校よりも低めに設定されているんですよね。

たとえば全日制高校だったら、卒業するために必要な要件として、基本的に3分の2以上は出席しないといけなかったり、テストで一定以上の点数を取らなければいけないといったことが定められているケースが多いんです。

一方で通信制高校では、出席日数に関する厳しい縛りがあるわけでもないし、必要な学習レベルをある程度調整しながら、単位を取得していくことができるんですよね。

だから、高校を卒業できるかなという不安に関しては、通信制高校でも全然大丈夫だよといえると思います。

あとは、「通信制高校で、本当に大学に進学できるの?」 といった不安もあるでしょう。

実は今、大学進学のハードルって、年々下がってきているんですよね。「2026年問題」とも言われていますが、大学に入学する学生の総数が今年を皮切りにどんどん減っていくというデータがもう出ているんです。

そうなると、各大学も定員確保に今まで以上に力を入れざるを得なくなるので、これからは大学進学のハードル自体がぐっと下がる時代になっていくと思います。

その結果、大学進学の難しさがかなり緩和されるでしょうし、通信制高校から大学に進学する人も増えていくでしょう。

実際、 HR高等学院でも7割超ぐらいの学生が大学進学を目指しています。

2025年4月開校のため通常の卒業生はまだいませんが、この3月に第一期生となる編入生3名が、それぞれ進学を決めているんです。

1人はICU(国際基督教大学)へ、1人は動画制作を学びたいということでデジタルハリウッド大学へ、そしてもう1人は自動車の専門学校へと、それぞれ希望どおりの進路へ進学しました。

こういった実例からもわかるように、 通信制高校に進んだことで進路選択の幅が狭まるといったことはないと思います。

実際に不登校だった高校生の今はどう変わった?

HR校では約8割の学生が過去に不登校を経験しています。しかし、 HR高等学院と出会ったことで、大きな変化や成長を遂げた学生が何人もいるんです。

一例を挙げると、かつて全日制高校に進学したものの、周囲との人間関係に悩んで、学校にいくことが難しくなってしまった子がいました。

でもその子はHR高等学院に来たことで、友人関係のあり方が大きく変わったんです。

この子の場合は、HR高等学院の温かいコミュニティの形がすごくマッチして、毎日学校に通えるようになりました。

そして、HR高等学院で自分のやりたいことや探究したいテーマを見つけ出し、今はそれを一生懸命研究しています。特別な研究機関の方とつながって、その方に直接インタビューをしに行ったりもしているんですよ。

さらにこの前、渋谷スクランブルスクエアでHR高等学院の学生による展示会「HR EXPO」というイベントを開催したんですが、そこに最後に登壇して、200何十人の観衆の前で堂々とプレゼンテーションをしたんです。

かつては人前に出ていくことにすごく苦手意識を持っていた子でしたが、今や、たくさんの人たちの前で臆することなく、自分の想いを語れるまでに成長してくれました。

出典:第一回「HR高等学院 EXPO」でピッチ登壇しました!

また、別の例でいえば、進学高校に通っていたものの、 先生から「やりたいことにはいったんフタをして、今は勉強だけに集中しなさい」と言われてしまった子もいます。

その子は「ビジネスが好きで起業したい」という思いを持っていたので、 やりたいことを制限されてしまう状況に違和感を覚え、学校とのミスマッチを起こしてしまったんですね。

でも、HR高等学院に来てからは、いろんな企業や大人たちとつながる機会がどんどん増えていって、今ではドコモの社員の方と直接つながって、一緒に事業検証をしたりしています。

こうした例を挙げると、「HR高等学院で活躍できているのは、その子たちがもともと優秀だったからだよね?」 と思われる方もいるかもしれません。

それに関しては、必ずしもこの子たちだけが、最初から飛びぬけて優秀だったというわけではないと思うんです。

これはあくまでも私個人の主観ですが、不登校傾向のある子には、何かに人一倍熱中できる力や、自分の興味を深く追求する力、あるいは人の気持ちを敏感に察する力など、その子ならではの個性やポテンシャルが備わっていることが多いと感じています。

ただ、そうしたある意味飛びぬけた個性や能力が、従来の学校教育の枠とはマッチしなかった。それだけのことなんです。

HR高等学院では、私たち大人が一緒になり、それぞれの子たちが持つ良さを引き出せるようなコミュニケーションを積極的に取っていきます。

それにより、次第に自信がついて、本来持っていた力を発揮できるようになっていくんですよね。

だから、今HR高等学院で活躍している子は、決して特別な子ではありません。

どんな子であっても、それぞれが伸ばせる種を持っています。だから、たとえ過去に不登校を経験していても自分に合った環境を選ぶことさえできれば、そこで自由に活躍できるようになると思います。

不登校の子ども(高校生)への保護者の接し方で大切なことは?

私は、保護者が不登校の子どもと接する際に心がけておくべきポイントが2つあると思っています。

一点目は、「〇〇しなさい!」とか、「なんで〇〇やらないの!」という、本人が一番よく分かっていることを、再度ダメ押しするようなコミュニケーションはしないでほしいということです。

二点目は、どれだけ小さなことでもいいから、子どもについてほめてあげられるポイントを見つけてあげてほしいということですね。

まず1点目についてですが、子どもが学校に行けていないとか、勉強せずにゲームや漫画ばかり読んでいたりすると、保護者としてはつい「勉強しなさい!」とか、「なんで学校に行かないの!」って言いたくなりますよね。

でも、今の状況を一番分かっていて誰よりも苦しんでいるのは、ほかでもない本人なんです。

私は先日、HR高等学院の学生たちと 「入学する前はどんな気持ちだったのか」 について話を聞く機会があったんですが、その中でとても印象的な話が2つありました。

ある子は、学校に行けなかったとき、自分の部屋でゲームばかりしていました。そんなとき、周りから「そんなにゲームが好きなの?」と聞かれるのがとても嫌だったんだそうです。

自分は、本当はゲームが好きだからやっているわけじゃない。ゲームをしている間だけは、学校から逃げているという現実を忘れられるから仕方なくゲームに逃避しているだけで、心の底からやりたいとは思っていない。

これがその子の本音だったんです。

また、別の子は、 「学校の先生から『休みの日は何をしているの?』と聞かれるのが嫌だった」 とも言っていました。

これも先ほどと同じ理由ですが、不登校で学校に行けていない子たちは、毎日を夏休みの最終日のような気持ちで過ごしています。

本当は追い込まれているのに、何もできないまま日々を過ごすしかない。そんな自らの姿を、実は誰よりも自分自身が受け入れられていないんです。

だからこそ、「休みの日に何をしているの?」という質問は、そうした不本意な現実を掘り返される言葉にほかならず、心に大きな負担がかかってしまったんだそうです。

私はそれを聞いて、まさにこれが、現在不登校で悩んでいる子の本音なんだろうなと感じました。

だからこそ、彼ら、彼女らの心の傷口に塩を塗り込むようなことは、極力言うべきではないと思っています。

その代わり、保護者のみなさんには、子どもが自分の中のポジティブな側面に目を向けられる機会を何かしら作ってあげてほしいです。

例えば一緒に旅行に行くとか、買い物に行くとか、家でおいしいご飯を作るといったことでもいいでしょう。

以前、HR高等学院の学生の保護者から、「うちの子は全然自分の部屋から出てこなくて困っている」という相談を受けたことがありました。

そこでその子に、自室で何をしているのか聞いてみると、「部屋で漫画を読んでいる」とのこと。なんと、もう5万ページ分は読んだというのです。

でも、 漫画を5万ページ読むのって、実はすごいことですよね。漫画は良質なインプットの1つですし、たとえそれが映画や漫画やアニメだったとしても、それは決してサボっている時間なんかじゃないんです。

そこからいろいろな物事の考え方や新たな価値観がインプットできるかもしれないし、自分しか出せないアイデアが生まれてくるチャンスになるかもしれません。

さらには、そこからアニメや漫画業界への就職など、将来を考えるきっかけになるかもしれないんですよね。

だから、我が子が学校に行っていない間、何をして過ごしているのか。そこに関心を向けてあげることが、意外と大切だと私は思っています。

まずは本人に興味を持ってあげて、彼らしい、彼女らしい時間の使い方を承認してあげること。これが新たなスタートを踏み出す1歩目になるかもしれませんから。

あとは、子どもが不登校になったことで、不安な日々を過ごしたり、一人で悩んでいる保護者も多いと思います。

そうした方々に知ってほしいのは、我が子の不登校で悩んでいるのは決してあなただけではないということ。そして、今、不登校に対する社会の見方も、大きく変わってきているということです。

先ほども触れましたが、現在、不登校の人口は今どんどん増えてきています。それを受けて、昨年度、文部科学省が「これからの新しい学校のあり方」ということで学習指導要領の改定案を出しています。

出典:文部科学省「新しい学習指導要領等が目指す姿」

そこでは、今や過半数の学生が今の既存の学校の学びにマッチしていないということも書かれています。おそらく保護者が思ってる以上に、今の学校に対してミスマッチを起こしている子どもの数は多いんですね。

それだけに、今悩んでいるのは、決して自分一人だけじゃないんだということをまずは知っていただきたいです。

もう1つは、かつては不登校や通信制高校というと、「教育のレールから外れた」というイメージを持たれがちでした。でも今は、もうそんな時代ではないんです。

たとえば大手の通信制高校では、生徒の4割は不登校だったからではなく、あえて通信制を選んで入学しているそうです。

「仕方なく」ではなく、「やりたいことがあるから」というポジティブな理由で通信制高校を選ぶ人が増えているのです。

だからこそ、保護者も情報をアップデートしてほしいと思います。

そして、 「あのとき不登校だったから、今、この進路に出会えたんだよね」と、後から前向きに振り返れるような捉え方が大切なのだと思います。

現在不登校の高校生へ一番伝えたいことは?

現在、不登校である高校生のみなさんに私が何よりもお伝えしたいのは、 「今、あなたは素敵な人生の分岐点に立っているよ!」 ということです。

もしも、今の環境が自分にとってあまりマッチできていない、学校が息苦しいと思うのであれば、それはより自分にとって合う環境を探すチャンスが到来しているということだと思います。

また、ぜひおすすめしたいのは、同じように過去に立ち止まった経験を持つ学生から直接話を聞いてみることです。同じ痛みを経験したことがあるからこそ、共感してもらえることもきっとたくさんあります。

その上で、自分にとってどんな一歩が良いかということを、横の目線から、フラットな目線から一緒に考えてくれる存在になると思います。

たとえばHR高等学院では 「HR高生と語る会」を定期的に開催しています。 オンラインでもオフラインでも無料で誰でも参加できますし、HPから手軽に申し込めるので、少しでも興味があれば、ぜひ申し込んでみてください!

不登校の高校生には通信制高校がおすすめ

通信制高校の基本情報

通信制高校には、全日制とは異なる特徴があります。

最大の違いは「単位制」を採用している点です。

全日制の「学年制」では、決められた単位を取得しないと進級できず留年もありますが、通信制では学年の区切りがないため、「留年」という概念もありません。

卒業には、通算3年以上の在籍期間と74単位以上の修得が必要です。なお、この在籍期間には、前の高校での在籍期間も合算できます。卒業後は、全日制と同じ高等学校卒業資格が取得可能です。

通信制高校には、中学卒業直後の学生だけでなく、社会人や転入・編入で入学する学生も多く在籍しています。 そのため、年齢や背景が異なる人同士で交流できる点も魅力です。

近年はeスポーツ、アート、プログラミング、美容など、専門コースや特色あるプログラムも増えています。

こうした柔軟な受け入れ体制が評価され、 通信制高校の学校数や生徒数は年々増加傾向にあります。

文部科学省の令和7年度学校基本調査(確定値)によると、全国で333校、生徒数は305,197人と過去最多を記録しています。今や高校生全体の約10人に1人(9.6%)が選ぶ時代となりました。

出典:「文部科学省 学校基本調査(令和7年度)」

このように、通信制高校は、さまざまな背景を持つ学生のニーズに応える教育環境が整っています。

通信制高校が不登校の高校生に向いている理由

「学校に行くのがつらい」 「クラスに馴染めない」 そんな悩みを抱える高校生にとって、通信制高校は新たな選択肢となります。

通信制高校が不登校経験のある高校生に向いている理由は、次の通りです。

  • 入学条件が厳しくないため入学しやすい
  • 登校日数や学習スタイルを選べる
  • 不登校経験者も多く通学している
  • サポート体制が充実している
  • 転入・編入の受け入れ実績が豊富
  • 自分の興味や目標に合わせて学べる

通信制高校の入学選考は、面接や作文、書類審査が中心で筆記試験は実施しない学校がほとんどです。

また、 高校での出席日数に関しては原則問われません。出席日数より意欲や目標を重視するため、不登校の場合でも入学しやすい環境です。

また、登校日数や学習方法を自分で選べるため、「体調が不安定」「人間関係が苦手」といった悩みがあっても、自分のペースで無理なく学ぶことができます。

不登校の経験を持つ学生が多く在籍しているため、同じ経験をした仲間と悩みを分かち合いやすいです。

さらに、カウンセラーや経験豊富な教員が寄り添い、学習や生活面での不安にもきめ細かく対応しており、安心して学校生活を送ることができます。

授業内容も全日制とは異なり、基礎学力のサポートだけでなく、進学や資格取得を目指すコースや専門分野など、自分の興味や将来の目標に合わせた多彩なプログラムが用意されています。

このように、 「自分に合う学び方」を見つけやすい環境が整っていることも、通信制高校ならではの大きな魅力です。

過去に不登校の経験があっても「環境を変えて学びたい」と思ったとき、通信制高校はその気持ちをしっかり受け止めてくれる場所です。

転入・編入 受付中/説明会&個別相談 実施中
脱偏差値、新時代の教育で
「社会で生きていける力」を。
高校卒業資格+実社会直結の探究教育。
  • 入学前不登校経験者8割。
    入学後登校率89%
  • ぷよぷよ、モンスト開発者、
    日本一になった起業家
    から直接学べる
  • docomo、Lotte、Mixiなど
    大企業と連携したプロジェクト型学習

通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介

HR高等学院は高校生の「学びたい」という気持ちに寄り添う通信制高校サポート校です。不登校経験があるかどうかは関係ありません。自由な学習スタイルと実践的な教育が注目を集めています。

  • 不登校経験があっても通いやすい柔軟な学習環境
  • 学力や出席日数を問わない入学選考
  • オンラインのみや週5通学まで選べる自由な学習スタイル
  • 実社会を生き抜く力を養う企業と連携した授業
  • 学びの伴走者による手厚い学習サポート
  • 海外大学推薦枠を含む多様な進路対応

不登校経験があっても生き生きと学べる環境

HR高等学院は、今通っている高校からの転入や、高校中退をしてからの編入にも柔軟に対応しています。

入学時に出席状況は問われないため、新たなスタートを切ることが可能です。

自分のペースで、実践的な学びに触れられる

通学スタイルは完全オンラインから週5日の通学まで自由に選択できるため、ライフスタイルや体調に合わせて自分のペースで学習を進められます。

さらに、先生ではなく実社会で活躍する大人が「伴走者」として寄り添い、学びを支える独自の教育体制を取り入れています。

受け身の学習ではなく、自分で考え行動する力を自然と身につけられる環境が整えられています。

また、カリキュラムは、全日制のような決まりきった教科書中心の一斉授業ではありません。

たとえば、 最新のAI技術やビジネス企画、動画編集、海外とつながるプロジェクトなど実践的でワクワクする学びが満載です。

企業とのコラボ授業や現役の専門家によるワークショップもあり、得た知識を社会で即戦力として活かせます。

大きく広がる進路の選択肢

進路についても大学進学、就職、起業などの豊富な選択肢があります。国内の大学進学はもちろん、海外の有名大学への推薦枠も多数あり、世界を舞台に学ぶチャンスも豊富です。

さらに、インターンシップや、起業を目指す学生へのサポートも充実しています。

専門スタッフが一人ひとりに寄り添い、希望に合った進路を一緒に見つけていきます。「通信制だから大学進学や就職が難しいのでは」と進路をあきらめる必要はありません。

通信制高校の学びをより充実させたい方には、サポート校のHR高等学院を活用するのがおすすめです。

HR高等学院では、ビジネス・アート・テクノロジーなど社会で活きるスキルを学びながら、企業のプロジェクト参加や起業体験、商品開発といった実践的な活動に挑戦できます。

また、「失敗は挑戦の証」という考え方を大切にし、安心してトライ&エラーできる環境が整っています。中学時代に不登校だった方や、自信を取り戻したい方にも適しています。

まずは説明会個別相談会で、学校や授業の詳細、通信制高校全体の仕組み、子どもの将来に関する不安などをご相談ください。一人ひとりに寄り添い、最適な学びの形をご提案します。

最後に

この記事では、現代の高校生の不登校の実態や原因、不登校の子どもに対して保護者ができる具体的な対応方法、不登校でも目指せる進路を具体的に解説しました。

不登校は決して特別なことではなく、誰にでも起こりうることです。大切なのは、子どもを否定するのではなく、「どうすれば安心して過ごせるか」「どんな学び方や進路が合っているのか」を一緒に考えていくことです。

また、保護者だけで悩みを抱え込まず、学校や専門機関など周囲の力を借りることで、新しい選択肢が見えてくることもあります。

高校生という時期は、将来への不安が大きくなりがちですが、 今は進路選択の幅も広がり、どんな状況からでも自分の道を切り拓くことができる時代です。

子どものペースを受け入れ、必要なサポートを取り入れながら、少しずつ前へ進んでいきましょう。

「進路に悩む子どもへの正しい接し方 丸わかりBOOK」をLINEで無料ダウンロード
この記事の著者
吉田 忍
吉田 忍
ライター
金沢大学文学部卒業後、印刷会社で編集ディレクターとして勤務。結婚・出産を経て、子供の幼稚園入園を機にライターとして独立。 公立小中学校でのPTA役員経験等を通じ、30年前から変化のない学校現場の現状に直面。さらに、わが子のいじめや不登校という困難を「当事者の親」として経験する。 現在は、自身の体験に基づく深い洞察と、編集者時代に培った「対話から本音を引き出すインタビュー力」を強みに執筆活動を展開。母親としての等身大の視点を大切にしながら、「取材対象者の想いを丁寧に汲み取り、わが子に胸を張って読ませることができる文章」を届けることを信念としている。なお、当のわが子は、ライターよりデザイナーになりたい模様。
一覧へ戻る
資料請求 /お問い合わせはこちら

その他、資料請求やHR高等学院についてのお問い合わせ等はこちらのフォームからご連絡ください。

お気軽にご相談説明会/個別相談会資料請求
  • HOME
  • 通信制高校・サポート校を知る
  • 不登校の悩み
  • 高校生の不登校の原因は?子どもが学校に行けない時の親の対応とその後の進路は?
  • HR高って?
  • 青春のキャンパス
  • ワクワク講義
  • 保護者の方へ
  • イベント案内
  • 資料請求
  • お問い合わせ
  • プライバシーポリシー
  • 特定商取引法に基づく表示
  • 運営会社
  • 採用情報
  • 通信制高校・サポート校を知る
© 2024 HR KotoGakuin
© 2024 HR KotoGakuin
説明会&体験会
資料請求
進路お役立ちBOOK
プレゼント!