不登校で悩んでいる本人、そして「このまま学校へ戻れないのではないか」「登校できてもまた休んでしまうのではないか」と不安を抱えながら支えている保護者の方へ。
まず最初にお伝えしたいのは、不登校からの復帰は十分に可能 だということです。
ただし、ここでいう「復帰」とは、必ずしも元の学校の教室に戻ることだけを指すわけではありません。自分に合った新しい学びの場を見つけることも、復帰の一つです。
この記事では、通信制高校サポート校であるHR高等学院で日々学生や保護者の方々に寄り添っている私、恒弘大輔(HR高等学院事業本部 本部長)の視点から、不登校からの復帰に向けた具体的なステップや保護者が知っておきたい関わり方について解説します。
不登校から復帰はできる
結論から言うと、不登校からの復帰は十分に可能です。
令和6年度の文部科学省の調査によると、小・中学校の不登校児童生徒のうち約3割(30.1%)が、指導や相談を受けた結果、登校する、または登校できるようになっています。
一方で、元の学校に戻ることだけが復帰ではありません。近年では通信制高校への転入・進学を選ぶ子どもも増えているほか、教育支援センター(適応指導教室)やフリースクール、ICTを活用した家庭学習などを通して、自分に合った方法で学びや社会とのつながりを取り戻している子どもも多くいます。
私がこれまで多くの学生と関わる中で感じているのは、「元の学校に戻りたい」と願っている子ばかりではないということです。私の体感では8〜9割の子が、元の学校に戻るかどうかにかかわらず、ただ「中学生・高校生らしい毎日を過ごしたい」と願っています。その思いをかなえられる場所は、必ずしも今の学校だけとは限りません。
大切なのは、元の場所に戻ることだけを「正解」とせず、本人が自分らしく過ごせる場所を見つけることです。
出典:文部科学省「令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」
不登校から復帰までにかかる期間の目安
不登校から復帰するまでにかかる期間は人それぞれです。数週間から数か月で再登校する子もいれば、何年もかけてゆっくりと自分を取り戻していくケースもあります。
いつまで続くのかという不安を解消するために、保護者の方が「回復には段階がある」ことを知っておくのは非常に大切です。
不登校の経過は、一般的に以下の3つのフェーズに分けられます。
初期(不登校開始期):腹痛や頭痛などの体調不良が現れ、学校を休む日が増える時期。
中期(ひきこもり期):学校に行かずに、家で過ごす時間が長くなる時期。学校の話をすることを嫌がり、家族とのコミュニケーションを避ける傾向が見られる。
回復期(後期):少しずつ意欲が戻り、外出したり、将来について前向きに考えたり、一歩を踏み出せるようになる時期。
段階の呼び方は機関や事業者によってさまざまで、中期を「混乱期」「低迷期」「むずむず期」などと呼ぶこともあります。名前よりも、全体の流れを押さえておくことが大切です。私がこれまで見てきた中でも、いちばんしんどい中期がどのくらい続くかは、数週間の子もいれば、1年、2年、3年と続く子もいて、本当に人それぞれです。段階を知っておくことは役に立ちますが、期間そのものを目標にするものではありません。
子どもが今、どの段階にいるのかを保護者が理解していれば、落ち着いて見守れるようになります。
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不登校から復帰できるか不安に感じるのは自然なこと
学校を休む期間が長くなると、本人も保護者の方も、「また学校へ戻れるのだろうか」と先の見えない不安を抱えるものです。
しかし、不安や怖さを感じるのは、今の状況と真剣に向き合っているからこそです。
不登校が長引くと将来が心配
不登校が続くと、学習の遅れや進路のことが気になり、将来に不安を感じる子どもは少なくありません。
私自身、多くの学生と関わる中で、真面目な子ほど焦りや不安を抱え、自分を責めてしまう姿を何度も見てきました。しかし、進学や将来の選択肢は一つではなく、今の状況だけで将来が決まるわけではないことを、ぜひ知っておいてほしいと思います。
子どもごとに復帰のペースが異なる
不登校からの復帰のペースも子どもごとに異なるため、周囲と比較して焦らないことが大切です。
数か月で前向きな変化が見られる子もいれば、数年かけて少しずつ自信を取り戻す子もいます。また、一度登校できても、再び休みたくなる日があるなど、回復に波があることも珍しくありません。
周囲の大人は結果を急がず、その子自身の小さな変化や成長に目を向け、見守ることが大切です。保護者の「今のままでもいいんだよ」という一言が、復帰のきっかけになることもあります。
不登校から復帰する子どもの心情の変化と回復のサイン
子どもが不登校から復帰するとき、心の中ではさまざまな葛藤や変化が起きています。
子どもが見せる「回復のサイン」を知っておくと、一歩を踏み出すタイミングを優しく見守ることができます。
気持ちが安定してくる
不登校の初期や中期には、情緒が不安定になり、不機嫌になったり、投げやりな態度をとることも珍しくありません。
しかし、心が安定してくると、日々の出来事にも落ち着いて向き合えるようになり、穏やかに会話をする場面が増えてきます。これは回復期によく見られるサインの一つです。
家族以外との関わりが増える
家族との会話が増えてくると、意識が外の世界へ向かい始めます。「友達はどうしているかな」「先生は元気かな」と周囲の人に関心を持ち始めるのは、回復に向けた前向きなサインです。
最初はオンラインゲームの仲間や、SNSでつながった友人とのやり取りから始まることも珍しくありません。徐々に子どもが第三者との接点を持つことで社会とのつながりが戻り、少しずつ自信を取り戻していきます。
将来について考え始める
「将来、こんな仕事をしてみたい」「あの人みたいになりたい」といった言葉が出てくるようになれば、回復が次の段階へ進んできたサインと考えられます。
将来を考えることは、自分の未来と向き合うことでもあり、一歩先を見ようとする気持ちは、自己肯定感が育ってきたサインです。
学びや活動への意欲が戻る
心や体が回復してくると、勉強を始めてみようと思えたり、趣味や好きなことに取り組む意欲が戻ってきます。
最初は興味のある動画を見たり、本を読んだりすることから始まり、やがて進路について調べるなど、将来を意識した行動が見られるようになります。
また、新しいことに挑戦したいという気持ちが芽生え、自分から行動を起こす姿も増えてきます。こうした学びや活動への前向きな意欲は、回復が進んできたサインの一つです。
回復は「行きつ戻りつ」が当たり前である
保護者の方に知っておいてほしいのは、不登校からの回復には波があるということです。
「やっと学校へ行けた」とほっとした翌日に再び休んでしまうことも珍しくありません。不登校を経験した子どもは、体力面でも精神面でも、すぐに以前と同じ生活へ戻ることは難しい面があるのです。
順調に登校できることを期待せず、焦らずに見守りましょう。
不登校から学校復帰を目指すときの段階的手順
不登校からの復帰は、焦って一気に進めようとすると逆効果になってしまうことがあります。
まずは心と体をしっかり休め、段階的に社会とのつながりを取り戻していくことが大切です。
心と体を休める
まずは、不登校への罪悪感を和らげ、安心して休める環境を整えましょう。多くの子どもは、「学校に行けない自分は普通ではない」と思っており、「学校に行かないと」「何かやらないと」と強い焦燥感も抱えています。
まずは、「不登校は悪いことではない」「今は無理に学校へ行かなくても大丈夫」と伝え、子どもの気持ちを受け止めることが大切です。罪悪感が和らぐことで、心と体も少しずつ回復へ向かいます。
生活リズムを整える
不登校の子どもは、起床や就寝の時間が不規則になり、生活リズムが乱れているケースが多く見られます。
これは怠けているからではなく、不安やストレスによって夜眠れなくなったり、朝起きるのがつらくなったりするほか、食欲の低下や頭痛・腹痛などの体調不良が影響している場合もあります。
そのため、急に早寝早起きを強いるのではなく、まずは「同じ時間に起きる」ことから始め、体力や日中の活動量を増やし、徐々に生活リズムを整えていきましょう。
家庭外とのつながりをつくる
心と体が回復してきたら、家庭以外とのつながりを少しずつ増やしていきます。買い物の際に店員さんと会話する、信頼できる大人と話す、図書館へ行くなど、無理のない範囲で社会との接点を持つことが大切です。
人と関わる経験を積み重ねることが、自信の回復につながります。
短時間の登校から始める
学校へ戻る際は、最初から終日の登校を目指す必要はありません。保健室登校や別室登校、午前中だけの登校、好きな授業だけ参加するなど、短い時間から始めるだけでも十分です。
無理をすると心身の負担が大きくなることもあります。小さな成功体験を積み重ねながら、「学校に行けた」という自信を育てていきましょう。
学校・支援機関との連携を保つ
悩みを家庭だけで抱え込まず、学校や支援機関と継続的に情報を共有することが大切です。担任やスクールカウンセラー、医療機関などと連携することで、家庭では気づけなかった変化や適切な支援方法が見えてくることもあります。
家庭・学校・支援機関が本人の希望や状況を共有して支えることで、子どもも安心して自分のペースで回復しやすくなります。
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不登校から復帰する方法は学校に戻ることだけではない
「復帰」と聞くと、元の学校の教室に毎日通う姿を想像しがちですが、選択肢はそれだけではありません。
子どもの状況に合わせて選べる復帰の方法は、今では数多くあります。
教室復帰
教室復帰とは、元の学校の教室で再び授業を受けることです。ただし、不登校を経験した子どもにとって、最初から大人数の教室へ戻ることは大きな不安や緊張を伴います。
無理に教室へ戻るのではなく、保健室登校や別室登校から始め、少しずつ学校生活に慣れていく方法もあります。
保健室登校
保健室登校とは、教室ではなく保健室を中心に学校生活を送る方法です。養護教諭と話したり、自習や読書をしたりしながら、無理のない範囲で学校とのつながりを保つことができます。
別室登校
別室登校とは、教室とは別の部屋で学習や学校生活を送る方法です。学校によって運営方法は異なりますが、先生のサポートを受けながら自習を進めたり、個別に学習したりするケースが多く見られます。自分のペースで学校生活に慣れていけることが特徴です。
フリースクール・オルタナティブスクール
フリースクールやオルタナティブスクールは、学校以外で安心して学べる民間の教育機関です。学習だけでなく、体験活動やコミュニケーションを重視する施設も多く、子どもの個性や興味を大切にした活動が行われています。
同年代との交流や、自分らしく過ごせる居場所が見つかることで、自信や意欲を取り戻すきっかけになることも少なくありません。
ただし、運営方針や支援内容は施設ごとに大きく異なるため、子どもに合った環境を選ぶことが大切です。
通信制高校・サポート校
通信制高校は、自分のペースで学びながら高校卒業資格の取得を目指せる学校です。毎日登校する必要がない学校も多く、体調や状況に合わせて無理なく学習を進められます。
また、サポート校は通信制高校の学習や学校生活を支援する教育機関で、レポート作成のサポートや進路相談のほか、学校によってはメンタル面のサポートや体験型学習なども行っています。
不登校から復帰後にまた休むことは悪いことじゃない
せっかく登校できたのに再び休んでしまうのは、後退ではなく、自分のコンディションを調整しながら回復していく過程の一つです。
ここでは、復帰後にありがちな心の波や、知っておきたいSOSのサインについて解説します。
復帰後にまた休む子どもは少なくない
文部科学省の最新の調査(令和6年度)によれば、指導や相談を受けた結果、登校する(できる)ようになった子どもの割合は約3割にとどまっています。このことからも、不登校から学校へ戻るまでには時間がかかる子どもが多いことが分かります。
私自身もこれまで多くの学生と関わる中で、一度登校を再開しても再び休む子を数多く見てきました。 回復には波があるため、登校と欠席を繰り返しながら前へ進んでいくケースは珍しくありません。HR高等学院でも、入学後にしばらく通えていた学生が、また休憩を必要とすることがあります。それまでの経験や環境の変化に対して、本人が自分のコンディションを調整しながら学んでいる過程だと捉えています。
出典:文部科学省「令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」
人間関係への不安が残る場合もある
復帰後に大きな壁となりやすいのが、周囲の目やクラスメイトとの人間関係です。長く学校を離れていたことで、「休んでいた理由を聞かれたらどうしよう」「クラスになじめるかな」と、不安を抱く子どもは少なくありません。
しかし、最初は周囲の視線が気になるかもしれませんが、その状況は長くは続かず、次第に教室にいることが自然な日常になっていきます。
登校を再開しても、友達との接し方に戸惑ったり、ブランクを気にしたりすることはあるかもしれませんが、焦る必要はありません。まずはあいさつや短い会話など、小さな関わりから少しずつ関係を築いていけば十分です。
再び休んでも失敗ではない
再び休むのは失敗ではなく、心身を休ませ、再び前に進むための大切な休息です。
当学院でも、登校に波がある学生は少なくありません。私たちは、それも回復の途中でよく見られる変化と受け止め、無理をせず、自分のペースで通える日を増やしていけばよいと考えています。
子どもが不登校から復帰するときに親が気を付けたいこと
子どもが前を向き始めたとき、親の関わり方はとても重要になります。ここでは、親が気をつけたい対応について解説します。
復帰後に気を付けたいSOSサイン
復帰後は、子どもが無理をしていないか、言葉以外のサインにも目を向けることが大切です。朝の準備に極端に時間がかかったり、頭痛や腹痛などの体調不良を繰り返すなどの変化は、心身に負担がかかっているサインの可能性があります。
こうした様子が見られたら、無理を続けさせず、登校日数や滞在時間を調整するなど、本人のペースに合わせて負担を軽くしてあげましょう。
登校だけを目標にしない
学校へ毎日通うことだけを目標にすると、子どもは「また行けなくなったらどうしよう」と大きなプレッシャーを抱えてしまいます。
大切なのは、焦らず長い目で見守りながら、その子のペースで前に進めるよう支えることです。入学をきっかけに急に毎日通えるようになる子も、正直に言えば少なくありません。ただ、それだけが正解ではないので、根本から変わるような大きな変化をすぐに求めないであげてください。
当学院にも、普段の授業は難しくても、学校行事や進路イベントには参加できる子もいます。日常的に会話が飛び交う場や、自分に注目が集まる場に出るのはしんどくても、行事くらいの柔らかさなら関われるということです。何に足が動くのかは人によって全然違うので、「今日はここまでできた」と小さな変化を認めることが大切です。
登校だけをゴールにするのではなく、「今なら何に足が動きそうか」を一緒に探しながら、少しずつ自信を積み重ねていきましょう。
子どもの気持ちを否定しない
本人の不安や「怖い」という気持ちを、「気にしすぎだよ」と否定せず、まずはそのまま受け止めてあげてください。
共感してもらえるだけで、子どもは安心感を得られます。答えを急ぐよりも、安心して気持ちを話せる関係を築くことを優先しましょう。
周囲の子どもと比較しない
保護者は無意識のうちに、兄弟姉妹や他の子どもと比べてしまうことがあります。しかしそれは、子どもにとって大きなプレッシャーになることも少なくありません。
性格や得意・不得意、置かれている環境は一人ひとり異なります。他の子どもと比べるのではなく、本人なりの変化や成長に目を向けましょう。
小さな成長を認める
「今日は朝起きられた」「家族とご飯を食べた」といった、一見当たり前に思えることでも、しっかりと言葉にして認めてあげてください。
結果だけでなく、挑戦した過程にも目を向けることが大切です。
将来の選択肢を一緒に考える
将来について考えるときは、保護者が答えを決めるのではなく、子どもと一緒に選択肢を整理していく姿勢が大切です。
子どもの興味や希望を聞きながら、本人の気持ちを尊重して考えていきましょう。
親自身も抱え込まない(相談先を持つ)
不登校の対応に「これが正解」という方法はありません。「親がなんとかしなければ」と一人で責任を抱え込むと、心身ともに疲れてしまいます。
信頼できる人に気持ちを話したり、保護者会や相談窓口を利用したりすることも大切です。また、趣味や散歩、運動などで気分転換をし、自分自身の心と体を休ませる時間も意識して持ちましょう。
保護者の心に余裕が生まれることで、子どもにも落ち着いて接しやすくなります。
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不登校から前向きな一歩を踏み出した事例
ここでは、不登校を経験した先輩たちが、自分らしい道を見つけた事例を紹介します。
学校復帰を選んだケース(同じ学校に戻れたパターン)
以下は、新学期をきっかけに元の学校へ復帰したケースです。
私は別室登校はしてませんでしたが、中二の始業式の日に学校復帰した元不登校です。私は中一の頃1年ほど学校を休んでました。
私が復帰した時は新学年が始まってからだったので、勉強は1からという形でのスタートだったので、みんなスタートが自分と一緒だから普通に着いていけました。
そしてもちろんクラス替えがあったので、全く私のことを知らない人も中にはいたので結構気楽に行けたのと、友達も普通にできました。(一部抜粋)
引用元: Yahoo!知恵袋
このように、新学期やクラス替えなどのタイミングをきっかけに、元の学校へ無理なく復帰できるケースもあります。
通信制高校へ進学したケース
私がこれまで関わってきた学生の中でも、特に印象に残っている学生がいます。
彼女は中高一貫校に通っていましたが、人間関係や学校生活に心身ともに疲れ、不登校になってしまいました。将来への不安を抱える中で参加したHR高等学院の説明会が、大きな転機になったそうです。
説明会で在学生と交流し、その温かな雰囲気に触れたことで、「ここなら通えるかもしれない」と入学を決意しました。
入学後は、何でも話せる仲間やコーチと出会い、自分を否定されることなく受け入れてもらえる環境の中で、笑顔と自信を取り戻していきました。
その後は学園祭の実行委員として活躍し、さらにアメリカやマレーシアへの留学にも挑戦しています。人は環境や出会いによって、大きく変わり、成長できるのだと、私自身あらためて実感しました。
自分らしい学び方を見つけたケース
興味や将来につながる学びを見つけることで、意欲を取り戻していくケースもあります。
当学院に通う学生のエピソードを紹介します。
彼女は中学時代に約1年半の不登校を経験し、周囲に馴染めるかという強い不安を抱えてHR高等学院に入学しました。しかし、普段は出会えない大人から話を聞ける「トップランナーセッション」の授業や、学生を優しく包み込む雰囲気や、「伴走者」であるコーチの支えにより、徐々に安心感を取り戻したといいます。
もともとは趣味がきっかけだった韓国語の学習にも力を入れ、将来の留学や仕事の可能性を広げるための学びへと発展させています。困難も貴重な経験と前向きに捉え、目標に向かって挑戦を続ける彼女は、入学当初とは見違えるほど生き生きとしています。
不登校の子どもが社会とのつながりを取り戻すために大切なこと
学校以外にも社会とのつながりを取り戻せる場所はたくさんあります。子どもが前向きな一歩を踏み出すために大切なポイントを紹介します。
学校以外にも社会との接点はある
学校に通っていなくても、社会とのつながりを持つ方法はたくさんあります。地域のボランティア活動や習い事、趣味のコミュニティ、オンラインでの交流など、自分に合った形で社会と関わることができます。
大切なのは、「学校へ行けているか」ではなく、少しずつ人や社会との接点を増やしていくことです。そうした経験の積み重ねが自信につながり、新たな学びの場へ踏み出すきっかけになることも少なくありません。
同世代との交流が自信につながる
不登校からの回復過程では、信頼できる人との出会いが大きな支えになります。特に、同じような悩みや経験を持ちながらも、前向きに今を楽しもうとしている同世代との交流は、自分だけではないという安心感や意欲にもつながります。
当学院でも、新しい仲間と出会い、「ここに来るのが楽しい」と感じられるようになったことで、最初はオンライン中心だった学生が、自ら通学する日を増やしていくケースも多く見られます。
好きなことや得意なことを伸ばす経験が重要
不登校を経験した子どもの中には、「自分には何もできない」と自信を失っている子も少なくありません。だからこそ、勉強だけでなく、好きなことや得意なことに挑戦し、「できた」「認められた」という成功体験を積み重ねることが大切です。
自分の強みや可能性に気付くことで自己肯定感が高まり、「もっと挑戦してみよう」という意欲も育っていきます。
将来の目標が見つかると行動しやすくなる
「将来こんなことがしてみたい」という自分の目標が見つかると、行動力は大きく変化します。
学校へ戻ることや学歴だけにこだわるのではなく、自分が納得できる道を見つけ、少しずつ歩み始めることも、回復の一つといえます。
保護者の方が「どんな道を選んでも大丈夫」と伝え続けることで、子どもは安心して自分の進むべき方向を探し始め、自らの足で一歩を踏み出せるようになります。
学校復帰以外の前向きな選択肢としての通信制高校・サポート校
HR高等学院では、不登校を経験した学生たちが自分のペースで学び、社会とつながるための多様な仕組みを用意しています。
オンラインと通学を柔軟に使い分けられる
不登校を経験した子どもは、体調や気分に波があることが少なくありません。不登校の期間が長かった場合、体力や人と関わるためのエネルギーが落ちていることも多く、環境が変わったからといってすぐに適応できるわけではありません。宇宙から地球に戻ってきたときのように、重力の違う環境にいきなり適応するのは難しいものです。多くの子にはリハビリの期間が必要で、だからこそ当学院では毎日の登校を求めず、自分のペースで戻っていけるように関わっています。当学院では、当日の状態に合わせて通学とオンラインのバーチャル空間での参加を柔軟に切り替えられます。この柔軟さが、「自分のペースで学び続けられる」という安心感につながっています。
「帰りたくない」と思える居場所
在学生の約8割が不登校経験者ですが、開校から半年で通学率89%を実現しています。授業が終わっても「まだ帰りたくない」と、仲間と過ごしたり自分の探究活動を続けたりする学生が多く、安心して自分らしくいられる場所になっています。
学びを「受ける」だけで終わらない、挑戦できる環境
授業は録画視聴ではなく、専門家による対話型ライブ授業や社会の第一線で活躍するゲストとのセッションが中心です。特に、企業と連携して行うプロジェクト型学習(PBL)は、学生から好評を得ています。
HR高等学院では、一人ひとりの状況や目標に合わせた学び方を、一緒に考えています。
保護者アンケートでも、「自分らしさを取り戻し、イキイキと過ごしている」「やりたいことが増え、毎日楽しそうに通っている」「以前は勉強が嫌いだったのに、自分から学ぶようになった」といった喜びの声を数多くいただいています。
自分に合う新しい一歩を、一緒に考えていきましょう。


