「どこの大学を受ければいいですか?」
進路相談で、最も多くいただく質問の一つです。
でも、HR高等学院の進路サポートでは、この質問にすぐ答えることはありません。
「どんな大学が合っていますか?」ではなく、「どんな人生を歩みたいですか?」
まずは、その問いから始めます。
- どんな仕事をしたいのか。
- どんな人になりたいのか。
- どんな人生を送っていたら、自分は幸せだと思えるのか。
その未来が見えて初めて、「では、そのためにはどんな進路がいいだろう」と考え始めます。
進路とは、大学/専門学校/企業選びではありません。
人生設計です。
だから、HR高等学院の進路サポートは、「受験相談」ではなく、「人生の選択を一緒に考える時間」でありたいと思っています。
進路はゴールではありません。手段です。
多くの学生が志望する大学については、教育機関ではなく研究機関ですから、何かを学ぶところではなく、自ら追究する場所ですしね。
もちろん、大学進学には大きな意味があります。
- 学びたい分野を深められること。
- 新しい人との出会い。
- 専門性を身につけられること。
- 将来の選択肢を広げられること。
どれも、とても大切です。
一方で、「偏差値が高いから」「有名だから」「みんなが受けるから」という理由だけで選んだ進路が、その人にとって最適とは限りません。
進学してから「思っていた大学生活と違った」と悩む学生もいます。
第一志望に合格しても、学ぶ意味を見失ってしまう学生もいます。
逆に、自分らしい進路を選び、いきいきと学び続ける学生もいます。
その違いを生むのは、大学/専門学校/企業名ではありません。
「自分はどう生きたいのか」を考えられたかどうかです。
だからHR高等学院では、大学/専門学校/企業名だけを追いかける進路指導はしません。
一人ひとりの人生にとって、本当に意味のある選択を、一緒に考え続けます。

進路担当として、多くの学生と出会ってきました。
- 進学を目指す学生
- 就職を選ぶ学生
- 海外へ挑戦する学生
- 専門学校で夢を叶える学生
- 起業を目指す学生
- 一度立ち止まり、自分自身と向き合うことを選んだ学生。
その一人ひとりに、それぞれの正解がありました。
だから、「この大学へ行けば安心」という言葉を、簡単には使えません。
どれほど偏差値が高い大学でも、その学生に合っていなければ幸せにはつながらないことがあります。
反対に、世間ではあまり知られていない学校でも、その学生にとって人生を変える場所になることもあります。
偏差値は、大学を比較する一つの指標です。
でも、人生の価値を測る指標ではありません。
だからこそ、HR高等学院では、「受かる大学/専門学校/企業」だけではなく、「その学生らしく生きられる進路」を大切にしています。
そのために、進路サポートでは、単に受験情報をお伝えするだけではありません。
志望理由を一緒に考えることもあります。
探究活動を振り返り、その学生らしい強みを言葉にすることもあります。
保護者の方と何度もお話しすることもあります。
志望校/志望企業選びに迷ったときには、一緒に情報を集め、比較し、悩みます。
時には、「今は受験しない」という選択を応援することもあります。
時には、「その学校は、本当にあなたが行きたい場所?」と、少し厳しい問いを投げかけることもあります。
それは、その場で正解を出すためではありません。
学生自身が、自分の意思で人生を選べるようになってほしいからです。
受験は人生の通過点です。
改めて、志望先への入学/就職はゴールではありません。
卒業してからも、自分で考え、自分で選び、自分で歩き続ける力。
その土台をつくることこそが、本当の意味での10代後半の学生への進路支援だと考えています。
実際に進路相談ではどんなことを話すのか。
「進路相談」と聞くと、「志望校を決める時間」というイメージを持つ方も多いかもしれません。
でも、HR高等学院の進路相談は少し違います。
まずは、「今」を整理するところから始めます。
- 今、何に興味があるのか。逆に何が嫌なのか。
- どんなことが得意なのか。逆に何が不得手なのか。
- 何に悩み、何が不安なのか。
- そして、その先にどんな人生を描いているのか。
その上で、
- 将来の目標から逆算した進路の選択肢
- 大学・専門学校・就職・海外進学・ギャップイヤー(進学や就職の前に、自分の将来と向き合うための準備期間)など、それぞれのメリット・デメリット
- 受験方式やスケジュール
- 今後取り組むべき探究活動や資格取得
- 日々の学校生活で意識したいこと
まで、一緒に整理していきます。
相談の最後には、「今日決まったこと」「次回までに取り組むこと」を学生と確認し、その内容を相談者(学生や保護者)にも共有します。
進路は、一度の面談で決まるものではありません。
だからこそ、「話して終わり」ではなく、「次の一歩が見える進路相談」を大切にしています。

HR高等学院では、大学の総合型選抜や学校推薦型選抜を目指す学生が多く在籍しています。
その中で私たちが大切にしているのは、「合格するためだけのストーリー」をつくることではありません。
- これまでどんな経験をしてきたのか
- 何に心を動かされてきたのか
- これから何を学び、どんな社会人になりたいのか
学生自身の言葉で語れるようになること。
その過程を何より大切にしています。
小論文も、面接も、志望理由書も。
テクニックだけでは通用しません。もちろんテクニックは伝えます。
でも、だからこそ、日々の学校生活や探究活動、日常の経験そのものが、受験の土台になるのです。
受験は、高校3年生になってから始まるものではありません。
高校生活そのものが、進路づくりなのです。
一方で、このような進路支援には、多くの時間が必要です。
何度も対話を重ね、迷い、考え、立ち止まり、また前へ進む。
その積み重ねが、その学生だけの進路をつくっていきます。
だからこそ、私たちは「たくさん相談を受けること」よりも、「一人ひとりと深く向き合うこと」を大切にしたいと考えています。
今後、学生数や支援体制の変化に合わせて、進路相談の対象や運営方法を見直していく可能性もあります。
コーチと役割分担して進路をHR全体としてサポートしていきます。
受験を目前に控えた学生を中心とした支援へ移行することも、その一つです。
それは、支援を減らすためではありません。
人生の大きな分岐点に立っている学生に、責任を持って伴走するためです。
必要なときに、必要な学生へ、必要なだけ伴走する。
その質を守ることが、HR高等学院の進路支援にとって何より大切だと考えています。
HR高等学院の進路サポートが目指しているのは、「志望先へ送り出すこと」では終わりません。
学生一人ひとりが、自分の人生を、自分の意思で選び続けられる人になることです。
大学へ進学しても。
専門学校へ進学しても。
就職しても。
起業しても。
進路変更をしても。
その先の人生で迷うことは、きっと何度もあります。
そんなとき、自分で考え、自分で決断し、自分で一歩を踏み出せる力を持っていてほしい。
私たちが育てたいのは、その力です。
進路とは、「どこへ行くか」ではありません。
「どう生きるか」。
HR高等学院は、その問いに、学生一人ひとりと真剣に向き合い続けます。


