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不登校の悩み
2026.02.27

中学生の不登校の原因は?対応や進路を実際の経験談を踏まえて解説【職員インタビュー】

この記事の著者
門間 忍
門間 忍
ライター
「進路に悩む子どもへの正しい接し方 丸わかりBOOK」をLINEで無料ダウンロード
目次
  1. 中学生の不登校の現状
  2. 中学生の不登校の原因
  3. 中学生が不登校になった場合に考えられる病気
  4. 中学生が不登校になった場合の対応
  5. 中学生が不登校になった場合の親の対応
  6. 中学生の不登校について通信制高校サポート校の職員へ聞いてみた!
  7. 通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介
  8. 通信制高校サポート校へ通う生徒の実際の声
  9. まずは説明会へ
  10. 最後に

「最近、子どもが学校に行きたがらない......」
「朝になると体調不良を訴える......」
「自分の育て方が悪かったのだろうか......」

このような悩みを抱えている保護者は、決してあなただけではありません。

不登校は子どもやその保護者だけの責任ではなく、環境や体調、人間関係などさまざまな要因が複雑に絡み合って起こる現象です。

実際に、日本では現在多くの中学生が不登校を経験しています。これは不登校が決して特別なことではなく、どこの家庭でも起こりうることを示しているのです。

本記事では、中学生の不登校の主な原因、親子でできる対応、そして進路選択の実際について、最新データと実際の生徒の声を交えて解説します。

不登校に直面しているご家庭に、少しでも希望と安心を届けられれば幸いです。

中学生の不登校の現状

最初に、現在の国内における中学生を取りまく不登校の現状について見ていきましょう。

不登校の中学生の割合:2025年

現在、国内の小中学校における不登校の児童生徒数は12年連続で増加しており、過去最多を更新しています。2025年10月に文部科学省が公表した令和6年度(2024年度)の調査によると、小・中学校における不登校児童生徒数は35万3,970人に達し、そのうち中学生が21万6,266人を占めました。

文部科学省の学校基本調査における中学生の総数が314万1,000人であることから、これは中学生全体の約6.9%に相当します。つまり、1,000人当たり69人が不登校という深刻な現状になっているのです。

出典: 文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」

出典:文部科学省「令和6年度学校基本調査 確定値について」

また、年間の欠席日数が90日を超える「不登校の長期化」も増え続けています。実に、不登校の中学生のうち、約60.7%と6割以上がこの長期欠席に該当しているのです。

これに対して小学生の割合は44.1%にとどまっており、中学生になるほど欠席期間が長引きやすい傾向があることが分かります。

出典: 文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」

こうした不登校増加・長期化の背景には、複数の要因が複雑に絡み合っています。

文部科学省の令和6年度調査によると、教職員への調査では「学校生活に対してやる気が出ない等の相談があった」という回答割合が最も多く、小学校・中学校ともに30%を超えています。次いで「生活リズムの不調」「不安・抑うつ」と続いており、心の不調や無気力が主な背景として浮かび上がっています。

このほかにも、学校生活への適応の難しさ、特別な配慮を必要とする児童生徒への早期支援の不足などが複雑に絡み合っています。

出典:文部科学省「令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果及びこれを踏まえた対応の充実について(通知)」

加えて、2016年には「教育機会確保法」が制定され、学校外の多様な学びや休養の必要性を認める方針が示されました。

これも不登校の数字が表面化する一つの要因と考えられています。

こうしたデータが示す通り、不登校は決して特別なことではありません。社会全体で支えていくべき身近な課題となっています。

出典:文部科学省 「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」

不登校の中学生でも進学・就職可能

「我が子が不登校になってしまったが、将来進学や就職はできるのか......」

不登校の子どもの保護者の中には、こんな不安を持たれる方も多いことでしょう。

しかし、たとえ中学生が不登校になったとしても、その後の進路が閉ざされるわけではありません。

文部科学省の追跡調査によれば、不登校経験者の約85.1%が中学卒業後すぐに高校に進学しており、20歳時点でも約81.9%が進学・就労しています。

なお、不登校中学生の保護者200名を対象とした民間調査(明光義塾を運営する株式会社明光ネットワークジャパン)によると、高校進路として通信制高校を48.5%、全日制高校を40%、定時制高校を26%が検討しており(複数回答)、中学卒業後すぐに高校進学する不登校経験者の割合は約80%でした。

出典:PR TIMES 2025年8月「不登校中学生家庭の保護者調査」

なかでも通信制高校は、自宅での学習を中心に、自分のペースで高校卒業資格を取得できるため、不登校経験者にとって最も選ばれやすい進路のひとつです。また、定時制高校や全日制高校でも不登校に理解のある学校が増えており、入学後のサポート体制が充実している学校を選べば、安心して学び続けることができます。

こうしたデータは、不登校が将来を閉ざすものではなく、その先にも多様な道が開かれていることを示しています。

出典:文部科学省「不登校の要因分析に関する調査研究 報告書」(文部科学省委託事業)

出典: PR TIMES「不登校中学生の進路選択、全日制40%・定時制26%・通信制48.5%」

出典:文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」

中学生の不登校の原因

中学生の不登校の原因は決して一つとは限らず、複数の要因が重なり合って生じることがほとんどです。文部科学省の調査や教育現場の専門家の分析によれば、中学生の不登校には以下のような複数の主な要因が関連しています。

体調不良

不登校の背景には、体調不良が深く関わっているケースが多く見られます。文部科学省の調査では、不登校児童生徒の68.9%が体調不良を訴えており、これは不登校でない生徒の36.4%と比較すると約2倍の高さです。

こうした体調不良には、頭痛、腹痛、吐き気、倦怠感、めまいなど、さまざまな症状が含まれます。これらの症状は、心理的なストレスが身体症状として現れる「心身症」である場合も多く、単なる仮病や怠けではありません。

特に思春期の子どもは、心と体のバランスが不安定になりやすく、学校生活のストレスが身体症状として表れやすい時期です。こうした体調不良が長く続く場合は、早めに医療機関での診察を受けることをおすすめします。

生活リズムの乱れ

不登校の要因を考えるうえで、「生活リズムの不調(25.0%)」 も見逃せません。現場の教員やスクールカウンセラーからも、日々の暮らしの乱れが登校に大きな影響を与えているという声が多く寄せられています。

特にスマートフォンやゲームの普及により、夜更かしで朝起きられず、登校時間に体調が整わないという悪循環に陥る中学生が増えています。文部科学省の調査によると、不登校生徒の70.3%が生活リズムの乱れを抱えており、不登校でない生徒の36.4%と比較しても、その関連性は明らかです。

生活リズムの乱れは、不登校の「原因」にも「結果」にもなり得ます。だからこそ、日々のリズムを整えることは、不登校からの回復に向けた極めて重要なステップとなります。

出典: 文部科学省「令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果及びこれを踏まえた対応の充実について」

出典: 文部科学省委託事業「不登校の要因分析に関する調査研究」報告書

家庭内での問題

家庭内の不和、保護者の不在、経済的困難、家族の病気や介護といった家庭環境の問題が不登校の背景要因となることがあります。文部科学省の調査によると、中学生の不登校生徒の約8.8%が家庭要因をあげており、家庭環境が不登校に影響を与えていることが示されています。

家庭が安心できる場所でない場合、多くの子どもは家庭内で心のエネルギーを充電することができず、学校生活に向き合う余裕を失います。しかし、こうした家庭の問題を家庭だけで解決するのは容易なことではありません。

もしも保護者として行き詰まりを感じたときは、決して一人で抱え込まず、外部の支援機関を頼ってみてください。専門の窓口と連携することで、家庭全体をサポートし、状況を改善していく道が開かれていきます。

出典: 文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」

学校の教師や環境

学校の教師との関係や学校環境も、不登校を引き起こす重要な要因の一つです。不登校生徒の35.9%が教師との関係に悩みを抱えているのに対し、不登校でない生徒では14.3%にとどまっており、両者の間には約2.5倍もの開きが見られます。

もしも、教師の言動によって子どもが深く傷ついたり、勇気を出して相談しても理解を得られなかったりすれば、学校は子どもにとって居心地の悪い場所へと変わってしまいかねません。

また、学校全体の雰囲気や校則の厳しさ、クラス内の人間関係といった環境面も、登校をためらわせる大きなきっかけとなり得ます。

出典: 文部科学省委託事業「不登校の要因分析に関する調査研究」報告書(令和6年3月公表)

勉強についていけない

文部科学省の調査では、「学業の不振や頻繁な宿題の未提出が見られた(15.6%)」 という報告も多く見られます。中学生になり学習内容がより高度化することにより、授業についていけない、テストの成績が振るわないといった経験が自己肯定感を低下させ、学校に行くことへの抵抗感を生むことがあるのです。

事実、不登校生徒の47.0%が学習困難を抱えているのに対し、不登校でない生徒では35.4%であり、学習面での困難が不登校の一因となっていることがわかります。また、学習困難者の中には、学習障害(LD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)など、特別な支援を必要とする場合もあり、早期の発見と適切な支援が重要です。

出典: 文部科学省 令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果

なんとなく気乗りしない

不登校児童生徒について学校が把握した事実として最も多いのが、「学校生活に対してやる気が出ない等の相談があった」(32.2%)というものです。中学生は思春期に入り、自己のアイデンティティを模索する時期でもあるため、学校という画一的な環境に対して意義や目的を見いだせなくなることがあります。

加えて、授業内容に興味を持てない、友人関係がうまくいかない、将来への不安など、さまざまな要因が重なって無気力状態に陥るケースが少なくありません。

子どもたちのこうした無気力な姿は決して怠けではなく、心のエネルギーが消耗している状態であり、適切な休息とサポートを必要としていることのあらわれなのです。

出典: 文部科学省「 令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要

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中学生が不登校になった場合に考えられる病気

不登校の要因には、心身の病気が隠れていることもあります。子どもが「学校に行きたくない」という背景には、実は適切な治療やケアを必要とする心身のサインが隠れているかもしれません。もし少しでも気になる様子があれば、一人で悩まずに専門の先生へ相談してみることが、子どもを守る大切な一歩になります。

うつ病

うつ病は、気分の落ち込みややる気の低下、眠れない、食欲がないといった状態が続く心の病気です。大人だけでなく、思春期の子どもたちにとっても決して珍しいものではありません。勉強や友人関係、家庭内の悩みといったストレスが、本人の耐えられる限界を超えて積み重なったとき、心がつらいサインを出してしまうことがあるのです。

うつ病の子どもは、朝起きられない、何をしても楽しくない、自分を責める言葉を口にするといった特徴が見られます。うつ病は早期発見・早期治療が重要であり、専門医による診断と適切な治療(カウンセリングや薬物療法)を受けることで回復が期待できます。

保護者は、子どものこうした変化に気づいたら、決して責めたり叱ったりせず、医療機関への受診を検討してみてください。

出典: odod.or.jp「うつ病とは?原因、治療法、起立性調節障害との違いについて解説

起立性調節障害

起立性調節障害(OD)は、自律神経の働きが不安定になることにより、朝起きられない、立ちくらみ、頭痛、倦怠感などの症状が現れる疾患で、思春期の子どもに多く見られます。

ODの症状は午前中に強く現れ、午後になると和らぐ傾向があるため、周囲からは「怠けているだけ」と誤解されやすく、そのせいで正しい診断やケアが遅れてしまうケースもあります。このODは不登校と深く関わっており、症状のせいで朝起きられなくなることもあれば、学校へ行けないストレスがさらに体の調子を悪くさせてしまうこともあります。

まずは医療機関で相談し、学校とも状況を共有しながら、周りの理解を得ていくことが大切です。生活リズムを少しずつ整えたり、水分や塩分を意識して摂ったり、必要に応じてお薬の力を借りたりするなど、適切なケアを重ねることで、症状は少しずつ改善に向かっていきます。

適応障害

適応障害は、学校の環境や友人関係、家庭内の悩みといった「はっきりとしたストレス」に対して、心が悲鳴をあげている状態です。気持ちがひどく落ち込んだり、不安で眠れなくなったり、体に不調が出たりすることもありますが、そのストレスのもとから離れると、少しずつ落ち着きを取り戻せるのが大きな特徴です。

そのため、学校に行こうとするとお腹が痛くなったり頭が重くなったりするのに、家で過ごす休日には元気に振る舞えるというケースも少なくありません。

適応障害は、周りの環境を整えたり、カウンセリングでじっくり心の内を話したりすることで、少しずつ良い方向へ向かっていきます。学校と相談して過ごしやすくする方法を探るほか、転校やフリースクールへの通学など、その子らしく過ごせる場所を一緒に考えていくことも、大切で前向きな選択肢のひとつです。

中学生が不登校になった場合の対応

子どもが不登校になったとき、焦りや不安のあまり、無理に登校させようとするのはかえって逆効果です。まずは子どもの状態を受け止め、適切な対応を取ることが大切です。

学校とのつながりを保つ

不登校になったからといって、学校との関係を完全に断ち切る必要はありません。むしろ、担任の先生やスクールカウンセラー、養護教諭などと定期的に連絡を取り、子どもの状況を共有することが重要です。学校側も、不登校の子どもに対してさまざまな支援策を用意していることが多く、家庭訪問、電話連絡、学習プリントの配布などを通じて、つながりを保つ努力をしています。

子どもが「学校に戻りたい」と思ったときにスムーズに復帰できるよう、学校との信頼関係を維持しておくことが望ましいです。

保健室登校や登校時間を少なくする

いきなり毎日フルに登校するのが難しいときは、まずは保健室登校や短い時間からの登校を考えてみるのも一つの方法です。子どもの意向を確認したうえで、保健室で養護教諭の先生とゆっくりお話をしたり、自分のペースで少しだけ勉強してみたりすることから始めてみるのもよいでしょう。

また、「朝の会だけ顔を出してみる」「好きな授業にだけ参加する」「午後からゆっくり登校する」といったように、登校時間を工夫することでも、少しずつ学校の空気に慣れていくことができます。

いずれも、学校側と十分に相談しながら、子どもの負担にならない形で登校のステップを踏むことが重要です。

好きなことに没頭してみる

不登校の期間を一方的にマイナスと捉えず、子どもが自分の興味や好きなことに没頭する時間として活用することも、心の元気を回復させるための大切なプロセスといえます。

絵を描く、音楽を聴く、読書、ゲームやスポーツをするなど、本人が心から楽しめる活動に打ち込むことは、消耗した心のエネルギーを回復させる大きな力となります。好きなことに夢中になる経験は、自分を肯定する気持ちを育み、それがやがて将来の目標や新しい学びへの意欲につながることも少なくありません。

保護者は、まずは子どもの興味を尊重し、それを温かく見守り応援する姿勢を大切にしてください。

出典: 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」

出典:国立特別支援教育総合研究所「不登校にならないための学校づくり」

出典:こども家庭庁「不登校対策」

中学生が不登校になった場合の親の対応

子どもが不登校になると、保護者はどうしても「自分の育て方が悪かったのかも」と自身を責めたり、将来への大きな不安やストレスを抱えたりするものです。そうした焦りや不安は想像以上に子どもへと伝わりやすく、結果として子どものプレッシャーとなって状況をさらに難しくしてしまうことも少なくありません。

まずは、保護者ご自身が少しでも心を落ち着けることが、解決への第一歩となります。そのためにできる具体的な対応をいくつかご紹介します。

子どもの話に耳を傾ける

不登校の子どもは、自分が学校に行けないことに対して、人知れず罪悪感を抱いたり自信を失ったりしていることがよくあります。そんな時に、保護者から厳しく叱られたり、「頑張って」と無理に励まされたりすると、さらに行き場をなくして追い詰められ、心を閉ざしてしまう原因になります。

そんなときはまず、「学校に行けなくても大丈夫だよ」「あなたの気持ちを知りたいと思っているよ」というメッセージを届け、保護者が子どもに安心感を与えてあげてください。

子どもが「話したい」と思ったときにいつでも耳を傾け、否定せずに丸ごと受け止める。その姿勢こそが、信頼関係を築くための大切な第一歩となります。また、言葉そのものだけでなく、その裏側にある不安や悩みまでを理解しようと歩み寄ることが、子どもの心のなによりの支えとなるでしょう。

出典: 神戸新聞「コロナ禍で不登校が過去最高に…子どもたちに親はどう向き合うか 具体的な理由が分からぬケースも『不安で押しつぶされそう』 | 神戸新聞NEXT」

学校を休んでいることを責めない

子どもが学校を休んでいることを責め、無理に登校を強いることは、子どもの心にさらなる負担をかけることになり、親子関係の悪化にもつながります。

「学校を休ませてばかりで本当にいいのだろうか」と不安になることもあるかと思いますが、今は国の方針としても考え方が変わってきています。「教育機会確保法」という法律においても、学校に行けない状況にある子どもに対する休養の必要性がはっきりと認められており、学校以外の場所で学ぶことも大切な選択肢の一つとして位置づけられています。

まずは、保護者が子どもにとって「安心して休める環境」を整えてあげること。そして、何よりも子どもの心身の回復を一番に考えてあげてください。

学校の教師と連携を取る

保護者は、担任教員やスクールカウンセラー、養護教諭など、学校側と定期的に連絡を取り、子どもの状況を共有することが大切です。学校側も、不登校の子どもをサポートするためにさまざまな支援策を持っていることが多く、家庭と学校が協力することで、より効果的な支援が可能になります。定期的な情報交換を通じて、子どもの変化や課題を共有し、一緒に解決策を考えていく姿勢が重要です。

専門機関に相談する

地域の教育支援センター(適応指導教室)やフリースクール、医療機関、児童相談所、スクールカウンセラーなど、外部の専門機関とも連携し、子どもを多角的に支える体制を整えましょう。

こうした専門家から客観的なアドバイスを受けることで、保護者自身も、「今、子どもの心の中で何が起きているのか」「次にどう動くのがベストか」といった状況の変化に、落ち着いて対処できるようになります。 ひとりで抱え込まずに外部と連携することは、保護者ご自身の心の余裕を取り戻すことにもつながるのです。

特に、子どもの不登校の背景に心身の病気が隠れている可能性がある場合は、早めに医療機関を受診して、専門的なケアの道筋を立てることが重要です。

出典: note.com「コロナ禍の孤独から不登校に。「学校に行きたいのに行けない」と葛藤してきた女の子が一歩踏み出せたワケ|NPOカタリバ|教育・子ども支援

学校以外での選択肢を考える

子どもが不登校になると、保護者はどうしても「学校へ戻ること」だけを目標としてしまいがちです。けれど、子どもの未来への道は、決して今通っている学校だけにあるのではありません。

現在では、通信制高校やサポート校、フリースクール、定時制高校など、一人ひとりのペースに合わせた多様な学びの場が広がっています。何より大切なのは、子どもの今の状態や「こうしたい」という気持ちに寄り添いながら、学校以外の選択肢も柔軟に検討してみることです。

保護者が「今の学校に戻ること」だけにこだわりすぎず、「この子が自分らしく学び、成長できる場所はどこかな?」と一緒に探す姿勢を持つことで、子ども自身も「無理をしなくてもいいんだ」と安心し、やがて、自分自身の力で一歩前に進めるようになります。

出典: 神戸新聞「コロナ禍で不登校が過去最高に…子どもたちに親はどう向き合うか 具体的な理由が分からぬケースも『不安で押しつぶされそう』 」

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中学生の不登校について通信制高校サポート校の職員へ聞いてみた!

通信制高校サポート校「HR高等学院」で、日々学生たちと向き合っている運営スタッフに、日本の教育の問題点と、これからの教育の在り方についてインタビューしました。

恒弘 大輔(つねさん) HR高等学院事業部 事業本部長

daisuketsunehiro

早稲田大学教育学部卒。2018年に株式会社トライグループに入社。家庭教師事業・個別教室事業を中心に新規事業開発責任者、事業戦略、マーケティング、拠点拡大、採用育成など幅広く従事。累計1,000名を超える家庭の教育コンサルティングと課題解決を行う。

もっと世界のさまざまな教育を学びたいという思いから、2023年同社を退職し教育をテーマに世界一周を行い、5大陸53カ国を旅する。各地の教育機関や学校を訪れたり、開戦直前のイスラエル/パレスチナ、アフリカの貧困などさまざまな国のリアルを目の当たりにする中で、「これからの世代の子どもたちに本当に必要な学びは何か」を先進国・途上国の子どもたちから学ぶ。

非認知能力やキャリアへの探究心を育てる未来の教育の姿に共感し、2024年株式会社RePlayceに参画。HR高等学院の立ち上げを担当。

どのような理由で不登校になっていた生徒がいますか?

ーー運営メンバーとして日々学生と接するなかで、彼ら・彼女らの過去の不登校の原因にはどういったものがあると感じますか?

不登校にはさまざまな原因がありますが、共通点があるとするなら、「何らかの理由で既存の学校に合わなかった」ということでしょう。

具体的には、友人関係の悩みで学校に行けなくなってしまったケースや、テストの点数を上げるための学習が自分の興味・関心とかけ離れていて、「何のためにやっているんだろう」と苦しさを感じてしまったケースなどがあります。

また、学校の校則や厳しい規律、あるいは担任の先生から「やりたいことより今は勉強しろ」と縛られることに息苦しさを感じ、学校を離れた学生もいました。

過去に不登校だった子どもの親の心情は?

ーーHR校では、保護者が単独で説明会に来られる例も少なくありません。不登校の子を持つ親さんはどんな思いでHR校の門をたたかれるのでしょうか?

保護者が共通して願っていることは、「本人がもう一度自信を取り戻してほしい」「笑顔で楽しい学校生活を送ってほしい」という切実な思いです。

なお、私の見る限りでは、「自分の教育のあり方や子どもへの接し方が不登校を引き起こしたのではないか?」とご自身を責め、心を痛めているケースが多く見られます。学校に行ってほしいという思いのあまり、子どもに厳しい言葉を投げかけてしまったり、頑張らせすぎてしまったりしたことに後悔されている方も少なくありません。

そこで、再びわが子が笑顔を取り戻せるようにとの一心から、まずはご自身が職員とコンタクトを取ったり、学校に訪れたりされる方もいます。

不登校の子どもに対してどういうふうに接していたと聞きましたか?

ーーHR校では約8割の学生が過去に不登校を経験しています。そんな学生たちに接するうえで、心がけていることを教えてください。

私たちは、過去に不登校を経験した学生たちに対して、「存在承認」と「成長テーマの設定」という2つのステップを特に意識して接しています。

まず、これまでの学習状況や成績に関わらず、私たちは学生一人ひとりの存在を無条件に肯定します。「どんな状況にあっても、あなたという存在を大切に想っているよ」 というメッセージを送り、その学生がそこにいること自体を100%肯定するのです。

なぜなら、子どもたちは「ここなら自分を否定されない」という安心感(心理的安全性)を持つことができたとき初めて、大人の言葉が届くようになるからです。

次に、心が安定した段階で、本人の好奇心がどこにあるのか、何を頑張りたいのかという「チャレンジの種」を一緒に探し、 具体的な課題を設定していくようにしています。

不登校の生徒にすべき対応は?

ーー過去に不登校を経験している学生の中には、心に大きな疲れを抱え、自分を責めてしまっている子もいます。周囲はどのような形で寄り添っていくべきでしょうか。

最も大切なのは、存在そのものを承認し、成果を急がず、辛抱強く待ってあげることです。

不登校を経験した学生は、これまでに周囲の期待に重ねようと無理を重ねたり、自分を否定される言葉に触れたりするなかで、心のエネルギーを使い果たしてしまった状態にあります。そこで、まずはゆっくりと回復を待つ必要があります。

また、本人がやる気を取りもどすタイミングは、外からコントロールできるようなものではありません。だからこそ、周囲の大人たちが本人を焦らせるようなコミュニケーションを取り過ぎないことが、心の回復へとつながります。

同様に、部屋から出られないような引きこもりの状態にある子に対しても、無理に外に引っ張り出すのではなく、「偶然のきっかけ」を意図的に作り出すようにしています。

例えば、保護者と学校スタッフとの面談をスピーカーで流して、本人が聞き耳を立てられる状況を作ったり、ダイニングに通信制高校のパンフレットをそっと置いたりして、本人の「聞く耳」を徐々に育てていくようなさりげないアプローチが効果的です。

不登校だった生徒がHR高等学院に来てどのように変わりましたか?

ーーHR校に来たことで「この子、めちゃ変わったな!」と感じる学生はいますか?

一例として、かつては「自室から出てこない」状態だったのに、今では率先して他の生徒に声をかけて励ますなど、「より良いポジティブなスパイラルを作る側」に回ってくれている学生がいます。

その子は、過去には進学校で周囲とのギャップに悩み、家の中でゲームに没頭していました。

最初は保護者との面談をスピーカー越しに聞いているだけでしたが、私たちの「肯定的な関わり」に触れるうちに徐々に心を開き始め、自分の好きな世界を認められたことで自信を取り戻していったんです。

今ではキャンパスに通い、プロジェクトを自ら進め、海外留学を希望するほどのアクティブな姿に変わっています。

通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介

HR高等学院は、2025年4月に開校した通信制高校サポート校です。運営母体のRePlayceは、不登校経験者を積極的に受け入れ、実社会とつながる新しい学びの場を提供しています。

最大の特徴は、ロッテやMIXIなどの大手企業と連携した 課題解決型学習(PBL) です。ビジネスの最前線で学ぶカリキュラムに加え、教員ではなく「コーチ」が伴走する1on1面談により、一人ひとりの興味や成長を深く支えます。

特筆すべきは、在校生の約8割が不登校経験者でありながら、通学率が89%に達している点です。生徒からは「前向きになれた」「好きなことを追求できる」との声が多く、学校の枠を超えたコミュニティが築かれています。

現在は開校1年目のため具体的な進路実績はこれからですが、PBLを通じて培う経験は、進学や起業など多様なキャリア形成に直結する設計となっています。詳細はYahoo!などの検索エンジンで公式サイトを確認するか、オンライン説明会への参加が推奨されます。

出典: HR高等学院

通信制高校サポート校へ通う生徒の実際の声

通信制サポート校であるHR高等学院には、過去に不登校を経験した多くの学生が在籍しています。ここでは、公式サイトやYouTube動画で公開されている学生たちのリアルな声をご紹介します。

Case1.りほさん(一期生)

りほさんは小4からクライミングに打ち込み、日本6位の実績を持つ努力家でした。しかし中2の時に完璧主義ゆえの疲れから不登校を経験。通信制の中等部に編入するも馴染めず2ヶ月で退学しましたが、広告で知ったHR高等学院に直感で惹かれ、運営の熱意に触れて入学を決めました。

現在は「学校を創ろう!プロジェクト」で制服デザインに携わるなど、積極的に活動し「明るくなった」と言われるほど学生生活を謳歌しています。りほさんは後輩へ向けて、 「合わない場所からは離れて環境を変え、まずは動いてみることが大事」 と、自らの経験に基づいたメッセージを送っています。

出典: HR高等学院公式サイト「HR高等学院 1期生インタビュー りほさん「高校生活は、たくさんの出会いが楽しみ!」

Case2.そうすけさん

そうすけさんは中学時代、受験と人間関係のストレスから不登校になり、第一志望の高校を断念。当時は将来に希望を持てず、家で無気力な日々を過ごしていました。

転機は、保護者と訪れた合同説明会でした。MIXIの村瀬龍馬氏が登壇すると聞き、「ここなら面白いことが学べる」と直感。入学後は、不登校の痛みを知る仲間同士が個性を尊重し合う環境に幸せを感じています。

現在は筋トレ部の部長や学校フェスの企画に奔走し、ゼロから形にする楽しさを満喫しています。

そうすけさんは後輩たちへ、 「説明会で自分が何にワクワクするかを見極め、自分の直感を一番大切にしてほしい」 とエールを送っています。

Case3.こと子さん

中学時代にストレスで体調を崩し、希望校進学を断念したこと子さん。母の勧めで参加したHR高等学院の説明会で「ここだ」と直感を信じ入学を決めました。

通信制での青春は諦めていましたが、実際は放課後にカラオケへ行く友人もでき、中学で不登校を経験した生徒たちが個性を発揮して明るく過ごす環境に驚いています。

現在はダンス部部長を務め、「変わったのではなく、本来の自分を存分に出せている。否定する大人がおらず、挑戦を応援し合える最高の環境です」と笑顔で語ります。

学生たちの声を聞いて

学生たちの声からは、ポジティブな変化だけでなく葛藤も垣間見えます。

りほさんは「企業PBLは困難もあるが、高校生のうちの経験は宝物」と語り、楽しさの裏にある苦労にも向き合っています。そうすけさんも、当初は学校らしくない環境への戸惑いを明かしました。

試行錯誤しながら前を向く彼らの姿は、困難さえも自らの手で今後の人生で役に立つ重要な経験に変えていける可能性を教えてくれています。

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まずは説明会へ

通信制高校の学びをより充実させたい方には、サポート校のHR高等学院を活用するのがおすすめです。HR高等学院では、ビジネス・アート・テクノロジーなど社会で活きるスキルを学びながら、企業のプロジェクト参加や起業体験、商品開発といった実践的な活動に挑戦できます。

また、「失敗は挑戦の証」という考え方を大切にし、安心してトライ&エラーできる環境が整っています。中学時代に不登校だった方や、自信を取り戻したい方にも適しています。

まずは説明会個別相談会で、学校や授業の詳細、通信制高校全体の仕組み、子どもの将来に関する不安などをご相談ください。一人ひとりに寄り添い、最適な学びの形をご提案します。

最後に

中学生の不登校は、決して未来を閉ざすものではありません。たとえ不登校を経験しても、多くの生徒が20歳までに進学や就労を叶えているという希望あるデータもあります。

大切なのは、保護者が一人で抱え込まず、専門機関を頼りながら「子どもが安心して休める環境」を整えることです。今の学校に戻ることだけにこだわらず、HR高等学院のような「一人ひとりの個性を応援する場所」も選択肢に入れてみてください。不登校は、子どもが自分らしい新しい生き方を見つけるための一歩です。

HR高等学院では、不登校に悩む中学生と保護者のためのオンライン説明会を定期的に開催しています。まずはお気軽にご相談いただき、親子でワクワクできる未来を一緒に探してみませんか?

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この記事の著者
門間 忍
門間 忍
ライター
金沢大学文学部卒業後、印刷会社で編集ディレクターとして勤務。結婚・出産を経て、子供の幼稚園入園を機にライターとして独立。 公立小中学校でのPTA役員経験等を通じ、30年前から変化のない学校現場の現状に直面。さらに、わが子のいじめや不登校という困難を「当事者の親」として経験する。 現在は、自身の体験に基づく深い洞察と、編集者時代に培った「対話から本音を引き出すインタビュー力」を強みに執筆活動を展開。母親としての等身大の視点を大切にしながら、「取材対象者の想いを丁寧に汲み取り、わが子に胸を張って読ませることができる文章」を届けることを信念としている。なお、当のわが子は、ライターよりデザイナーになりたい模様。
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