通信制高校は、毎日学校に通う必要がなく、自宅での学習を中心に高校卒業資格の取得を目指せる学校です。自分のペースで学習を進めたいお子さまや、働きながら学びたいお子さまなどに選ばれています。
近年、不登校生が増えていることや修学支援金充実などの影響で、通信制高校への進学を検討する方が増えています。
朝日新聞によると、通信制高校への入学者数は、2024年度に約29万人と、高校生の11人に1人に上ることがわかりました。学校数も公私立あわせて303校と、2000年度113校あった学校数は約2.7倍まで増えました。教育の自由化が進み、通信制高校の生徒を支援する「サポート校」への新規参入も相次いでいます。
サポート校は、通信制高校よりさらにサポート体制が手厚かったり、既存の学校にとらわれない自由なカリキュラムを提供していたりする点が魅力です。
ただ、日本ではまだまだ全日制高校が一般的です。そのうえ、岡山県内には多くの通信制高校・サポート校があり、「どこを選べばいいのかわからない」「うちの子に合う学校はどこだろう?」と悩んでいる方もいるでしょう。
本記事では、岡山県でおすすめの通信制高校・サポート校を、特徴別に詳しく紹介します。
学校の選び方や、よくある質問についても解説しているので、通信制高校・サポート校選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
岡山県の通信制高校・サポート校
岡山県に所在のある通信制高校は公立と私立を合わせると、22校です。
【公立】
- 岡山県立岡山御津高等学校
- 岡山県立笠岡高等学校
- 岡山県立岡山操山高等学校
【私立】
- 無花果高等学園
- 精華学園高等学校
- ヒューマンキャンパス高等学校
- 興譲館高等学校
- 松陰高等学校
- 第一学院高等学校
- ワオ高等学校
- 鹿島朝日高等学校
- 滋慶学園高等学校
- 岡山理科大学附属高校
- ルネサンス高等学校
- クラーク記念国際高等学校
- N高等学校
- 岡山県美作高等学校
- 並木学院高等学校
- トライ式高等学院
- 岡山龍谷高等学校
- 東林館高等学校
- 相生学院高等学校
(編集部調べ・2025年3月時点)
岡山県で人気のおすすめ通信制高校・サポート校比較一覧
岡山県の通信制高校・サポート校の4つのタイプ
岡山県には、さまざまな特色を持つ通信制高校があります。将来の目標や高校生活で重視したいことなど、一人ひとりのニーズに合わせて学校を選べるでしょう。
ここでは、岡山県の通信制高校を4つのタイプに分類して紹介していきます。
働くためのスキルが身につく
専門的な知識や技術を習得できるコースを設けている通信制高校があります。プログラミング、デザイン、美容など、将来の仕事に直結するスキルを身につけられます。
高校卒業と同時に、就職に有利な資格を取得できる場合もあります。なるべく早く社会で活躍したいと考えている生徒にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。
例えばHR高等学院では、実在する企業とタッグを組み、社会とつながる学びを提供しています。企業との関わりを通して社会をリアルに感じ、社会でどのような価値を創造していくのか、キャリアを通してどのように自己実現をしていくのかを考えられます。
大学進学サポートが充実
大学進学を目指す生徒のためのコースや、進学に特化したサポート体制を整えている通信制高校があります。予備校と提携している学校も少なくありません。
受験対策講座や個別指導など、それぞれのレベルや志望校に合わせた指導を受けられます。大学進学を強く希望する生徒にとって、心強い味方となるでしょう。
例えば滋慶学園高等学校には、大阪滋慶学園グループ校の大学・専門学校への進学制度があります。医療や福祉、スポーツ、AIなどの分野を目指す学生には、特におすすめの制度です。
メンタルサポートが充実
スクールカウンセラーが常駐している、担任制を採用しているなど、心のケアに力を入れている通信制高校があります。生徒の悩みや不安に寄り添い、安心して学校生活を送れるようサポートします。
不登校経験がある生徒や、人間関係に悩みを抱える生徒でも、安心して通える環境です。心の健康を第一に考えたい方におすすめします。
例えばN高等学校・S高等学校では、生徒一人ひとりに複数のメンターがつきます。メンターはそれぞれ専門領域を持ち、進路指導やカウンセリングなど、学校生活全般をサポート。専門家からのアドバイスを受けながら、安心して学習を進められます。
公立
公立の通信制高校は、学費が比較的安いのが特徴です。私立では1万円前後する1単位当たりの授業料が、公立では500円前後に抑えられます。下記の表のように、国から授業料の支援を受けられる「就学支援金」を利用すれば、公立の授業料はほとんど無償になります。
公立高校ならではの、長年培われてきた教育ノウハウや、地域の教育機関との連携も魅力です。費用を抑えつつ、質の高い教育を受けたい方に向いています。
岡山県のおすすめ通信制高校・サポート校(働くためのスキルが身につく)
HR高等学院
- 熱意をもって働く大人を育てるための通信制サポート校
- 「人生を面白く生きる自信」をつかめるよう、全力で伴走
- 社会の第一線で活躍する大人が将来のキャリアを本気でサポート
特徴
HR高等学院は、実社会で活躍する「実践者」から学び、社会とつながりながら成長できる通信制サポート校です。「先生」ではなく、さまざまな分野で活躍する「大人」たちが、学びの伴走者として1対1で生徒に寄り添い、一人ひとりと真正面から向き合います。
提携校である鹿島山北高等学校の学習と並行して、HR高等学院独自のカリキュラムを受講できます。独自のカリキュラムには、企業連携による課題解決型学習(PBL)や、第一線で活躍するプロフェッショナルによる講義などがあり、実践的に学べるのが特徴です。
例えばPBLではdocomo、LOTTE、CHINTAI、mixiなど、日本を代表する名だたる企業とタッグを組み、社会とつながる学びを提供し、総合型選抜による大学進学や海外大学進学も実現します。
オンラインと通学を組み合わせた、ハイブリッド型学習環境もHR高等学院の魅力です。オンラインでの講義は従来的なビデオ授業ではなく、バーチャル空間でのリアルタイム対話やグループワークを重視したものです。生徒は自宅にいながら、渋谷などの拠点で直接学ぶのと同じ体験を得られます。もちろん、オフラインでの交流も可能です。
このように、HR高等学院の強みは、ビジネス、プログラミング、デザインなどの「各分野のプロフェッショナル」から直接学ぶことができる点で、他校と一線を画しています。
社会人コーチによる講義や月2回の1on1(個別指導)を通して、自身の興味関心を深め、将来のキャリアをデザインしていけます。
評判・口コミ
- 生徒一人ひとりに寄り添い、細やかに誠実に対応してくれる。
- 4月開校なのでまだ準備中だが、不登校だった子がこの学校に通うことにワクワクし、目を輝かせていることに驚きを感じる。
- 単なる知識の詰め込みではなく、社会で真に活用できる実践的なスキルを学べる点に期待。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
第一学院高等学校
- 岡山キャンパスは岡山駅から徒歩5分とアクセスしやすい
- 生徒と先生の距離が近く、アットホームな雰囲気
- ボランティア活動をはじめ、地域との連携も充実
特徴
第一学院高等学校は、生徒一人ひとりが「自分らしく」成長できる場所です。
第一学院高等学校では、生徒の状況と関心に合わせてさまざまなコースが選択できます。たとえば専門コースは、高等学校卒業のための学習と、芸能やスポーツなどの専門分野の学びを両立させるコースです。芸能プロダクションや民間企業などと連携し、芸能やeスポーツ、美容などの専門領域について学べます。
卒業後の人生をサポートしているのも、第一学院高等学校の特徴です。たとえばキャリアサポートセンターは卒業生を対象に、キャリアの実現を支援する電話相談窓口です。ほかにも卒業生のネットワークがあり、公式サイトで旧友や先生たちと交流したり、同窓会などのイベントを開催したりしています。
評判・口コミ
第一学院高等学校に関する口コミをまとめました。
【良い口コミ】
- 先生との距離が近く、行事などを通して生徒と先生が仲良くなれる。
- 授業がわかりやすく、先生のサポートもあるため、単位を取得しやすい。
- 同じ目標を持つ仲間と出会え、いじめなども少ない。
【悪い口コミ】
- 学費がやや高い。
- 先生に相談しても無視される場合があり、サポート体制に不満を感じる人もいる。
- 休みが多いと退学処分になる可能性がある。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
ヒューマンキャンパス高等学校
- 専門分野を深く学べる
- 通学日数や科目を自由に選択可能
- 生徒一人ひとりの夢の実現をサポート
特徴
ヒューマンキャンパス高等学校は、40分野100職種に対応した専門教育が学べる通信制高等学校です。生徒が夢を見つけ、それを実現するための専門スキルを身につける環境を提供しています。
たとえば専門コースは、自分の好きな分野を深く学ぶコースです。現役プロ講師による専門的な指導のもと、業界の知識や技術を習得し、資格取得やプロを目指します。時間割には国語、数学、英語などの基礎科目に加え、秘書検定、業界研究、専門科目などがあります。
学校生活を充実させる5つのアプローチも特徴です。ナナイロレッスンという配信型授業や300時間の専門授業動画が見放題であること、キャリア相談室や在校生・保護者向けの相談窓口、オリジナル学習管理システムなど、精神面・学習面のサポート体制も充実しています。
評判・口コミ
ヒューマンキャンパス高等学校に関する口コミをまとめました。
【良い口コミ】
- 先生方は生徒の状況をよく理解し、親身になって相談に乗ってくれる。
- レポート提出やテストで一定の成績を取れば卒業できる。
- 通学頻度を自分で決められ、自分の興味や目標に合わせて時間を使える。
【悪い口コミ】
- 授業内容が簡単すぎる。大学受験には対応できないレベルである。
- 学費が高い。
- 先生によって授業の質に差がある。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
岡山理科大学附属高等学校 通信制課程
- 「好き」な気持ちを大切にする新しい進学校。
- リアルとオンラインを選び、世界中が教室になる。
- AI学習と熱意ある教員の相乗効果で最短で「わかる」。
特徴
岡山理科大学附属高等学校 通信制課程は、「好き」を究めることを通して進学・進路の第一志望の実現を目指す、新しい学びの形を提供する学校です。
学習コースには、総合キャリア、たんQサイエンス(科学)、グローバルSA、eスポーツ、ITロボティクスの5つの系統があります。生徒は自分の興味や関心に応じて好きなことを深く学べます。
この学校は生徒の「好き」な気持ちを大切にし、興味や好奇心を深めることで、学びを「究める」「広げる」ことを目指す学校です。教員も「好きなことを究める学びは答えが一つではない」という前提に立ち、生徒一人ひとりの学びに寄り添いながらサポートします。
評判・口コミ
岡山理科大学附属高等学校 通信制課程に関する口コミをまとめました。
【良い口コミ】
- 先生のサポートが手厚く、進路相談にも熱心に対応してくれる。
- 授業がわかりやすく、課題をきちんとこなせば卒業できる。
- 生徒の自主性を尊重し、柔軟な出席スケジュールが認められている。
【悪い口コミ】
- 授業が退屈だと感じる生徒もいる。学びたい教科が履修できない場合がある。
- 先生の対応に不満を感じる生徒もいる。普通のことが普通にできていない先生がいると感じる場合がある。
- 学費が県内の他の通信制高等学校よりも割高。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
岡山県のおすすめ通信制高校・サポート校(進学サポートが充実)
NHK学園高等学校
- 放送とネットを融合した通信制高等学校
- いつでも、どこでも、だれでも学べる
- 基礎学力と未来を生き抜く力を育む
特徴
NHK学園高等学校は、NHKによって設立された通信制高校です。生徒一人ひとりの個性やペースに寄り添い、担任を中心としたチーム体制で卒業までをサポートします。
3つの学習コースから登校スタイルを選べるのが特徴です。高校生活を自由に設計できるスタンダードコース、不登校経験者のためのライフデザインコース、週3日登校する登校コース(東京本校のみ)があります。
生徒の進路サポートも充実しています。進路が決まる前の段階から情報提供や機会提供に力を入れ、目標達成に向けて徹底的にサポートします。河合塾の「学びみらいPASS」を導入し、学習・進路指導に役立てているのも特徴です。
評判・口コミ
NHK学園高等学校に関する口コミをまとめました。
【良い口コミ】
- 先生のサポートが手厚く、親身になって進路相談に乗ってくれる。
- レポートはパソコンがあれば問題なく、先生が丁寧に教えてくれる。
- イベントが多く、友達を作りやすい。学校の中は綺麗。
【悪い口コミ】
- 授業はプリントが配られてそれを読むだけで、大学を目指す人にとっては物足りない。
- 先生との関わりはあまりなく、授業もただ答え合わせをするだけ。
- 本校に行かないと部活に行けない。友達を作るのに半年以上かかる。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
滋慶学園高等学校
- 岡山県に本校があり、自然豊かな環境で集中スクーリング
- 通信コースでは自宅学習が中心、自分のペースで高校卒業を目指せる
- 全国81校の教育機関ネットワークを活用し、希望進路をバックアップ
特徴
滋慶学園高等学校は、全国81校の教育機関とのネットワークを生かし、500職種を超える専門職を養成する滋慶学園グループの一員です。
通信コースでは、自宅でのレポート課題と添削を中心に学習を進めます。美作本校での集中スクーリングでは、特別活動としてさまざまな体験学習を実施し、高校卒業に必要な単位を修得できます。
卒業後の進路として、大阪滋慶学園グループ校の大学・専門学校への進学制度があります。医療・福祉・スポーツ・AIなどの分野を目指す学生をサポートしています。
評判・口コミ
滋慶学園高等学校の口コミをまとめました。
【良い口コミ】
- 特に問題なく通えている。
- レポートの提出を頑張れば単位が取れる。
- 登校日をこちらの都合に合わせてくれる。
【悪い口コミ】
- 先生から直接学ぶ時間は少ないかもしれない。
- (先生は)うちの娘には合わなかった。
- 通信制で友達はできない。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
岡山県のおすすめ通信制高校・サポート校(メンタルサポートが充実)
ワオ高等学校
- 教養探究科目で社会で生きる力を育成
- オンライン学習やキャンパスでの活動で仲間と学びを深める
- 社会経験豊富な教員が生徒と共に学び成長を目指す
特徴
ワオ高等学校は、「学育」をキーワードとした学校です。学育とは、教職員が生徒に一方的に教えるのではなく、多様な経歴をもつ教職員が生徒と共に学び合うことです。
ワオ高等学校には、将来の進路につながる4つのオプションコースがあります。個別指導コース、通学コース、ビジネスコース、グローバルコースの4つです。生徒の興味関心や将来設計に応じてコースを選べます。
ワオ高等学校では担任の先生だけでなく、専門家が生徒一人ひとりの進路や学校生活をサポートする体制が整っています。オンラインでの密なコミュニケーションを大切にし、安心して高校生活を送れるように支援しています。
評判・口コミ
ワオ高等学校に関する口コミをまとめました。
【良い口コミ】
- 先生からの手厚いサポートや距離の近さが魅力的。
- 現代社会のニーズに合わせてアップデートされた教育内容で、将来のキャリアにも役立つ。
- スクーリングは年に2回で3泊4日なのでそこまで大変ではなく、休憩時間におにぎりやお菓子なども自由に食べられる。
【悪い口コミ】
- 学習する内容のレベルは高くはない。
- 自分から積極的に行動しないと友達を作ることは難しい。
- 最近開校した私立高校なので学費は決して安くはない。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
おおぞら高等学院
- 生徒の「好き」を増やし、つなげ、カタチにする
- 自分のペースで「なりたい大人」を思い描ける
- 全国各地にキャンパスがあり、海外にも学びの場を提供
特徴
おおぞら高等学院は、生徒一人ひとりの「好き」を大切にし、そこから未来を描く学校です。
おおぞら高等学院では、多彩なコースを通じて「なりたい大人」を叶えるサポートをします。進学コースや個別指導コースなどの一般的なものに加え、子ども・福祉やプログラミング、住環境デザインなど、専門分野を学べるコースがあります。
「KTCみらいノート」というツールの活用も、この学校の特徴です。みらいノートは、「好きなこと」「楽しかったこと」「感動したこと」などを自由に書き出すノートです。これらの体験を積み重ね、ノートに書き溜めていく過程を通して、未来の目標を見つける手助けをします。
評判・口コミ
おおぞら高等学校に関する口コミをまとめました。
【良い口コミ】
- 特に不登校の生徒への対応が上手く、オンライン授業や午後の登校など柔軟な対応が可能。
- 先生は生徒の好きなことを把握し、親しみやすい雰囲気で接してくれる.
- さまざまな体験やコースがあり、自分のペースで学べる。
【悪い口コミ】
- 体験授業が楽しかったから入学を決めたのに、実際はオンライン授業が多く、期待外れに感じる。
- 経験豊富な先生もいれば、そうでない先生もおり、サポートのばらつきがある。
- 登校しない場合は学費が高いと感じるかもしれない。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
N高等学校・S高等学校
- N高、S高、R高(開校準備中)があり、多様なスキルを習得可能
- ネット学習で時間や場所にとらわれず、質の高い授業を提供
- 全国100のキャンパスでプロジェクト学習などのオリジナルカリキュラムがある
特徴
N高グループの特徴は、生徒が自身の興味やライフスタイルに合わせて学べるよう、多様な学習コースを提供している点です。
コースは、ネットコース、通学コース、オンライン通学コース、通学プログラミングコース、個別指導コースがあります。生徒はこれらのコースから自由に選択し、自分に合った学び方で高校卒業資格を目指せます。
N高グループでは、生徒一人ひとりに複数のメンターがつきます。メンターはそれぞれ専門領域を持ち、進路学習やカウンセリングなど、学校生活全般をサポートします。手厚いサポート体制で安心して学校生活を送れるでしょう。
評判・口コミ
N高等学校に関する口コミをまとめました。
【良い口コミ】
- 勉強のフォローが手厚く、先生たちが真面目に進路指導や補習を行ってくれる。
- 通学コースでは週に何回学校に行くかを決められるため、自分の時間が増え、好きなことができる。
- 不登校やいじめの経験がある生徒も多く、親しみやすい。
【悪い口コミ】
- 意味がわからない授業もある。
- サポート体制が充実していないと感じる人もいる。
- 高卒資格が少し取りにくいと感じる人もいる。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
岡山県のおすすめ通信制高校・サポート校(公立)
岡山県立岡山操山高等学校 通信制課程
- 70年以上の歴史を持つ通信制課程
- 自学自習を基本とした学習スタイル
- 単位制で自由度の高いカリキュラム
特徴
岡山県立岡山操山高等学校 通信制課程は、長年にわたり、働きながら学ぶ人々をサポートしてきた歴史ある学校です。
学習は、「スクーリング」「レポート」「テスト」の3つが柱です。生徒は自宅学習でレポートを作成し、スクーリングで直接指導を受け、テストで理解度を確認します。
単位制であるため、自分のペースで学習計画を立てられるのが特徴です。また、ICTを活用した学習支援システムや、ホームページでの情報提供など、自学自習をサポートする体制も整っています。
評判・口コミ
岡山操山高等学校の口コミをまとめました。
【良い口コミ】
- 先生が生徒の立場に立って考えてくれ、相談しやすい。
- 学校生活を意欲的に送れている。
- 公立高校なので学費が安く、経済的な負担が少ない。
【悪い口コミ】
- 先生が昼間部の生徒と兼務しているため、昼間部の生徒と同一に扱われる場合がある。
- 進路指導や推薦で行ける学校が少なく、学校からの紹介はあまり期待できない。
- 色々な年代や背景の人がいるため、共通点を見つけて友達になるのが難しい。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
岡山県の通信制高校・サポート校の選び方
岡山県内には多くの通信制高校・サポート校があり、どこを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。
お子さまにぴったりの学校を見つけるためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。ここでは、学校選びのポイントを、4つのステップに分けて紹介していきます。
お子さま(生徒)の性格・興味関心・どうなりたいかを整理する
通信制高校・サポート校選びで最も大切なのは、通うお子さま自身の「どうなりたいか」「どうしたいか」という気持ちです。
この軸が定まっていないと、入学後に「やっぱり合わない」と学校に通えなくなってしまったり、卒業までに何年もかかってしまったりするかもしれません。
学校を選ぶ際、保護者はエリアや学費といった条件に目が行きがちです。しかし、まずはそれらの制限を一度外してみましょう。お子さまが何を学びたいのか、どんな学校生活を送りたいのかをじっくりと話し合うことが大切です。
重要な比較軸を決める
お子さまの「どうなりたいか」を明確にしたら、次は学校同士を比較するための軸を決めましょう。軸を定めることで、各学校の特徴を整理しやすくなり、お子さまに合った学校を選びやすくなります。
比較軸としては、学習内容やサポート体制、通学スタイルなどが挙げられます。専門的なスキルが身につくか。大学進学に強いか。学習面・精神面でどのようなサポートがあるか。毎日登校型か、オンライン型か、両方を組み合わせたハイブリッド型か。これらの項目を比較しましょう。
もちろん、学費を比較することも大切です。
大事にしたいポイントを押さえた学校を洗い出す
お子さまと一緒に「何を大事にしたいか」というポイントを決めたら、そのポイントを満たしている学校をピックアップしてみましょう。そして、気になる学校があれば、資料請求や問い合わせをして、より詳しい情報を集めます。
公式サイトだけではわからない、学校の雰囲気や詳しいカリキュラム、サポート体制などがわかります。集めた情報を、先ほど決めた比較軸に沿って整理し、学校同士を比較検討してみましょう。
説明会・体験会に参加する
いくつかの学校を比較検討し、志望校の優先順位をつけたら、次は学校の説明会や体験会に参加してみましょう。
説明会や体験会では、資料だけではわからない学校の雰囲気や、先生・生徒の様子を直接確認できます。また、疑問や不安なことを直接質問できる貴重な機会です。
学校の雰囲気や先生との相性を確かめ、「ここでなら頑張れそう」「将来が楽しみ」と前向きな気持ちになれたら、出願を検討しましょう。
通信制高校に関するよくある質問
通信制高校について調べていると、さまざまな疑問が浮かんでくるでしょう。ここでは、通信制高校に関してよくある質問とその回答をまとめました。学校選びの参考にしてください。
公立と私立のどちらがいいですか?
公立と私立のどちらが良いかは、一概にはいえません。それぞれに特色があり、家庭の状況やお子さまの希望、興味関心によって、適した学校は異なります。
公立の通信制高校の魅力は、何と言っても学費の安さです。経済的な負担を少しでも減らしたいと考えている家庭におすすめです。
私立の通信制高校は、学校ごとに独自のカリキュラムを設けていたり、学習面や精神面でのサポートが充実していたりすることが特徴です。働きながら高校卒業を目指したいお子さまや、自力で卒業できるか不安なお子さまには、私立の通信制高校が向いているでしょう。
通信制高校の学費が高すぎるのですが…?
高校の学費を支援する制度として、「高等学校等就学支援金」があります。これは、国が授業料の一部を負担してくれる制度で、返済は不要です。
通信制高校の場合、1単位ごとに支援金が支給される仕組みです。支給額は、世帯所得に応じて変動します。
世帯年収が590万円程度未満であれば、公立高校はもちろん、私立高校でも授業料が実質無償になるケースがあります。ただし、世帯年収が910万円程度以上の場合、支援の対象外です。
通信制サポート校とは何ですか?
通信制サポート校とは、通信制高校に通う生徒が3年間で卒業できるよう、学習面・生活面・精神面をサポートする施設です。
サポート校は、基本的に通信制高校と提携しています。生徒は提携先の通信制高校とサポート校に同時に入学し、両方に在籍する仕組みです。学習塾や予備校のようなものと考えると、わかりやすいかもしれません。
文部科学省のデータをもとに算出すると、通信制高校の卒業率は約76.4%と、全日制高校に比べて低い数値となっています。通信制高校は自主学習が基本となるため、サポートがないと卒業までに何年もかかってしまうケースも少なくありません。
また、通信制高校やサポート校では、一般的な高校では得られない学びが得られます。例えばイラストやプログラミングなど、好きを伸ばせるカリキュラムが豊富なこと。社会の第一線で活躍する大人からキャリアを実現する力を身に付けられること。このような「大人になってから役立つ学び」が得られるのも、通信制高校やサポート校の魅力です。
岡山県の通信制高校をお探しの方へ
岡山県で通信制高校を選ぶ際は、お子さま自身の「こうなりたい」という気持ちを何よりも大切にしてください。そして、もし学習面や生活面でサポートが必要だと感じたら、通信制サポート校も選択肢に入れましょう。
HR高等学院は、実社会で活躍するビジネスなど各分野のプロフェッショナルから学べるサポート校です。「先生と生徒」という関係性ではなく、さまざまな分野で活躍する「大人」たちが、学びの伴走者として生徒一人ひとりに向き合い、サポートします。
先述したもの以外にも、HR高等学院にしかできない、特別な学びと進路実現があります。
例えばHR高等学院では、失敗を称賛し、安心して挑戦できる環境を大切にしています。不登校経験のある生徒たちも自己肯定感と社会で活躍できる自信を取り戻せるよう、「大人」が一人ひとりと徹底的に向き合い全力でサポートします。
また、進路実現については、国内大学進学はもちろん、HR高等学院には71枠の海外大学推薦制度があります。世界大学ランキング18位のシドニー大学など、世界のトップ大学への進路の道を切り開く制度です。海外出願のための個別カウンセリングや留学経験豊富な社会人講師によるアドバイスなど、生徒は国際的な視野を身につけ、自らの将来を描けます。
HR高等学院は今の生徒たちに本当に必要な価値ある教育に全力で挑戦していきます。「ありのままの個性を受け止めてほしい」「能力はあるはずなんだけど、旧態依然とした学校に馴染めない…」「できれば自分のやりたいことを見つけて生き生きと楽しい学校生活を送ってほしい」「実社会で生き抜く力を身につけてほしい」と感じているお子さま、保護者の方には、特におすすめできます。
通信制高校・サポート校選びに迷っている方は、ぜひ一度HR高等学院の説明会や個別相談にご参加ください。学校のことはもちろん、通信制高校の仕組みや選び方、お子さまのキャリアのことまで、どんな疑問にも誠実に真剣にお答えいたします。