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通信制高校への不安
2025.12.24

普通の子は通信制高校に通えるの?デメリット3選を解説

この記事の著者
石原 成
石原 成
RePlayce 次世代創造部部長・CXディレクター
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目次
  1. そもそも普通の子とは?
  2. 普通の子は通信制高校にいるのか
  3. 普通の子が通信制高校に通うデメリット3選
  4. 【体験談】全日制高校からの通信制高校に転校した実体験
  5. 通信制高校に通うメリット3選
  6. 普通の子が通信制高校に行った際にできること
  7. 多くの背景を持った学生が集まるHR高等学院
  8. 最後に

普通の子でも通信制高校にいけるの?
通信制高校って少し特殊な子が通うところなのでは?というイメージがある方は多いのではないでしょうか。
本記事では通信制高校に普通の子が通うことは可能なのか、メリットやデメリット、その対策について解説していきます。

そもそも普通の子とは?

そもそも”普通の子”とはどんなイメージを持っていますか?多くの場合、「普通の子=全日制高校に通っている人」を思い浮かべるのではないでしょうか。
そこで本記事においても説明をわかりやすくするために、全日制高校に通うことができるタイプの高校生を「普通」と定義します。そこで、全日制高校に通うことができる人でも通信制高校に通うことができるのかというテーマで解説をしていきます。

※なお本記事における「普通」の定義は割合として多数派を意味します。

普通の子は通信制高校にいるのか

通信制高校にも普通の子はいます。むしろ近年の通信制高校には「全日制高校に通える」や「通っていた」という人が自分の好きなことや得意なことを伸ばすために通信制高校に転校するという前向きな理由で通信制高校を選んでいる人が多くいます。

実際にHR高等学院にも全日制高校の進学校から転校してきた学生や、中学校でも毎日通学をしていた学生など、いわゆる「普通」の学生が多く在籍しています。

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普通の子が通信制高校に通うデメリット3選

普通の子が通信制高校に通うデメリットは「交友関係が少ない」「自己管理が必要」「受験に不利な場合がある」の3つが挙げられます。

交友関係が少ない

通信制高校はオンラインでの学業が多いため、学校内での友達作りが難しいです。
全日制高校に通いなれた人にとっては交友関係の少なさに物足りなさを感じることもあるでしょう。

しかし学校によっては通学日数が選べて、週5日通える場合もあります。
学校選びの際に自分が「どんな高校生活を送りたいのか」の条件設定をし、学校内での交友関係ができそうかをリサーチしましょう。

自己管理が必要

通信制高校は全日制高校に比べると生活リズムや勉強の頻度などが自由なことが多いため、様々な面での自己管理が必要です。
例えば、学習面での管理や、生活リズムの管理、受験の準備などが挙げられます。
対策方法や管理においてできることは下記の「自己管理をシステム化する」にてご紹介しています。

受験に不利な場合がある

通信制高校は学校の特色によっては受験に不利な場合があります。実際に、インターネットやパンフレットに掲載されている卒業生の進学先を見ると「大学進学に向いてそう」となっても、生徒個人が塾や予備校などに通い合格を掴んでいて、実際は学校の先生からのサポ―トが不十分だったというケースもあるので、オープンキャンパスや相談会にてサポート体制についてしっかり聞く必要があります。

※通信制高校出身だから大学受験に不利になるということは一切ありません。あくまで不向きな学校も存在するという紹介になります。

【体験談】全日制高校からの通信制高校に転校した実体験

意外と普通の子もいる

僕が通信制高校に転校することが決まったときの通信制高校への印象は「少し変わった人しかいなそう」でした。しかし、実際は全くそんなことありませんでした。会話をしても全日制高校にいるような人と全く変わりませんでした。
コミュニケーションも普通に取れるし、放課後には一緒に遊びに行くこともありました。
卒業した今でも連絡を取って遊びに行く仲です。

普通ではなさそうな子もいた

一方で「普通ではないな」と思う人もいました。その子は高校生のころからビジネスに触れている子でした。同じ学校ではなかったものの、通信制高校に通っている同じ習い事をしている子で、明らかに同年代よりもずば抜けていると思いました。通信制高校に通っている理由も「自由に使える時間が多くて仕事しやすいから」といったもので、当時の僕としては別格の存在のように感じたのを覚えています。

通信制高校での高校生活を振り返って

通信制高校の世間でのイメージでは、何かしらの理由で全日制に通えなかった、変わった人が集まるところのイメージが強いように感じます。
しかし、実際はそんなことなかったです。もしかしたら過去に不登校の経験をしていたりなどの背景があったのかもしれませんが、全員がいわゆる普通の子でした。
また私が通っていた高校では暗黙の了解として、友人の過去や、なぜ今通信制高校にいるのかを探らないといった雰囲気があるようにも感じました。

通信制高校に通うメリット3選

通信制高校に通うメリットは「自己肯定感が上がる」「自由に自分を伸ばすことができる」「多彩な学びができる」の3つです。

自己肯定感が上がる

通信制高校は多彩な子を受け入れる体制が整ってます。また先生方も多彩な生徒を受け入れることに慣れた先生が多いため、自分を受け入れてもらえる経験ができ、自己肯定感が上がるでしょう。
また全日制高校のように時間や校則に縛られることが少なく自由に高校生活を送れるため、ありのままの自分でいられます。

自由に自分を伸ばすことができる

通信制高校では自由に自分を伸ばすことができます。学校に通う時間が短いのが通信制高校の特徴の一つです。つまり、自分のために使える時間が全日制高校の学生に比べて圧倒的に多いので、自分の好きなことや伸ばしたいことに専念できます。
例えば、「アルバイトをしてお金を稼ぎ趣味に没頭する」「課外活動に積極的に参加する」などが挙げられます。
自分の好きなことに好きなだけ時間を使えるのは通信制高校の大きな強みです。

多彩な学びができる

近年の通信制高校は多様化する学生のニーズに答えた多彩な学びができるカリキュラムを設定しています。
高校生の時点で揺るがない将来の夢が決まっている人や、いわゆる普通の学習だけでは物足りない人には通信制高校は向いています。
例えば、「ビジネスに特化した学校」「水産学に特化して後者に水族館がある学校」「ITやeスポーツに特化した学校」など様々存在します。
あなたの学びたい分野に特化しとことん追求できる環境が通信制高校にはあります。

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普通の子が通信制高校に行った際にできること

普通の子が通信制高校に通った際に、さらに自分を伸ばすためにできることは「自己管理をシステム化する」「早期から受験を意識する」「やったことないことに挑戦してみる」です。

自己管理をシステム化する

デメリットでも紹介したように通信制高校に通うことになった際に自己管理の徹底が大きな課題となるケースがあります。
一番やってはいけないことは「自己管理を”意識する”こと」です。意識しただけでは自己管理はできません。管理をシステム化し確実に自己管理ができるとよいでしょう。
下記に自己管理をシステム化するための方法を、勉強、生活リズムの2つに分けて紹介します。
どちらも高校生でも明日から始められ、お金がかからないものです。

勉強の自己管理

【使用するツール】

  • Googleスプレッドシートorノート
  • スマホのリマインダーアプリ

【方法】
①毎朝勉強のtodo(やること)を3つを設定する
例:

  • 英単語30個
  • 数学のワーク3ページ進める
  • 国語のテキスト1ページ以上

②完了したらチェックをつける
③定期的に完了したものを振り返り「完了率(%)」をつける

【その他の方法】
カレンダーアプリに「勉強時間」を設定する

生活リズムの自己管理

【使用するツール】
カレンダーアプリ(Googleカレンダー推奨)

【方法】
①休日にカレンダーアプリに1週間分の1日のスケジュールを全て入れる
例:
〇月〇日(〇)

  • 7:00 起床
  • 9:00 勉強開始
  • 12:00 昼食
  • 17:00 趣味の活動
  • 19:00 夕食
  • 23:00 就寝 

②とりあえず1週間スケジュール通り生活してみる
③徐々に自分にあった生活リズムを作る

ここで紹介したものはあくまでも一例(かなりやりすぎなもの)です。自分に合った自己管理の方法を3年間で見つけるのがベストです。
自己管理の方法はYoutubeやインターネット、本などでも紹介されています。気になった方はぜひ調べてみてください。

早期から受験を意識する

大学への進学を考えている人は早期から受験を意識しましょう。まずは「なんのために大学に行くのか」を明確にしましょう。自分が大学生活4年間で何をしたいのか、どんなことを学びたいのかを明確にしたうえで、自分に合った大学を探しましょう。
今は受験の形式も多様化しています。自分がどんな受験形式なら全力で挑めるのかを把握し確実に合格を掴みに行きましょう。

実際にこの記事の筆者も通信制高校から4年制大学に現役合格をしています。こちらの記事では私が実践していた受験対策を紹介しています。

やったことないことに挑戦してみる

上記でも紹介したように通信制高校の魅力の一つとして、「自分のために使える時間がたくさんある」が挙げられます。そんな自由に使える自分の時間を存分に活かしましょう。
例えば、「読んだことない本を読んでみる」「課外活動に参加してみる」「海外に行ってみる」といったようなことに挑戦するのはいかがでしょうか。
「自分にできること」と「やってみたいこと」に挑戦し”小さな成功体験”を積み重ねましょう。

多くの背景を持った学生が集まるHR高等学院

2025年度に開校したHR高等学院にも様々な背景をもった学生が集まっています。
全日制高校から転校してきた学生や、中学校では毎日学校に通っていた学生、これまでずっとホームスク―リング(不登校)だった学生など学生の特色は様々です。
そんな学生が同じ校舎で日々活動しています。

様々な背景をもったHR高生に行った学生インタビュー(こちらの動画では全日制高校からの転入学した学生のリアルな声が聴けます)

そんな様々な背景を抱える学生が、「なぜHR高等学院を選んでいるのか」を紹介していきます。
①実践的すぎるカリキュラム
②歴史を作れる

実践的すぎるカリキュラム

HR高等学院には他の高校とは大きく異なる社会に触れる経験が全員できます。企業PBLという民間企業とのコラボ授業がその一つです。
実際にNTTドコモやロッテなど日本を代表する大企業とコラボをし社会人向けの研修さながらの、業界に関する授業を展開しています。
具体的にロッテとのコラボ授業では、ロッテの社員の方と一緒にお菓子作りをします。ただ家庭科の延長線のようにお菓子を作るのではなく、ターゲット選定、ターゲットのニーズの分析やヒアリング、リサーチに基づいたお菓子作りなどのビジネス的な目線をもった授業を行っています。

実際こういった企業とのコラボ授業を展開している高校は様々ありますが、他の高校とHR高等学院が大きく異なるのは、”全員が受講できる”というところです。企業とのコラボ授業がカリキュラムに含まれているので全員が必ずこうした実践的な授業に参加できます。
また35人に1人つく担任も元民間企業出身などのビジネスに精通したスタッフが担当をします。全く知識がないところから3年間で確実に社会に出たときに通用する知識、スキルを習得できます。

歴史を作れる

HR高は2025年4月に開校した学校です。つまりあなたの高校生活3年間は自分史作りであると同時にHR高の歴史作りです。
あなたの活動一つ一つが歴史となり、今後のHR高へと積み重なっていきます。

1人の関係者としてHR高は今後さらに規模を拡大し、日本を代表する学校の一つになると信じています。そんな学校の歴史の始まりに関われるの、めちゃくちゃワクワクしませんか?
少しでも気になった人や、「通信制高校の仕組みがわからない」「自分(自分の子供)が通信制高校に合っているのか知りたい」という方ははぜひ一度学校説明会、あるいは学生座談会オープンキャンパスに参加してみてください。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。

通信制高校という未知な世界に飛び込むことは勇気のいる決断と言えます。だからこそしっかりとリサーチを行い、後悔のない選択をしてください。
この記事が少しでも通信制高校を知るきっかけになっていたら嬉しく思います。

普通の子が通信制高校に通うことを不安に思うこともあるでしょう。ただ今の通信制高校はかつてない程の速さでより良い方へと変わり続けています。
必ず全日制高校では経験できないような体験や学びを得ることができます。
普通の子だから全日制高校しか視野に入れないというのは、とてももったいないことです。通信制高校も視野に入れつつ自分や、自分の子供にとって最適な高校選びをしてください。

この記事を読んでくれたあなたの今後の高校生活、人生がより良いものになることを心から願っております。

そして最後に、ここまで「普通の子」について記載してきましたが、あえて言います。

普通の子なんていない。
あなたは特別だ。

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この記事の著者
石原 成
石原 成
RePlayce 次世代創造部部長・CXディレクター
高校2年時に全日制高校から通信制高校に転校を経験。総合型選抜で私立大学に現役合格をし、現在は株式会RePlayceのインターン1期生でインターン生の統括、CXディレクターを担当している。HR高等学院では1期生の入学希望者の有志メンバーによる学校作りプロジェクトのメンターとして、生徒会制度やその他学校における制度作りを学生と共に行ってきた。1期生が入学した現在でも定期的な学生との1on1での対話などを行っている。
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