東京都千代田区には、公立の通信制高校(東京都立一橋高等学校)が1校、私立の通信制高校(ワオ高等学校、N高等学校、ヒューマンキャンパス高等学校など)が複数あります。
千代田区は都心に位置し、JR・東京メトロ・都営地下鉄などが交差する通学アクセスの良さが魅力。教育機関が多く、治安面でも安心できる環境です。
そこで本記事では、千代田区でおすすめの通信制高校を紹介。通信制高校に通う学生を支援する教育機関「サポート校」についても解説しています。
学校選びのポイントや、保護者からよく寄せられる疑問についてもまとめているので、これから学校を探し始める方は参考にしてみてください。
千代田区の通信制高校・通信制サポート校
東京都千代田区には、以下のような公立・私立の通信制高校があります。
【公立通信制高校】
- 東京都立一橋高等学校
【私立通信制高校】
- ワオ高等学校
- N高等学校
- クラーク記念国際高等学校 CLARK NEXT Akihabara
- ヒューマンキャンパス高等学校
- ID学園高等学校
- 第一学院高等学校
- 大原学園美空高等学校
(編集部調べ・2025年8月時点)
千代田区の通信制高校・サポート校の6つのタイプ
東京都千代田区には、さまざまな特徴を持つ通信制高校・サポート校があり、それぞれの学校が独自の強みを持っています。たくさんの学校がある中で、お子さまの個性や置かれた状況に応じて、ベストな選択をするために、千代田区の通信制高校・サポート校を6つのタイプに分類しました。
社会で役立つスキルが身につく
社会に出たときに即戦力となるスキルや知識を習得できる学校です。キャリアデザインやグローバルに活躍するためのスキルなど、専門的なカリキュラムが組まれています。実践的な学習を通して、将来の仕事に役立つ力を身につけられるでしょう。
専門スキルを習得することで、就職に有利になるだけでなく、自分の可能性を広げられます。また、社会に出るための準備ができ、自信を持って卒業後の進路を選択できるでしょう。
例えばHR高等学院では、社会の第一線で活躍する「ビジネスのプロフェッショナル」が伴走者として、生徒一人ひとりと向き合います。高卒資格取得のための学習と並行して、理想のキャリアを描いたり実現したりするための、独自のカリキュラムを受講できます。
卒業率が高い
卒業率が高い通信制高校は、生徒一人ひとりの学習状況に合わせた、丁寧なサポート体制が整っています。学習の遅れやつまずきを早期に発見し、個別にフォローすることで、卒業までしっかりと導いてくれます。
確実に高等学校卒業資格を取得したい生徒にとって、心強い存在となるでしょう。学習面だけでなく、生活面でのサポートも充実している学校が多く、安心して学校生活を過ごせます。
例えば卒業率が高い通信制高校の1つが、ヒューマンキャンパス高等学校です。同校では、公認心理士や臨床心理士に気軽に相談ができます。手厚いメンタルケアで、卒業率は96.2%となっています。
大学進学サポートが充実
大学進学を目指す生徒向けのサポートが充実しているのが、このタイプの特徴です。受験対策講座や進路相談など、大学進学に必要なサポートが手厚く用意されています。
大学進学を目標とする生徒にとって、最適な学習環境です。経験豊富な教員による指導や、進路に関する情報提供など、充実したサポートを受けられます。
例えば大学進学サポートが豊富な通信制高校には、ID学園高等学校があります。同校の大きな特徴は、大手予備校「河合塾マナビス」と提携していることです。
受験のプロによる質の高い授業やアドバイザーとの定期面談など、志望校合格に向けた手厚いフォロー体制が魅力です。
個別サポートやメンタルサポートが充実
このタイプの通信制高校は、生徒の心のケアに特に力を入れています。カウンセラーが常駐していたり、相談しやすい環境が整えられていたりと、生徒が安心して学校生活を送れるようなサポート体制が特徴です。
学校生活や人間関係に不安を抱える生徒でも、安心して通えるでしょう。心の健康を保ちながら、自分のペースで学習を進められます。
例えば個別サポートやメンタルサポートが充実している通信制高校に、第一学院高等学校があります。学生一人ひとりに合わせた指導が特徴です。
カウンセリングに関する指導を受けた職員が、不登校をはじめとしたさまざまな悩みを抱える学生をサポート。学生本人だけでなく、保護者へのカウンセリングにも対応しています。
千代田区に本校がある高校
東京都内に本校がある高校は、通学や体験入学などがしやすい環境なのが特徴です。複数の比較対象がある場合、一度迷っている高校の雰囲気や授業の様子を実際に見てから決めるのがいいでしょう。
本校がある高校なら実際に通っている生徒や卒業した方と交流したり、話を聞く機会が通常よりも多くあり、自分自身がその高校に入学した際のイメージが沸きやすくなります。
例えば、千代田区に本校を構える通信制高校の1つが、大原学園美空高等学校です。JR「水道橋駅」東口から徒歩6分と、アクセスの良さが魅力です。
同校では説明会や個別相談も随時開催しており、実際に足を運んで学校の雰囲気を確かめることができます。
公立
公立の通信制高校は、学費が比較的安いのが特徴です。私立では1万円前後する1単位当たりの授業料が、公立では500円前後に抑えられます。下記の表のように、国から授業料の支援を受けられる「就学支援金」を利用すれば、公立の授業料はほとんど無償になります。
例えば千代田区にある公立の通信制高校として、東京都立一橋高等学校があります。学費は年間約37,000円とリーズナブルで、私立校と比べて費用負担を大幅に抑えられるのが魅力です。
また、世帯収入などの条件を満たせば、教科書・学習書の補助金制度が活用できる可能性もあります。
千代田区で人気のおすすめ通信制高校・サポート校比較一覧
千代田区のおすすめ通信制高校・サポート校(社会で役立つスキルが身につく)
HR高等学院
- 熱意をもって働く大人を育てるための通信制サポート校
- 「人生を面白く生きる自信」をつかめるよう、全力で伴走
- 社会の第一線で活躍する大人が将来のキャリアを本気でサポート
評判・口コミ
- 中学は不登校でほぼ通えていなかったが、子ども自身が週5で通いたいと希望するようになった。
- 学生一人ひとりに寄り添い、細やかに誠実に対応してくれる。
- 不登校だった子がこの学校に通うことにワクワクし、目を輝かせていることに驚きを感じる。
- 単なる知識の詰め込みではなく、社会で真に活用できる実践的なスキルを学べる点に期待。
- 既成の学校ではできない、たくさんの貴重な経験ができる。子供の思考が「できないかも」から「できる」に変わってきた感覚が持てる。
出典:学校での偏差値よりも、社会での可能性を
出典:Google Maps
特徴
HR高等学院は、実社会で活躍する「実践者」から学び、社会とつながりながら成長できる通信制サポート校です。「先生」ではなく、さまざまな分野で活躍する「大人」たちが、学びの伴走者として1対1で学生に寄り添い、一人ひとりと真正面から向き合います。
提携校である鹿島山北高等学校の学習と並行して、HR高等学院独自のカリキュラムを受講できます。独自のカリキュラムには、企業連携による課題解決型学習(PBL)や、第一線で活躍するプロフェッショナルによる講義などがあり、実践的に学べるのが特徴です。
例えばPBLではdocomo、LOTTE、CHINTAI、mixiなど、日本を代表する著名企業とタッグを組み、社会とつながる学びを提供し、総合型選抜による大学進学や海外大学進学も実現します。
HR高等学院の名物授業、「トップランナーセッション」にて、登録者148万人『ReHacQ』のプロデューサー高橋弘樹さんを講師にお呼びした際の講義です。HR高等学院では、様々な業界の第一線で活躍されている社会人を講師に迎え、多様な生き方、キャリアの築き方を学生と一緒に考えたり、学生たちからの等身大の質問に答え直接対話を行う授業を日々行っています。
オンラインと通学を組み合わせた、ハイブリッド型学習環境もHR高等学院の魅力です。オンラインでの講義は従来的なビデオ授業ではなく、バーチャル空間でのリアルタイム対話やグループワークを重視したものです。
学生は自宅にいながら、渋谷などの拠点で直接学ぶのと同じ体験を得られます。もちろん、オフラインでの交流も可能です。
このように、HR高等学院の強みは、ビジネス、プログラミング、デザインなどの「各分野のプロフェッショナル」から直接学べる点で、他校と一線を画しています。
社会人コーチによる講義や月2回の1on1(個別指導)を通して、自身の興味関心を深め、将来のキャリアをデザインしていけます。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
ワオ高等学校
- オンラインと対面2つの学習スタイルで学びを深められる
- 「教養探究」を教育の中心に据え、社会に出たときに役立つスキルを育む
- グローバルやビジネスなど「好き」を究める多彩なコースを提供している
評判・口コミ
- 先生たちは学生一人ひとりが抱える事情に配慮してくれる
- Zoomを通して毎日いろいろな人と関われた。オンライン通学でも寂しくなかった
- 先生が一方的に話すのではなく、対話を通して学ぶ授業が多くて楽しかった
出典:ワオ高等学校「1期生が語る!ワオ高校の魅~その他活動編~」
特徴
ワオ高等学校は、オンライン学習を中心とする広域制の通信制高校です。
同校では、以下の3つを軸にした教育を行っています。
- 共通科目:国語・数学などの教科書に沿った一般科目
- 教養探究:哲学・科学・経済など幅広い知識と「考える力」を養う科目
- オプションコース:ビジネスやグローバルなど将来の可能性を広げる分野
同校は、「教養探究」を学びの中心に据えているのが特徴です。社会に出てから役立つ思考力と実践的なスキルの習得を目指しています。
また、全国の生徒が参加できる「バーチャルキャンパス」での登校も可能です。学習スタイルをオンラインと対面から選べる点も大きな魅力です。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
N高等学校
- 千代田区ではお茶の水と秋葉原の2箇所にキャンパスを展開
- 学生1人に対して複数のメンターが付く安心のサポート体制
- 生成AIなど最新のICTツールを活用した授業
評判・口コミ
【良い口コミ】
- クラスメイトとの関わりを通して、コミュニケーションの楽しさを知れた
- ワークショップや課外活動が楽しい。VRなど新しい分野にも触れられる
- クラスが午前と午後で分かれているから、仕事と両立しやすい
【悪い口コミ】
- オンライン授業が多いと、どうしても集中力が続かない
- 良くも悪くも、先生たちからあまり干渉されない
出典:N高等学校・S高等学校・R高等学校「インタビュー」
出典:みんなの通信制高校情報「N高等学校・S高等学校・R高等学校」
特徴
N高等学校は、バーチャル空間や生成AIなどの最先端ツールを授業に取り入れた「ネットの学校」です。
千代田区内には、御茶ノ水キャンパスと秋葉原キャンパスの2つを展開しています。どちらも駅から近く、交通アクセスの良さが魅力です。
いくつかのコースを展開しており、例えば「通学コース」は週5日・3日・1日から通学日数を選べるのが特徴。学生1人に対して複数のメンターが付き、先生とは別で以下のようなサポートを受けられます。
- 学生が「なりたい自分」になるためのキャリア・進路計画のサポート
- 将来を見据えた生活面でのアドバイスや指導
- 日々の学習やレポート提出の進捗管理と声かけ
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
クラーク記念国際高等学校 CLARK NEXT Akihabara
- eスポーツやアートなど専門分野に特化した学びの場を提供している
- それぞれの分野のプロ講師から指導を受けられる
- 一人ひとりが自分に合った時間割で学習を進められる
評判・口コミ
- 先生たちが学生一人ひとりに向き合ってくれる
- 毎日通学できるから、全日制のように学校生活を楽しめる
- 勉強以外の分野をたくさん学べる。同じ趣味の友達ができやすい
出典:クラーク記念国際高等学校「CLARK NEXT Akihabaraのお知らせ」
特徴
CLARK NEXT Akihabaraは、通信制高校「クラーク記念国際高等学校」の専門特化型キャンパスです。週1日~5日から通学日数を選べます。
同校は、eスポーツやデジタル・クリエイティブ分野、声優、アートなど、多様な学びの場を提供しているのが特徴です。
例えばデジタル×クリエイティブコースでは、以下の専攻を設けています。
- 先端プログラミング専攻
- 声優アーティスト専攻
- 映像クリエイト専攻
- マンガ・イラスト専攻
上述の専攻では、現場で活躍するプロ講師から指導を受けることが可能です。専門分野への進学や就職を視野に入れたカリキュラムも組まれています。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
千代田区のおすすめ通信制高校・サポート校(卒業率が高い)
ヒューマンキャンパス高等学校
- 手厚いメンタルサポートによる高い卒業率
- 週1日~5日から自分に合った通学日数を選ぶことが可能
- ペットや鉄道サービスなどコースの種類が豊富
評判・口コミ
【良い口コミ】
- わからないことがあれば先生が丁寧に教えてくれる。先輩・後輩関係なく仲良くできる雰囲気がある
- 学校での学びを通して世界が広がり、自分自身の性格も明るくなった
- 学生たちはみんな真剣に授業を受けており、勉強に集中できる環境
【悪い口コミ】
- 性格が合う先生もいれば合わない先生もいる
- 自分から主体的に動かないと、最低限の学習で終わってしまう
出典:ヒューマンキャンパス高等学校「先輩の声」
出典:みんなの通信制高校情報「ヒューマンキャンパス高等学校の口コミ・評判」
特徴
ヒューマンキャンパス高等学校は、全国に22の学習センターを展開する通信制高校です。千代田区では、秋葉原に学習センターを構えています。
同校の魅力は、学習面だけでなくメンタル面の手厚い支援にもあります。
公認心理師・臨床心理士・精神保健福祉士などによる無料カウンセリングもあり、安心して通える環境が整っています。充実のサポート制度で、卒業率は96.2%(※)と高水準です。
秋葉原学習センターでは、週1~5日から自分のペースで通学が可能。中学校の内容の学び直しから、志望校合格に向けた受験対策まで、それぞれの学生のニーズに応じた指導をしています。
※出典:ヒューマンキャンパス高等学校「公立と私立では卒業率にも差がある」
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
千代田区のおすすめ通信制高校・サポート校(大学進学サポートが充実)
ID学園高等学校
- 大手予備校「河合塾マナビス」との提携で質の高い受験対策指導を実現
- コースを毎月変更できるため、入学後に目標が変わったときも安心
- 「夢」を軸に学生の可能性を広げる教育を提供
評判・口コミ
【良い口コミ】
- 自分のペースで基礎科目の学習ができる。興味のある分野の学習と両立しやすい
- 体調に合わせてコースを途中から変更できた
- 部活動の立ち上げやスポーツ大会など、全日制のように学校生活を楽しめた
【悪い口コミ】
- 先生によって授業の面白さに差がある
- 一部の先生に性格的な癖があって合わないと感じることも
出典:ID学園高等学校「在校生・保護者の声」
出典:みんなの通信制高校情報「ID学園高等学校の口コミ・評判」
特徴
ID学園高等学校は、学生一人ひとりの「夢」を軸にした学びを重視する通信制高校です。将来なりたい姿から逆算し、そこへ向かって行動する力や人間力を育む、独自の「夢教育」を取り入れています。
学生の興味関心があるテーマを探求して学ぶ「夢活」など、個性や目標に合わせた学習プログラムも展開しています。
コ―スは毎月変更できるので、「今のスタイルが合わない」と感じたときも安心。体調や生活スタイルの変化にも柔軟に対応できます。
進学対策にも強く、大手予備校「河合塾マナビス」との連携により、プロ講師による質の高い映像授業を受講可能。
授業後にはアドバイザーとの面談が行われ、学習計画の修正やモチベーション管理まで、きめ細かなサポートが受けられます。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
千代田区のおすすめ通信制高校・サポート校(個別サポートやメンタルサポートが充実)
第一学院高等学校
- 自分を好きになれる「プラスサイクル思考」教育を取り入れている
- コースが充実していて、興味関心に合った学びができる
- 一人ひとりの学力や理解度に合った学習指導をしている
評判・口コミ
【良い口コミ】
- 自分の意見を他人に言えるようになった
- 起業の授業を受けて、世の中のあらゆることにアンテナを立てられるようになった
- ありのままの自分を受け入れてくれる環境。素の自分を出せるようになった
【悪い口コミ】
- 進学コース以外は、大学受験対策が物足りない
- たまに授業が賑やかすぎることがあった
出典:第一学院高等学校「在校生・卒業生の声」
出典:みんなの通信制高校情報「第一学院高等学校の口コミ・評判」
特徴
第一学院高等学校は、全国にキャンパスを展開する通信制高校です。
中学の復習から受験対策まで、学生一人ひとりに合わせた柔軟な指導が特徴。学生が自分を肯定できるよう促す「プラスサイクル思考」の教育も取り入れています。
また、成長の過程を可視化できる「デジタル自分未来史ファイル(D-FILE)」も活用し、学力だけでなく人間力の育成にも注力しています。
授業以外では、地域の人々や業界のプロとの交流を通じて、社会や将来について考える機会も得られます。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
千代田区のおすすめ通信制高校・サポート校(公立)
東京都立一橋高等学校
- 公立校のため学費が年37,000円程度と安い
- レポート・スクーリング・試験の3つを通して自律する力を磨く
- 文化祭や部活動など、全日制のように学校生活が楽しめる環境が整っている
評判・口コミ
現在、東京都立一橋高等学校に関する口コミはまだ多くはありませんが、公式サイトの情報から以下のような特徴がうかがえます。
- 自学自習を中心とした教育で、学力以外のスキルも育んでいる
- それぞれの学生が抱える事情に配慮した柔軟な対応をしている
- スクールカウンセラーや地域のNPOと連携したチーム制の教育を提供している
特徴
東京都立一橋高等学校は、千代田区東神田にキャンパスを構える通信制高校です。公立校ということもあり、学費が年間37,000円程度と安い点が魅力です。
学習の柱は、レポート・スクーリング・試験の3つ。特にレポートは自学自習を基本としており、目標に向かって計画を立てる力や、自律的に学ぶ姿勢を身につけることができます。
また、多職種による連携サポート体制も特徴です。スクールカウンセラーやユースソーシャルワーカーなどとともに、チームで学生の学びや進路をサポート。再登校や学び直しが必要な学生にも、温かく丁寧な支援が行われています。
そのほか、体育祭や文化祭といった学校行事のほか、部活動も充実しており、全日制のように学校生活を楽しむことができます。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
千代田区のおすすめ通信制高校・サポート校(千代田区に本校がある高校)
大原学園美空高等学校
- 学習スタイルを「通学型」と「オンライン・週1日型」から選ぶことが可能
- 大学への現役合格を徹底サポートする特別進学クラスも用意
- 慣れ親しんだ先生が卒業までを手厚くサポートする「担任制」
評判・口コミ
- 創作活動について、系列の専門学校の先生から指導を受けることができた
- 志望大学合格に向けて仲間と切磋琢磨できる環境
- 通学回数を自分で選べるので、精神的負担が少ない
出典:大原学園美空高等学校「在校生からのメッセージ(東京水道橋本校)」
特徴
大原学園美空高等学校は、東京都内にキャンパスを2つ展開する通信制高校です。千代田区の水道橋本校のほか、2025年4月に町田キャンパスをオープンしました。
水道橋本校は、最新のパソコンを完備したパソコン教室や、サッカーコート1面分の広さのグラウンドなど、学校設備の充実度が魅力です。
全日制に近い「通学型」と自分のペースで学べる「オンライン・週1型」から、学習スタイルを選ぶことが可能。例えば通学型の「週5日コース」には特別進学クラスも設けられており、志望校合格に向けたきめ細やかな指導を受けることができます。
また、全コースで「担任制」を採用しており、信頼関係を築いた先生と二人三脚で卒業を目指せるのもポイントです。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
千代田区の通信制高校・サポート校の選び方
千代田区には多くの通信制高校やサポート校があり、「どの学校を選ぶのが正解かわからない」と悩む方も少なくありません。
そこでここでは、後悔しない学校選びのために押さえておきたいポイントを紹介します。
お子さま(生徒)の性格・興味関心・どうなりたいかを整理する
まず大切なのは、子ども自身がどんな性格・興味・将来像を持っているかを明確にすることです。
例えば人間関係が苦手な子どもなら、グループワーク中心の学校は負担になる可能性も。
美容に興味がある子どもなら、美容専攻のある学校が向いているでしょう。
学校選びは、保護者の希望だけでなく、子どもにとって本当に合う環境かどうかを軸に考えることが大切です。
重要な比較軸を決める
ただ漠然と通信制高校・サポート校を眺めていても、どの学校が子どもに合っているのかはなかなかわかりません。
学校選びの際は、以下の軸をもとに学校を比較すると、迷いにくくなります。
- 学べる内容:大学受験対策、専門スキル、ビジネスなど
- サポート体制:学習・進路・メンタル・生活面の支援の充実度
- 通学スタイル:キャンパス通学・オンライン通学、両方のハイブリッド型など
- 学費:入学金、年間にかかる費用、就学支援金を使えるかなど
- スクーリングの頻度:回数が適切か、自分でスクーリングのタイミングを選べるかなど
大事にしたいポイントを押さえた学校を洗い出す
比較軸を使って学校を洗い出したら、自分たちが最も大事にしたいことに合っている学校を絞り込みましょう。
例えば「マイペースに学校に通えること」が最重要事項であれば、オンライン学習がメインの学校や、通学日数を柔軟に決められる学校が向いています。
ただ、公式サイトの情報だけでは見えない部分も多いです。そのため、気になる学校があれば、資料請求や問い合わせをして具体的に確認してみるのがおすすめです。
説明会・体験会に参加する
学校の雰囲気や実際の様子を知るために、説明会や体験会への参加も非常に有効です。
通信制高校・サポート校の中には、オープンスクールとして普段の授業を見学できる機会を設けている場合もあります。その場合、教室の雰囲気や在校生の様子を実際に見て判断することができます。
また、個別相談会では、不登校経験・持病・発達特性など、家庭ごとの事情に応じた相談も可能です。少しでも不安があれば積極的に参加しましょう。
通信制高校に関するよくある質問
子どものために通信制高校を探していても、「わからないことばかりで不安…」という保護者の方も多いのが現実です。
ここでは、通信制高校を検討するうえで事前に知っておきたい「よくある質問」とその答えを紹介します。
公立と私立のどちらがいいですか?
通信制高校を選ぶ際に「公立と私立、どちらが良いのか」は、家庭の状況や子どもが求める学びのスタイルによって異なります。
例えば公立校の大きな特徴として、私立校と比べて学費が大幅に安いことが挙げられます。そのため「学費を抑えたい」や「必要最低限の登校で高卒資格がほしい」という場合は、私立よりも公立のほうが合っているでしょう。
一方、私立は公立よりも学費が高めですが、学べる分野が多岐にわたっていたり、通学スタイルが柔軟だったりします。
そのため「自分のペースで学びたい」や「美容など専門分野を学びたい」など、明確な目標がある子どもには私立の方が合っている場合があります。
通信制高校の学費が高すぎるのですが…?
通信制高校の学費を抑えるためには、公立校を選ぶのが第一選択肢です。ただ、「公立校だと学びたい分野のコースがない」というケースもあるかもしれません。
その場合は、「高等学校等就学支援金制度」を活用できる私立校を選ぶのがおすすめです。世帯収入が一定の基準を下回る場合、国が授業料を補助してくれます。
そのほか、学校によっては入学金の免除や授業料の減額に対応していることもあります。費用面が不安な場合は、学校に直接相談しましょう。
通信制サポート校とは何ですか?
通信制サポート校とは、通信制高校の学生が卒業をスムーズに目指せるよう支援する民間機関です。学校法上で正式に認められた高校ではないため、サポート校単体では高卒資格は取得できません。
支援内容の具体例は、以下の通りです。
- 学習支援:教科書やレポートの指導、試験対策、スクーリングの準備
- 生活支援:学習習慣づけ、出席管理、生活リズム改善、カウンセリング
- 進路支援:大学受験対策、就職支援、専門学校の説明会案内
- 居場所づくり支援:少人数制の授業、イベント、部活動、仲間づくりの場の提供
学習や生活面のきめ細かいフォローがあり、自宅学習だけでは不安な学生にも安心感があります。また部活・行事など、学校生活を楽しめる工夫がされている点も特徴です。
千代田区の通信制高校をお探しの方へ
ひと足先に、社会で学ぶ学校 - 大企業とのプロジェクトで実践的に学ぶ。-HR高等学院 千代田区には魅力的な通信制高校が多数あります。学校を選ぶ際は「本当に子どものためになっている選択かどうか」を意識しながら、じっくり話し合いを重ねることが大切です。
また、「子どもが高校を無事に卒業できるか不安」という方は、通信制高校とあわせて「サポート校」の活用もおすすめです。
HR高等学院は、「探究・越境・共創」を柱とした独自の学びを提供するサポート校です。机の上だけの勉強ではなく、体験を通して自分の興味関心を発見し、社会で役立つ力を育むことを重視しています。
「例えば「ビジネス&アントレプレナーシップ」の領域では、実際に新規事業を立ち上げる模擬体験を通して、「起業家マインド」や課題解決能力を養います。そのほか、ロボットプログラミング教材を使って「自分でつくる楽しさ」を実感し、創造力を伸ばす活動なども用意しています。
「また2週間に1度、キャリア探究コーチとの個別セッションを実施。将来の目標づくりや進路選択はもちろん、生活面の悩みにも丁寧に寄り添いながら、学生一人ひとりの「やりたい」や「不安」に真剣に向き合います。
通信制高校やサポート校選びでお悩みの方は、HR高等学院の説明会や個別相談をご利用ください。どんな小さな悩みでも、経験豊富なスタッフが親身に対応し、ベストな進路選択を一緒に考えさせていただきます。