2025年4月13日(日)、東京ベイ有明ワシントンホテルにて開催した、HR高等学院一期生入学式のイベントレポートです。公式Youtubeチャンネルにもダイジェストを公開していますので、ぜひご覧ください!
動画版イベントレポートはこちら:
【新時代の学校】HR高等学院の入学式で「教育の未来」を教育のプロが議論!
ダイジェスト版はこちら:
【2025年度】HR高等学院入学式ダイジェスト
受付のようす
第一期生となる、71名の生徒たち、ご家族の皆さまが笑顔で受付にお越しくださいました。パネルの前で写真を撮れるフォトブースも設けていたので、手持ちパネルを持ちながら、ワクワクした期待を感じられる雰囲気でした。これまで、一期生の集まりとして「学校を創ろう!プロジェクト※」が昨年秋から始動していたので、すでに顔見知りであったり、仲の良い同級生との対面に喜ぶ姿も見られました。
※学校を創ろう!プロジェクト
オープニング挨拶
HR高等学院 共同設立者 / CEOの山本 将裕
学生と保護者の皆さまへ、山本がHR高等学院開校への想いを語りました。
「他人と自分を比べないことを意識してほしい。昨日の自分と比べるように意識すると1年後どうなっているのかを想像しながら日々を過ごしてください。」山本は、自身の学生時代を振り返り、学生のうちから社会人との触れ合いや、対話があることの重要性を実感していると述べました。
パネルディスカッション
パネルディスカッションでは、HR高等学院で、今後ご一緒に学生への学びを提供いただくスタンフォード大学オンラインハイスクール校長の星友啓先生・東京学芸大学の金子嘉宏先生と、共同設立者の成田修造さん・山本 将裕が、「教育の未来と、学びの主体性」についてトークを繰り広げました。(星先生はアメリカからオンラインで参加)
成田修造氏は、「口で言うだけではなく、自分で起業してみよう!と思える環境で、皆さんと共に学びたいと思います。HR高等学院の成長と1期生の皆さんが一緒に成長していけるように本気で向き合っていきたいと考えています。」と述べました。
金子先生は、「学びと遊びは同じだと考えているので、遊ぶように学ぶことを大切にしてほしいです。HR高等学院には、一人ひとりと向き合い、話を聞いてくれる大人ばかりなので、できない理由ではなく、どんどん挑戦する気持ちをもってほしい。」と、学びの姿勢について語りました。
星先生は、「HR高等学院の運営に関わる大人の皆さんが、全員パッションをもってサポートしていることや、学生の皆さんも様々なことに主体性をもって挑戦している姿に感動します。社会人が教育現場に来て、実際に学生と触れるのは、素晴らしいチャンスだと思います。HR高等学院の講師たちも、全員プロフェッショナルなのに部活のような雰囲気があることがユニークです。自分たちの枠にはまらずに自分たちも学びの場に降りてくるというのがとても特徴的ですね。」と述べました。
さらに成田氏は「今はまさに時代が大きく変わっている素晴らしいタイミング。AIが象徴するように、根本的に人の生き方が変わっています。知能を教える時代だったこれまでの教育から、‘’人間にとってほんとうに大切なのことは何か?‘’という問いに変わってきています。」と述べました。
HR高等学院では、自分にしかないユニークさを発見する体験や、主体的に課題を見つけに行く経験をつむことができるので、ぜひ面白がってほしいということと、社会では様々な仕事がありそれぞれの人が情熱をもっていることを知り、選択肢を増やしてほしいということを学生たちに伝えてくださいました。
HR高等学院学校 運営責任者 恒弘 大輔の挨拶/運営メンバーの紹介
「HR高等学院は一期生となる皆さんと『学校を創ろうプロジェクト』でこれまでも一緒に活動してきました。『大変なことも、楽しいと言えるメンバーで良かった』という声もあります。そんな一期生の皆さんへ、ひとつだけ約束してほしいのは”どんなあなたも”という言葉です。これからの高校生活では、様々なことが待っていると思いますが、HR高等学院は、どんなあなたも愛するよ、という約束をしますので、忘れないでください。」と述べました。
入学式の受付風景を見ながら、これまで学校設立にかけてきた想いや未来への希望をあらためて感じるとともに、一期生の皆さんの凛々しい姿や楽しそうな表情を見て、感極まって実はこっそり泣いてしまったそうです。
続いて、HR高等学院を運営するメンバーの自己紹介をしました。それぞれの言葉で、学生の皆さんへの想いを伝えました。
運営メンバーからは、「今日を迎えるまで本当に色々な想いを込めて準備してきましたので、いきいきとした姿を見れてとても嬉しい。みなさんをみなさんらしい色に染めてほしい。カラフルで面白い最高な場所にしてほしい。」という声が伝えられました。
式典の最後に、一期生の71名の名前が呼ばれ、挨拶しました。緊張している様子の生徒、笑顔でワクワクした気持ちがあふれている生徒など、入学したことに喜びを感じている様子が伝わりました。そして、「みなさんらしい一歩を大事にしてほしい、体験したことや学びを忘れずに過ごしてほしい」という願いを込めて、学生証は一人ひとり少しずつデザインが異なる、オリジナルのものをご用意しました。
スマホにかざすとURLが表示されるので、まわりのひとにシェアすることができます。
ワークショップ〜生徒会活動費 争奪戦~
入学式に続いて、サプライズのイベントを開催。学生たちは、3つのテーマに分かれてワークショップに取り組みました。各チームそれぞれの合計の数値で、生徒会活動費の獲得を目指しました。
テーマ
- アイデアオークション
HR高を日本一にするためのアイデアを発表(オンラインチームはこちらに参加) - シャトルストラックアウト
紙飛行機を飛ばした距離に応じて得点を獲得 - インサイトハンターズ
保護者をターゲットにしたグッズを考案し、発表
ワークショップは、これまで「学校を創ろう!プロジェクト」に参加してきた学生も、その日初めて出会った学生もみんなが混ざりあい、瞬時に組んだチームで、集中してアイデアを出し合って取り組むことで、一気に距離が縮まっている様子でした。結果発表では、予想を上回るポイントを獲得し、見事に学生たちが生徒会費活動費の100万円を獲得!会場は熱狂に包まれました。
この費用は、これから一期生として起業したり、新しいプロジェクトを立ち上げる活動費に充てるなど、何かに挑戦することに使われます。
HR高等学院は、「踏み出す勇気と面白がる力を育む」をミッションに掲げています。
入学式とワークショップでは、一期生の皆さんへこれから挑戦する機会がたくさん待っていることへの期待を高めていただくこと、学校に対して「主体的な関わり」をする最初の体験をしていただく機会となることを目的にしました。はじめは、緊張とワクワクの入り混じった面持ちだった学生たちが、HR高等学院での学校生活が楽しみになる様子が表情に現れ、ワークショップをハイライトとして熱気に包まれた1日となりました。
株式会社RePlayce
中高校生向けキャリア探究サービス「はたらく部」をNTTドコモからスピンアウトし、2024年4月創立。若い世代の探究心に火をつけ、「今の教育のあり方をアップデートする」をミッションに、子どもたちの自己実現、今後の日本社会を支える人材育成の事業に取り組む。
探究を中心とした教材開発、社会人講師の派遣、オンラインスクール事業を運営。
https://replayce.co.jp