定時制高校と通信制高校のいちばん大きな違いは、通い方です。定時制は毎日決まった時間に登校して教室で授業を受け、通信制は自宅学習を中心に、レポート・スクーリング(登校して受ける授業)・試験で単位をとります。学費や卒業までの年数、入試の方法も違います。
どちらが向いているかは、まず「毎日決まった時間に通い続けられるか」で分かれます。
ただ、私が定時制と通信制で迷っている方に何よりお伝えしたいのは、「定時制か通信制か」という制度の枠組みだけで選ぶのはやめて、学校の中身を見て選んでほしい、ということです。
とはいえ、制度の違いを知っておくと、説明会や見学で確かめるべきことがはっきりします。この記事では、定時制・通信制・全日制の違いを一覧表と7つの項目で比べ、後半でどちらが向いているかの決め方と、迷いやすいポイントを整理します。
定時制・通信制・全日制の違いを一覧表で比較
まずは、3つの課程の違いを一覧で見てみましょう。
※学校数・生徒数と卒業後の進路は、文部科学省の資料(学校基本調査)より。令和8年度は速報値です。
通い方・学び方・卒業までの年数・学費・入試などは、次の章以降で1つずつ詳しく説明します。
全日制高校との違いは「1日の授業時間」と「卒業までの年数」
全日制は、朝から1日6時間前後の授業を受けて3年で卒業します。国が定める学習指導要領では、全日制の授業は1コマ50分、週30コマが標準です。
これに対して、定時制は1日4時間前後の授業を受けて3年以上、通信制は自宅学習を中心に3年以上かけて卒業します。
なお、学年ごとに進級する「学年制」か、単位を積み上げていく「単位制」かは課程で決まるものではなく、学校ごとに違います。全日制にも単位制の学校があり、定時制・通信制にも学年制の学校があります。
定時制高校とは?夜間だけではない3つの類型
定時制高校は、法律で定められた高校の課程の1つで、卒業までに必要な年数は3年以上です。「夜間の高校」というイメージが強いかもしれませんが、授業の時間帯によって3つの類型があります。
夜間に授業を行う夜間定時制、昼間に授業を行う昼間定時制、午前・午後・夜間など複数の部を持つ多部制です。
文部科学省の委託調査「定時制・通信制の課程を置く高等学校について」(令和5年度)では、回答した定時制416校のうち夜間が69.2%、多部制が20.0%、昼間が10.8%でした。文部科学省が毎年行っている学校基本調査(令和8年度の速報値)では、定時制607校のうち584校(約96%)が公立です。
授業は1日4時間ほどで、東京都教育委員会の令和9年度の入学案内によると、夜間定時制はおおむね午後5時30分ごろから午後9時ごろまで、給食は始業前か1時限目のあとに設けている学校がほとんどです。
以前は働きながら通学するイメージが強かった定時制高校ですが、近年では不登校を経験した生徒や全日制高校の中途退学者なども多く通うようになっています。また、朝起きられない生徒が、午後や夜間の授業を選んで通学しています。
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通信制高校とは?レポート・スクーリング・試験で単位をとる
通信制高校は、レポート・スクーリング・試験の3つの方法で学ぶ課程です。卒業までに必要な年数は定時制と同じく3年以上です。
登校の頻度は学校やコースによって大きく違い、年に数日のスクーリングだけの学校から週5日通えるコースまであります。インターネットなどのメディアを使った学習で、スクーリングの時間の一部(原則6割まで)を減らせる制度もあります。
学校基本調査(令和8年度の速報値)では、通信制高校は358校、生徒数は311,792人で、高校生のおよそ10人に1人が通信制で学んでいる計算です。生徒の約8割(250,220人)は私立に在籍しています。
通信制というと、「できるだけ通わずに卒業するための場所」というイメージを持つ方もいるかもしれません。
ですが今は、通信制を選ぶ人の中にも「毎日通いたい」という希望が増えています。通信制は年間のカリキュラムを組む自由度が高く、学校ごとに特色を出しやすいのも強みです。
通信制高校の生徒の学習や生活を支える民間の教育機関として「サポート校」もあります。
定時制と通信制の7つの違いを詳しく比較
ここからは、定時制と通信制の違いを次の7つの項目で詳しく見ていきます。
- 通う頻度と時間帯
- 学び方と単位のとり方
- 卒業までの年数
- 学費と就学支援金
- 入試
- 入学・転入できる時期
- 卒業後の進路
通う頻度と時間帯の違い
定時制は、原則として平日は毎日登校し、1日4時間ほどの授業を受けます。授業の時間帯は、夜間・昼間・多部制で違います。
たとえば東京都教育委員会の令和9年度の入学案内では、一橋高等学校など三部制の都立高校の授業時間の例を、次のように紹介しています。
- 1部は午前8時50分〜午後0時30分
- 2部は午後1時15分〜午後4時55分
- 3部は午後5時20分〜午後9時05分
通信制は、登校する日数を学校やコースで選べます。年に数日のスクーリングだけで卒業を目指す学校もあれば、週1〜3日通うコースや、週5日通うコースを用意している学校もあります。登校日の過ごし方や時間帯も学校によってさまざまです。
学び方と単位のとり方の違い
定時制は、全日制と同じように教室で授業を受け、出席と評価によって単位を修得します。
通信制は、科目ごとに決められた回数のレポートを提出し、スクーリングに出席し、試験を受けて単位を修得します。レポートとスクーリングの回数には標準があり、たとえば国語や数学などは、1単位につきレポートが3回、スクーリングが1コマ(50分)です。
卒業に必要な単位数は課程を問わず74単位以上で、定時制や通信制だからといって多く必要になるわけではありません。
通信制は自分で計画を立てて進められる分、レポートの手が止まっても周りが気づきにくいという面があります。レポートの仕組みや卒業までの流れは、こちらの記事で詳しく説明しています。
関連記事:通信制高校の卒業は難しい?卒業率・卒業条件・何年で卒業できるかを解説
卒業までの年数の違い
定時制も通信制も、法律で決められた卒業までに必要な年数は「3年以上」です。「4年かかる」と決められているわけではありません。
かつての定時制は4年での卒業が一般的でしたが、今は通信制の科目をあわせて履修するなどの「三修制」や、多部制で他の部の授業も受ける方法で、3年で卒業できる学校もあります。
先ほどの委託調査(令和5年度)では、回答した定時制の学校の37.5%が「3年で卒業可能だが、4年で卒業する生徒が多い」、30.8%が「4年以上を基本としている」と答えました。
通信制は「3年で卒業可能で、3年で卒業する生徒が多い」が46.5%で最多です。
転入なら前の高校の在籍期間と単位を引き継げることが多く、同級生と同じ時期に卒業できる可能性もあります。「通信制なら3年、定時制なら4年」と決めつけず、志望校の仕組みを確かめておきましょう。
学費の違いと2026年度からの就学支援金
2026年度(令和8年度)から、高等学校等就学支援金の所得制限がなくなりました。授業料に充てられる支援金の上限(支給限度額)は、課程と設置者によって次のように決まっています。
公立の定時制・通信制では、多くの場合、授業料の負担は支援金で実質的になくなります。ただし、授業料のほかに、入学料や教材費、スクーリングの交通費や宿泊費、給食費などがかかります。
また、サポート校の費用は就学支援金の対象になりません。文部科学省の就学支援金Q&Aでも、通信制高校の授業料は対象だが、サポート校は対象外だと説明されています。
そのため「通信制高校+サポート校」と公立の定時制とでは、年間の負担が大きく変わることがあります。
本学院であるHR高等学院の場合も、提携する通信制高校の教材費・学費は別途必要で、提携校の学費は就学支援金の対象となる場合があります。
関連記事:通信制高校とサポート校の学費はいくら?無償化・平均相場・公立私立の費用差も解説
入試の違い
公立の定時制の入試は、自治体ごとに定められた要綱に沿って行われます。
東京都の令和9年度の例では、定時制課程単位制の第一次募集は、国語・数学・英語・社会・理科のうち各校が定める3教科以上の学力検査と面接で選抜します。
一方、不登校を経験した生徒などを主に受け入れるチャレンジスクールは、学力検査を行わず調査書も不要で、志願申告書と面接、作文で選考します。中学校の欠席日数の扱いも、自治体によって違います。
文部科学省の令和7年度の調査によると、東京都のように調査書に出欠の欄そのものがない自治体もあれば、欠席が多い理由を自己申告書で説明できる自治体もあります。
私立の定時制は学校ごとに方法が違います。通信制は書類選考・作文・面接が中心の学校が多いものの、筆記試験を課す学校もあるので、「学科試験がない」とは言い切れません。
入学・転入できる時期の違い
定時制は、原則として4月入学です。転学(在学中に別の高校へ移ること)や編入学(高校をやめた人や海外から帰国した人などが、4月の入学時期以外に高校に入ること)は、募集の時期が決まっているのが一般的です。
都立高校の場合、転学・編入学の募集は学期ごとの年3回で、2学期と3学期は転学のみの募集です。
通信制は4月入学に加えて10月入学がある学校が多く、転入をいつでも受け付けている学校も少なくありません。例えばHR高等学院では、年度の途中から転入・編入する学生が3〜4割ほどいます。
ただし、年度の途中で移ると、その年度の単位が認められず、卒業が延びることもあります。転入先で単位がどう扱われるかは、事前に確かめておきましょう。
卒業後の進路の違い
卒業後の進路でいちばん多いのは、全日制と通信制が大学などへの進学、定時制が就職です。文部科学省の資料で、令和6年度に卒業した人の主な進路を課程別に見ると、次のとおりです。
※主な進路だけを載せているので、合計は100%になりません。
ただ、これは課程全体の平均で、学校ごとの差は大きいです。定時制高校では、就職ガイダンスや職場見学など、就職に向けた指導に力を入れている学校が多くあります。
大学進学のしやすさは、課程そのものより、在学中にどんな学び方をして、どんな対策をするかで変わります。
関連記事:通信制高校からでも大学進学できる?難しい・不利なイメージは?
定時制と通信制、どっちが向いている?決め方の順番
定時制と通信制のどちらが向いているかは、次の3つの問いに順番に答えていくと絞り込みやすくなります。
- 毎日決まった時間に通い続けられるか
- 自分で学習を進められるか、対面で教わりたいか
- 昼間の予定・生活リズム・人との関わりをどれくらい求めるか
まず「毎日決まった時間に通い続けられるか」で分かれる
最初の問いは、毎日決まった時間に通い続けられるかどうかです。通えるなら、定時制も通信制の通学コースも選べます。通えるかわからないなら、通信制で登校日数を少なめに始め、慣れてきたら増やす方法もあります。
定時制と通信制を並行して検討している方と、通信制だけを検討している方の主な違いは、「通える」という前提があるかどうかだと感じています。
その中には、朝起きるのがつらいという方もいます。不登校を経験すると、昼夜が逆転したり、生活リズムが大きく変わったりすることがあります。
体調の面で朝が苦手だけれど、通うことはできる、という方の場合、定時制が検討に入ることもあります。
朝が難しい場合は、夜間定時制や多部制の午後・夜間の部のほかに、時間帯や日数を選びやすい通信制という選択肢もあります。「不登校だったから通信制」と決めつける必要はありません。
次に「自分で学習を進められるか」「先生に対面で教わりたいか」
次の問いは、学び方との相性です。通信制はレポートの提出を自分で管理するので、計画を立てて進められる人に向いています。
1人で進めるのが不安なら、学習の管理を手伝ってくれるサポート校や通学コースを組み合わせる方法もあります。
定時制は毎日教室で先生から教わるので、対面で質問しながら学びたい人や、中学の内容から学び直したい人に向いています。
昼間の予定・生活リズム・人との関わりをどれくらい求めるか
3つ目の問いは、昼間の過ごし方と人との関わりです。
昼間に仕事や活動がある人は、夜間定時制か通信制が候補になります。毎日の登校で生活リズムを整えたい人や、友達や行事など人との関わりを多く持ちたい人は、定時制か、通信制の通学コースが合うでしょう。
人との距離を自分で選びたい人は、通信制の方が調整しやすいはずです。人間関係に課題があって、人と会うことに不安やしんどさを強く感じている方は、そもそも通信制だけを検討することが多いです。
一方で、通信制でも、登校日数を増やせば人と関わる機会は作れます。
定時制高校が向いている人・通信制高校が向いている人チェックリスト
ここまでの3つの問いをもとに、チェックリストにまとめました。
定時制高校が向いている人
- 毎日決まった時間に通える
- 教室で先生に対面で教わりたい
- 中学の内容から学び直したい
- 給食や行事のある高校生活を送りたい
- 昼間に働く予定がある(夜間定時制の場合)
- 通える範囲に定時制高校がある
- 卒業が3年後か4年後かにはこだわらない
通信制高校が向いている人
- 登校日数を自分で決めたい
- 自分で計画して学習を進められる、または進め方を助けてくれる環境を選べる
- 体調に波があり、登校の頻度を変えながら通いたい
- スポーツや芸能など、昼間に打ち込みたい活動がある
- 人との距離を自分で選びたい
- 年度の途中で転入したい
- 3年で卒業することを優先したい
多く当てはまった方が候補です。
定時制にも通信制にもいろいろな学校があるので、説明会や学校見学で中身を確かめてから決めるのがおすすめです。
「社会で生きていける力」を。
- 入学前不登校経験者8割。
入学後登校率89% - ぷよぷよ、モンスト開発者、
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迷いやすい3つのポイントを整理
ここまでの違いを読んでも残りやすい疑問を、3つ整理しておきます。
どちらが卒業しやすいのかを中途退学率と原級留置(≒留年)の数字で見る
数字で見ると、中途退学も原級留置も、定時制より通信制のほうが割合は低くなっています。
文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」で課程別の中途退学率を見ると、定時制が7.4%、通信制が3.5%、全日制が1.0%です。
進級や卒業が認められなかった生徒(原級留置)の割合は、定時制が1.5%、通信制が1.0%、全日制の普通科が0.1%でした。
定時制は毎日の登校が前提になるので、一度通えなくなると欠席が続きやすい面があります。通信制は自分で進める分、レポートが止まったまま時間が過ぎてしまう面があります。
卒業のしやすさは課程で決まるというより、登校を続けやすいか、学習の管理を助けてくれる環境があるかで変わると考えるとよいでしょう。
昼間定時制と、通信制高校の週5日通学(サポート校)は何が違うのか
昼間定時制も、通信制の週5日通学も、「毎日通う」点は同じです。違うのは、単位のとり方と出席の意味です。
昼間定時制は高校の教室で授業を受け、出席と評価で単位をとります。授業への出席が単位の条件になる点は、全日制と同じです。
通信制で必要な出席はスクーリングで、全日制と比べるとかなり緩やかです。出席の面では、そこをクリアしていれば卒業に差し支えはありません。
そのうえで週5日通えば、対面で授業を受ける機会が増え、友達と関わりながら社会性を身につける場にもなります。通信制で週5日の通学を検討する方は、そこを目的に選ぶ方が多いように思います。
入学後に体調が悪い時期があったり、調子に波があったりしても、必要なスクーリングに出られれば、出席の面では通信制なら大丈夫、ということです。
例えば、HR高等学院では、月曜から金曜まで、毎日10時から15時という時間割がしっかりと決まっています。
そのうえで、週5日通学を選ぶ学生が最も多く、全体の4割ほどを占めています。通信制を選んでも、昼間定時制と同じように、決まった時間割で毎日通う高校生活は送れます。
関連記事:通信制高校生のリアルな一日のスケジュールを公開!登校日数・授業内容・時間割を紹介
途中で定時制から通信制へ、通信制から定時制へ変えられるのか
定時制から通信制へ、通信制から定時制へ、どちらの方向でも転学はできます。修得した単位と在籍期間は、多くの場合引き継ぐことができます。
都立高校の場合、定時制への転学・編入学の募集は学期ごとの年3回です。出願の前には、それまでにとった単位で転学後に卒業できるかを、転学先の高校に確かめてもらう「単位の照合」が必要です。
1年生の3学期以降は、原則として今と同じ課程(定時制なら定時制)にしか出願できませんが、卒業に必要な単位をとれると転学先の校長が認めた場合は、通信制から定時制のように課程を変えて出願することもできます(東京都教育委員会)。
私立の通信制高校には転入をいつでも受け付ける学校が多い一方、公立は年2回など、受け付ける時期が決まっている学校がほとんどです※。
年度の途中で移ると、その年度の単位が認められず卒業が延びることもあるので、転入先に早めに相談しておきましょう。
※学校名のネット検索数が多い順に選んだ私立の通信制高校50校と、公立の通信制高校全82校の公式サイト(入学案内・募集要項など)を2026年10月に調査
関連記事:全日制から通信制高校に転入したらなぜ後悔する?失敗しない選び方を解説
定時制と迷っている学生・保護者に、私が伝えたいこと
HR高等学院に来る学生の中にも、定時制と通信制の両方を検討したうえで入学した学生がいます。
定時制と並行して検討している方は、学校の名前というより、どんな学びをしているかで学校を選んでいることが多い印象です。
「毎日通うなら定時制」というイメージで情報を集め始めた方が、説明会などで通信制にも毎日通えるコースがあると知って、選択肢に加えることもあります。
そうした方に私がお伝えしたいのは、「自分にとっていちばんよい学校はどこか」という視点で、枠組みを外して選んでほしいということです。
通信制高校・サポート校の中にも、毎日通うことを大切にしている学校や、学校らしい過ごし方ができることを強みにしている学校があります。
HR高等学院を含め、多くの選択肢の中からご自身に合う環境を選んでいただくことが、高校生活が輝くきっかけになるでしょう。
定時制と通信制の違いについてよくある質問
最後に、定時制と通信制についてよく聞かれる質問にお答えします。
定時制高校や通信制高校を卒業しても、全日制と同じ高校卒業の資格になりますか
はい、同じ高校卒業の資格です。定時制も通信制も法律で定められた高校の課程なので、卒業すれば最終学歴は「高校卒業」になります。履歴書には卒業した高校名を書き、課程名を書く決まりはありません。
なお、高卒認定試験は高校卒業と同等以上の学力があると認める試験で、合格しても高校を卒業したことにはなりません。
関連記事:高校卒業資格とは?高卒認定との違いと取得方法をわかりやすく解説
定時制高校や通信制高校は「恥ずかしい」「ダメ」と言われるのはなぜですか
定時制は働きながら学ぶ人のために、通信制は通学が難しい人のために広がってきた歴史があり、そのころのイメージが今も残っているためです。ただ、実際の姿は大きく変わっています。
文部科学省の資料(令和8年8月31日)によると、通信制高校の生徒のうち正社員として働く人は、昭和57年度の61.3%から、令和5年度には3〜6%ほどまで減りました。
通信制も、もともとは全日制に通えない人の受け皿という位置づけで見られてきました。
それが子どものあり方の多様化やコロナ禍などを経て、大学受験の対策に力を入れる学校や、専門学校につながる学びができる学校、支援が手厚い学校など、それぞれが特色を出すようになっています。
学校基本調査(令和8年度の速報値)では、高校生のうち定時制で学ぶ人が2.3%、通信制で学ぶ人が9.9%で、合わせると8人に1人ほどになります。
2026年7月には定時制・通信制の振興法が改正され、「勤労青年その他の多様な生徒の特性に配慮しつつ行う」定時制教育・通信教育の重要性が、法律の目的に書き込まれました(施行は2027年1月)。
通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介
HR高等学院は、通信制高校に在籍する学生の学びを支えるサポート校です。参加の形はオンライン・週1通学・週2通学・週5通学の4つのコースから選べ、コースの変更は期ごとに受け付けています。
提携する通信制高校のスクーリングは、鹿島山北高等学校が年に3〜4日間程度の宿泊型、鹿島学園高等学校が年に5〜10日間程度の通学型です。
学生一人ひとりには、キャリア探究コーチが月1回の1on1(1対1の面談)で伴走し、興味探しから進路の決定、日常の相談まで支えています。
学びは、ビジネスやテクノロジーなど5つの領域にわたり、企業と連携したプロジェクト型の学習もあります。進路は、総合型選抜での大学進学や海外大学への進学、就職・起業までサポートしています。
定時制と通信制で迷っている方も、まずは説明会や個別相談で、私たちの学び舎の中身を確かめてみてください。


