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通信制高校への不安
2025.07.15

通信制高校卒業後の進路をデータを元に解説!進路の割合は?決まらない場合はどうする?

目次
  1. 通信制高校卒業後の進路の現実
  2. 通信制高校から進路で進学を選んだらどうなる?
  3. 進路が決まらない?進路未定にならないために
  4. 通信制高校から進路で就職を選んだらどうなる?
  5. 通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介
  6. 最後に

「通信制高校に通っているけど、卒業後の進路は決まるのかな?」
「大学進学を考えているけど、通信制高校からでも大丈夫なの?」
「通信制高校を卒業した後の就職先はあるの?」

通信制高校に通っている生徒は、全日制・定時制の高校の人たちと自分を比べてしまい、卒業後の進路のことで不安になりますよね。

安心してください。通信制高校でも、卒業後に大学進学や就職している人は、多くいます。

本記事では、通信制高校卒業後の進路の現実や、進学・就職を選んだ人がその後どうなるのかなどを紹介します。

通信制高校卒業後の進路の現実

通信制高校卒業後の進路は、以下の通りです。

通信制高校卒業後の進路卒業生の割合
大学進学26.5%
専門学校進学22.3%
就職14.6%
その他36.6%

出典:卒業後の状況調査票(高等学校 通信制)(令和6年度)

通信制高校を卒業した後の進路は、大学進学が最も多く、専門学校進学、就職と続きます。

進学または就職した卒業生の割合は、合計63.4%です。つまり、6割以上の生徒は、進路が決まっており、決して低い数字ではありません。進学も就職も問題なく実現できることがわかります。

ここから、進路別に、通信制高校と全日制・定時制高校の割合を比較します。

大学進学

通信制高校と、全日制・定時制高校の大学進学率は、以下の通りです。

高校の種類卒業生の割合
全日制・定時制60.8%
通信制26.5%

出典:卒業後の状況調査票(高等学校 全日制・定時制)(令和6年度)
出典:卒業後の状況調査票(高等学校 通信制)(令和6年度)

全日制・定時制高校を卒業した生徒に比べて、通信制高校の進学率は半分以下となっています。

通信制高校に通う生徒は、大学進学を目標にしている人が少ない傾向にあるため、大学への進学率は低めです。

それでも、通信制高校を卒業した生徒は、4人に1人以上の割合で大学に進学しています。

通信制高校を卒業しても、大学進学はできるため、将来の夢や目標に向かって勉強を続けましょう。

専門学校

通信制高校と、全日制・定時制高校の専門学校進学率は、以下の通りです。

高校の種類卒業生の割合
全日制・定時制16.2%
通信制22.3%

出典:卒業後の状況調査票(高等学校 全日制・定時制)(令和6年度)
出典:卒業後の状況調査票(高等学校 通信制)(令和6年度)

専門学校への進学率は、通信制高校の方が高めとなっています。

専門学校は、大学と比べて倍率が低いことが多く、落ちることはほとんどありません。また、専門学校に進学すると、専門的な能力を身につけられ、資格取得が期待できます。

比較的入りやすく、その後の就職にも有利になるため、専門学校に進学するのもおすすめです。

ただし、看護・医療系の専門学校は学力審査があり、一定以上の点数を取らなければ落ちることがあるので注意が必要です。看護・医療系の専門学校を志望する場合、偏差値や倍率を確認したうえで志望校を選び、合格点に達するように勉強をしてください。

就職

通信制高校と、全日制・定時制高校の就職率は、以下の通りです。

高校の種類卒業生の割合
全日制・定時制14.2%
通信制14.6%

出典:卒業後の状況調査票(高等学校 全日制・定時制)(令和6年度)
出典:卒業後の状況調査票(高等学校 通信制)(令和6年度)

就職率は、通信制高校の方が少しだけ高くなっていますが、大きな差はありません。

通信制高校を卒業した後に就職する人が、少しだけ多いのは、大学進学を希望する生徒が少ないことが理由の1つといえます。

通信制高校の卒業生も、全日制・定時制高校の卒業生と同じくらいの就職率であるため、就職は問題なくできるでしょう。

その他

通信制高校と、全日制・定時制高校の卒業生で、大学・専門学校への進学はせず、就職もしない人の割合は以下の通りです。

高校の種類卒業生の割合
全日制・定時制8.8%
通信制36.6%

出典:卒業後の状況調査票(高等学校 全日制・定時制)(令和6年度)
出典:卒業後の状況調査票(高等学校 通信制)(令和6年度)

全日制・定時制よりも、通信制高校の卒業生の割合が高いことがわかります。

この「その他」の項目には、進学も就職もせず、家事手伝いをする人や卒業して就職活動を続ける人などがあてはまります。つまり、卒業しても、進学も就職もできない人が4割近くいるということです。

ただし、芸能活動をしている人やアスリートも通信制高校に通う場合が多く、卒業後に進学も就職もしない人に数えられています。

自動的に進路が決まるわけではないため、進学や就職は自分で勝ち取る必要があります。

学校によっては、推薦で大学に進学できることもあるため、利用できないか確認しておくとよいでしょう。

例えば、通信制高校サポート校である当校「HR高等学院」では、海外71大学への推薦枠を獲得しています。2025年のQS世界大学ランキング18位のシドニー大学をはじめとした、世界の有名大学を推薦で受験できます。

世界で「活きる」力を育む。 - HR高等学院

通信制高校から進路で進学を選んだらどうなる?

通信制高校を卒業した後は、48.8%の生徒が大学または専門学校に進学しています。

半数以上の生徒が進学を選んでいるので、まったく不可能な数字ではありません。特に専門学校は、大学に比べて入学しやすいことがほとんどです。

大学への進学を希望する場合、「◯◯大学への進学に向けて勉強をする」と早めに目標を持って、通信制高校で学校生活を送ると、希望通りの進路を実現する可能性が上がります。

ただし、通信制高校の登校回数は少なくなりやすいので、自分のペースで勉強を続ける必要があります。

気持ちを切らさず、勉強を続けるのは、簡単なことではありません。「勉強したくないな…」といったネガティブな気持ちに打ち勝ち、自分自身で努力をすればするほど、進学の可能性は高くなります。

進路が決まらず将来が不安?

大学進学に向けた勉強を頑張っても、進路が決まらず、不安に感じる人も多くいます。

ただし、全日制高校でも、進路が決まらず不安になる人は少なくないため、必ずしも通信制高校に通っていることが原因ではないといえます。

金銭面に余裕があれば、卒業した後予備校に通って、翌年の大学受験も可能です。

焦らず、目標達成に向けて努力を続けましょう。

最終学歴が不安?

通信制高校を卒業したら、最終学歴は「高校卒業」となります。

全日制高校の卒業生と同様の最終学歴であるため、不安に感じる必要はありません。

また、大学入試は、個人の能力で入学が認められることが多いため、卒業した高校が通信制高校だからといって引け目を感じずに勉強を続けましょう。

進路が決まらない?進路未定にならないために

通信制高校に通う生徒が、進路未定とならないため、以下の3点を意識して学校生活を送りましょう。

・自信を持つ
・目標を決めておく
・自己管理をする

自信を持って大学受験や採用試験に挑むことが何より大事です。

「どうせ勉強しても合格できないんだろうな」と思って勉強をするより、「絶対に合格してやる」と思って勉強した方が、やる気が出て合格する可能性が高まります。

採用試験においても、「どうせ決まらないんだろうな」と思うより、「絶対に決めてやる」と意気込みを持って面接に臨む方が面接官に好印象を与えられます。

また、目標は、早めに決めておくことも大事です。「進学か就職のどちらかできればいいや」と思っていると、何をしていいかわからなくなり、進路が決まらなくなる可能性が高くなります。「◯◯大学に進学する」「自動車をつくる仕事に就職する」など、具体的な目標の設定が必要です。

目標が決まったら、自己管理をして目標達成に向けて取り組んでください。希望する未来を想像して勉強や採用試験への準備に取り組みましょう。

大学進学の場合は、合格点を取るための勉強スケジュールを考える必要があります。希望する業種に就職するには、その業界について、詳しく調べておきましょう。

通信制高校から進路で就職を選んだらどうなる?

通信制高校を卒業した後の進路として、就職を選ぶ人は少なくありません。

  • 通信制高校からの就職率は?
  • 通信制高校からの就職は難しい?
  • 通信制高校からの就職先はある?

ここから、上記3つの質問にお答えします。

通信制高校からの就職率は?

令和5年の通信制高校卒業生の就職率は14.6%です。全日制・定時制からの就職率は14.2%であるため、通信制高校の方が少しだけ高い傾向にあります。

全日制・定時制からは、大学進学を志望する人が多いことが、就職率の差に現れていると考えられます。

通信制高校の卒業生は、10人に1人以上が就職をしており、決して難しいわけではありません。

出典:文部科学省「学校基本調査」(令和5年度)

通信制高校からの就職は難しい?

通信制高校だからといって、就職の難易度は変わりません。履歴書には、「通信制高校を卒業した」と明記する必要はないのです。

通信制高校を卒業した場合でも、全日制高校を卒業した人と同じく、高校卒業の認定を受けられます。

全日制高校でも、通信制高校でも同じ条件で就職活動が可能です。負い目を感じずに、堂々と就職活動を続けましょう。

通信制高校からの就職先はある?

令和5年度には、通信制高校から14.6%の生徒が就職しているため、就職先はあります。

令和5年のデータで、通信制高校からの就業者が最も多かったのは「サービス業」で、30.5%の生徒が就職していました。「サービス業」の中で最も多い業種は、「宿泊業・飲食サービス業」であり、次いで「生活関連サービス業・娯楽業」でした。

通信制高校を卒業した後に就職を考えている人は、参考にしてください。

出典:文部科学省「学校基本調査」(令和5年度)

通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介

卒業後の進路で悩んでいたら、通信制高校サポート校「HR高等学院」で学ぶことがおすすめです。

通信制高校サポート校「HR高等学院」は、海外71大学への推薦制度枠を獲得しています。その中の1つ、シドニー大学は、2025年のQS世界大学ランキングで18位の難関校です。この順位は、東京大学の32位よりも上の順位です。
また、「はたらく部」で培った総合型選抜対策のノウハウを元に大学進学サポートも行っております。

高校生のキャリア支援を行っている「株式会社ジンジブ」と提携し、就職活動のサポートを行っています。

「HR高等学院」では、希望する進路が、進学でも就職でも、高校生のサポートを徹底的に行います。

「日本でいちばん自由で面白い学校」を目指しています。 - HR高等学院

最後に

通信制高校に通う生徒は、進路のことを考えると不安になりやすいものです。

通信制高校でも、全日制の高校と同じく「高校卒業」の認定が受けられます。従って、基本的に、就職や進学が不利になることはありません。

希望通りの進路に進むには、早い段階で目標を定めておきましょう。

進学を希望する場合、「◯◯大学に進学したい」と具体的に決めておくと、その目標に向けて勉強のスケジュールを立てやすくなります。

就職を希望する場合、「◯◯の業界に就職したい」と決めて、その業界のことを調べておいてください。

みなさんが、卒業後に希望通りの未来に進めるように願っています。

この記事の著者
恒弘 大輔
恒弘 大輔
HR高等学院 運営責任者
早稲田大学教育学部卒。2018年に株式会社トライグループに入社。家庭教師事業・個別教室事業を中心に新規事業開発責任者、事業戦略、マーケティング、拠点拡大、採用育成など幅広く従事。累計1,000名を超える家庭の教育コンサルティングと課題解決を行う。もっと世界の様々な教育を学びたいという思いから、2023年同社を退職し教育をテーマに世界一周を行い、5大陸53カ国を旅する。各地の教育機関や学校を訪れたり、開戦直前のイスラエル/パレスチナ、アフリカの貧困など様々な国のリアルを目の当たりにする中で、「これからの世代の子どもたちに本当に必要な学びは何か」を先進国・途上国の子どもたちから学ぶ。非認知能力やキャリアへの探究心を育てる未来の教育の姿に共感し、2024年株式会社RePlayceに参画。2025年に開校したHR高等学校の立ち上げを担当。
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