「通信制高校の登校日数は週何日?」
「登校しなくても卒業できるの?」
上記のような疑問を持っている学生の方もいるでしょう。通信制高校では、定められた登校日数(スクーリング)を満たし、必要な単位を修得することで卒業できます。ただし、基本的に、登校せずに卒業できる学校はありません。
そのため、事前に最低限必要な登校日数を把握しておくことが大切です。この記事では、通信制高校の登校・出席日数の目安や、実際の学生の1日の過ごし方について詳しく解説します。
通信制高校の登校・出席日数(スクーリング)は何日?
通信制高校を選ぶ際に、登校日数を重視する学生も多くいます。たとえば、自宅学習が苦手で、対面授業を希望する人もいれば、できるだけ自分のペースで学びたいから登校日数を最小限にしたい人もいます。
希望する登校の頻度は人それぞれ異なるため、事前に各学校の登校日数をしっかり把握しておくことが大切です。入学後に「思っていたのと違った」と感じるのを防ぐためにも、今回は公立と私立、それぞれの通信制高校における登校・出席日数の違いについて解説します。
公立通信制高校
公立通信制高校では、少なくとも2週間に1回、年間で20日程度の登校が必要です。特に、全日制や定時制など、2つ以上の課程がある併置校では、日曜日に登校するケースが多く、週に1回の登校が一般的です。
通信制課程のみを設置している独立校では、平日にも通えるため、希望に応じて登校頻度を調整できます。ただし、公立校は登校の実施日があらかじめ決められており、定められた日数に出席しなければ、単位を取得できません。
決められた日数の登校に関しては、私立校よりも厳格ですが、学費面では、就学支援金制度の活用により、実質無料で通える点も、大きな魅力と言えます。自学自習が苦手で、対面での学びを重視したいといった学生には公立校が向いていると言えるでしょう。
私立通信制高校
私立通信制高校の登校日数は、学校によって大きく異なります。週1日〜5日までの登校を柔軟に選べるほか、年間数日の集中スクーリングのみで可能な学校もあります。登校頻度や時間帯の自由度が高く、午後または土日のみといった通学パターンも可能です。
また、私立校は比較的、インターネットを活用した学習環境が整っており、自宅学習中心のスタイルにも対応できるでしょう。専門分野との両立や資格取得、進学支援も充実しており、自分のペースでしっかり学びたいというニーズに応えやすい環境が整っています。
通信制高校は登校日数が週1でも卒業できる
通信制高校では、登校の頻度は学校によってさまざまですが、週1回の登校でも卒業できる学校も多くあります。卒業に必要な単位取得のためには、対面授業と自宅学習のバランスが重要ですが、登校が最低限に抑えられている学校もあります。
特に私立校では、年間数日の集中スクーリングだけで済むケースもあります。もちろん、登校の頻度が少ない分、レポート提出や課題にしっかり取り組むことが求められますが、自分の生活リズムに合わせて学びやすい点は大きな魅力と言えるでしょう。
通信制高校と全日制高校の登校日数の違い
通信制高校と全日制高校では、登校日数に違いがあります。全日制高校は平日の週5日、朝から夕方まで毎日通うのが基本です。一方、通信制高校は年に数回から週1〜2日の登校のみで卒業が可能な学校も多く、通学の負担が大幅に軽減されます。
※通信制高校の登校日数は学校によって大きく異なり、年4日〜週2日など多様なパターンがあります。
登校は単位取得の条件であり、教師から直接指導を受ける貴重な機会でもあります。自分のペースで学びやすいため、仕事やスポーツ、家庭の事情を抱える生徒にも適した仕組みとなっています。
通信制高校の学生の1日の流れ
通信制高校では、週1回からでも登校が可能であることを解説しましたが、実際はどのような1日の流れになるのか気になる人もいるでしょう。通信制高校の学生の1日は、目指す進路や生活環境によって異なります。
ここでは、以下の通信制高校の学生の1日の流れについて、解説します。
- 一般的な学生
- 大学進学を目指す学生
- スポーツに専念している学生
- アルバイトとの両立をしている学生
- 課外活動でボランティアや起業などをする学生
一般的な学生
通信制高校の一般的な学生は、自宅学習を中心にスケジュールを立てていることが多いです。
【1日のスケジュール】
レポート課題の提出を目標に、教科書や動画のオンデマンド授業を活用しながら、自分のペースで学習を進めます。朝のオンラインホームルームに参加して生活リズムを整え、午前中や夕方に学習時間を確保することで、無理なく継続できる環境をつくれるでしょう。
散歩や趣味などで気分転換を取り入れながら、集中力を保つ工夫をしている生徒が多いです。
大学進学を目指す学生
大学進学を目指す学生は、一般生徒よりも明確な目標を持ち、より計画的な学習スケジュールを組んでいます。
【1日のスケジュール】
予備校講師による指導が受けられるスクーリングや個別授業を取り入れながら、午後以降の時間も受験勉強に充てるケースが多いです。また、自宅学習の際は共通テスト対策や小論文練習など、多角的に取り組むため、時間配分と自己管理力が求められます。
スポーツに専念している学生
プロを目指すアスリート志望の生徒は、トレーニングを最優先にスケジュールを組んでいます。
【1日のスケジュール】
学習は、主に夜間にオンデマンド授業やレポート学習として取り組むスタイルとなっています。体力回復や集中力維持のために、無理なく勉強できる時間を選び、効率よく学習を進められると良いでしょう。
スポーツ進学を目指す学生が柔軟なスケジューリングを実施できるのは、自由度の高い通信制高校ならではの大きな魅力です。
アルバイトとの両立をしている学生
通信制高校では、アルバイトと学業を両立している生徒も多く見られます。
【1日のスケジュール】
午前中に学習を進め、午後はアルバイトに励むことで、将来の進学費用や生活費を自分でまかなう意識を持つ学生もいます。夜は短時間でも勉強を継続する習慣をつけることで、単位取得と生活の両立を図っています。
課外活動でボランティアや起業などをする学生
通信制高校は学習スケジュールや登校の自由度が高いため、ボランティアや起業などに挑戦する学生も少なくありません。
【1日のスケジュール】
午前や夜の時間を使って学習し、日中は活動に専念するスタイルが一般的です。通信制高校の柔軟性や自由度の高さにより、自身の興味や将来につながる行動を積極的に実行できます。
通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介
通信制高校を検討している学生の方の中には「できるだけ登校を減らして、自分のペースで学びたい」「将来に役立つ学びを得たい」と考えている方も多いのではないでしょうか。そんな方には、通信制高校のサポート校であるHR高等学院がおすすめです。
HR高等学院は、オンラインと通学を自由に組み合わせられるハイブリッド型の学習スタイルを採用しており、登校は週0〜5日まで自分に合ったペースで選べます。単に登校日数が少ないだけでなく、社会に一番近い学びを掲げ、docomo、LOTTE、CHINTAI、mixiなど名だたる企業と連携して提供するPBL(課題解決型学習)や、起業家・専門家との対話型授業を通じて、実社会で必要なスキルと自信を育てることができます。
また、学習コーチやキャリアアドバイザーによる個別サポート体制が整っており、不登校の経験がある学生や将来に不安を抱える学生も安心して学べます。自分らしい学び方で、卒業とその先の未来をしっかり描きたい方は、ぜひHR高等学院の説明会に参加してみてください。 オープンキャンパスや授業見学会、学生座談会などお気軽に雰囲気が見られる見学会も日々実施しています!
最後に
通信制高校では、登校日数を最小限に抑えながら、必要な単位を修得すると卒業ができます。また、自分の生活に合わせてスケジュールを組めるため、大学進学やスポーツ、アルバイトなど多様な活動と両立しやすいです。
毎日学校に通うのが不安な学生の方でも、通信制高校なら自分のペースを大切にしながら、無理なく学び続けることができるでしょう。