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不登校の悩み
2025.07.15

不登校の子を持つ親の気持ち。ストレスでしんどい時や疲れた時はどうすればいい?

目次
  1. 不登校の子を持つ親の気持ちやストレス
  2. 不登校の子を持つ親もストレスでしんどい時や疲れる時もある
  3. 不登校の子を持つ親がストレスでしんどい時の対処法
  4. 不登校の子を持つ親への相談先
  5. 通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介
  6. 最後に

子どもが不登校になると、毎日がつらく、「どうして自分だけがこんな思いをするのか」「もう限界かもしれない」と、しんどさや疲れを感じてしまうこともあるでしょう。でも、それはあなたが心から子どものことを大切に思い、真剣に向き合ってきた証です。

不登校の原因は一つではなく、さまざまな要因が複雑に関係しています。一人で解決できるような簡単なものではありません。あなたはもう、十分すぎるほど頑張っています。

しんどいときは一人で抱え込まず、もっと周りの人を頼ってください。同じ経験をした人と気持ちを分かち合うだけでも、心が軽くなることがあります。

この記事では、不登校の子どもを持つ親が感じやすいストレスや葛藤、しんどい時の対処法、相談できる場所やサポートについて、体験談を交えながらお伝えします。

読むことで、少し気持ちが軽くなり、解決への道筋が見えてくるかもしれません。

不登校の子を持つ親の気持ちやストレス

子どもが不登校になると、親はさまざまな悩みやストレスを抱えがちです。ここでは、実際の体験談をもとに、親の気持ちや悩みをまとめました。

  • 子どもの不登校に対する罪悪感
  • 状況が良くならずしんどい
  • 子どもの将来への不安と焦り
  • 解決策が見つからない疲れ
  • 不登校を相談できない悩み

子どもの不登校に対する罪悪感

“子どもの不登校は親の責任?
子どもが2人とも不登校です。
さすがに2人となると、母親である私の育て方に問題があったのでしょうか?
もう何もかも嫌になりました。
ご飯も適当なものしか作っていません。
掃除もしたくない。洗濯も自分の分だけ。
子どもを置いて家を出たいとまで考えてしまいます。”

引用元:Yahoo!知恵袋「不登校」(2024年2月投稿)

この方は、子どもが2人とも不登校になったことで、自分の子育てに問題があったのではないかと強く自責の念を抱いています。日常生活にも支障が出るほど心身ともに疲れ切っており、追い詰められた気持ちでいることが伝わってきます。

状況が良くならずしんどい

“中1男子の母です。今年入学して4月末に風邪を引いて学校を休んでから学校へ行かなくなりました。(中略)以前と変わらない様子で笑顔の日もあれば、急に不機嫌になり声をかけても返事もしてくれない日もあります。昨日も日中は一緒にゲームしたり会話も弾んで機嫌も良い様子でしたが、夜から急に不機嫌になり今も話し掛けても無視されます。このまま口をきかなくなるのでは…いや大丈夫、本人も苦しんでるんだと、考えすぎないようにしてもやはり怖くて悲しくなります。(中略)先も見えず苦しい毎日です。”

引用元:未来地図(掲示板❘学生の親の悩み)

この方は、子どもの気分が日によって大きく変わり、どう接すればよいのか分からず不安や悲しみを抱えています。子どもの様子に一喜一憂しながらも、先の見えない状況に心が疲弊し、毎日が苦しいと感じていることが伝わってきます。

子どもの将来への不安と焦り

“なんとか入学した高校でしたが5月から休みがちになり、6月には登校しなくなりました。(中略)進路について本人とこれからどう関わっていったらいいか、高校中退することの影響、このまま引きこもりになってしまうのでは、という不安について、どなたか少しでもご意見いただけたら幸いです。”

引用元:未来地図(掲示板❘高校生の親の悩み)

この方は、高校に入学したものの不登校が続き、進路や将来への不安、そして「このまま引きこもりになってしまうのでは」といった強い焦りを感じています。子どもとの関わり方や、高校中退が与える影響について悩み、誰かの意見や支えを求めている様子が伝わってきます。

解決策が見つからない疲れ

“不登校の中2の娘について。
人間関係で色々あり、不登校になっている娘がいるんですが、全く勉強しません。ずっとゲームやスマホをやってます。(中略)最近は規則正しい生活とはかけ離れた生活をしています。朝10時に起きるのは当たり前。夜中の3時トイレに行くため起きると部屋から音楽が聞こえてきました。夫もどうしていいか分からないようで夫婦共々困ってます。(以下省略)”

引用元:Yahoo!知恵袋「不登校|学校の悩み(2023年5月投稿)

このご家庭では、娘さんが不登校になってから生活リズムが乱れ、勉強を全くしない状態が続いています。親もどう対応すればよいか分からず、夫婦で悩みや疲れを抱え込んでいることが伝わってきます。

不登校を相談できない悩み

“もう何をしたらいいのかわからないし、将来が見通せず、私の心がしんどいです。友達には会いたくないし、親は心配するので、心の深い気持ちまで言えない。夫は楽観的で私と同じところまでの不安はないしで、誰にも話せずキツいです。(以下省略)”

引用元:Yahoo!知恵袋「不登校|家族関係の悩み」(2024年5月投稿)

この方は、家族や友人にも気持ちを相談できず、孤独や不安を一人で抱え込んでいます。精神的な負担が大きく、心身ともに疲弊していることがうかがえます。

これはほんの一部の体験談ですが、不登校とひとことで言っても、その背景や状況は100人いれば100通りです。しかし、どのようなケースであっても、親は子どものことを一番に考えるからこそ、自身も心身ともに限界を感じるほど悩むのです。

不登校の子を持つ親もストレスでしんどい時や疲れる時もある

不登校でない場合でも、子育てはいくつもの困難にぶつかります。まして子どもが不登校になると、そのストレスは計り知れないものになります。

「子どものために」と向き合ってきたのに、「どうしてうちの子だけが…」と感じたり、同じように育てたはずの兄弟との違いや、周囲の家庭と比べて落ち込むこともあるでしょう。

誰にも相談できず、子どもの様子に気を配り、対応に気を遣い、気づけば自分の心と体がすり減っている。夫の理解や協力が得られず、一人で抱え込んでしまっている方も少なくありません。

仕事や家事に追われ、「子どものために」と取った休みが、どこかで「子どものせい」に感じてしまいさらに自己嫌悪を抱くこともあるでしょう。夜もずっと考えてしまい眠れなくなり、体調まで崩すケースも多くあります。

「出口の見えない不安に押しつぶされそう」その苦しさは、あなただけではありません。多くの不登校の子どもを持つ親が同じように感じ、悩み、疲れています。まずは自分を責めすぎず、心の声に耳を傾けてあげてください。

あなたの気持ちに寄り添い、支えてくれる人や場所があります。無理をせず、少しずつ自分自身のケアも始めていきましょう。

不登校の子を持つ親がストレスでしんどい時の対処法

子どもが不登校になった時のしんどさやつらい気持ちに対処する方法をご紹介します。これらの方法を取り入れることで、ストレスが少しでも和らぎ、気持ちが楽になるかもしれません。

一人で頑張りすぎない

不登校の子どもを抱えると、親は「自分が何とかしなければ」と一人で頑張りすぎてしまいがちです。特に多くの場合、母親にかかる負担が大きくなります。しかし、すべてを一人で背負い込む必要はありませんし、一人で解決できる問題でもありません。

身近な家族や友人、同じ悩みを持つ親同士と悩みを共有することで、気持ちが軽くなり、アドバイスや自分では思いつかなかったヒントが得られることもあります。限界を感じる前に、積極的に周囲の力を借りましょう。

子どもと距離を置く時間を作る

子どもが不登校になると、「ずっとそばにいなければ」と思いがちですが、適度な距離を保つことも大切です。親が常にそばにいると、子どもは罪悪感を抱きやすいため、お互いにとってマイナスになります。

対応に疲れたときは、一時的に距離を置いてリフレッシュする時間を持つことで、冷静な判断ができたり前向きになれたりすることもあるかもしれません。また、親が自分の時間を楽しむ姿を見せることで、子どもも安心しやすくなります。

不登校をダメなことと考えすぎない

不登校は決して「ダメなこと」ではありません。今の時代、多くの子どもたちが経験している、特別ではないことの一つです。文部科学省の調査でも、小中学校における不登校の子どもは年々増加しており、特に中学生の割合が高くなっています。

子どもの成長にはそれぞれのペースがあり、不登校もその「時期」や「段階」として受け止めることが大切です。考えすぎず、悩みすぎず、今は「こういう時期なんだ」「うちの子だけじゃない」と少し肩の力を抜いてみてください。

親が楽な気持ちでいることが、子どもにとっても安心できる環境につながります。

出典:文部科学省(令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要)

運動や趣味に時間を割いて気分転換する

子どもに寄り添うことも大切ですが、親自身が疲れ切ってしまっては本末転倒です。時には運動や趣味を楽しむ時間を意識的に持ちましょう。自然の中でのウォーキングや、カフェでのひととき、お菓子作りや読書など、自分が心からリフレッシュできることを選んでください。

その時間だけはできるだけ子どものことを考えず、自分のために思い切り楽しむのがポイントです。気分転換することで、心に余裕が生まれ、子どもにも自然と優しく接することができるようになります。

スクールカウンセラーや担任と連絡を密に取る

学校は子どもにとって最も身近な存在であり、日々の様子をよく理解しています。だからこそ、担任の先生やスクールカウンセラーと密に連携しましょう。担任の先生は、家庭では見せない子どもの一面を知っていることも多く、進級や進路についても具体的な助言が得られます。

また、心のケアやストレス対処の専門家として学校に配置されているスクールカウンセラーは、子どもだけでなく保護者の相談にも対応しています。必要に応じて外部の支援機関を紹介してもらえることもあるので、気軽に相談してみてください。

不登校の専門機関やサポート団体に相談する

専門機関には、さまざまな不登校のケースに対応してきた経験豊富な専門家がいます。子どもの心のケアや対応方法、学習支援、家庭外で安心できる居場所の提案など、幅広い支援を受けることができます。

また、専門的な視点から、子どもに合った対応や今後の方向性を一緒に考えてもらえるため、自分たちだけでは見えなかった解決の糸口が見つかることもあります。一人で抱え込まず、専門家の力を借りることは、前に進むための大きな一歩になります。

不登校の子を持つ親への相談先

「誰に相談すればいいかわからない」「学校以外で相談できる場所を知りたい」と感じたときは、以下のような機関を活用してみてください。

専門家や経験者

心理や教育の知識を持つ有資格者は、子どもや親の悩みに対して専門的な視点でサポートしてくれます。経験者のコミュニティでは、不登校を経験した親同士が体験談や情報を共有し、気持ちを分かち合うことができます。

相談先
有資格の専門家スクールカウンセラー、臨床心理士、公認心理師、教育相談所、教育センター、児童精神科・心療内科
経験者のコミュニティ不登校の親の会、不登校ひきこもりを考える親の会など、インターネットの掲示板など

不登校に関するサポート団体

民間の支援団体や公的機関にも相談できる場所は多くあります。民間団体は、フリースクールやNPO法人などがあり、居場所や学びの場の提供も行っています。公的機関は、行政が運営する相談窓口や支援センターのため、安心して利用できます。

相談先
民間の支援団体子ども地域ネットワーク、心の子育て支援ハッピーマザー、フリースクールなど
公的機関児童相談所、児童相談センター、ひきこもり地域支援センター、青少年センター、子供家庭支援センター、教育支援センター(適応指導教室)

通信制高校や定時制高校

進路について悩んでいる場合は、通信制高校やサポート校、定時制高校の相談窓口を利用するのもおすすめです。これらの学校は不登校経験者を受け入れている場合が多いため、学校見学や個別相談を通じて、子どもに合った学び方や進路を一緒に考えてくれます。
もちろん、弊校「HR高等学院」でもご相談を承ります。HR高等学院の入学者は現在8割が不登校経験者で構成されています。様々なご事情を皆さん抱えてご相談いただきますが、「親子で暗いトンネルを抜けられずにいましたが、体験会当日の娘の笑顔はとびきり輝いて見えました。」というようなありがたいお言葉をいただくこともあります。よければぜひご相談ください。
相談会はこちらからお申し込みいただけます。

通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介

  • 不登校経験があっても通いやすい柔軟な学習環境
  • 入学時に学力や出席日数を問わない選考
  • オンラインから週5通学まで選べる自由な学習スタイル
  • 実社会と連携したプロジェクト型学習(PBL)
  • 学びの伴走者が一人ひとりを手厚くサポート
  • 海外大学推薦枠を含む多様な進路対応

HR高等学院は、2025年4月に開校した新しい通信制高校サポート校です。提携校である鹿島山北高等学校の学習と並行して独自のカリキュラムを受講することで、高校卒業資格の取得が可能です。

入学時の選考では、内申点や出席日数は問われず、筆記試験もありません。

そのため、不登校の経験がある場合や、全日制高校への進学に不安や難しさを感じている場合、「高校でまた不登校になるかもしれない」と心配な状況にも適した環境です。

学習スタイルは、完全オンラインから週5日の通学まで自由に選択可能です。体調や生活リズムに合わせて学び方を調整できるため、無理なく自分のペースで学習を進めることができます。

カリキュラムには、docomo、LOTTE、CHINTAI、mixiなど名だたる企業と連携した課題解決型学習(PBL)や、現役のプロフェッショナルによる講義など、実践的な内容が充実しています。また、学校の先生ではなく、実社会で活躍する大人が「伴走者」として寄り添い、学習面だけでなく進路や日常の悩み相談まで親身にサポートします。

進路も多様で、国内外の大学進学、就職、起業など幅広い選択肢から選べます。世界大学ランキング上位校への推薦枠もあり、夢や目標に合わせた進路を一緒に考えていきます。

さらに、HR高等学院ではオンラインでの個別相談を実施中です。(2025/2026年度入学をご検討中の中学3年生以上の方を対象)ご家庭の状況やお子様の悩み、進路の不安など、どんなことでも気軽にご相談いただけます。親子での参加はもちろん、保護者のみの相談も可能です。

HR高等学院では、主体性を重視し、失敗を称賛し、安心して挑戦できる環境を大切にしています。

今、子どもが不登校で、進路の先が見えず悩んでいる保護者の方は、まず一度ご相談ください。もしかして子どもが楽しく通える環境が見つかるかもしれません。
徹底した個別サポートが、可能性を引き出す。 - HR高等学院

最後に

この記事では、不登校の子どもを持つ親が感じる不安や孤独、ストレスへの対処法についてまとめました。子どもが学校に行けなくなったとき、多くの親は「自分のせいかもしれない」「私の育て方が悪かったのかも」と自分を責めてしまいがちです。

しかし、不登校は決して特別なことではなく、子どもの成長のひとつの段階です。悩みすぎる必要も、「普通」にこだわる必要もありません。学校や相談機関、親の会など、さまざまな支援先があるので、一人で抱え込まずに周りを頼ってみてください。

今はつらいかもしれませんが、きっと解決の糸口は見つかります。焦らず、できることから少しずつ始めてみましょう。そして、もう十分に頑張っているご自身を、どうかいたわることを忘れないでください。あなたの心の健康が、子どもにとっても大きな支えになります。

この記事の著者
恒弘 大輔
恒弘 大輔
HR高等学院 運営責任者
早稲田大学教育学部卒。2018年に株式会社トライグループに入社。家庭教師事業・個別教室事業を中心に新規事業開発責任者、事業戦略、マーケティング、拠点拡大、採用育成など幅広く従事。累計1,000名を超える家庭の教育コンサルティングと課題解決を行う。もっと世界の様々な教育を学びたいという思いから、2023年同社を退職し教育をテーマに世界一周を行い、5大陸53カ国を旅する。各地の教育機関や学校を訪れたり、開戦直前のイスラエル/パレスチナ、アフリカの貧困など様々な国のリアルを目の当たりにする中で、「これからの世代の子どもたちに本当に必要な学びは何か」を先進国・途上国の子どもたちから学ぶ。非認知能力やキャリアへの探究心を育てる未来の教育の姿に共感し、2024年株式会社RePlayceに参画。2025年に開校したHR高等学校の立ち上げを担当。
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