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通信制高校への不安
2025.07.28

通信制高校を卒業後は就職できる?就職活動を不利にならずに進めるには?

目次
  1. 通信制高校を卒業した生徒の就職率
  2. 通信制高校を卒業した生徒は就職が難しい?
  3. 通信制高校の生徒が就職活動の時に抱える不安
  4. 通信制高校の生徒が就職を有利に進めるポイント
  5. 通信制高校を卒業した生徒の就職先は?
  6. 通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介
  7. 最後に

「通信制高校を卒業すると就職できるのだろうか」「就職活動で不利になってしまうのではないか」と不安を抱えていませんか?

通信制高校は柔軟な学習スタイルを確率できる一方で、全日制高校とは違う環境で学んでいるからこそ感じる悩みも多いでしょう。

結論から言うと、通信制高校が全日制高校と比べて就職が不利になることはありません。ただし、就職活動を成功させて自身が思い描くキャリアを実現するためには、いくつか押さえておくべきポイントが存在します。

この記事では、通信制高校の生徒が就職活動の時に抱える不安や、通信制高校の生徒が就職を有利に進めるポイントを紹介します。

通信制高校を卒業した生徒の就職率

通信制高校を卒業した生徒の就職率は、下表のとおりです。

高校の種類就職率
通信制高校23.1%
全日制高校17.2%
定時制高校49.0%

文部科学省の調査によると、令和元年度の通信制高校卒業生の就職率は23.1%とされており、全日制高校の就職率17.2%を上回ります。これらの数字からわかるように、通信制高校を卒業した生徒の就職率は、全日制高校と比較しても決して低くありません。

また、通信制高校を卒業した生徒のうち、約40%が大学や専修学校などに進学しています。

参考:文部科学省|高等学校通信教育の現状について

通信制高校に対して選択肢が限られるイメージを抱く方は少なくありませんが、実際には進学も視野に入れながら、個々の希望に応じた進路を選択可能です。

通信制高校を卒業した生徒は就職が難しい?

通信制高校を卒業したからといって、就職活動が特別難しくなるわけではありません。文部科学省のデータを見る限り、通信制高校であっても全日制高校と遜色ない割合で就職の機会を得られていることがわかります。

ただ、通信制高校の就職が、全日制高校より高い傾向にあるのは事実です。進路未定のまま卒業する生徒の割合は、通信制高校が32.3%であるのに対し、全日制高校はわずか4.4%です。

参考:文部科学省|高等学校通信教育の現状について

通信制高校の進路未定割合が高いのは、進路指導が十分でないケースがあるためだと考えられます。

通信制高校を卒業した生徒の就職は不利ではない

通信制高校を卒業した後に進路未定となる生徒の割合が多いのは事実ですが、通信制高校を卒業したことが就職で不利になるわけではありません。むしろ、通信制高校は自己管理能力や自立心を身につけやすい環境であり、これらのスキルが就職活動で評価されるケースが少なくないのです。

また、専門分野に特化したコースを持つ通信制高校も多数存在しています。カリキュラムの中で実践的なスキルを身につけておけば、即戦力として採用される可能性が高まります。

通信制高校の生徒が就職活動の時に抱える不安

通信制高校の生徒が就職活動の時に抱える不安は以下のとおりです。

  • 通信高校卒業だと面接や履歴書で伝えるべき?
  • 求人票が少ない
  • 就職活動のサポートがない

通信制高校の生徒が就職活動を行う際には、さまざまな不安を抱えることがあります。全日制高校とは異なる環境で学んでいるからこそ、生じる懸念や疑問は少なくありません。

また、同級生とコンタクトできる機会が少ない通信制高校の場合、情報交換や励まし合いができず孤独感を感じてしまうこともあるでしょう。

ここでは、通信制高校の生徒が就職活動時に抱える一般的な不安について詳しく見ていきます。

通信高校卒業だと面接や履歴書で伝えるべき?

過去に不登校や病気など何らかの事情で通信制高校を選んだ方は、「通信制高校卒業だと伝えるべきだろうか」と迷うことがあるかもしれません。

しかし、通信制高校を卒業した旨は、面接や履歴書で正直に伝えるべきです。学歴を偽って内定を得た場合、入社後に問題になったり、信頼関係が崩れてしまったりする可能性があります。

また、通信制高校を卒業すると、全日制高校と同じ高校卒業資格を得られるため、引け目を感じる必要は全くありません。むしろ、通信制高校を選んだ理由や学んだ内容を前向きに伝えられれば、自己PRのひとつになり得ます。

求人票が少ない

通信制高校は学校経由では応募できる求人が限られており、「自分で希望の仕事を見つけられるだろうか」という不安を感じやすい面があります。

高校生の就職活動は、学校に届く求人票をもとに応募先を探し、先生の推薦を受けて選考に進む流れが一般的です。しかし、通信制高校によっては、企業から学校へ直接届く求人票が限られる場合もあるでしょう。

また、全日制高校であれば卒業生を採用した企業から次年度以降も求人票が届きますが、通信制高校ではそうしたルートが乏しい傾向にあります。

求人情報を十分に得られない通信制高校で学ぶのであれば、学校の進路サポートはもちろん、ハローワークや民間の就職サポートを積極的に活用する姿勢が大切です。

就職活動のサポートがない

通信制高校によっては進路指導室や就職サポートが充実しておらず、自力で就職活動を進めざるを得ないケースが存在します。また、同級生同士で就活の情報を共有したり、励まし合ったりする機会が少ないこともあるでしょう。

就職活動に対して不安がある場合は、早めに進路について情報収集し、準備を始めるのが大切です。在学中から学校の進路指導担当の先生やサポートスタッフに相談し、就職活動の流れや必要な手続きを確認する必要があります。

理想的なのは、就職サポートが充実している通信制高校に入学することです。

なお、HR高等学院では、高校生の進路選択をもっと開かれた多様なものにできるよう、充実したサポート体制を整えています。

資料請求やHR高等学院についてのお問い合わせ等は、以下のフォームからご連絡ください。
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通信制高校の生徒が就職を有利に進めるポイント

通信制高校の生徒が就職活動を有利に進めるためには、いくつかの重要なポイントが存在します。

  • 就職サポートが充実している通信制高校を選ぶ
  • アルバイトやインターンシップで社会人経験を積める
  • スポーツや芸術などの専門性をアピールする
  • 志望理由書や面接対策などを徹底する
  • 3年間での卒業を目指す
  • 通信制高校だからこそ資格習得に時間を使う

通信制高校だからこそ得られるアドバンテージを活かせると、全日制高校の生徒以上に魅力的な人材になれる可能性もあります。また、計画的に就職活動の準備を進めれば、入社後のミスマッチを防ぐことも可能です。

ここでは、通信制高校の生徒が就職を有利に進めるポイントを解説するので参考にしてください。

就職サポートが充実している通信制高校を選ぶ

通信制高校は就職支援が充実している学校を選ぶのが大切です。具体的には、以下のサポートが提供されているかを確認しておきましょう。

  • キャリアカウンセリング
  • 履歴書や志望理由書の添削
  • 模擬面接
  • 求人情報の提供

専任のキャリアカウンセラーが常駐し、一人ひとりの適性や希望に合わせた進路相談を実施している通信制高校を選択するのが理想的です。キャリアカウンセラーに気軽に相談できる環境が整っていれば、「自分が就きたい仕事が決まっていない」「自分にどのような仕事が向いているのかわからない」などの悩みを解決できます。

アルバイトやインターンシップで社会人経験を積む

在学中にアルバイトやインターンシップに参加して社会経験を積んでおくのも効果的です。実際に仕事の現場にかかわったエピソードがあれば、志望理由や自己PRの具体性が増します。

例えばアルバイトで接客の経験を積めば、コミュニケーション能力をアピールできるでしょう。また、社会人としての基本的なマナーを身につけておけば、採用担当者に好印象を与えられます。

アルバイトやインターンシップで得たスキルや知識だけでなく、これらに参加した行動力そのものが評価されるケースも珍しくありません。

スポーツや芸術などの専門性をアピールする

スポーツや芸術などの特定分野に集中して取り組むために、通信制高校を選択する方も多いでしょう。

特定分野に取り組み続けた忍耐力やチームワークなどは、就職活動において他の候補者との差別化要因になり得ます。また、具体的な実績をアピールできると、企業からポテンシャルを高く評価してもらえる可能性が高まります。

専門性や実績をアピールする際は、エピソードや数字を交えながら説明するのがポイントです。自分の専門性・実績が応募先企業の仕事で、どのように活かせるかまで説明できるのが理想的です。

<h3>志望理由書や面接対策などを徹底する</h3>

通信制高校の生徒が就職を有利に進めるためには、志望理由書や面接対策を徹底するのが大切です。志望理由書や面接では、「なぜその企業で働きたいのか」「自分がその企業にどのように貢献できるのか」を具体的に伝える必要があります。

また、説明に説得力を持たせるためには、徹底した企業研究が欠かせません。企業研究では、以下のポイントに注目しましょう。

  • 企業の事業内容
  • 業界内での強み
  • 企業理念
  • 求める人物像

なお、志望する業界・業種によっては強度の高い面接が実施される場合があるため、繰り返し模擬面接を行い、冷静に受け答えができるよう準備しておくのも大切です。

3年間での卒業を目指す

通信制高校は自分のペースで学習を進められる反面、スケジュール管理や自己管理が甘いと卒業が遅れてしまうリスクがあります。特別な事情がなく、3年間で卒業できなかった場合、「この生徒は自己管理能力が足りないのではないか」と採用担当者に悪い印象を与えてしまうかもしれません。

通信制高校を3年間で卒業するためにも、取得すべき単位数を明確にした上で、月・週ごとの学習計画を明確にしておきましょう。

なお、高校生の新卒採用は例年夏から秋にかけて募集・選考が本格化する傾向があります。高校3年生の夏休み前までに志望する業界・業種を決定し、早めに応募準備や選考対策を進めておくと、就職活動をスムーズに進められるでしょう。

通信制高校だからこそ資格習得に時間を使う

通信制高校は全日制高校と比べると、自由な時間を確保しやすいのが特徴です。そのため、就職活動を有利に進めるためにも、自身の専門性や得意分野を示せる資格を身につけておくのがおすすめです。

資格を取得しておけば履歴書に具体的なスキルを記載でき、企業に対して自分の能力を客観的に示せます。応募先企業の業務で直接的に活かせる資格であれば、他の応募者との差別化にもつながります。また、資格取得に必要な自己管理能力やスケジュール管理能力が高く評価されるケースも少なくありません。

通信制高校を卒業した生徒の就職先は?

通信制高校を卒業した生徒の就職先は以下のとおりです。

  • 専門性が活かせる職業
  • アルバイトやインターンなどの経験が活かせる職業

通信制高校を卒業した生徒の就職先データを確認してみましょう。

職業分類就職者数
専門的・技術的職業従事者732人
事務従事者716人
販売従事者1,352人
サービス職業従事者3,477人
保安職業従事者628人
農林漁業従事者127人
生産工程従事者2,359人
輸送・機械運転従事者213人
建設・採掘従事者797人
運搬・清掃・包装等従事者367人
分類不能の職業630人
合計11,398人

文部科学省の「学校基本調査(令和元年度)」によると、通信制高校から就職した生徒の就職先としてもっとも多いのは、「サービス職業従事者」で全体の約30%を占めています。次いで多いのは「生産工程従事者」で2,359人です。

引用:政府統計の総合窓口|学校基本調査

データからわかるとおり、通信制高校を卒業した生徒は多様な分野で活躍しています。ここでは、通信制高校を卒業した生徒の就職先について解説します。

専門性が活かせる職業

通信制高校を卒業した生徒の就職先として、専門性が活かせる職業が挙げられます。

例えば、情報処理やプログラミングを学んだ生徒は、IT関連企業でシステムエンジニアやプログラマーとして活躍できるでしょう。デザインやアート分野を専攻した生徒は、デザイン会社やクリエイティブ産業での就職を視野に入れられます。

通信制高校を卒業した生徒は専門性を活かせる職業に就くことで、よりよいキャリアを築くことが可能です。

アルバイトやインターンなどの経験が活かせる職業

通信制高校は時間的な制約が少ないため、在学中からアルバイトやインターンシップなどを経験しやすいのが特徴です。

例えば、飲食店でのアルバイト経験がある生徒は、接客業やサービス業での就職に有利に進められます。また、販売員の経験がある生徒は、アパレルや小売業界でスムーズにキャリアをスタートできるでしょう。

アルバイトやインターンシップを通じて特定の業界・業種に関する経験を積んでおけば、他の候補者との差別化を図り、就職活動を有利に進められます。

通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介

HR高等学院は従来の詰め込み型の教育ではなく、独自のカリキュラムを採用し、ひと足先に、社会で学ぶ通信制高校サポート校です。大企業とのプロジェクトで実践的に学べます。
企業と連携したプロジェクト型学習や専門ゼミ、各界のトップランナーによるセッションなどを通じて、以下の能力を養います。

  • 課題解決力
  • 論理的思考力
  • コミュニケーション力

HR高等学院ではハイブリッド型の学習環境が整えられており、自宅でのオンライン学習と校舎での通学学習を自由に組み合わせできるのが特徴です。また、生徒一人ひとりに寄り添う個別サポートが充実している点も本校の魅力です。

HR高等学院では、社会で活躍するさまざまな分野の指導者がコーチとして1対1でかかわり、各生徒の情熱や才能を引き出すサポートを提供しています。

最後に

通信制高校卒業後の就職について不安を感じる必要はありません。通信制高校の卒業生は、全日制高校の卒業生と同様に多様な進路・就職先を選択できます。

また、通信制高校ならではのメリットを活かせば、全日制高校の生徒以上に魅力的な人材になれる可能性もあります。

就職サポートが充実した通信制高校を選択し、在学中から積極的にキャリア形成の準備を進めることで、より有利に就職活動を進められるでしょう。

HR高等学院では、独自のカリキュラムと生徒一人ひとりに寄り添ったサポート体制で、就職活動を力強くバックアップしています。
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この記事の著者
恒弘 大輔
恒弘 大輔
HR高等学院 運営責任者
早稲田大学教育学部卒。2018年に株式会社トライグループに入社。家庭教師事業・個別教室事業を中心に新規事業開発責任者、事業戦略、マーケティング、拠点拡大、採用育成など幅広く従事。累計1,000名を超える家庭の教育コンサルティングと課題解決を行う。もっと世界の様々な教育を学びたいという思いから、2023年同社を退職し教育をテーマに世界一周を行い、5大陸53カ国を旅する。各地の教育機関や学校を訪れたり、開戦直前のイスラエル/パレスチナ、アフリカの貧困など様々な国のリアルを目の当たりにする中で、「これからの世代の子どもたちに本当に必要な学びは何か」を先進国・途上国の子どもたちから学ぶ。非認知能力やキャリアへの探究心を育てる未来の教育の姿に共感し、2024年株式会社RePlayceに参画。2025年に開校したHR高等学校の立ち上げを担当。
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