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通信制高校への転入・編入
2025.07.14

通信制高校への転入は高2だと遅い?3年卒業可の時期・単位引き継ぎ・費用を解説

目次
  1. 通信制高校への転入は高2でも可能
  2. 高2からの通信制高校へ転入する際の単位の引き継ぎ
  3. 高2から通信制高校へ転入する場合の卒業時期の確認
  4. 高2から通信制高校へ転入する際の流れ
  5. 通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介
  6. 最後に

「高校2年生でも、通信制高校への転入はできるのかな?」
「転入できたとしても、高校3年生が終わったときに卒業できるの?」

高2で、在学中の全日制高校に通うのが難しくなった場合、今からでも通信制高校への転入が可能なのか心配になりますよね。

「高校は3年間で卒業しておきたい」と考えていて、高2からの転入で間に合うのかと気になっている人もいるかと思います。

環境が合わないのに無理をして、今の高校に通い続けると、精神的に追い詰められてしまうかもしれません。

高2で通信制高校に転入した後、高3で卒業ができるような、学校生活の送り方を考えておきましょう。

本記事では、高2で通信制高校に転入する場合の準備や卒業時期などを解説します。

通信制高校への転入は高2でも可能

通信制高校は、原則いつからでも入学が可能です。高2からの転入でも問題ありません。

ただし、通信制高校によっては、入学できる月が決まっている場合があります。

「毎月の月始めからならいつでも可能」「4月・7月・10月・1月の年4回」「4月・9月の年2回」など、通信制高校ごとに入学可能な時期が異なります。

転入を希望している学校では、いつから入学が可能なのか、確認しておいてください。また、すぐにでも転入したいと考えているなら、何月からでも転入できる通信制高校を選ぶとよいでしょう。

費用面に関して、通信制高校は学校に通う回数が少ない分、全日制高校よりも授業料がかからないことがほとんどです。ただし、転入すると教材などを改めて揃える必要があるため、二重に金額がかかることは頭に入れておきましょう。

費用は、学校や転入時期によって大きく異なります。志望校に問い合わせて確認しておきましょう。

高2からの通信制高校へ転入する際の単位の引き継ぎ

ここでは、高2から通信制高校へ転入する際の単位の引き継ぎに関して解説します。

単位がどれだけ引き継ぎできるかによって、転入後の学習内容や授業時間が変わってくるでしょう。

「自分は何単位を引き継げるのか」「転入後の学習はどれだけ大変になるのか」などを知るためにも、しっかりと確認しておいてください。

高校を転入する際の単位の計算方法

全日制高校から通信制高校に転入する場合には、学習を終えた学年で取得した単位はすべて引き継がれます。

つまり「高2で転入する場合には高1まで」「高3で転入する場合には高2まで」の単位が転入後の高校で加算されます。

また、通信制高校を卒業するには、高校在学中に全部で74単位以上の取得が必要です。

以上を踏まえて、通信制高校転入後の単位取得に必要な日数を計算しておきましょう。

手順説明
1.現在の単位数を確認在学中の全日制高校の先生に聞いたら確認できる。
2.残りの単位数を調べる35単位を取得しているなら「74単位-35単位=39単位」以上の取得が必要。
3.残りの単位を取得するのに必要な時間を計算1単位を取得するには、約35時間の授業を受ける必要がある。39単位を取得するには「39単位×35時間=1,365時間」の授業を受講する。
4.必要な日数を計算1日4時間の授業を受けるとすると「1,365時間÷4時間/日=341.25日」かかる。
5.年間あたりの授業を受ける時間を計算高2になったときに転入したなら、高2・高3の間に1年あたり「341日÷2年=170.5日」授業を受けることになる。

上記の手順を参考に、通信制高校に転入した後にどれだけの学習時間が必要になるのか、頭に入れておいてください。

出典:厚生労働省「高等学校の卒業に関する法令」

高2の途中から通信制高校へ転入する場合

高2の途中から転入する場合、高1の単位はすべて引き継がれます。しかし、高2の単位は、3月が終わって進級する際にまとめて取得することになるため、転入後に引き継ぐことはできません。

卒業に必要な単位数は「在学中に74単位」であるため、高2で転入する時期が遅くなるほど、転入後の単位取得スケジュールに余裕がなくなります。

高2で転入するなら、なるべく早い時期に決断した方がよいでしょう。

また、通信制高校の卒業要件は「在学中に74単位」と決まっているだけで、学年ごとに必要な単位は決まっていないため、留年はありません。

高2に進級できていれば、高1の1年間で30〜35単位は取得できていると予想できます。基本的には、高2の遅い時期に転入するとしても、頑張って授業時間を増やせば、3年生で卒業できるでしょう。

現在高1で高2の始めから通信制高校へ転入する場合

高2の始めから通信制高校に転入する場合には、高1までに取得した単位が転入後に無駄なく引き継がれます。

しかし、高1の間に通信制高校に転入すると、単位を一切引き継げない状況で入学することになります。なるべく、高2に進級するタイミングまで待って、転入をするのがおすすめです。

ただし、今の高校にどうしても耐えられないという場合には、すぐにでも転入を決めた方がよいでしょう。精神的に追い詰められて、体調を崩さないように注意してください。

高2から通信制高校へ転入する場合の卒業時期の確認

高2から通信制高校へ転入する場合の卒業時期を、入学前に予測しておくためには、以下の3点を確認しておきましょう。

  • 現在の高校の取得済み単位
  • 転入先の通信制高校で取得可能な単位数の上限
  • 現在の高校の在籍期間

それぞれ詳しく解説します。

現在の高校の取得済み単位

現在、在籍している高校で取得済みの単位数を、高校の先生に聞いて確認しておきましょう。

通信制高校を卒業するには、高校在学中に74単位以上の取得が必要です。現在の高校での取得単位数が分かれば、通信制高校に入学してから、何単位を取得すれば卒業できるのかを確認できます。

取得済みの単位数が少ないと、高3の3月までに74単位以上取得するのが難しくなる可能性があります。

転入先の通信制高校で取得可能な単位数の上限

転入先の通信制高校で1年間に取得可能な単位数の上限が分かれば、卒業時期の目安を予測できます。

1年間で取得可能な単位数の上限は通信制高校ごとに異なりますが、一般的には約35単位です。

つまり、高2のはじめから転入したなら、2年間で最大約70単位を取得できます。理屈としては、転入前の高校で最低4単位を取得していれば、3年間での卒業が可能です。

ただし、35単位は全日制高校の1年間で取得できる単位数とほとんど同じです。2年で70単位を取得するとなると、全日制高校に在籍していたころと同等の授業数を受けることになるので注意しましょう。

現在の高校の在籍期間

転入前の高校の在籍期間も、通信制高校の卒業時期に関係します。

高校を卒業するには、3年以上の高校への在籍期間が必要です。転入前後の高校の在籍期間が合わせて3年になると、卒業要件を満たします。

また、高2の転入時期が遅くなるほど、転入前の高校の在籍期間は長くなります。一方、転入後に取得すべき単位数は増加するため、注意しましょう。

取得する単位は、高3に進級する時点でしか確定しません。高2の在籍期間が長くても、進級しなければ、取得済みの単位は高1で取得した数だけとなります。

高2の転入時期が早いほど、通信制高校での単位を取得する日程に余裕ができます。できるだけ早い時期に転入を決断した方がよいでしょう。

高2から通信制高校へ転入する際の流れ

高2から通信制高校へ転入する際には、以下の手順で準備を進めましょう。

  1. 自分に合う通信制高校を探す
  2. 在籍高校から書類をもらう
  3. 志望校に出願する
  4. 転入試験を受験する
  5. 合格したら入学手続きを行う

それぞれの手順を詳しく説明します。

自分に合う通信制高校を探す

自宅から通学可能な範囲にある通信制高校を探しましょう。通信制高校でも、少なくとも年に数回は通学が必要です。

インターネットで調べて興味を持った、近隣の通信制高校をいくつかピックアップしてください。

また、オープンキャンパスや学校説明会などには、参加しておくことをおすすめします。学校に通う自分の姿がイメージできるため、入学後に「思っていた学校生活を送れなかった…」という事態を防ぎやすくなります。

資料請求をして、学校案内の資料やパンフレット、願書は入手しておいてください。オープンキャンパスなどに参加して直接入手することも可能です。

在籍高校から書類をもらう

在籍している高校から、転入手続きに必要な書類を用意してもらいましょう。

学校に準備してもらう書類は、主に以下の4点です。

  • 成績証明書
  • 単位修得証明書
  • 在籍証明書
  • 転学照会書

転入先の通信制高校によっては、書類の様式を指定される場合があるため、確認した上で在籍高校の先生に依頼してください。

また、志望校によっては、上記以外にも在籍中の学校が用意する書類が必要な可能性もあります。書類の不備によって手続きが滞り、転入時期が遅れないようにするため、必要な書類はしっかりと確認しておきましょう。

志望校に出願する

必要な書類を揃えて、志望校に出願します。在籍している高校に準備してもらう書類の他、以下の書類を自分で準備してください。

  • 願書
  • 証明写真
  • 受験料の振り込み証明書

証明写真は、複数枚必要な場合があるため、撮影時に多めにプリントしておきましょう。

上記の準備物に加え、学校によっては、健康診断書や作文の提出が必要な場合があります。

作文は、合否判定に関わるため、内容をしっかりと検討して提出しましょう。

転入試験を受験する

面接・作文・学力試験など、学校ごとに用意された転入試験を受験します。ただし、学力試験は通信制高校では、実施されないことがほとんどです。

基本的に面接や作文での志望動機が合否に大きく影響するため「なぜこの学校に入学したいのか」よく考えておきましょう。

通信制高校の試験は、全日制高校と比べると、入試の難易度が低い傾向にあります。ただし、確実に合格するために、学科試験や面接などの必要な対策はしておきましょう。

合格したら入学手続きを行う

合格後は通信制高校からの指示にしたがって、入学に合意する書類や口座振替依頼書などの書類を提出しましょう。

入学は月の最初の日からとなることが多いため、書類の締め切りは入学月の前月20日ごろとなることが多くみられます。

入学手続きが完了すると、いよいよ新たな学校生活が始まります。自分の生活スタイルに合わせて、ぜひ学校を楽しんでください。

通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介

通信制高校サポート校「HR高等学院」なら、年度の途中からでも転入生を受け付けており、高2からの転入も問題ありません。毎月1~20日までに出願すると、翌月1日からの入学が可能です。

入試内容は「書類選考(自己PRや志望理由など)」「オンライン面談」のみとなります。学校に行く必要がないため、全日制高校に在学中の学生でも、入試準備を進めやすいでしょう。

また、入学後には無理なく学習が進められるよう、以下のシステムを導入しています。

  • 生徒の状況に合わせて、授業内容や時間割を選べる
  • 2週間に1回、生徒と1対1で対話セッションを行い、進路や日常の悩み解決に取り組む

授業内容や時間割を選べることで、可能な限り高3で卒業できるような学習計画の作成が可能です。

また、2週間に1回の対話セッションによって、高校生活におけるメンタルケアを行います。対話セッションを行う、キャリア探究コーチとともに卒業に向けて、無理なく高校生活を送れるでしょう。

説明会・オープンキャンパスなど、随時受け付けています。気になった方は、ぜひ説明会にて詳細をご確認ください。
HR高等学院について詳細情報はこちらをご覧ください。

最後に

通信制高校への転入時期は、高2からでも問題ありません。入学可能時期は、学校によって「毎月受け付けている」「年4回のみ」「年2回のみ」など異なるため、志望校の状況を確認しておきましょう。

高2で通信制高校へ転入する場合、高1までの単位のみすべて引き継がれます。単位を取得できるのは、学年の3月末の進級時です。高2の途中で転入したとしても、高2の単位は取得できていませんので、注意しましょう。

転入を決めたら、在籍する学校の先生に自分が取得した単位数を確認しておいてください。通信制高校を卒業するのに必要な74単位まで、あと何単位足りないのか計算しておきましょう。

転入先の学校は、自分の状況に合った通信制高校やサポート校を探してください。通信制高校でも、年に数回は通学(スクーリング)が必要になるため、スクーリング会場がどこになるかも確認しておくことをおすすめします。

また、学校生活のイメージをするため、オープンキャンパスや学校説明会に参加するのをおすすめします。自分の思い描く学校生活ができるかどうか確認するとよいでしょう。

通信制高校サポート校「HR高等学院」では、オープンキャンパスや説明会を随時開催しています。学校選びをどうすべきかからご家庭の事情まで含めてどんなお話でもお聞かせください。進路やキャリアまで含めて様々なことについてHR高等学院が考える教育についてお伝えいたします。気になった方は、ぜひ以下のリンクより、お申込みください。

HR高等学院 説明会・オープンキャンパス 申込みフォーム

自分に合った通信制高校をしっかりと検討して、楽しい学校生活が送れることを願っています。

この記事の著者
恒弘 大輔
恒弘 大輔
HR高等学院 運営責任者
早稲田大学教育学部卒。2018年に株式会社トライグループに入社。家庭教師事業・個別教室事業を中心に新規事業開発責任者、事業戦略、マーケティング、拠点拡大、採用育成など幅広く従事。累計1,000名を超える家庭の教育コンサルティングと課題解決を行う。もっと世界の様々な教育を学びたいという思いから、2023年同社を退職し教育をテーマに世界一周を行い、5大陸53カ国を旅する。各地の教育機関や学校を訪れたり、開戦直前のイスラエル/パレスチナ、アフリカの貧困など様々な国のリアルを目の当たりにする中で、「これからの世代の子どもたちに本当に必要な学びは何か」を先進国・途上国の子どもたちから学ぶ。非認知能力やキャリアへの探究心を育てる未来の教育の姿に共感し、2024年株式会社RePlayceに参画。2025年に開校したHR高等学校の立ち上げを担当。
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