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通信制高校への転入・編入
2025.07.14

高2・高3から通信制高校へ転入・編入した時の卒業までの費用

目次
  1. 通信制高校の転入の学費は単位数によって変わる
  2. 高3から通信制高校へ転入・編入する際の費用
  3. 高2から通信制高校へ転入・編入する際の費用
  4. 高3で通信制高校へ転入する際の注意点
  5. 通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介
  6. 最後に

「高2・高3から通信制高校に入学した場合、学費がたくさんかかるのかな?」
「3年生で卒業できなければ、さらに高額になる可能性もあるのかな?」

高2・高3から通信制高校への転入・編入を考えている方は、学費がどのくらいかかるのか気になりますよね。

通信制高校の学費は学校に通う日数が少ない分、全日制高校に比べて安い場合がほとんどです。

授業料や教材費、交通費など、転入・編入した後にどれだけの負担が増えるのか、事前に計算しておきましょう。

本記事では、通信制高校に転入・編入する際の費用の内訳や目安を詳しく解説します。

通信制高校の転入の学費は単位数によって変わる

高校の学費には「入学金」「授業料」「施設費」などがかかります。通信制高校に転入した場合の「授業料」は、卒業までに必要な残りの単位数によって異なります。

通信制高校を卒業するには、高校3年間で74単位の取得が必要です。転入時に前の高校から引き継いだ単位数が多いほど「授業料」が少なくて済むことになります。

全日制高校から通信制高校に転入する場合、学習を終えた学年で取得した単位はすべて引き継がれます。「高2で転入する場合には高1まで」「高3で転入する場合には高2まで」の単位が転入後の高校に引き継がれるということです。

全日制高校に1年間通った場合の取得単位数は学校によって異なりますが、進級できているなら30単位程度取得できていると考えられます。

たとえば、高3で転入する場合、何月から転入するにしても残りの単位数は、約14単位となります。つまり、転入後の「授業料」は、約14単位分必要です。高3での転入時期が遅くなり、通う期間が短くても、授業料は同じであることを頭に入れておいてください。

高3から通信制高校へ転入・編入する際の費用

高3から公立・私立の通信制高校へ転入・編入する際の費用を、それぞれ解説します。

転入と編入での学費はほぼ同じですが、編入の方が交通費やシステム利用料などが少し高くなる可能性があります。

転入は間をおかずに別の高校に移ること、編入は一度退学してから別の高校に移ることです。通信制高校を卒業するには、3年間の高校在籍期間が必要です。

元の高校を退学した後に時間をおいてから通信制高校へ編入する場合、在学期間が累計で3年になるまで、卒業が後ろ倒しになります。

つまり、通学の交通費などの費用は、期間が延びるごとに高くなります。

ただし、学費の内訳の多くは授業料が占めるため、交通費が増えても負担は大きくは変わらないでしょう。

ここから、通信制高校に転入・編入する際の費用の内訳を説明します。

公立の通信制高校の費用

高3で公立の通信制高校へ転入・編入する場合の、1年間にかかる費用の目安は以下の通りです。

費用の種類金額
受験料500円~数千円
入学金500円
授業料15単位で5,000円(1単位330~360円)
教材費10,000円~30,000円
施設費0円
その他の費用数千円 (交通費、生徒会費、後援会費、郵便切手代など)

公立高校の場合、学費は比較的安く、年間数万円で通えることもよくあります。

授業料が抑えられているため、必要な単位数が増えても料金が高くなることは少ないでしょう。

公立の通信制高校は私立の通信制高校に比べると、卒業までのフォローが少ない傾向にあります。卒業まで、高校に4年以上在学するケースもよくみられます。

ただし、4年以上かかっても、私立よりも学費が比較的安いため、金額の総額は安く済むこともあるでしょう。もちろん、3年間で卒業することも可能です。

学費にあまりお金をかけられないなら、公立の通信制高校を選ぶとよいでしょう。

私立の通信制高校の費用

高3で私立の通信制高校へ転入・編入する場合の、1年間にかかる費用の目安は以下の通りです。

費用の種類金額
受験料5,000円~15,000円
入学金10,000円~50,000円
授業料15単位で150,000円(1単位7,000~10,000円)
教材費10,000円~30,000円
施設費10,000円~40,000円
その他の費用5,000円~20,000円 (交通費、システム使用料、卒業諸費、模試代など)

多くの項目で、私立は公立よりも高額になります。特に授業料は20倍以上かかることがあります。

残り単位数が多いほど、私立と公立の金額差が大きくなるため、志望校を選ぶ際に考慮しましょう。

ただし、卒業までのサポート体制は、私立の方が整っている傾向にあります。「サポートなしでは、卒業できる自信がない」という場合には、金額が高くても私立に入学した方がよいでしょう。

高2から通信制高校へ転入・編入する際の費用

ここでは、高2から公立・私立の通信制高校へ転入・編入する際の費用を、それぞれ解説します。

公立の通信制高校の費用

高2で公立の通信制高校へ転入・編入する場合の、高2・高3の2年間でかかる費用の目安は以下の通りです。

費用の種類金額
受験料500円~数千円
入学金500円
授業料45単位で15,000円(1単位330~360円)
教材費20,000円~60,000円
施設費0円
その他の費用数千円~数万円 (交通費、生徒会費、後援会費、郵便切手代など)

受験料や入学金は入学時にしか必要ないため、3年で転入・編入する場合と同じです。

授業料は、残りの単位数によって異なります。高2になって数か月過ごしてから転入しても、高1で取得した単位分しか引き継がれないため、注意してください。高3に進級するまでは、高2の単位は取得できません。

つまり、高2のどのタイミングで転入・編入しても、通信制高校での授業料は変わらないことになります。

私立の通信制高校の費用

高2で私立の通信制高校へ転入・編入する場合の、高2・高3の2年間でかかる費用の目安は以下の通りです。

費用の種類金額
受験料5,000円~15,000円
入学金10,000円~50,000円
授業料45単位で450,000円(1単位7,000~10,000円)
教材費20,000円~60,000円
施設費20,000円~80,000円
その他の費用数万円 (交通費、システム使用料、卒業諸費、模試代など)

受験料や入学金は入学時にしか必要ないため、3年で転入・編入する場合と同じです。

1単位あたりの授業料は、私立でも差があります。高2で転入・編入をする場合には、卒業までに必要な単位数が多くなるため、1単位あたりの授業料がなるべく少ない高校を選ぶと、学費を大きく抑えられるでしょう。

ただし、学費の面だけでなく、学校生活や授業内容なども調べて、総合的に判断したうえで自分に合った通信制高校を選ぶのがおすすめです。

高3で通信制高校へ転入する際の注意点

高3で通信制高校へ転入する際の注意点を、以下の4つの視点から紹介します。

  • 単位数
  • 最低在籍期間・卒業時期
  • 学費
  • 推薦入試・大学受験が受けられなくなる可能性

それぞれ詳しくみていきましょう。

単位数

転入前の高校から引き継げる単位数によって、転入後の授業料が変わります。

通信制高校の授業料は、1単位ごとに金額が決まっていることが多くあります。つまり、転入前の高校から引き継げる単位数が少ないほど、転入後の授業料が高額になるということです。

高3で転入する場合、高1・高2で取得した単位のみが、転入後の高校で加算されます。

取得済みの単位数は、転入前の高校の先生に聞くと確認できます。

高校を探す際には、残りの単位数から、卒業までにどのくらいの授業料がかかるのか計算しておきましょう。

最低在籍期間・卒業時期

通信制高校を卒業するには「高校の在学年数の合計が3年以上」になる必要があります。

通信制高校の卒業要件である74単位を取得したとしても、3年間の高校在学を終えるまでは卒業ができない点に注意しましょう。

また、3年間通ったとしても、卒業できるのは74単位を取得した後になります。

3年生の3月末に74単位を取得できていなかったら、卒業時期が遅くなるため、注意してください。

通信制高校の卒業式は、年2回(3月と9月)行われている場合が多いため、9月までに74単位を取得できたらその時点で卒業となります。

学費

転入前の高校と通信制高校で二重に学費がかかるため、高校在学中の学費が高額になる可能性があります。

どの通信制高校に転入するかを決める際には、学費も検討材料に入れましょう。

また「高等学校等就学支援金」を利用すれば、授業料に充てるための支援金を受給できます。

受給するには、下記のような条件を満たしている必要があります。

  • 年収約910万円未満の世帯の生徒である
  • 両親のどちらか一方が働き、高校生一人(16歳以上)、中学生一人の子供がいる世帯の生徒である
  • 日本国内に在住する生徒である

出典:文部科学省「高校生等への修学支援」

学費の負担が大きいと感じるなら、受給を検討してください。

推薦入試・大学受験が受けられなくなる可能性

高3の遅い時期に転入すると、推薦入試や大学受験が受けられなくなる恐れがあります。

大学入試を受ける以上、調査書の提出は必須です。また、調査書は学生が、高校の担任の先生に依頼して書いてもらいます。

志望校の出願期限には、提出できる状態にしておかなければなりません。

私立大学の場合、早いところでは12月下旬から出願を受け付けていることがあります。国公立大学は1月下旬から2月上旬にかけて出願を受け付けていることが一般的です。

調査書の提出に間に合うかどうか確認するために、志望校の出願時期を調べておきましょう。転入時期の都合で、余裕がない場合でも、間に合わせてもらえないか先生に相談してみてください。

ただし、調査書の有効期限は3か月以内とされており、あまりに早く用意すると期限切れとなるため、注意しましょう。

通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介

「通信制高校に転入するとしても、高3で卒業して大学に進学したい」と考えているなら、通信制高校サポート校「HR高等学院」をご検討ください。

サポート校に入学する場合、通信制高校の学費の他に別途で学費もかかります。

しかし、サポート校に入学することで、卒業に向けて学習面や生活面での充実した学習支援を受けられます。

「HR高等学院」に入学すると、下記の卒業に向けた支援や卒業後の進学へのサポートが可能です。

  • 生徒ひとりひとりに合わせて授業内容や時間割をつくれる
  • 通学の頻度を希望に沿って変えられる
  • 総合型選抜による大学進学サポートがある
  • 海外大学推薦制度があり、海外の有名大学への進学も可能

生徒の残り単位数や卒業までの期間を考慮して、高3で卒業できるようなカリキュラムを組めるようフォローします。高3での転入でも、できる範囲で3月に卒業できるような支援が可能です。

通学の頻度は、完全オンラインから週5回の通学まで選べます。自宅から遠く、交通費を抑えたい場合でも、オンライン授業での単位取得が可能です。

また、大学進学についても「はたらく部」での総合型選抜対策サービスのノウハウを生かした大学進学サポートが可能です。

加えて、海外71大学への推薦制度枠を獲得しています。そのなかの1つ、シドニー大学は、2025年のQS世界大学ランキングで18位の難関校です。海外の有名大学へ進学できるかもしれません。

通信制高校だけでは卒業ができるか不安な方や大学進学を考えている方は、通信制高校サポート校「HR高等学院」をご検討ください。

超前向きな転入・編入、できます。 - HR高等学院

最後に

高2・高3から通信制高校に転入すると、教材などを改めて揃える必要があるため、二重にお金がかかります。通信制高校に入学した後の費用を計算したうえで、転入する学校を選びましょう。

公立の通信制高校は、私立の通信制高校に比べて、学費が比較的安く抑えられます。ただし、卒業までのサポートは、私立の方が手厚い傾向にあるため、サポート面を考慮して総合的に高校を選びましょう。

学費のなかでも、特に授業料の負担が大きくなります。通信制高校の授業料は、1単位あたりの金額で決まっていることがほとんどです。転入前の高校から引き継げる単位数を確認して、入学前に授業料の計算をしておきましょう。

この記事の著者
恒弘 大輔
恒弘 大輔
HR高等学院 運営責任者
早稲田大学教育学部卒。2018年に株式会社トライグループに入社。家庭教師事業・個別教室事業を中心に新規事業開発責任者、事業戦略、マーケティング、拠点拡大、採用育成など幅広く従事。累計1,000名を超える家庭の教育コンサルティングと課題解決を行う。もっと世界の様々な教育を学びたいという思いから、2023年同社を退職し教育をテーマに世界一周を行い、5大陸53カ国を旅する。各地の教育機関や学校を訪れたり、開戦直前のイスラエル/パレスチナ、アフリカの貧困など様々な国のリアルを目の当たりにする中で、「これからの世代の子どもたちに本当に必要な学びは何か」を先進国・途上国の子どもたちから学ぶ。非認知能力やキャリアへの探究心を育てる未来の教育の姿に共感し、2024年株式会社RePlayceに参画。2025年に開校したHR高等学校の立ち上げを担当。
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