通信制高校への入学を検討している方の中には、「全日制と同じように夏休みや冬休みなどの長期休暇があるのか」「休み中の課題や登校日はあるのか」と気になる方も多いでしょう。
全日制と比べて仕組みが異なる通信制高校では、休暇の内容や過ごし方にも学校ごとの特徴があります。
この記事では、通信制高校の夏休みの有無と学校による違い、休み中の過ごし方、課題について詳しく解説します。
進路を考えるうえで、学校生活を具体的にイメージできる内容になっていますので、ぜひ学校選びの参考にしてください。
通信制高校に夏休みはある?
ここでは、通信制高校における夏休みの有無や学校による違いについて解説します。
基本的には通信制高校にも夏休みがある
多くの通信制高校では、全日制高校と同様に夏休みが設けられています。特に、週3日や週5日など登校頻度の高いコースを持つ学校では、7月下旬から8月末までの長期休暇が一般的です。この期間は、登校やレポート提出などが一時的に減り、自分の時間を有効に活用できます。
夏休み中でも、希望者向けに学習相談やレポート添削などのサポートを受けられる学校もあるため、学習面での不安があっても安心です。
夏休みがない通信制高校もある
通信制高校の中には、形式的な夏休みを設けていない学校もあります。登校日数が少なく自宅学習が中心となる場合は、学習期間と休暇期間を明確に区切らず、各自のペースで学習を進めるスタイルが一般的です。
また、年間の学習計画に沿って、夏期中にスクーリング(対面授業)や補習、合宿、集中講義などを実施する学校も多くあります。その場合はまとまった休みが取りにくく、「夏休みがない」と感じることもあるでしょう。
以下で、夏休み中にどのような活動があるのか、具体的な例を紹介します。
スクーリングをして授業に参加する場合
通信制高校では、普段は自宅学習中心でも、年に数回、校舎や提携施設へ登校して授業を受ける機会があります。夏休みは学生が集まりやすいという理由からも、この期間にスクーリングを集中的に行う学校も多くあります。
合宿形式や特別講習など、やり方は学校によりさまざまです。
学校行事に参加する場合
通信制高校でも、文化祭やスポーツ大会、ボランティア体験など、夏季に実施される学校行事があります。希望制の場合もありますが、学校によっては出席が必須の行事もあります。
こうしたイベントは、学生同士の交流の場となり、普段は一人で勉強している学生にとって貴重な体験です。学校生活の一部として参加を勧める通信制高校も多いため、夏休みの期間でも登校が必要になる場合があります。
集中講義を受講する場合
夏休みを活用して、特定科目の「集中講義」を実施する通信制高校もあります。これは短期間に集中的に授業を行い、単位修得につなげたり、受験対策をする目的で行われます。
集中講義は、学習の遅れを取り戻したい学生や、大学進学を目指している学生にとって有意義な機会です。進学サポートが手厚い通信制高校では、こうした夏期講習を積極的に導入しています。
通信制高校の夏休みの課題はある?
通信制高校でも、夏休みにレポートや自由課題が課されることがあります。レポートは学習の進捗を把握するためのもので、夏休み中も提出が必要な学校が多いです。
また、自由課題として、自分の興味のあるテーマで研究や作品制作に取り組むケースもあります。これらは成績評価の対象になる場合もあるため、意欲的に取り組むことが大切です。
通信制高校の夏休みの過ごし方
通信制高校の夏休みにおすすめの過ごし方を以下のポイントで紹介します。
- 普段できないことに挑戦する
- 生活リズムを崩さないようにする
- クラブ活動に参加する
では、順に解説します。
普段できないことに挑戦する
夏休みは学校の授業が少なく、自分の時間を多く持てるため、普段なかなかできないことに挑戦する絶好の機会です。例えば、資格取得の勉強を進めたり、課外活動をしたり、インターンシップに参加したりすることで、自分の視野や経験を大きく広げられるでしょう。
取得した資格が学校の成績で評価されたり、進路選択の際に有利になったりするケースもあります。 課外活動は大学受験の総合型選抜で合格するために必須です。 また、高校生対象のインターンシップもあるため、ぜひ参加して社会の実務を経験してみましょう。
生活リズムを崩さないようにする
夏休みは自由な時間が増える分、生活リズムが乱れやすくなります。特に夜更かしが続くと、休み明けの登校や学習に支障が出ることもあります。
毎日の起床時間や就寝時間を一定に保つことが大切です。規則正しい生活を続けることで、心身の健康を保ち、課題や自主学習にも前向きに取り組みやすくなります。
クラブ活動に参加する
通信制高校の中には、さまざまなクラブ活動を実施している学校もあります。夏休み期間は、公式大会や合同練習、合宿などのイベントが集中する時期です。
仲間と一緒に目標に向かって努力することで、周囲との交流を深めたり、かけがえのない思い出を作ることができるでしょう。
通信制高校サポート校「HR高等学院」をご紹介
HR高等学院は、提携している通信制高校に在籍しながら学べる通信制サポート校です。連携高校の卒業要件を満たすことで、高校卒業資格が取得できます。
夏休みなどの長期休暇は、提携先の通信制高校である鹿島山北高等学校のスケジュールに準じています。
- 教科書に縛られない実践的な学びが中心
- 大手企業と連携したPBL(課題解決型学習)を導入
- 専門ゼミで興味や進路に直結する学びを深められる
- キャリア探究コーチが進路・生活まで個別サポート
- 海外大学推薦枠や起業支援など多様な進路対応
- 学び直しや再スタートに適した安心の学習体制
HR高等学院が他のサポート校と大きく異なるのは、学びの質と独自性にあります。たとえば、「企業連携PBL」ではNTTドコモやロッテといった有名企業と実際のプロジェクトに取り組みます。
商品企画やプレゼンなどを通じて、社会で役立つ実践力を養うことができるのが特徴です。
また、「専門ゼミ」では、プログラミング、映像制作、心理学など、自分の興味のある分野について、その道の第一人者の特別講師からゼミ形式で直接学べます。自ら選んだテーマに主体的に取り組むことで、自主性や探究心が自然と高まる環境となっています。
これらは一般的な通信制高校では用意されていないユニークな取り組みです。
さらに、学生一人一人に「キャリア探究コーチ」がつき、月2回の個別面談を実施します。学習計画の管理から生活面での心のサポートまで寄り添いながら一緒に課題を解決していく体制です。
進路の選択肢も幅広く、国内外の大学進学、就職、起業といったそれぞれの目標に応じたサポート体制が充実しています。特に、世界大学ランキング上位校への推薦枠も用意されているため、海外大学への進学も可能です。
オンラインでの学習を基本に、通学日数も1日〜5日まで本人の希望や生活スタイルに合わせて選択できることも、全日制の高校にないメリットです。
このように、HR高等学院は生徒一人一人の個性や希望に寄り添い、多様な学び方や進路を選択できる環境を提供しています。夏休み期間も提携高校のスケジュールに合わせて計画的に学習ができ、集中講義やスクーリングを通じて効率よく単位を取得できます。
ぜひ、体験会や説明会に参加し、実際の雰囲気や他の学校との違いを体感してみてください。まずは一歩踏み出してみることが大切です。
「日本でいちばん自由で面白い学校」を目指しています。 - HR高等学院
最後に
通信制高校は学校ごとに学習スタイルや休暇の扱いが異なるため、自分の生活リズムや目標に合った学校を選ぶことが大切です。
無理なく続けられる環境を選べば、学びに前向きに取り組むことができ、学校生活もより充実します。
気になる学校があれば、資料を取り寄せて比較してみましょう。自分に合った学び方を見つけるための大切な最初のステップになります。