東京都には、公立の通信制高校が3校(東京都立一橋高校、東京都立砂川高校、東京都立新宿山吹高校)、私立の通信制高校が複数校(N高等学校、ルネサンス高等学校、クラーク記念国際高等学校など)あります。
通信制高校は、学費や学習スタイル、サポート体制が学校によって異なります。入学金が500円で済む公立高校もあれば、コースや通学スタイルの選択肢が豊富な私立高校もあります。
また、通信制高校に通うのであれば、「サポート校」についても知っておくと安心です。サポート校とは、通信制高校に通う学生の学習面・生活面を支援する教育機関。学習のフォローや進路相談、メンタルサポートなどをしているのが特徴です。
そこで本記事では、東京都でおすすめの通信制高校・サポート校を比較しています。
学費やスクーリング回数などを一覧で見ることもできるので、「都内で自分に合った通信制高校を探している」「東京のサポート校の違いを知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
東京都の通信制高校・通信制サポート校
東京都には、以下のような通信制高校があります。
【公立通信制高校】
- 都立一橋高等学校
- 東京都立新宿山吹高等学校
- 東京都立砂川高等学校
【私立通信制高校】
- N高等学校
- ルネサンス高等学校
- クラーク記念国際高等学校
- 代々木高等学校
- 第一学院高等学校
- 目黒日本大学高等学校
- 大原学園美空高等学校 など
東京都の通信制高校の6つのタイプ
東京都には、さまざまな特徴を持つ通信制高校があり、それぞれの学校が独自の強みを持っています。たくさんの学校がある中で、お子さまの個性や置かれた状況に応じて、ベストな選択をするために、東京都の通信制高校を6つのタイプに分類しました。
社会で役立つスキルが身につく
社会に出たときに即戦力となるスキルや知識を習得できる学校です。キャリアデザインやグローバルに活躍するためのスキルなど、専門的なカリキュラムが組まれています。実践的な学習を通して、将来の仕事に役立つ力を身につけられるでしょう。
専門スキルを習得することで、就職に有利になるだけでなく、自分の可能性を広げられます。また、社会に出るための準備ができ、自信を持って卒業後の進路を選択できるでしょう。
例えばHR高等学院では、社会の第一線で活躍する「ビジネスのプロフェッショナル」が伴走者として、生徒一人ひとりと向き合います。高卒資格取得のための学習と並行して、理想のキャリアを描いたり実現したりするための、独自のカリキュラムを受講できます。
卒業率が高い
卒業率が高い通信制高校は、生徒一人ひとりの学習状況に合わせた、丁寧なサポート体制が整っています。学習の遅れやつまずきを早期に発見し、個別にフォローすることで、卒業までしっかりと導いてくれます。
確実に高等学校卒業資格を取得したい生徒にとって、心強い存在となるでしょう。学習面だけでなく、生活面でのサポートも充実している学校が多く、安心して学校生活を過ごせます。
大学進学サポートが充実
大学進学を目指す生徒向けのサポートが充実しているのが、このタイプの特徴です。受験対策講座や進路相談など、大学進学に必要なサポートが手厚く用意されています。
大学進学を目標とする生徒にとって、最適な学習環境です。経験豊富な教員による指導や、進路に関する情報提供など、充実したサポートを受けられます。
メンタルサポートが充実
このタイプの通信制高校は、生徒の心のケアに特に力を入れています。カウンセラーが常駐していたり、相談しやすい環境が整えられていたりと、生徒が安心して学校生活を送れるようなサポート体制が特徴です。
学校生活や人間関係に不安を抱える生徒でも、安心して通えるでしょう。心の健康を保ちながら、自分のペースで学習を進められます。
東京都に本校がある高校
東京都内に本校があれば、体験入学や通学が容易です。複数の比較対象がある場合、一度迷っている高校の雰囲気や授業の様子を実際に見てから決めるのがいいでしょう。
本校がある高校なら実際に通っている生徒や卒業した方と交流したり、話を聞く機会が通常よりも多くあり、自分自身がその高校に入学した際のイメージが沸きやすくなります。
公立
公立の通信制高校は、学費が比較的安いのが特徴です。私立では1万円前後する1単位当たりの授業料が、公立では500円前後に抑えられます。下記の表のように、国から授業料の支援を受けられる「就学支援金」を利用すれば、公立の授業料はほとんど無償になります。
東京都で人気のおすすめ通信制高校・サポート校比較一覧
東京都のおすすめ通信制高校・サポート校(社会で役立つスキルが身につく)
HR高等学院
- 熱意をもって働く大人を育てるための通信制サポート校
- 「人生を面白く生きる自信」をつかめるよう、全力で伴走
- 社会の第一線で活躍する大人が将来のキャリアを本気でサポート
評判・口コミ
- 中学は不登校でほぼ通えていなかったが、子ども自身が週5で通いたいと希望するようになった。
- 学生一人ひとりに寄り添い、細やかに誠実に対応してくれる。
- 不登校だった子がこの学校に通うことにワクワクし、目を輝かせていることに驚きを感じる。
- 単なる知識の詰め込みではなく、社会で真に活用できる実践的なスキルを学べる点に期待。
- 既成の学校ではできない、たくさんの貴重な経験ができる。子供の思考が「できないかも」から「できる」に変わってきた感覚が持てる。
出典:学校での偏差値よりも、社会での可能性を
出典:Google Maps
特徴
HR高等学院は、実社会で活躍する「実践者」から学び、社会とつながりながら成長できる通信制サポート校です。「先生」ではなく、さまざまな分野で活躍する「大人」たちが、学びの伴走者として1対1で学生に寄り添い、一人ひとりと真正面から向き合います。
提携校である鹿島山北高等学校の学習と並行して、HR高等学院独自のカリキュラムを受講できます。独自のカリキュラムには、企業連携による課題解決型学習(PBL)や、第一線で活躍するプロフェッショナルによる講義などがあり、実践的に学べるのが特徴です。
例えばPBLではdocomo、LOTTE、CHINTAI、mixiなど、日本を代表する著名企業とタッグを組み、社会とつながる学びを提供し、総合型選抜による大学進学や海外大学進学も実現します。
オンラインと通学を組み合わせた、ハイブリッド型学習環境もHR高等学院の魅力です。オンラインでの講義は従来的なビデオ授業ではなく、バーチャル空間でのリアルタイム対話やグループワークを重視したものです。
学生は自宅にいながら、渋谷などの拠点で直接学ぶのと同じ体験を得られます。もちろん、オフラインでの交流も可能です。
このように、HR高等学院の強みは、ビジネス、プログラミング、デザインなどの「各分野のプロフェッショナル」から直接学べる点で、他校と一線を画しています。
社会人コーチによる講義や月2回の1on1(個別指導)を通して、自身の興味関心を深め、将来のキャリアをデザインしていけます。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
N高等学校
- ICTツールを活用した効率的な学習スタイル
- 5つのコースからライフスタイルに合った学習・通学方法を選択可能
- 1人の学生に複数のメンターが付いて徹底サポート
評判・口コミ
【良い口コミ】
- 将来を見据えて活動する先輩たちの姿を見て、自分も触発された
- 職業体験を通して自分の新たな可能性に気づけた
- 失敗しても諦めず、前に進む力が身についた
【悪い口コミ】
- 本格的に進学を目指す人は、サポートが物足りなく感じる
- 先生たちは親身で話しかけやすいが、なかには少し頼りなく感じる先生もいた
出典:N高等学校・S高等学校・R高等学校「インタビュー」
出典:みんなの通信制高校情報「N高等学校・S高等学校・R高等学校の口コミ・評判」
特徴
N高等学校は、ChatGPTなどの最新ツールを活用した先進的な学びを提供する通信制高校です。以下の通り、学生一人ひとりに合った学習・通学スタイルのコースを設けています。
- ネットコース
- 通学コース
- オンライン通学コース
- 通学プログラミングコース
- 個別指導コース
インターネット環境があれば好きな時間に学べる「ネットコース」、キャンパスへの通学をせずに授業を受けられる「オンライン通学コース」など、学生たちのニーズに柔軟に対応しています。
映像授業やバーチャル空間での課外授業では、人気予備校講師の指導やプロのエンジニアによる専門学習も可能です。また、インターネット上で部活動や交流もでき、自宅学習中心のなかでも気の合う友人を見つけられます。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
東京都のおすすめ通信制高校・サポート校(卒業率が高い)
ルネサンス高等学校
- スクーリングのタイミングを自由に選べる
- 豊富なインターネット学習教材を活用しながら高校卒業を目指せる
- eスポーツやK-POPなど興味のある分野の学びができる
評判・口コミ
【良い口コミ】
- 興味のある専門分野に挑戦しながら、学校の勉強にも無理なく取り組める
- 自分らしくいられる環境で、気を張ることなく学生生活を過ごせた
- スクーリングやレポート提出のタイミングが柔軟。海外で夢を追いかけながら学業にも取り組めた
【悪い口コミ】
- 退屈に感じる授業もあった
- 通信コースだと先生との心の距離が遠く感じる
出典:ルネサンス高校グループ「生徒の声」
出典:みんなの通信制高校情報「ルネサンス高等学校の口コミ・評判」
特徴
ルネサンス高等学校は、登校日数やスクーリング回数が少なく、自分のペースで学べる通信制高校です。スクーリングは年間を通して随時開催しており、自由なタイミングで参加可能。スケジュール調整しやすい点が魅力です。
多くの学生は「通信コース」のみを選んでいますが、オプションコースの「通学コース」も選ぶとeスポーツや美容、K-POP などを学ぶことができます。
そのほか、オンラインでの個別指導や定期的な進路相談など、学生の夢や目標を達成するためのサポート体制も充実しています。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
東京都のおすすめ通信制高校・サポート校(進学サポートが充実)
クラーク記念国際高等学校
- 自分に合う通学スタイルや通学日数のコースを選ぶことが可能
- 「自ら考え行動する力」を育むための探求型教育
- 一人ひとりの学生に本気で向き合う教育方針
評判・口コミ
【良い口コミ】
- 先生たちがサポートしてくれたから、笑顔で学校に通うことができた
- 宇宙などユニークなテーマを深堀りするプロジェクトが楽しかった
- 先生と距離感が近く、話しかけやすい
【悪い口コミ】
- 先生によって授業の進度に違いがあるのが気になった
- 先生によっては学生への理解が浅いように感じた
出典:クラーク記念国際高校「STUDENT’s REAL VOICE」
出典:みんなの通信制高校情報「クラーク記念国際高等学校の口コミ・評判 東京キャンパス」
特徴
クラーク記念国際高等学校は、全国にキャンパスを持つ通信制高校です。1つのことに打ち込み、深堀りした学習を促す「探求型学習」の教育に力を入れています。
東京キャンパスでは以下のような教育が行われています。
- 一般教科教育:6段階の習熟度別クラスを採用
- コース教育:学外の専門家との交流により「好き」を深める学び
- キャリア教育:システムデザイン思考とデザイン思考で将来像を描く力を育成
- グローバル教育:英語力向上と留学プログラムへの挑戦をサポート
そのほか、舞台公演や文化祭、体育祭、修学旅行、宿泊学習など学校行事が多様な点も特徴。通信制高校でありながら、全日制のように友人をつくりやすい環境が整っています。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
トライ式高等学院
- 不登校の学生も大学合格に導く手厚い進路サポート
- 「家庭教師のトライ」の知見を活かした質の高い学習指導
- 転入生・編入生が多く人間関係が流動的な環境
評判・口コミ
【良い口コミ】
- ボランティアや仕事体験などの貴重な経験をする機会がある
- 受験を経験した先輩の話を聞く機会があり、モチベーションが上がった
- 将来なりたい職業など、自分自身について深く考える機会があった
【悪い口コミ】
- 進学に特化しているため、それ以外の面での手厚いサポートはない
- 事務的な先生もいればフレンドリーな先生もおり、相性が分かれる
出典:トライ式高等学院「渋谷校ブログ」
出典:みんなの通信制高校情報「トライ式高等学院の口コミ・評判」
特徴
トライ式高等学院は、「家庭教師のトライ」が運営する進学指導に特化した通信制サポート校です。2025年度には、国公立大学に139名、難関私立大学に346名の合格者を輩出しています。
特徴は、完全マンツーマンの個別指導と、学生一人ひとりに最適化された個別カリキュラムの併用です。自分のペースで学習を進められるため、不登校経験のある学生や集団授業が苦手な学生にも向いています。
また、教育支援カウンセラーの資格を持つキャンパス長が、学生の学習面・生活面を丁寧にサポート。転入生や編入生も多く、人間関係が固定化しすぎない点も安心できるポイントです。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
東京都のおすすめ通信制高校・サポート校(メンタルサポートが充実)
代々木高等学校
- 希望の通学スタイルや通学日数に合ったコースを選べる
- 声優やイラストなど興味のある分野について学べる
- 自然豊かな場所でスクーリングができる
評判・口コミ
【良い口コミ】
- 特別講座やレクリエーションを通して、先生たちが楽しませてくれる
- 授業に参加するたびに新たな発見があり、学校生活が楽しかった
- 久しぶりに学校へ通ったが、友達もできて楽しい時間を過ごせた
【悪い口コミ】
- レポートはしっかりと添削される。そのため修正が多いこともあり、大変に感じた
- 計画的に学習を進めるのが苦手な人は、大変に感じることも
出典:代々木高等学校「生徒さん・保護者さまの声」
出典:みんなの通信制高校情報「代々木高等学校の口コミ・評判」
特徴
代々木高等学校は、1993年開校の「代々木高等学院」が母体の通信制高校です。代々木高等学院で学習面や生活面のサポートを受けながら、同学校では高校卒業資格の取得を目指せます。
提供しているコースは、以下の通りです。
- オルタナティブスクール通学型 週5日・週3日コース
- 通信一般(在宅型)コース
- アスリートゴルフコース
- 奨学金コース
たとえば「通学型コース」では、進学対策や声優・イラスト・プログラミングなど、将来を見据えた実践的な講座を受けることが可能です。高校卒業に留まらず、自身の可能性を広げる挑戦ができます。
そのほか、基本の科目以外の「プロジェクト授業」、シーカヤックや里山トレッキングなどの「自然体験」など、オリジナルプログラムが充実しています。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
第一学院高等学校
- コース内容が充実していて「好きなこと」や「挑戦したいこと」が見つかる
- 学力だけでなく人間力も育てる教育を行っている
- 日々の成長を実感できるシステムが取り入れられている
評判・口コミ
【良い口コミ】
- AI搭載のデジタル学習教材で、自分の学力に合った学習ができた
- 美容の勉強と学業の両立を通して、計画性が身についた
- 「友だちはいらない」と思っていたがすぐにできた。自分自身の考え方も変わった
【悪い口コミ】
- 先生が事務的でサポートが物足りなく感じた
- 授業は基礎的な内容が多く、進学を目指す場合は物足りなく感じる
出典:第一学院高等学校「大沼 蓮 さん」
出典:第一学院高等学校「青山 咲穂さん」
出典:第一学院高等学校「早瀬 まこさん」
出典:みんなの通信制高校情報「第一学院高等学校の口コミ・評判」
特徴
第一学院高等学校は、学習と並行しながら自分らしさを発見し、育てる教育に力を入れている通信制高校です。
芸能・スポーツ・eスポーツ・美容など、専門分野に特化したコースも複数展開されています。「自分のやりたいことがまだわからない」という学生でも興味を深められるよう、多様な進路の可能性を広げる環境が整っています。
また、「プラスサイクル思考」を教育に取り入れている点も特徴です。物事を前向きに受け止める工夫や、自己成長を楽しむことなど、人間力を高める教育を実施しています。
そのほか、「デジタル自分未来史ファイル(D-FILE)」というツールで、日々の学びや成長を可視化する仕組みも導入しています。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
東京都のおすすめ通信制高校・サポート校(東京都に本校がある高校)
都立一橋高等学校
- 東京都に本校を持つ公立高校で学費が安い(年間37,000円程度)
- 自分の都合の良いタイミングでスクーリングに参加できる
- 自ら学ぶ姿勢を重視した教育を行っている
評判・口コミ
都立一橋高等学校にはまだ口コミが多く集まっていません。しかし、公式サイトの情報などから、以下のような点がうかがえます。
- 学力向上だけでなく「自学自習する力」の育成にも力を入れている
- それぞれの学生の背景や事情に合わせた指導を意識している
- スクールカウンセラーなど専門家と連携して学生をサポートしている
特徴
都立一橋高等学校は、東京都千代田区に本校を持つ都立の通信制高校です。高校卒業資格の取得に必要な単位は、レポート・スクーリング・試験の3つで修得していきます。
レポートは郵送またはスクーリング時に提出する形式で、自宅学習を中心に自分のペースで学習を進めるスタイルが基本です。
スクーリングは毎週土曜日に開催され、必要な出席回数を満たしていれば、どのタイミングで参加しても問題ありません。学習スケジュールは個々の事情に応じて柔軟に調整できるため、アルバイトやほかの活動と両立しながら通うことも可能です。
また、スクーリング開催日には、スクールカウンセラーやユースソーシャルワーカーがカウンセリングを実施しています。学習・生活に関する相談がしやすい環境も整っており、公立ながらサポート体制が手厚い点が評価されています。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
目黒日本大学高等学校
- 日本大学の付属校のため内部進学も狙える
- 芸能やスポーツ活動と学業を両立できる
- クラス制・担任制のため、慣れた人間関係で安心感がある
評判・口コミ
【良い口コミ】
- 学生の自主性を育む方針で、楽しい学校生活を送ることができた
- 夢に向かうことを先生たちが応援してくれた
- 学校の設備も整っていて、快適に過ごすことができた
【悪い口コミ】
- 自主性を育むスタイルが合う子どももいれば、合わない子どももいる
- 自学自習の方針が強いと、保護者としては学費がもったいなく感じてしまう
出典:みんなの通信制高校情報「目黒日本大学高等学校の口コミ・評判」
特徴
目黒日本大学高等学校は、日本大学の付属校として全日制と通信制を併設している私立高校です。通信制では、以下のコース(クラス)を設けています。
・アドバンスクラス:基礎学力を身につけて大学進学を目指せる
・スタンダードクラス:自分のペースで高校卒業を目指す
・芸能スポーツプロフェッショナルクラス:芸能・スポーツ活動と学業を両立できる
通信制でありながら日本大学への内部進学制度も用意されており、任意で受験できる「基礎学力到達度テスト」の結果が選考に活用されます。
また、スクーリングではグループ活動が多く、友人をつくりやすい環境も魅力。クラス担任制を導入しており、担任が学生一人ひとりの状況をしっかり把握しながら、丁寧にサポートしてくれます。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
大原学園美空高等学校
- オンラインや週5日通学など、多様な学習スタイルを用意している
- 全コース「担任制」で学生を手厚くサポートしている
- 公務員試験の対策授業も受けられる
評判・口コミ
- 専攻クラスでは趣味の合う友達ができて、授業が楽しかった
- 仲間と励まし合いながら大学進学という目標に向かうことができた
- 週1コースで無理なく学業に取り組めた
出典:大原学園美空高等学校「在校生紹介」
特徴
大原学園美空高等学校は、東京都内(水道橋・町田)に校舎を持つ私立の通信制高校です。
通学型とオンライン型から、学習スタイルを選ぶことが可能。通学型の場合は、週1・週3・週5から通学日数を選べます(※週1日・オンライン型は水道橋校のみ)。
たとえば週5日コースでは、以下のクラスを設けています。
- 特別進学クラス:大学への現役合格を目指せる
- 進学クラス:中学校の基礎から学べる
- 専攻クラス:公務員就職や将来の夢を目指せる
大学受験対策に加えて、公務員試験対策や実務スキルの習得にも対応しているため、幅広い進路を見据えた学びが可能です。また、すべてのコースで担任制を採用しており、学生一人ひとりに寄り添ったサポート体制が整っているのも安心できるポイントです。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
東京都のおすすめ通信制高校・サポート校(公立)
東京都立新宿山吹高等学校
- 入学料500円、1科目あたりの料金336円と低価格で学べる環境
- 情報や英語を専門的に学べるコースを用意
- 自学自習を基本とした自主性を育む教育
評判・口コミ
【良い口コミ】
- 先生は学生個人の価値観を尊重してくれる。将来が広がる選択肢を提案してくれた
- 学習スケジュールを柔軟に立てられるから、無理なく学習に取り組める
- 保護者同士で交流する機会もあり安心した
【悪い口コミ】
- 1人で黙々と勉強できる人でないと、進級や卒業をするのが大変
- 自主性を重視しているため、合うか合わないかは人による
出典:みんなの通信制高校情報「新宿山吹高等学校の口コミ・評判」
特徴
東京都立新宿山吹高等学校は、新宿区に校舎を構える公立の単位制高校で、定時制課程と通信制課程を併設しています。
通信制課程では「無学年制」を採用しており、学年の枠にとらわれず、自分のペースで学習を進められるのが特徴。単位修得の方法は、レポート提出・スクーリング・定期テストの3つが基本です。
基礎学習から大学受験まで幅広く対応できる専用学習アプリ(無料)が提供されており、自宅でも効率よく学べる仕組みが整っています。また、希望者のみを対象に、以下のコースを展開しています。
- 探究コース:自分の興味を深め、「好き」を伸ばす学びを実践
- DXコース:プログラミングなどのITスキルを育成
- グローバル人材育成コース:英語資格取得や海外研修に挑戦可能
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
東京都立砂川高等学校
- 入学料500円、1科目あたりの料金336円と低価格で学べる
- 公立校でありながらオンライン学習が進んでいる
- レポート・スクーリング・試験の3つで自学自習の力を磨ける
評判・口コミ
東京都立砂川高等学校にはまだ口コミが多く集まっていません。しかし、公式サイトの情報などから、以下のような点がうかがえます。
- 将来設計に役立つ職業講話などのキャリア教育を実施している
- 大学・専門学校・企業の講師を招き、専門分野の話を聞く機会がある
- 学生たちのパソコンスキル向上にも積極的に取り組んでいる
特徴
東京都立砂川高等学校は、レポート・スクーリング・試験の3つを通して高校卒業を目指せる公立の通信制高校です。自宅学習が中心で、自学自習の力を育む教育を取り入れています。
特徴的なのは、入学時に購入するタブレット端末を活用して、レポートの作成・提出などをオンラインで完結できる点。ICTを積極的に取り入れた学習環境が整っています。
スクーリングは毎週土曜日に実施され、1日あたり7時間参加します。出席が必須の科目もありますが、一部の科目ではNHK高校講座の視聴により出席回数を減らすことも可能です。
また、土曜のスクーリング後には部活動も行われており、通信制ながら友人づくりや学校生活の充実が図れる仕組みもあります。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
東京都の通信制高校・サポート校の選び方
ここまで東京都の通信制高校・サポート校を紹介しましたが、「結局どうやって学校を選べば良いのかわからない」という方も多いはず。
そこでここでは、実際に東京都の通信制高校・サポート校を選ぶ際に参考にしてもらいたいポイントを紹介します。
お子さま(生徒)の性格・興味関心・どうなりたいかを整理する
通信制高校・サポート校を選ぶ際に最も大切なのは、「その学校が子どもに合っているかどうか」です。たとえば、以下のような点が判断材料として参考になります。
- どんな性格か(集団が得意 or 一人でじっくり取り組みたい)
- 何に興味があるか(美容、eスポーツ、大学進学、仕事など)
- 将来どんな自分になりたいか(専門分野で活躍できるようになりたいなど)
たとえば、保護者が「大学進学を目指してほしい」と思っていても、本人がそう考えていないケースは少なくありません。そのまま進学特化の学校を選んでしまえば、通学が負担になる恐れもあります。
まずは子どもの性格や希望をしっかりヒアリングし、「どのような環境なら無理なく通えるか」を明確にすることが大切です。
重要な比較軸を決める
学校選びで迷う理由として、「比較軸が曖昧なこと」が挙げられます。以下のような具体的な基準をもとに、複数校を比較してみましょう。
- 学べる内容:大学受験対策、専門スキル、表現活動など
- サポート体制:学習面・生活面・メンタルケアの手厚さ
- 通学スタイル:通学、オンライン、両方のハイブリッド型など
- 学費:年間費用、就学支援金の有無、追加費用の内訳
- スクーリングの頻度:負担の少ない回数かどうか
こうした観点をもとに比較すると、「自分たちに合う学校」が見つけやすくなります。
大事にしたいポイントを押さえた学校を洗い出す
「ここだけは外せない」という条件を明確にし、それに当てはまる学校を洗い出しましょう。以下は、条件の参考例です。
- 年間学費は30万円以下に抑えたい
- 週1回の通学で卒業したい
- 美容やイラストなど、好きなことを学べるコースを選びたい
保護者の考えももちろん大切ですが、最も重視すべきは「子どもが自分らしく通えるかどうか」です。情報収集では、公式サイトだけでなく、資料請求・問い合わせ・口コミ確認も積極的に活用しましょう。
説明会・体験会に参加する
どんなにパンフレットやWebで魅力的に見えても、実際に訪れてみないと、その学校の詳しい部分は見えないもの。多くの通信制高校・サポート校では、以下のようなイベントを開催しているため、活用してみましょう。
- 学校説明会・個別相談会
- オープンキャンパス
- 体験授業・体験入学
- キャンパス見学会
これらの機会では、先生や在校生と直接話せるだけでなく、校舎の雰囲気や授業スタイルも体感できます。疑問や不安があればその場で質問でき、入学後に「思っていた学校と違う…」というミスマッチを防ぎやすくなります。
通信制高校に関するよくある質問
東京都には数多くの通信制高校やサポート校があるため、「どこを選べばいいのかわからない」と悩む方も多いでしょう。
ここでは、通信制高校選びでよく寄せられる質問をわかりやすくまとめました。
公立と私立のどちらがいいですか?
公立と私立のどちらが良いかは、目的や家庭の事情によって異なります。
公立通信制高校は、入学金や授業料が非常に安く、必要最小限の費用で高校卒業資格を目指せる点が魅力です。とにかく学費を抑えたい方に向いています。
一方で私立通信制高校は、費用は高くなるものの、専門的な学びやサポートが充実しています。芸能・スポーツ活動や海外留学など、夢に向かって柔軟な学びをしたい学生におすすめです。
通信制高校の学費が高すぎるのですが…?
通信制高校の学費は学校ごとに差があり、私立の場合は年間30万円以上、学校によっては100万円近くかかることも珍しくありません。
通信制高校の学費が高すぎると感じる場合は、公立の学校を選ぶことを第一の選択肢としておすすめします。入学金・授業料が1科目数百円というケースもあり、学費負担が大幅に抑えられます。
また、私立であっても高等学校等就学支援金制度を利用することで、費用を抑えられる可能性があります。これは、一定の年収以下の世帯に対し、授業料を補助する国の制度です。私立高校であっても、制度対象になることがあります。
就学支援金について気になる方は、自治体や学校に確認をしてみましょう。
通信制サポート校とは何ですか?
「サポート校」とは、通信制高校に在籍する学生が学習・生活をスムーズに進められる支援を受けられる民間の教育機関です。専門スタッフが指導・支援をしています。
主な特徴は、以下の通りです。
- 学習面の支援:レポートの書き方やテスト対策の指導
- 生活面・メンタルサポート:専門のカウンセラーなどが悩みに対応
- 進路・就職支援:進学や将来に向けたキャリア相談
- 特色ある学び:プログラミング、eスポーツ、美容、起業など専門分野の学びを提供
サポート校に通う場合は、通信制高校とは別に入学手続き・費用が必要です。費用はかかりますが、「1人で卒業できるか不安」「モチベーションが続かない」という人には心強い存在です。
東京都の通信制高校をお探しの方へ
東京都には多くの通信制高校がありますが、どの学校を選ぶにしても大切なのは、その選択が子どもの将来にとって本当にプラスになるかどうかという視点です。
「評判が良いから」「学費が安いから」といった理由だけで決めるのではなく、まずは子どもとしっかり対話しましょう。本人の意思や興味関心を尊重したうえで学校を選ぶことが、長く安心して学び続けるための第一歩になります。
通信制高校に通う際、学びをさらに充実させたいと感じたら、サポート校の活用も有効な手段です。たとえばHR高等学院では、ビジネス・アート・テクノロジーなど、実社会と直結したテーマを学びの題材にしています。
企業のプロジェクトに参加したり、起業体験や商品開発を行ったりなど、高校生のうちから「学び」と「社会」が融合したリアルな経験ができます。
また、失敗を否定しないというマインドを大切にしているのもHR高等学院の特徴です。安心してトライ&エラーができる環境で、自己肯定感を育むことができます。
HR高等学院は、「不登校の経験があり、学校に行くのがつらい」「一方的な授業は苦手で、自分で考えるのが好き」「周囲に流されず、自分らしくいたい」といった子どもにもおすすめです。
通信制高校やサポート校の選択に迷っている方は、一度HR高等学院のオープンキャンパスや説明会を利用してみてはいかがでしょうか。学校の内容はもちろん、通信制高校全体の仕組みや、進路に関する不安にも親身に対応します。