滋賀県に所在する通信制高校は、全部で7校です。そのうち公立は1校(滋賀県立大津清陵高校)、私立は6校(司学館高等学校、ゴールフリー高等学院、鹿島朝日高等学校など)です。
通信制高校といっても、学校ごとに教育方針や学習スタイルはさまざま。たとえば「ネットの学校」として知られるN高等学校は、インターネットを活用した学習が特徴です。
一方、滋賀県立大津清陵高校ではオンライン学習にあまり重点を置いていないものの、公立校のため学費の安さが魅力です。
価値観の多様化や不登校の増加などを背景に、通信制高校のニーズが高まっている昨今。それに伴い、通信制高校での学びを支える「サポート校」にも注目が集まっています。
サポート校では、通信高校に通ううえで重要となる、学習面や精神面での支援を受けることができます。
そこで本記事では、滋賀県で人気の通信制高校・サポート校をピックアップし、それぞれの特徴や選び方のポイントを詳しく解説しました。滋賀県で通信制高校・サポート校を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
滋賀の通信制高校・通信制サポート校
滋賀県に所在のある通信制高校は公立と私立を合わせると、7校です。
【公立通信制高校】
- 滋賀県立大津清陵高校
【私立通信制高校】
- 司学館高等学校
- ゴールフリー高等学院
- 鹿島朝日高等学校
- クラーク記念国際高等学校
- N高等学校
- ECC学園高校
(編集部調べ・2025年7月時点)
滋賀の通信制高校の5つのタイプ
滋賀県にある7つの通信制高校は、主に以下の5つのタイプに分けられます。
- 働くためのスキルが身につく
- 卒業率が高い
- 大学進学サポートが充実
- メンタルサポートが充実
- 公立
子どもに合った通信制高校を選ぶためには、「どんな力が身につくのか」や「どんなサポートが受けられるのか」など、各校の特徴をしっかり理解しておくことが大切です。
働くためのスキルが身につく
通信制高校やサポート校のなかには、学力向上だけでなく、将来の仕事に役立つスキルを学べる学校もあります。
たとえばHR高等学院では、起業家精神やリーダーシップを育む「ビジネス&アントレプレナーシップ」分野や、生成AIやロボティクスなどの「テクノロジー」分野を学ぶことができます。高校の基礎科目だけでは身につけられない、実践的な知識や経験が得られる点が特徴です。
また、アニメや美容、プログラミングなど、社会に出たときに役立つ専門コースを設けている学校も多くあります。
卒業率が高い
身体的な不調やメンタル面の悩みから、「通信制高校を卒業できるか不安」と感じている子どもとその保護者は少なくありません。
そんなときは、卒業率の高い学校がおすすめです。卒業率が高い学校は、学習面と生活面の両方から手厚いサポートを行っている傾向にあります。
卒業率を公式サイトなどで公開している学校も多いため、気になる学校があればチェックしてみましょう。
大学進学サポートが充実
大学進学を目指している場合は、進学サポートの手厚さも学校選びの重要なポイントです。
通信制高校といっても、進学サポートの充実度は学校によってさまざま。たとえばメンタルケアに力を入れている学校などは、進学サポートがあまり充実していないケースも多いです。
そういった学校は、不登校経験のある学生には合っているかもしれません。しかし、難関大学を目指す学生には物足りなく感じるでしょう。
自分の目標や学びたい内容に合わせて、進学実績やサポート体制を比較・検討することが大切です。
メンタルサポートが充実
子どものメンタル面に不安がある場合は、メンタルケアに力を入れている学校を選ぶことが重要です。心の状態が安定していないと、登校が難しくなり、結果的に卒業できなくなるリスクが高まるからです。
たとえばメンタルサポート体制が整っている通信制高校のなかには、スクールカウンセラーが常駐していたり、個別カウンセリングの場を設けていたりする学校もあります。
卒業を目指すうえでも、将来の進路を考えるうえでも、「メンタル的に安心して通える環境」である点は非常に重要です。
公立
通信制高校を選ぶうえで、保護者にとって特に気になるのが学費でしょう。入学金や授業料、教材費などは、学校によって大きく異なります。
費用を抑えたい方は、公立の通信制高校も選択肢の一つです。私立では年間数十万円の費用がかかることもありますが、公立の場合は数万円程度に収まることがほとんどです。
実際、滋賀県にある公立校の滋賀県立大津清陵高校は、初年度費用の合計が30,000円程度です。
また、世帯年収が一定以下の場合は「就学支援金」などの制度を利用することで、下記の通り授業料がほとんど無償になることもあります。
毎年安心して通学を続けるためにも、費用面はしっかり確認しておきたいところ。学校によっては「教育充実費」など独自の費用がかかるため、入学前に費用をチェックしておきましょう。
滋賀で人気のおすすめ通信制高校・サポート校比較一覧
滋賀のおすすめ通信制高校・サポート校(働くためのスキルが身につく)
HR高等学院
- 熱意をもって働く大人を育てるための通信制サポート校
- 「人生を面白く生きる自信」をつかめるよう、全力で伴走
- 社会の第一線で活躍する大人が将来のキャリアを本気でサポート
評判・口コミ
- 中学は不登校でほぼ通えていなかったが、子ども自身が週5で通いたいと希望するようになった。
- 学生一人ひとりに寄り添い、細やかに誠実に対応してくれる。
- 不登校だった子がこの学校に通うことにワクワクし、目を輝かせていることに驚きを感じる。
- 単なる知識の詰め込みではなく、社会で真に活用できる実践的なスキルを学べる点に期待。
- 既成の学校ではできない、たくさんの貴重な経験ができる。子供の思考が「できないかも」から「できる」に変わってきた感覚が持てる。
出典:学校での偏差値よりも、社会での可能性を
出典:Google Maps
特徴
HR高等学院は、実社会で活躍する「実践者」から学び、社会とつながりながら成長できる通信制サポート校です。「先生」ではなく、さまざまな分野で活躍する「大人」たちが、学びの伴走者として1対1で学生に寄り添い、一人ひとりと真正面から向き合います。
提携校である鹿島山北高等学校の学習と並行して、HR高等学院独自のカリキュラムを受講できます。独自のカリキュラムには、企業連携による課題解決型学習(PBL)や、第一線で活躍するプロフェッショナルによる講義などがあり、実践的に学べるのが特徴です。
例えばPBLではdocomo、LOTTE、CHINTAI、mixiなど、日本を代表する名だたる企業とタッグを組み、社会とつながる学びを提供し、総合型選抜による大学進学や海外大学進学も実現します。
オンラインと通学を組み合わせた、ハイブリッド型学習環境もHR高等学院の魅力です。オンラインでの講義は従来的なビデオ授業ではなく、バーチャル空間でのリアルタイム対話やグループワークを重視したものです。
学生は自宅にいながら、渋谷などの拠点で直接学ぶのと同じ体験を得られます。もちろん、オフラインでの交流も可能です。
このように、HR高等学院の強みは、ビジネス、プログラミング、デザインなどの「各分野のプロフェッショナル」から直接学べる点で、他校と一線を画しています。
社会人コーチによる講義や月2回の1on1(個別指導)を通して、自身の興味関心を深め、将来のキャリアをデザインしていけます。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
司学館高等学校
- インターネット通学やプリント学習を通してマイペースに学べる
- それぞれの学生の特性に合った個別対応を受けられる
- 学年・クラスの縛りがなく人間関係のストレスを受けにくい
評判・口コミ
【良い口コミ】
- 自分のスタイル・ペースで学習できるのがありがたい
- 先生が学力に合わせて教えてくれるので安心
- 苦手な科目は補習授業でしっかりフォローしてもらえた
【悪い口コミ】
- 校舎がやや狭く感じた
- 授業の出席者数が不定のため、指導が偏るときがある
出典:司学館高等学校「卒業生の声」
出典:みんなの通信制高校情報「司学館高等学校の口コミ・評判」
特徴
司学館高等学校は、普通科・単位制の通信制高校です。74単位の修得・3年以上の在籍・年10時間以上の特別活動への参加の3条件を満たすことで、高校卒業資格を取得できます。
同校の大きな特徴は、学年やクラスという概念がないこと。1〜3年目の学生がともに学ぶスタイルで、人間関係のストレスを感じにくい環境が整っています。座席も自由に選べるなど、形式にとらわれない柔軟な学習スタイルも魅力です。
スクーリングは2週間に1度で、オンライン出席も可能。学習の大半がプリント提出によるもので、学生の理解度に応じて、合格できるまで丁寧にサポートしてもらえます。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
ゴールフリー高等学院
- 大学進学に照準を合わせた質の高い学習指導
- 不登校脱却を目指す「志共有」の教育スタイル
- たくさん通っても費用がかさまない安心の定額制
評判・口コミ
【良い口コミ】
- 受験勉強で心が折れそうなとき、先生が支えてくれた
- たくさんの人と交流の機会があり、学年を問わず友達ができた
- 毎日学校に通えるため、単位の取得が難しくなかった
【悪い口コミ】
- 登校のタイミングが人それぞれなので、積極的にならないと友達ができにくい
- 退屈な授業もあった
出典:ゴールフリー高等学院「卒業生の声(2024年度)」
出典:みんなの通信制高校情報「ゴールフリー高等学院の口コミ・評判」
特徴
ゴールフリー高等学院は、大学進学に特化した通信制高校です。個別指導塾「ゴールフリー」のノウハウを活かした、質の高い学習指導を行っています。
コースは、卒業と進学の両立を目指す「進学コース」と、最短で難関大学を目指す「特進コース」の2つです。高校教員だけでなく、塾の講師も学習面をサポートしてくれるため安心感があります。
また、月額定額制の学費システムを採用しており、登校日数が多くなっても追加費用がかからないのがポイント。「自宅だと集中しにくい」という学生も、費用を気にせず毎日通学できます。
さらに、同校では「志共有」という教育スタイルを採用。不登校経験のある学生に対しても、「なぜ学ぶのか」や「どう社会と関わっていくか」といった生き方の部分から丁寧に寄り添います。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
滋賀のおすすめ通信制高校・サポート校(卒業率が高い)
鹿島朝日高等学校
- コースの選択肢が豊富で将来の可能性を広げられる
- 家庭教師制やネット指導制など、学習スタイルが充実している
- 学校生活を彩る体験学習や行事が多い
評判・口コミ
【良い口コミ】
- 留学を目指せるコースがあり、今後の選択肢が広がった
- 自分のペースで無理せず学習を進められた
- 検定や部活、ボランティアなど多様な活動に挑戦できた
【悪い口コミ】
- 先生によってサポートの質に差がある
- 学生の年齢層が広く、友達ができにくい
出典:鹿島朝日高等学校「在校生・卒業生の声」
出典:みんなの通信制高校情報「鹿島朝日高等学校の口コミ・評判」
特徴
鹿島朝日高等学校は、全国にキャンパスを展開している通信制高校です。多様な通学・学習スタイルが特徴で、それぞれの学生のライフスタイルに合わせた柔軟な指導を実現しています。
選べる学習スタイルは、以下の通りです。
- 週2日~5日制
- 週1日制
- 自宅学習制
- 個人指導制
- 家庭教師制
- ネット指導制
たとえば「ネット指導制」では、パソコンやタブレット、スマートフォンを活用して、好きな時間にオンラインで学習できます。
また、学習内容もバリエーション豊かで、職人・音楽家・サッカー選手・ペットトリマーなどの専門的な技術を学ぶオプションコースが充実しています。高卒資格の取得に加えて、自分の興味に応じた分野を学べる点が魅力です。
そのほか、ダンスや乗馬、ウエディング&テーブルマナーなど、学校生活を楽しくする体験型プログラムも豊富です。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
滋賀のおすすめ通信制高校・サポート校(進学サポートが充実)
おおぞら高等学院
- それぞれの学生に寄り添う「マイコーチ」がいる
- 全国にキャンパスを持ち、どの地域からでも入学できる
- 自然のなかで豊かな感性を育むスクーリングを実施している
評判・口コミ
【良い口コミ】
- 親しみやすいコーチがいて、学校生活が楽しかった
- 自然の中で過ごすスクーリングが良い経験になった
- 温かい雰囲気で青春を楽しめた
【悪い口コミ】
- コーチとの距離が近く、内向的な性格だと慣れるまで時間がかかる
- 学費が高く感じた
出典:おおぞら高等学院「卒業生の活躍」
出典:みんなの通信制高校情報「おおぞら高等学院の口コミ・評判」
特徴
おおぞら高等学院は、全国にキャンパスを展開する通信制高校です。滋賀県では、草津市にキャンパスがあります。
滋賀キャンパスでは以下のようなコースが用意されています。
- 子ども・福祉コース
- プログラミングコース
- マンガイラストコース
- 住環境デザインコース
- 進学コース
- 基礎コース
- 個別指導コース
特徴は、それぞれの学生に「マイコーチ」がつくこと。学習面はもちろん、生活や進路の悩みにも寄り添う伴走者的な存在です。マイコーチは学生が自ら選ぶことができます。
また、自然豊かな屋久島で行われる「屋久島スクーリング」は、自立心を育む貴重な体験として好評です。
そのほか、スポーツや音楽などを通じて自己表現力を養う「みらいの架け橋レッスン」など、学びの機会が多数提供されています。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
クラーク記念国際高等学校
- 部活動が盛んで学校生活の思い出ができやすい
- 通学とオンラインのハイブリッドな学びの場を提供している
- コーチングの役割も兼ねた担任が学生をサポートする
評判・口コミ
【良い口コミ】
- 先生と1対1の関係を築けるので、信頼感や安心感がある
- レベル別授業があり、自分の学力に合った学習ができた
- 運営や企画など、学校の勉強以外のことも学ぶことができた
【悪い口コミ】
- 難関大への受験を目指す人にとっては物足りなく感じる
- 親身な先生も多いが、サポートが手薄な先生もいる
出典:クラーク記念国際高校「STUDENT’s REAL VOICE」
出典:みんなの通信制高校情報「クラーク記念国際高等学校の口コミ・評判」
特徴
クラーク記念国際高等学校は、全国にキャンパスを展開する通信制高校です。部活動が盛んで、eスポーツや軽音楽、サッカーなど、自分の興味関心のある分野で活躍できます。
滋賀県では彦根市にキャンパスがあり、以下の2コースを展開しています。
- スマートスタディコース
- 単位修得コース
なかでも「スマートスタディコース」は、自分らしい生き方を見つけるための学びを重視したコース。一般科目学習・キャリア探究・コーチングの3本柱で構成されており、学力だけでなく、社会性や主体性も養えます。
また、一部のコースでは「通学+オンライン」を組み合わせたハイブリッド型の学習も可能。Web教材を積極的に活用しており、担任がコーチとして学習を支えます。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
滋賀のおすすめ通信制高校・サポート校(メンタルサポートが充実)
N高等学校
- 映像授業やインターネット教材を積極的に活用している
- 学生1人に複数のメンターが付いて寄り添う
- 起業や投資など将来に役立つ分野を追求できる
評判・口コミ
【良い口コミ】
- 「みんな同じじゃないとダメ」という雰囲気がなくて安心できる
- 社会に出てから即戦力として活躍できるスキルが身につく
- 挑戦することが怖くなくなり、前向きになれた
【悪い口コミ】
- 映像授業が中心なので、集中力が続かない
- 自由度が高い分、サポートが物足りなく感じる
出典:N高等学校・S高等学校・R高等学校「インタビュー」
出典:みんなの通信制高校情報「N高等学校・S高等学校・R高等学校の口コミ・評判」
特徴
N高等学校は、KADOKAWAとドワンゴが共同で設立した通信制高校です。一般的な「高校らしさ」にとらわれず、主体性・発想力・実践力を育むカリキュラムが特徴です。
同校には、以下の5コースが設けられています。
- ネットコース
- オンライン通学コース
- 通学コース
- 通学プログラミングコース
- 個別指導コース
ただし、2025年7月時点で滋賀・草津キャンパスに設置されているのは「通学コース」と「個別指導(通学)コース」の2つです。たとえば通学コースは、週1日・3日・5日から通学日数を選べる柔軟なスタイルが特徴です。
1人の学生に複数のメンターがつく体制で、学習面や進路実現に向けて丁寧なフォローを行っています。一般教科の学習にとどまらず、プログラミング・語学・起業・投資・eスポーツなど、興味や個性を活かした学びが可能です。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
トライ式高等学院
- 「家庭教師のトライ」の知見を活かした質の高い学習指導
- 不登校からの進学も徹底的に支援
- 時間割や受講方法を自由に選べる柔軟な学習スタイル
評判・口コミ
【良い口コミ】
- 自由な学校生活を送ることができた
- 登校日数が柔軟なため、コンディションに合わせて通学できた
- 林間学校などのイベントを通して、自分らしく生きることを学んだ
【悪い口コミ】
- いろいろなバックグラウンドの学生がいる。気の合う友人を見つけられるかは自分次第
- 民間かつ個別指導のため、学費はそれなりに高い
出典:トライ式高等学院 滋賀 草津校ブログ記事「トライ式高等学院って実際どう?草津キャンパス学生インタビュー✨」
出典:トライ式高等学院 滋賀 草津校ブログ記事「通信制高校っていうと怖いイメージがあったんです…~転入学経験談①~」
出典:トライ式高等学院 滋賀 草津校ブログ記事「4月転入学学生インタビュー(2年生)」
出典:みんなの通信制高校情報「トライ式高等学院の口コミ・評判 草津キャンパス」
特徴
トライ式高等学院は、家庭教師サービス大手「家庭教師のトライ」が運営するサポート校です。マンツーマン指導を軸に、学力アップから進学まで幅広く支援しています。
難関大学への進学実績も豊富で、2025年度の大学合格実績は2,873名。東大・京大をはじめとする、最難関大学の合格者も輩出しています。
また、不登校や学習ブランクを抱えた学生への支援にも力を入れており、「中学の授業についていけなかった」という学生も丁寧にサポート。教育支援カウンセラーの資格をもつキャンパス長自身が、個々の学生の課題に寄り添った支援をしています。
学習だけでなく、部活動・サークル・修学旅行・体育祭・文化祭といったイベントも充実しています。交流を通じて、学校生活を楽しみながら成長できます。さらに、通学スタイルや時間割も自由に設定でき、マイペースに学習ができる点も魅力です。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
ECC学園高等学校
- 語学教育のプロであるECCグループのグローバル教育を受けられる
- 豊富なコースのなかから自分の「好き」が見つかる
- 学習面だけでなく進路やメンタルも手厚く支援してもらえる
評判・口コミ
【良い口コミ】
- 英語吹き替えアニメを使った授業が楽しく、英語への抵抗感がなくなった
- イベントが多く、友達をつくる機会もたくさんあった
- レポートはそこまで難しくなく、無理なく自分のペースで学べた
【悪い口コミ】
- イベントが用意されていても、人見知りだと友達づくりにはやはり努力が必要
- 難関大学を目指す場合は、学校の授業だけでは不十分に感じる
出典:ECC学園高等学校「在校生の声」
出典:みんなの通信制高校情報「ECC学園高等学校の口コミ・評判」
特徴
ECC学園高等学校は、語学教育を専門とするECCグループが運営する通信制高校です。滋賀県・大阪府・京都府に校舎を展開しており、本格的なグローバル教育が受けられる点が魅力です。
たとえば、次のような英語学習の機会が用意されています。
- ネイティブ教員と英語だけで会話やゲームができる
- 留学生と日本語で交流しながら異文化交流ができる
- 英検・TOEIC対策に集中できる
学習スタイルは「通学型」と「通信型」の2つから選ぶことができ、以下のようなコースも設けられています。
- グローバルコース
- ゲーム制作コース
- CGイラスト・アニメコース
- ビューティコース
- 総合進学コースなど
また、学習面だけでなく、進路やメンタル、友人関係の悩みにも多方面からサポートを行っています。学生の心のケアにも力を入れている点が特徴です。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
滋賀のおすすめ通信制高校・サポート校(公立)
滋賀県立大津清陵高校
- レポート・スクーリング・テストの3つを通したバランスの良い学習ができる
- 公立のため学費が安い
- 30時間以上の特別活動で学校生活の思い出ができる
評判・口コミ
【良い口コミ】
- レポート・スクーリングを自分のペースでこなせるので無理がない
- 毎日通わなくても良いため、アルバイトと両立しやすい
- 人との関わりが少なめで、プレッシャーなく過ごせた
【悪い口コミ】
- 自由度が高いため、自己管理ができないと続けるのが難しい
- 先生との相性次第で、進路相談が押し付けがましく感じることもある
出典:滋賀県立大津清陵高校「先輩に聞きました「通信部ってどんなところ?」」
出典:みんなの通信制高校情報「大津清陵高等学校の口コミ・評判」
特徴
滋賀県立大津清陵高校は、滋賀県が運営する公立の通信制高校です。レポート・スクーリング・テストの3要素を通じて学習を進める、バランスの取れた学習環境が特徴です。
公立高校ということもあり、学費は非常に安価。1年目にかかる費用は、すべて含めて30,000円程度です。経済的な負担を抑えたい家庭にとっては、魅力的だと言えます。
また、特別活動(年30時間以上)への参加が卒業要件となっており、以下のような学校行事に参加できます。
- 体育祭
- 文化祭
- 清掃活動
- 交流イベントなど
この特別活動は自由参加のため、参加者数はそこまで多くないとのこと。しかし、学校生活の思い出をつくる貴重な機会として好評です。
学費・コース・スクーリングなどその他詳細
滋賀の通信制高校・サポート校の選び方
本記事では、滋賀県内の通信制高校・サポート校について紹介しました。しかし、いざ学校を選ぶ段階になると「どうやって選べば良いのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、通信制高校・サポート校を選ぶ際の具体的なステップとポイントを解説します。これから学校探しを始める方は、参考にしてみてください。
お子さま(学生)の性格・興味関心・どうなりたいかを整理する
通信制高校選びで最も大切なのは、子ども本人の想いや適性を尊重することです。子どもの性格や興味関心、将来のビジョンを整理しましょう。
たとえば、まだやりたいことが決まっていない場合は、幅広い分野を体験できる学校が向いています。一方、大学進学といった明確な目標があるなら、進路に特化した学校を選ぶのが効果的です。
保護者の希望も大切ですが、子どもの意思を尊重することが、長く通える学校選びには欠かせません。
重要な比較軸を決める
通信制高校・サポート校選びを進めるには、まず何を基準に比較するかを明確にしておくことが重要です。
具体的には、以下のような比較軸が参考になります。
- 学べる内容(進学対策、専門スキル、資格取得など)
- サポート体制(学習、進路、メンタルなど)
- 通学スタイル(毎日通学、週1回、オンライン対応など)
- 学費の負担(無理なく払えるかどうか)
- スクーリングの頻度(自宅からのアクセスが良いかなども)
このような軸をもとに、複数の学校を比較・検討してみましょう。
大事にしたいポイントを押さえた学校を洗い出す
次のステップは、「ここは譲れない」という条件に合った学校をピックアップすることです。
たとえば、費用を抑えたいのであれば「年間〇〇万円以下の学費で通える学校」から選ぶこと。通いやすさを重視するなら、「週1〜2回の通学が可能な学校」をリストアップすることなどです。
公式サイトだけでなく、資料請求や直接問い合わせで、詳しい情報を集めることをおすすめします。
説明会・体験会に参加する
気になる学校が絞れたら、説明会や体験会に参加してみましょう。実際に校舎を訪れることで、学校の雰囲気や先生の対応、通いやすさを体感できます。
また、説明会では先生と直接話せる機会があり、サイトや資料ではわからないリアルな情報を聞くチャンスでもあります。疑問点は、遠慮なく質問してみましょう。
通信制高校に関するよくある質問
以下に、通信制高校にまつわる「よくある質問」をまとめました。Q&A形式でわかりやすく答えているので、ぜひ目を通してみてください。
公立と私立のどちらがいいですか?
公立と私立のどちらが良いかは、家庭の状況や子どもの目的によって異なります。
たとえば公立高校は学費が安く、年間数万円程度で済む場合がほとんどです。「できるだけ費用を抑えて高卒資格を取りたい」という方に向いています。
一方で、私立高校は通学スタイルやコース選択の自由度が高く、専門分野の学習も可能です。「自分に合ったペースで学びたい」や「専門分野にも挑戦したい」という場合は私立のほうが適しています。
通信制高校の学費が高すぎるのですが…?
学費が高いと感じる場合は、公立の通信制高校を検討するのがおすすめです。
さらに、「高等学校等就学支援金」という制度を活用することで、私立高校でも授業料が安くなるケースがあります。
この制度は、授業料の一部を国が負担してくれるもの。返済の必要はありません。
たとえば、年収約590万円未満の世帯であれば、この支援金によって授業料の自己負担が大幅に軽減されることがあります。詳細は、各学校または自治体へ確認してみましょう。
通信制サポート校とは何ですか?
通信制サポート校とは、通信制高校に在籍する学生を学習面・生活面の両面から支える教育機関のことです。主に以下のような支援を行っています。
- 学習サポート
- スクーリング支援
- メンタルサポート
- キャリア・進路指導
また、多くのサポート校ではプログラミング・美容・アニメ制作など専門的スキルを学べるコースも用意しています。「自分の好きなことを深めたい」や「将来の道を広げたい」という学生にとっては、貴重な学びの場となります。
※ただし、サポート校自体に通っても高卒資格は取得できません。通信制高校と併せて利用する必要がある点に注意してください。
滋賀の通信制高校をお探しの方へ
通信制高校の選択に迷ったときには、まず「子どもがどう学びたいか」を大切にすることが何より重要です。もし学習や生活に不安を感じている場合は、通信制高校を支援するサポート校も検討してみましょう。
なかでもHR高等学院は、これまでの学校という枠にとらわれない、新しい学びのスタイルを提案しているサポート校です。
特徴は、「正解のない問い」に向き合う探究型の学び。知識の詰め込みではなく、社会と自分のつながりを見つけることを重視しています。学生たちはビジネスやデザインなどのテーマに向き合いながら、自分なりの価値観を育みます。
また、学生の関心やペースに合わせた個別最適化学習も導入。ICTを活用しながら、自分に合った学習方法を選べます。
HR高等学院は、次のような思いを持つ子どもや保護者に特におすすめです。
- 自分らしくいられる場所で学びたい
- 学校にはなじめなかったけど、やればできる力があると信じている
- やりたいことを見つけて、充実した学校生活を送りたい
- 社会でも通用する力を身につけたい
通信制高校やサポート校選びでお悩みの方は、ぜひ一度HR高等学院の説明会や個別相談に足を運んでみてください。学校の特徴だけでなく、通信制高校の仕組みや選び方、進路の不安についてまで、丁寧にお応えします。