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お知らせ
2025.03.06

HR高等学院、神山まるごと高専とオンラインウェビナー共同開催

2025年3月4日(火)、HR高等学院は、神山まるごと高専と「神山高専から学ぶ未来の教育」というテーマで、ウェビナーを開催いたしました。当日のサマリと、音声でのイベントアーカイブをご案内いたします。

イベント概要

日時:2025年3月4日(火)21:00~22:00
形式:ZOOMウェビナー
参加費:無料
参加者数:40名

イベント主旨

「高校時代、何を学んだ?」と問われて、多くの人が思い出すのは受験勉強ではないでしょうか。しかし、その学びが社会に出てから役立っているかは、様々な意見がありそうです。
今、教育の世界では大きな変革が起きています。従来の「教える」教育から、「自ら学ぶ力」を育む教育へ。社会との接続を意識し、実践的な学びを提供する新しい学校が誕生しています。今回は、2025年4月開校する通信制高校サポート校「HR高等学院」代表の山本が、徳島県の小さな町に開校した「神山まるごと高専」の事務局長 松坂孝紀さんとともに、これからの教育の可能性を探りました。

神山まるごと高専について

神山まるごと高専は、徳島県神山町に2023年4月に開校した 5年制の私立高等専門学校です。「テクノロジー x デザイン x 起業家精神」を教育の土台としながら、神山という地に根ざし、社会を動かす人材「モノをつくる力で、コトを起こす人」の 育成を目指します。神山高専の最大の特徴は、北海道から沖縄まで(さらには海外からも)全国から学生が集まっていること。約10倍という高い倍率の中で選ばれた学生たちは、親元を離れ、寮生活をしながら専門的な学びに取り組んでいます。
https://kamiyama.ac.jp

プログラム

1. オープニング

  • モデレーターによる開会挨拶
  • 各学校の取り組み紹介
  • ディスカッション

2. 学校紹介

  • 神山まるごと高専の取り組み
  • HR高等学院の教育モデル

3. パネルディスカッション

教育の未来についての意見交換
「高校における次世代教育の意義とは?神山高専から学ぶ未来の教育」

4. クロージング

両校の資料請求・個別相談のご案内
今後の説明会情報共有

はじめに、両校の紹介が行われました。神山高専が掲げる三つの柱は「テクノロジー」「デザイン」「企業家精神」です。この三つの柱を組み合わせることで、「ものを作る力でことを起こす人」を育てることを目指しています。この三つの領域は、通常の大学では法学部、芸術学部、経営学部など別々に分かれていますが、神山高専ではこれらを一つの学校で学べるような設計がされていて、それが「丸ごと」という校名の由来でもあります。

HR高等学院も同様に、テクノロジーやアントレプレナーシップを重視しており、実践を通じて学ぶアプローチを採用しています。神山まるごと高専・HR高等学院とも、従来の教育の枠を超え、社会との接点や実践的な学びを重視している点で共通しています。

以下は、当日のウェビナーでお話された内容のサマリです。詳細は、記事後半に添付する音声アーカイブをお聞きください。

学びの本質:何のために学ぶのか

多くの学生が「なぜこれを学ぶのか」という意味を見出せないまま勉強しています。
神山高専では、学生たちに「これは何の役に立つのか」を実感させることを重視しています。

例えば、初年度の最初の授業「ITブートキャンプ」では、「5日間で神山町の地域課題をテクノロジーを使って解決するサービスのプロトタイプを作り、プレゼンする」という課題が出されます。これは、中学校を卒業したばかりの15歳にとっては結構高いハードルですが、このような実践的な課題に取り組むことで、自分に何が足りないのか、何を学ぶ必要があるのかを自覚することができます。

HR高等学院でも同様に、企業と連携したプロジェクトベース学習を通じて、実際の商品開発やサービス開発のプロセスを体験させます。ミキシーやロッテなどの企業に対して自分たちのアイデアを提案する機会もあり、学びと実践を直結させる教育を行っています。

自分の人生を自分で選ぶ勇気を養う

両校の教育理念の根底にあるのは、「学生を子ども扱いしない」ということ。
社会人と同様の課題を与え、彼らが持つ可能性を信じています。そして何より大切にしているのが、「自分がこの選択肢だと思ったものを自信持って選べるようになる」ことです。

人と違う選択をすることには勇気が必要で、中学生の段階ですでに、手を挙げる時に小さく上げる「空気を読む」行動が見られます。しかし、自分の意志で道を選び、「私はこっちの道に行くんだ」と自信を持って言えることが、企業家精神の本質であり、幸せな人生を送るための鍵だと考えています。

HR高等学院の調査によると、親族や先生以外に進路を相談する高校生はわずか5%しかいません。だからこそ、多様な大人との出会いの場を作り、様々な生き方やキャリアに触れることで、自分自身の選択肢を広げる機会を提供しています。

これからの教育に必要なこと

教育や社会において急速な変化がおきている現代においては、「何ができるか」よりも「新しいものを学び取る力があるか」が重要です。特にテクノロジーの世界では、学んだ知識やスキルの寿命が短くなっています。学力より学習力、つまり未知のものにチャレンジしながら「やったらできると思う」という自信を育むことが教育の本質ではないでしょうか。

HR高等学院でも、情報収集能力やキャッチアップ力、学ぶ意欲を重視しており、生成AIやノーコードツールなど最新のテクノロジーを活用した学びを提供しています。また、専門ゼミではより深く興味のある分野を探究できる機会も用意されています。

未来を創る人材育成の可能性

神山高専の学生たちは、ウェブサイト制作からアプリ開発、プロジェクションマッピングまで、様々なプロジェクトに自主的に取り組んでいます。2年目の学校にもかかわらず、学生たちの活動はすでに学校側が把握しきれないほど広がっています。

HR高等学院も4月の開校に向けて、第一期生となる「伝説の一期生」を募集中です。
学生たちが主体的に学校を作り上げていく「学校クリエイターズプロジェクト」も始まっており、学校の文化を自分たちで創っていく取り組みが進んでいます。
このような「入学一期生」ならではの経験は、前例がない中で自分たちで道を切り拓いていく貴重な機会です。それは単なる学びの場を超えて、自分の人生を自分で動かす力を育む場となっているのです。

教育の形は変わりつつあります。知識を詰め込むだけでなく、自分で考え、選び、行動する力を育む。神山高専とHR高等学院の取り組みは、未来の教育の可能性を示しています。自分の人生を自分で動かす力—それこそが、これからの時代に最も必要とされる能力なのかもしれません。

当日のイベントの音声はこちらから聞くことができます!


HR高等学院
HR高等学院は、企業や社会と共につくる、新しい形の教育機関です。
基礎学習に加えて、企業PBLや探究に特化したカリキュラムを実施します。協賛企業と連携しながら、リアルな社会での課題解決を実践的に学ぶ機会を提供します。提携校としては、通信制高校大手として実績のあるカシマ教育グループの「鹿島山北高等学校」と提携を行い、高校卒業資格の取得とその先の大学進学等の進路選択をサポートしていきます。
https://hr-highschool.com


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